AVデビューの坂口杏里はバラエティ対応のTVタレントに「成長」できるか?

坂口杏里のセクシー女優としてのデビュー作「芸能人ANRI What a day!!」が10月1日に発売され、ネット上で早速話題となっている。ところがこの作品は「使えないシーン」のオンパレードで編集に苦慮したようだ。そして、その「捨てたシーン」については箝口令が敷かれている。

「芸能人ANRI What a day!!」

「ヒップが荒れている、ヘアが剛毛でもじゃもじゃだ、とネットではさんざん叩かれているますが、実はあれでも『修正を重ねたほう』だというのが業界でもっぱら噂です」(AVライター)

というのは、「モザイクを入れるときに多少、肌の艶などがグラフィックで加工できるのです。ところが限界まで修正を重ねても、あの肌荒れだけは修正できなかったのです」(同)

さらに「あまりにも感じすぎてしまい、腰がまきつくように男優の肉棒をむさぼるシーンがあるのですが『デビュー作としては恥じらいがなさすぎる』としてカットされたようです。ほか、慣れないシーンだったのか、フェラチオの場面は男優に教わってもどうしてもじゅるじゅるとクリームソーダをストローで飲むような感じで口をすぼめてしまいNGを連発しましたから。そうしたシーンがあったことを隠したいのは、当たり前の話です」(撮影関係者)

そんなわけで「本人が緊張していて、キスや脱ぐ場面、そして挿入の場面などは力が入ってしまい。通常の倍はシュート(撮影)した」(同)という同作品は『初速の売れ行きは好調で、平均3000作しか売れないこの業界で、予約は3万入ったとも。小向美奈子がデビューした2011年のときよりも数字はいいはず』(流通関係者)という不思議さ。

「ちなみに、撮影素材マスターは、流出などしないように数人しか持っていない。もし流出しても出所が割れるようになっている」ともいうから、もはやそれらは永遠にお蔵入りだ。

早くも2作目が撮り終えているというが「通常だと乱交もの→コスプレもの→旅行もの→ライトなSM→ドラマ仕立ての監禁もの」とジャンルがエスカレートしていくのがセクシー女優の辿る道。

「杏里本人はタレントに戻り〝バラエティ番組にも対応できるセクシー女優〟として『有吉反省会』(日本テレビ)に出たいと周囲に話をしているようですが、『借金でセクシー女優になったと報道されていてイメージはよくない』とバラエティ系演出関係者は見ている。〝堅気タレントとしての復帰〟はかなり難しいでしょう」(同)

くしくも、セクシー女優が所属事務所を相手どって「出演を強要された」と裁判を起こすなどして業界そのもののモラルが問われている。セクシー系作品への風当たりが強まる中、業界では「イメージアップの星」として起用される雰囲気も漂う。
「母親の坂口良子を思うと見れないという層が四十歳すぎに多く、よほど工夫しないと2作目以降は売れないと思います」(同)

かくして、坂口の作品がレンタルショップに並びメーカーは荒稼ぎ。だが2作目以降は「覚悟した絡みじゃないとファンはついてこないはず。いつかタレントに戻るというような中途半端なセックスに満足するほどAVファンは甘くない」(同)

「どうせなら、またタレントに戻ってほしい」というファンの願いをぶっちぎったほうが、坂口は成功する。

「最悪の場合は、小向美奈子が逮捕後、メーカーがそうしたように、デビュー作の『未公開シーン』を将来売るような事態は避けたい。そのためにはAVでも成功するべきだと思う」という声もある。果たして「床上手」な杏里をファンは楽しめるのだろうか。

(伊東北斗)

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「嘘つき中年キャスター」長谷川豊人脈のパージに動き出したテレビ業界

人工透析に関するブログで、全レギュラー番組を降板することになったキャスター長谷川豊。「この際、長谷川人脈をテレビ業界から一掃しよう」という動きが強まっている。

長谷川豊公式ブログ『本気論 本音論』。以下、掲載図版は同ブログ2016年10月06日付「ありがとう」の文章より抜粋転載

「長谷川はとにかくテレビ局スタッフの噂話をそのまま記者に流すことでも知られる〝偽ネタ〟メーカーです。この噂を真に受けた女性記者が『SMAPが枕営業』、また『クマムシの佐藤大樹が居酒屋でレイプ』などの情報を流したり、若手記者が『大物俳優がドラッグ漬けになった』などの情報を夕刊紙にリークしたりと、もはや『嘘つき少年』ならぬ『嘘つき中年』です」(芸能記者)

 

長谷川は1999年にフジテレビに入社するが、2013年に「ニューヨーク滞在関連費用の不正使用があった」として降格処分を受け、アナウンサー職を解かれ、フリーとなった。

「このときのリベンジとばかりに、フジテレビにとって痛い予算編成の話や女子アナの秘密などを夕刊紙などに暴露。『バラいろダンディ』(TOKYO MX)ではメインキャスターとなったが、記者とのなにげない雑談をするふりをして情報をゲット、その当人の許可なく情報を確認することなく番組で流して『(番組で流すとは)聞いていない』としばしば記者たちと問題となった」(週刊誌記者)

