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『引き裂かれた「絆」  ――がれきトリック、環境省との攻防1000日』

2015年03月05日発売
青木泰=著
四六判/272ページ/並製/カバー装
定価:本体1300円+税

東日本大震災後、「放射能拡散」「復興資金流用」で、日本中で議論を巻き起こした「がれき広域処理」の顛末とは――
専門家が推薦!

流用された復興予算約1兆円。どこにどうやって消えたのか?
その横暴に抗した市民のネットワークとは?
これはサスペンス小説ではなく、事実です。
鎌仲ひとみ(映画監督)

「絆キャンペーン」の名の下に行われた、「がれき広域処理」という復興予算流用に敢然と立ち向かった市民たち。安倍政権下、政府によるこの「犯罪」は現在進行中である――。
岩上安身 (ジャーナリスト)

原発事故後、私がやりたいことは、子どもたちの被曝を総体として減らすことだけで、がれきの広域焼却処理も条件さえ満たせば、認めてよいと発言してきた。ただし、その裏には復興資金流用問題があったとの青木さんの指摘は重要な問題だと思う。
小出裕章(京都大学原子炉実験所助教)

内部被曝を防ぐには、汚染地域から移住する権利の保障が不可欠だ。ところが、中央政府と官僚は自らの利権のために1兆円以上の税を投入し、汚染物質を全国の自治体に移送・拡散する政策を選んだ。この巨悪にメスを入れ、ガレキ広域処理を止めた市民に密着した本書は、原発問題を論ずる上で必読だ。
松井英介(岐阜環境医学研究所所長)

全国各地に呼びかけられた震災がれきの受け入れ。住民と協力して広域化の阻止に走り、復興予算流用のカラクリを暴いた攻防の記録が一冊にまとまった。
まさのあつこ(ジャーナリスト)




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