 

いまとなっては「注目されたいがために、人工透析患者について過激発言をした」と見るむきもあるが、キー局情報番組のスタッフは「開き直って、かつて共演した文化人やタレントなど共演者たちの悪口を記者に暴露されてはかなわない。このさい、仲がよかったマスコミ人のリストを作って『局には出入り禁止予備軍』にしたほうがいいという話が広まっている。

 

「すでに、出演者たちのスキャンダルを話してくれとネットライターが接触している模様です。もう長谷川は『収入がゼロ』の状態になるわけです。顔を出さなくてもネタ提供だけで金をくれる連中のマリオネットになる可能性はおおいにある」(同)

面倒くさいのは、長谷川が「炎上商法」で知名度をあげる手法をとってきたことだ。2016年2月1日のブログにおいて、ベッキーの不倫騒動について冒頭から
「そもそも一番悪いのは…ダントツで川谷君の奥さんですからね?」
と断定してネットなどが炎上。急遽、この話については、ネットで糾弾されるやだんまりを決め込んだ。

 

「要するに話題になればなんでもあり、できちんとした哲学にもとづいて取材したり、発言していない。彼のとりまきの記者たちも『排除リスト』に入っていますよ。偽ネタで飯を食う連中がはびこる業界をクリーンにするにはいい機会ではないでしょうか」(放送作家)

長谷川の降板騒ぎでは、出演が予定されていたパネラーが待機していたのにもかかわらず、キャンセルの連絡が行かずに混乱した状況も生まれた。

 

「まあ、長谷川は2年後あたりに夕刊紙や雑誌の『あの人は今』に出て使命を終えるでしょう。あとは三流のアナウンス専門学校の講師か、顔がばれない会社で派遣社員でもやるか…でしょう」(同)

 

いずれにしても茨の道となる長谷川の人生。番組名どおりに「バラいろ」とはならないようだ。

※掲載図版はすべて長谷川豊公式ブログ『本気論 本音論』の2016年10月06日付「ありがとう」の文章より抜粋転載。

(伊東北斗)

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「もちもちクィーン」渡辺直美お勧め「もっちぃもっちぃ」人気の秘密

9月12日(月)13時、池袋サンシャイン噴水広場にて、株式会社タカラトミーアーツ主催「ディズニーキャラクターもっちぃもっちぃ」シリーズのぬいぐるみ10万個突破記念イベントが行われた。

今年4月の発売以来、1日800個以上売れている大人気の商品である。このぬいぐるみは、見て楽しむだけでなく、思わず何度でも触りたくなる。そして、ずっと抱きしめていたくなる。これまでのぬいぐるみにはあまりなかった”体験する”という付加価値の提案をコンセプトにしている。ぬいぐるみ好きな筆者は、とても興味を持って取材を開始した。

ミッキーマウス、ミニーマウス、くまのプーさんなどディズニーのお馴染みのキャラクターの面々が顔を揃えている。他のぬいぐるみと何が違うのだろうか。史上最高の触り心地を追求したというこの商品は、とにかく今までにない柔らかい触感である。例えて言えば、マシュマロのような感じである。こだわりは、中の綿にある。通常のぬいぐるみに使われている綿の13分の1から6分の1の超極細繊維を使っている。また、外側の生地も伸縮性の高いものを採用することで、より一層柔らかい触り心地を実現させた。

◆くまのプーさんになりきって登場した「もちもちクィーン」渡辺直美

さて、イベントのゲストに登場したのは、インスタグラムで人気ナンバー1のお笑い芸人、渡辺直美だ。もっちぃもっちぃのイメージにぴったりということで「もちもちクィーン」に選ばれたという。確かに、体型といい、人気者という点で納得する。くまのプーさんになりきって登場した渡辺直美は、全身黄色のワンピースを身にまとい頭には、くまのプーさんの小さいぬいぐるみを4個つけていた。ビヨンセの「crazy ln love」の曲に乗り愛嬌たっぷりのダンスで観客を釘付けにした。

 

タカラトミーアーツの社長より世界にひとつしかない本人の顔で作られたもっちぃもっちぃのぬいぐるみをプレゼントされ大喜びだった。続いて、150センチの大きなくまのプーさんのぬいぐるみがソファーに座り登場した。「こんな素敵なぬいぐるみが家に居たら淋しくないですね」と抱きしめながら笑顔で話していた。

イベント終了後、ぬいぐるみ購入者と写真撮影ができるサービスも行われた。撮影後の女性にインタビューを試みた。てっきり、渡辺直美のファンかと思いきや「もっちぃもっちぃのぬいぐるみを今日初めて知り、思わず可愛かったのでくまのプーさんを買いました。渡辺直美さんとも握手できて嬉しかったです」と答えてくれた。

 

◆「ぬい撮り」にはまる人たち

最近では「ぬい撮り」がブームとなっているのをご存知だろうか。これは自分のお気に入りのぬいぐるみを旅行や、飲食店などあらゆる場所に同行させ、景色などと一緒に写真撮影を楽しむ。ぬいぐるみがあたかも人間のように動いているようで可愛いと、ぬい撮りにはまる人が増えている。

さらには、ぬいぐるみの旅行代理店が登場した。自分愛用のぬいぐるみを宅配便で送り、旅行先の風景をバックにぬいぐるみたちが旅を楽しむ。写真を撮影したら、facebookにアップされる。ぬいぐるみの持ち主には、リアルタイムでその様子を見て、自分もその場に参加しているような気分を味わうことができる。

 

その目的は多種多様で、病気や、障がいがあって旅行ができない方、日本の文化に興味のある海外の方、家族や友人に楽しいサプライズを仕掛けたい方などがいるという。また、オランダの研究グループが、ぬいぐるみには、精神状態を落ち着かせ、癒しをもたらす効果があると分かったと発表している。

ストレス社会の現代において、これからもぬいぐるみの癒し効果を求める人が増えていくことだろう。実際にこのもっちぃもっちぃのぬいぐるみを触ってみると、その柔らかい感触に病みつきになり、くまのプーさんをむぎゅと抱きしめていた。癒されてみたい方はぜひ一度お試しあれ。

取材・文/林雅子 プロデュース/ハイセーヤスダ

▼ハイセーヤスダ(編集者&ライター/NEWSIDER Tokyo)
テレビ製作会社、編集プロダクション、出版社勤務を経て、現在に至る。週刊誌のデータマン、コンテンツ制作、書籍企画立案&編集&執筆、著述業、漫画原作、官能小説、AV寸評、広告製作(コピーライティング含む)とマルチに活躍。座右の銘は「思いたったが吉日」。

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真夏のようだった熊本「琉球の風2016~島から島へ」こんな時だからこそ元気を!

「琉球の風2016~島から島へ」が、10月2日(日)、熊本市北区のフードパル熊本で行われた。数日前までは熊本地方も温度が下がり、曇天がちだったそうだが、2日は午前中から強烈な太陽が照り付け、熱中症が懸念されるほどの「熱さ」の中、約2000人の聴衆を迎えて13:00から「さらに熱い」祭りが始まった。この日は沖縄から100名もツアーを組んで駆け付け、コンサート開催に先立ち義援金が熊本県に渡された。

今年の開催は当初5月15日が予定されていたが、4月14日に発生した熊本地震により、一時は中止せざるをえないのではないかと実行委員会でも判断に迷ったという。しかし「こんな時だからこそ元気を!」と前向きな延期が決まり10月2日を迎えることになった。

沖縄音楽の大御所、知名定男さんがプロデュースし、宇崎竜童さん、南こうせつさん、夏川りみさん、内田勘太郎(元・憂歌団)さん、かりゆし58、ネーネーズ、など16名(グループ)のミュージシャンが例年にも増して、熊本へ思いを託すステージを披露した。

知名定男さん

開演前に参加アーティストにお話を伺った。

◆「まず、中止にならなくてよかった」知名定男さん

――今年は地震があって延期になりました。でも、きょうはこんないい天気ですね。プロデューサーとして今のお気持ちを。

「まず、中止にならなくてよかったです。開催できることに対する感謝と喜びですよね。出演者も当初の出演者とスケジュールの都合で若干変わっていますが、南こうせつが出て来たリ、当初の予定と見劣りしないメンバーが揃いました。私も少しズルい呼びかけをしたので、『ギャラはでないよ』と(笑)。

夏川りみさん

震災後のイベントですからお客さんが入るかどうかも分からない。熊本支援のためと言葉では謳っていませんが、そういう気持ちで出演者には呼びかけました。開催にこぎつけられた、しかもこんな晴天でしょ。あとはステージ頑張るだけです」

◆「音楽で元気を伝えられたら」夏川りみさん

――5月開催の予定時から出演のご予定でしたが、地震があって中止か延期かという中できょう開催になりました。きょう、これから歌われるのを前にどのようなお気持ちですか。

「大変なことがあったからこそ音楽で皆さんに元気を伝えられたらいいなという気持ちは、たぶんここにいる皆さん同じだと思います。あと、できることになったと聞いた時に凄くうれしかったですね」

◆「自分がガッツを入れてこようと思って行ったら、逆にガッツ頂いてきた」宇崎竜童さん

宇崎竜童さん

――毎回特別出演でステージに上がられていますが、今年は大きな地震があって延期になりましたが、幸い晴天の下今日開催されます。今のお気持ちを。

「いつも知名が酔っ払って電話をしてくるんですよ。何を言っているのか趣旨がよくわかんない(笑)。呂律は回ってるんですけどね(笑)。延期にはなりましたが前回も呼ばれているし、熊本には沖縄の人がたくさん移り住んでるという事情も聴いていて、声が掛かったら無条件で知名プロデュースの仕事は出かけていくと決めているんです。地震のあとまた知名から電話があって、『中止にしようか延期にしようか無理矢理やるか、今考えているところだ』という話があって、きょうなんですね。でも、きょう歌う前に一度、阿木燿子と二人で被災地を訪問しようと思って、3カ所の公民館など被災されている方おられるところで40分くらい歌ってきたんです。そしたらなんか、みんなめっちゃ元気なんですよ。皆さん沈んでないんです。とても明るかったし普通にコンサートやった感じだったんです。自分がガッツを入れてこようと思って行ったら、逆にガッツ頂いてきたので、きょうはそのお返しのつもりでステージをやらせて頂きます」

◆「本土復帰した次の年にコザへ行ったのが最初だった」南こうせつさん

南こうせつさん

――今回5月であれば出演のご予定はなかったのですが、延期によりご参加頂けたことに特別の思いはおありになりましたか。

「知名さんから電話を頂いて『こういう変更になったんだけど』と聞いてその日なら行けると思って。昨日茨城でコンサートだったんですが飛んできました。前にも出たことはありますし、沖縄は定期的にコンサートに行っていますし、そういう関係ですね。本土復帰した次の年にコザ、今の沖縄市ですね、そこへ行ったのが最初だったんです。来月も沖縄でコンサートの予定があります。沖縄は戦後70年経って戦争体験者が段々亡くなっていって、それを引き継ぐ世代の我々がどういう位置づけをするのか、という重い課題を負っていますね」

宮沢和史さん

次いで敗戦から本土復帰、現在までの南さんによる「沖縄観」を力強く語って頂いたが、それはまた別の機会に紹介しよう。

◆「僕の方から実行委員会に『どんな形でもいいから歌わしてくれ』と」宮沢和史さん

――公式には休養でいらっしゃいますよね。去年は相当体がお辛そうでしたが。

「去年はきつかったですが今は元気ですよ。休養というか歌手活動はしないということですね。きょうは皆が元気になってくれればいいと思って、僕の方から実行委員会に、『どんな形でもいいから歌わしてくれ』とお願いしました」

◆「きょう歌えるありがたみ」かりゆし58

前川真悟さん(かりゆし58)

――今年は地震で開催時期がずれて、きょうを迎えましたが、きょうステージに立たれるにあたって去年とお気持ちに違いはありますか。

「毎回毎回ステージは違うんですけど、一回延期を決めた時に気が付いたんです。『あ、音楽は聴いてくれる人がいないと成り立たないんだ』って。きょう歌えるありがたみが前回とはちょっと違いますね」

◆宮沢和史さんの「島唄」で会場は最高潮に

このように例年にもまして各ミュージシャンの熱い思を胸に歌い上げた楽曲は、ステージで炸裂した。休養中の宮沢和史さんの登場にはひときわ大きな声援が上がり、知名定男さんが「絶対に歌わせますよ!」と煽ると会場は最高潮に盛り上がり、まさに絶唱「島唄」が披露された。

真夏並みの暑さであった空も夕方には涼しさが増し、「琉球の風2016」は爽やかに幕を閉じた。「琉球の風2016」に来られた熊本の被災者の方々にとっては必ずや元気と勇気を持ち帰って頂くイベントになったことだろう。

 

▼田所敏夫(たどころ としお)
兵庫県生まれ、会社員、大学職員を経て現在は著述業。大手メディアの追求しないテーマを追い、アジアをはじめとする国際問題、教育問題などに関心を持つ。※本コラムへのご意見ご感想はメールアドレスtadokoro_toshio@yahoo.co.jpまでお寄せください。

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エイベックスが西内まりやのミニライブを動画撮影解禁にした理由

歌手の西内まりやが9月21日、映画「CUTIE HONEY-TEARS-」(10月1日公開)、ならびに主題歌のPRを兼ねて池袋のサンシャイン噴水広場で16時、18時から2回連続でミニライブを行った。映画の予告編公開と同時に、主題歌「BELIEVE」を披露して集まった2千人を喜ばせた。

ふだんからこうしたイベントで撮影規制がかかるエイベックスが太っ腹にも「動画・撮影OK」とした戦略は、裏返せば「この映画がそんなに前評判がよくない」という焦りの裏返しでもある。

「このところ邦画の評判がとてもいい。大ヒットして100億円を超える興業収入をマークした『シン・ゴジラ』や賞を総なめにした『悪人』の映画スタッフが再結集した渡辺謙主演、妻夫木聡、綾野剛らが共演する『怒り』や福山雅治の『SCOOP!』や人気コンテンツ『デスノート Light up the NEW world』などなど群雄割拠している。その中で勝負するには、『CUTIE HONEY-TEARS-』は観客の動員が厳しいという代理店のマーケティングリサーチ結果が出ている。さらにタイミングが悪いことに、8月に週刊誌でスクープされたファッションモデルの呂敏との熱愛で男性ファンが離れつつある。だから西内ファンを少しでもかき集めて、会場で流す映画の予告映像とともに、西内の主題歌を広めようと、ファンたちのツイッターやフェイスブックでの『映画の予告映像とライブ映像の拡散』を狙っていたのです」(映画ライター)

この映画の試写会に行った映画ライターは「途中で帰りたくなるほど西内の演技は一本調子だった」とした。またネットでも「バトルスーツの露出が少なく、04年の佐藤江梨子主演のほうがまだセクシーだった」と書き込まれる始末。

だがそうしたネガティブ情報を差し引いても西内で動員が計画できるから映画製作に踏み切ったのだろう。ライブでは、西内は主題歌「BELIEVE」を含んで3曲を披露。業界人から見ると世知辛い「素人に映像を拡散させる」という戦略のわりには見えやすいセンターの位置を4台のムービーカメラが独占。西内はカメラマンの間からかろうじて顔が見える程度で「見えねーよ。カメラマンどけよ」とガラが悪いファンの怒号も飛ぶ。

「西内まりやについては、2014年デビュー当初は『ファッションモデルでありながら演技も作曲もできるアーティスト』ということで注目を浴びていましたが、5曲目までなんとか10位に食い込むべくがんばったのですが結果は惨敗。通常、これまで出したシングルはどれも20位までにランクされており、普通なら成功なのですが、西内の場合は宣伝に数億円かけており、回収しきれていない。5月に出したシングル『Chu Chu / HellO』も数億円の宣伝を展開したのに最高位18位となり、これも利益薄です。どうしてもミリオンセラーを狙いたいエイベックスとしては、映画に主演させてテーマ曲のCDも同時に売るという戦略に切り替えざるを得なかった」(同)

こうした戦略を立てざるを得なかった裏には、浜崎あゆみや安室奈美恵がじりじりと売り上げを落としてきている中、ノルマが求められるエイベックスの苦しい状況を象徴している。浜崎や安室の曲は、固定ファンは多いが、1曲につきCDや曲のダウンロード数の売り上げは厳しいのでライブで回収せざるを得ないし、新規ファンの拡大は難しい。10位にランクするのは至難の技だとの声も。

その点、まだまだ認知度は低いが高校生から老年までファン層が広い西内にはまだまだ伸びしろが期待できるというわけだ。女子高生に聞いてみると「ファッションの参考にしているが、西内さん自体には興味がありません」とのこと。このミニライブは、事前予約がないマスコミをすべて排除した。

とても「開かれた」宣伝戦略とはいえない仕切りだった。映画にも曲にも興味がない層をどう取り込むのか。西内を売る戦略が試されている。

(伊東北斗)

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大橋巨泉さんの死因をめぐる「モルヒネ系薬の誤投与」騒動

7月12日に急性呼吸不全のため亡くなった大橋巨泉さんの妻、寿々子さんが「薬の誤投与」、つまりモルヒネ系の薬の過剰投与が原因で亡くなったのは残念だという趣旨の発言をして物議をかもしているという。

以下、寿々子さんが出したコメントの一部である。

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「どうぞ大橋巨泉の闘病生活に『アッパレ!』をあげて下さい」
皆様方も良くご存知のように夫は自他共に許す“わがまま”と言われ、痛い事やつらい事、待つ事、自分の意に染まない事は“避けて通る”というわがままでした。

そんな夫が2005年に胃がんを手術、2013年には第4期の中咽頭がんで3度の手術と4回の放射線治療、昨秋には2度の腸閉塞と手術を、そして4月の在宅介護の鎮痛剤の誤投与と続いても、12日までの約11年間の闘病生活を勇敢に戦って来ました。特に4月からの3ヶ月間は死を覚悟し、全てを受け入れ、一言の文句も言わず、痛みも訴えずに、じっと我慢をしてくれました。

先生からは「死因は“急性呼吸不全”ですが、その原因には、中咽頭がん以来の手術や放射線などの影響も含まれますが、最後に受けたモルヒネ系の鎮痛剤の過剰投与による影響も大きい」と伺いました。もし、一つ愚痴をお許しいただければ、最後の在宅介護の痛み止めの誤投与が無ければと許せない気持ちです。

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大橋巨泉『ゲバゲバ70年! 大橋巨泉自伝』(2004年講談社)

大橋巨泉さんは約11年間の闘病生活を勇敢に戦っていた。4月以降は死を覚悟して穏やかだったという。だが死後にこのような騒ぎを予測しただろうか。

その後、週刊現代8月6日号でも医者に対する無念と悔恨のコメントを出している。

この件では、筆者は経営していた編集プロダクションで亡くなった2011年に元社員を思い出す(亡くなってから1年後に知る)。その年の年賀状には「娘が生前お世話になりました」といきなり出だしから書いてあった。なんの飾り気もない普通ハガキはただでさえ元旦のポストに不似合いだったので嫌な予感はした。

5年ぶりに連絡がきたと思いきや、年始から訃報である。翌日、驚いて履歴書をひっくり返し、彼女の連絡先をひっぱりだして九州の実家に電話してみると「娘は胃痛を訴えていました。上京して緊急入院したのですが、入院させてつぎの日の朝、娘のアパートで寝ていると、病院から『娘は亡くなりました』と連絡がありました」と母親は娘そっくりの声でたんたんと語った。結局、医者や看護婦に「なぜ死んだのか」と問うてもはっきりした原因はわからず、裁判しようとして弁護士に相談しても「医療ミスは立証が難しい」として訴訟をあきらめたという。

私たち患者は医者を“選ぶ”ことしかできない。選ぶ以上、運命をたくす『覚悟』が患者にも求められると思う。

6月、歌舞伎役者の市川海老蔵が「妻の麻央が乳ガンです」と記者会見で告白して話題となった。このように病状を「公開」した彼には、医者とともに病と闘う覚悟がみてとれる。また、古くは元フジテレビのアナウンサーの逸見政孝氏が93年9月に、テレビカメラの前で「私が今、侵されている病気の名前、病名は……がんです」と自ら進行胃がんであると告白、これからの闘病を決意した顔にも医者への信頼がみてとれた。逸見氏とはよく出張中の列車でいっしょになる機会があり、当時テレビ局のかけだしADだった筆者にも声をかけてくれるやさしい人だったので、その「覚悟」の強さを語気から感じて強さを感じたし、よほど信頼できる医者がついているのだな、とうらやまさしささえ感じた。

こうした「闘病」の覚悟を決めるまでにはたいへん重く、それでいて執拗な生命への執着があるにちがいない。そしてその対局に(悲しいことではあるが)病院が保身のために行う「医療ミス」の隠蔽などがあると思う。

たとえば東京女子医大では、2001年3月2日、患者の心臓手術中に人工心肺装置の事故が起こり、患者は2日後の3月4日に死亡。遺族は医療ミスだという告発文書を受けて大学に調査を申し出た。内部報告書では「助手が吸引ポンプの回転を上昇させたことが原因である」としてあるため警察が捜査に踏み切ったが、カルテは大学側に改ざんされていた。

言葉は悪いが藪医者だろうと名医だろうと医者は私たちの運命を握る。
つまり、大橋巨泉さんの薬投与の件から私たちが学ばなくてはならないのは、患者が「医者に身をゆだねる」=「死をも含めてゆだねる」という覚悟に立って治療にのぞめるかどうではないだろうか。

その点で多くの人が見逃しているが「かかりつけ」の医者の役割は大きいと思う。案外「最初のチェックゲート」として「かかりつけ医」の重要性について日本では過少に、あるいは軽く語られているのが残念だ。

かかりつけ医ではデンマークが先端をいっている。デンマークでは、税で医療費をまかなう。医療は2つの階層に別れており、「かかりつけ医」と「病院医療」とにわけられる。患者はまずゲートキーパーであるかかりつけ医に登録し、そこを通過しないと専門医療を受診できない。かかりつけ医はグループ開業が多く7割をしめる。かかりつけ医は、ヨーロッパのなかでは比較的高収入で、1万デンマーククローネ(経費支払い後の年収税引き前で1400万円)ほどだそうだ。眼科や耳鼻科についてはかかりつけ医を通さずに受診でき、柔軟に適用されている。

保険制度上、患者にとって2種類の仕組みがある。98.4%の患者は、ひとりのかかりつけ医に登録している。この場合、受診のつどの追加料金は払わなくてすむ。残りの1.6%の人は、追加料金はかかるが、かかりつけ医を固定せずに病院に所属しない専門医を受診できる制度を利用している。

かかりつけ医は、今後、日本が患者が高齢化を進めて嫌でも向き合う「介護」の問題と密接に連携している点でも重要だ。

果たして大橋巨泉さんのかかりつけ医はどうだったであろうかと思う。もしきちんと大橋さんの面倒を見ていたらとしたら人生としてはおそらく幸福だ。そしてもうひとり、末期を看取った専門医が誰の紹介にせよ、全力を尽くしたと思いたい。

大橋さんの人生を多く知るかかりつけ医もしいたら今回の騒動をどう見るだろうか。案外、当事者だけではく、私たちが見逃している点について鋭い見解を述べるかもしれないと想像する。つまり、大橋さんの死ぬ間際、誤投与があったかどうか判断するには、仮にかかりつけ医がいなかったとしても、大橋さんの人生に関わってきた医者の全員の見解が必要だと筆者は思う。このくらい、この問題は重く、亡くなる間際の治療機関だけ区切って議論すべきではないと思える。

実は筆者は09年に「具合が悪くなるととりあえず診察してもらう」筆者のかかりつけ医のT先生が亡くなり、途方に暮れた。逆流性食道炎や過敏性腸炎の治療履歴が10年にわたり記載されたカルテは『特別な事情がないかぎり』当然もらえず、病院は閉鎖。別な病院でいちから病状を説明するはめになり、めんどうくさいというよりも「きちんと理解してもらえるのか」という恐怖すら覚えた。

胃腸に関してT先生は、「名医」ということで地元のさいたま市では通っている内科胃腸科の先生であり、けっきょく僕は過敏性腸炎についてのかかりつけ医で信頼できる人にはいまだに当たっていない。今、不眠症であることすら、通っている内科胃腸科医には伝えていない。

さて、このところ原稿を書いている版元からやたらマイナンバーの提出を求められるようになったが、(この制度は政府に個人情報を監視されているようで好きではないが)唯一、このマイナンバー政策の延長にある「カルテ(医療情報)の共有」には賛同できる。端末からマイナンバーから引っ張るカルテの番号を全国の病院で共有できれるなら、全国どこの医者にかかろうと病歴から薬の投与歴からすべて出る。転院しても患者は病状をゼロから説明しなくてすむのだ。このようなプロセスで考え、かかりつけ医の重要性を、大橋さんの死と薬の誤投与から一気に思いおこした。

大橋さんが亡くなった瞬間に思いを寄せれば「あの先生にまかせたのだから、どうなろうとあとは天命だ」と大橋さんの立場となったら、『覚悟』は決まっただろうか。もしもかかりつけ医の紹介ではなく、たとえばことわりづらい上司からの紹介の医者に診てもらって、医療ミスでもし筆者が死ぬのなら、そんなつらいことはないはずである。

大橋巨泉さんの死を改めて悼む。投与すべき薬の種類や分量は、医学的な範疇なのでそこは触れない。ただ、果たして最後の最後、大橋夫妻は本当に覚悟を決めて治療をのぞめる医者と出会えたのか。市川海老蔵、逸見政孝らの顔を思い浮かべて、そこを心配してしまう。

幸いにも、大病をしたことがない私は、しかし油断がすぎてこのところメタボで糖尿病寸前だ。「いい死に方」をするために「信頼できるかかりつけ医」を今日もまた探す毎日である。

(伊東北斗)

 タブーなきスキャンダル・マガジン『紙の爆弾』!
 投稿日: カテゴリー 伊東北斗, 芸能

「琉球の風2016」が10月2日、熊本で復活開催! ふんばれ熊本! 必ず行くぞ!

 
10月2日(日)熊本「琉球の風2016」開催!

出直しとなった「琉球の風2016」が、いよいよ10月2日(日)に開催! 鹿砦社も協賛企業として出資、さらに先着1000名に特製エコバッグと、抽選で100名に『島唄よ、風になれ!~「琉球の風」と東濱弘憲』を提供!

当初、5月15日に開催予定だった「琉球の風2016」が、いよいよ10月2日(日)に開催の運びとなりました。

今回で8回目、4月の熊本地震で休止(延期)を余儀なくされましたが、実行委員長が経営する結婚式場も被災を受けながら、地元熊本の方々、沖縄のアーティストの方々のご支援にて、出直し開催の運びとなりました。

◆内田勘太郎さん(元・憂歌団)、南こうせつさん、島袋優さん(BEGIN)、宮沢和史さんらも駆けつけ出演決定!

5月には予定になかった、沖縄に移住されている内田勘太郎さん(元・憂歌団)南こうせつさん島袋優さん(BEGIN)、お馴染みの宮沢和史さんらが急遽駆けつけてくださることになりました。当初からの予定の夏川りみさんかりゆし58ネーネーズも駆けつけます。

昨年5月の「琉球の風」開催風景

また、沖縄からは、なんと100人でツアーを組んできてくれることになりました! 義に篤い琉球人の友情を感じさせます。義援金も集めていただき、持参いただけるとのことです。

鹿砦社関係も、100人には到底及びませんが(笑)7人+αが駆けつけます。また、例年好評の特製エコバッグを先着1000名にプレゼントするのみならず、今年は5回までの記録集『島唄よ、風になれ!』(通常版)を抽選で100名にプレゼントします。太っ腹やで!

◆故・東濱弘憲君が遺した「琉球の風」

このイベントは、父が沖縄・与那国島出身、戦後すぐに熊本に流れて来た父を持つ、私の高校の同級生の東濱弘憲君(故人)が、みずからの琉球の血を自覚し始めたものです。

今年は「トークゲスト」として参加してくださる宮沢和史さん(左)

東濱君は熊本で生まれ育ちましたが、高校時代は、まったくのワルゴロで、こういうことを真面目に考えるような男ではありませんでした。高校卒業後、熊本を離れ、職を転々としながら(マグロ船にも乗ったこともある)、あるいはガンに罹ったりし、そうした中で、彼なりに考えた末に、帰郷し熊本で沖縄料理店を開き、お店での小さなライブを重ね、また沖縄に何度も通いつめ現地のアーティストの信用を得ながら、遂に2008年、沖縄島唄の大御所・知名定男先生を総合プロデューサーに開始されたものです。1回目には、名曲中の名曲『島唄』の宮沢和史さんも出られ、これまでほぼ常連で出演されてきました。「琉球の風」の功労者の一人です。

しかし、1回目、2回目は大赤字、熊本という地方都市で大きなイベントを開催する難しさを思い知らされました。

総合プロデューサーは沖縄島唄の大御所・知名定男先生

◆宇崎竜童さんの男気に感謝! 

ようやく第3回目、宮沢和史さんに加え、BEGIN、われわれの世代には馴染み深い宇崎竜童さんが出演し、ようやく黒字に転化、以降、ほとんど赤字かトントンでアップアップしつつも、「黒糖ドーナツ棒」で急成長した大口協賛企業「フジバンビ」はじめ多くの支援を得て、これまで継続してきました。東濱君の想いに答え、われわれ鹿砦社も協賛企業の一角として支えてきました。

実行委員会が宇崎さんに、出演料を払おうとして口座番号を教えてほしいと連絡したところ、「教えません」と一喝されたとのこと、1回目、2回目の赤字に苦慮してきた実行委員会に配慮された宇崎さんの男気がうかがえるエピソードです。

このかん、東濱君は再度のガンに倒れ、2012年4月逝去、通夜・葬儀には500人以上の人たちが参集し、多くの人たちに愛された彼を象徴する出来事でした。

◆今年の「琉球の風」は熊本震災復興と共に!

そうして多くの心ある方々のサポートで継続してきた「琉球の風」ですが、今年は、あの熊本地震の直後でもあり、特別の意味を持ちます。復興への象徴として――。

私個人にとっても、生まれ育ち少年時代を過ごした、わが故郷・熊本が呻吟する中で、復興への記念すべき「琉球の風2016」になれば、と願います。

今からでも熊本行きのチケットを買い、駆けつけてください! 
なお、「琉球の風2016」の報告は、直後に「デジタル鹿砦社通信」で行います。

▼松岡利康(鹿砦社代表)

10月2日(日)熊本で「琉球の風2016」開催!

 

 『島唄よ、風になれ! 「琉球の風」と東濱弘憲』(「琉球の風」実行委員会=編)
  『NO NUKES voice』最新第9号! 特集〈いのちの闘い〉
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SMAP紅白出場を強弁し、会長職続投に執着する籾井NHK会長の醜態

 
SMAPアーカイブス イベント編(ジャニーズ研究会)

9月8日に定例会見でNHKの籾井勝人会長が、会見で今年の「第67回NHK紅白歌合戦」に、年末での解散を発表したSMAPの出場を「当然、出てもらいたい」と熱望したのには「裏」がある、とNHK関係者は指摘する。なにせ自らジャニーズ喜多川社長を説得してもいいとすら発言した。

これは来年の1月に行われる「NHK会長選」に続投するための好感度とりパフォーマンスとみるむきが多いが、実は「本気だ」という局内の声。「1月に会長選があるので、続投したい籾井会長としては、少しでも点数を稼いでおかないとならない。このままでは籾井会長は辞任、経団連が推薦する人材に交替で落ち着きそうな気配だ」(放送ジャーナリスト)

籾井会長は、独善的な人事を断行する「強硬派」として知られる。今年の4月に発表された人事では、理事10人のうち、空席だった2人を含めて合計6人が入れ替えとなった。会長側近ながら、事業計画について意見画異なる理事を再任しないなど、独断専行がNHK内の反発を招く。 実際、ありとあらゆるルートを辿ってジャーニー喜多川社長との「接見」を探っているようだ。籾井会長は、2013年12月に経営委員会で選出された。三井物産、ユニシスと大企業を渡り歩いた手腕が期待された。

「ですが、尖閣・竹島問題で『日本の立場を国際放送で明確に発信していく、国際放送とはそういうもの。政府が『右』と言っているのに我々が『左』と言うわけにはいかない』と偏った発言をして物議をかもすなど、『舌禍』問題がついてまわりました。そのたびに側近は火消しに奔走。局内では〝自演炎上会長〟などと揶揄される始末です」(同)

SNSでは「NHK籾井会長が辞任するまで受信料不払いします」というスレッドが立つほどに嫌悪している視聴者も一部いる。NHKの歴代会長は経営委員会で決まるが、政府・与党幹部の胸先三寸で選ばれてきた面がある。自民党長期政権の時代には内閣のポスト配分と同じようなものだったと指摘され、実際、九州旅客鉄道(株)相談役の石原進委員長をはじめとして元・三菱商事(株)代表取締役副社長執行役員だった上田良一や阪神高速道路株式会社取締役会長など自民党のシンパで委員も固まっている。

NHK会長の座は「実質的に閣僚と同義」という見方も。今、NHKへは風当たりが強い。ワンセグ受信料も払うようにとの見解でさいたま地裁で裁判をしている。石原進経営委員長は9月13日、将来的にテレビ放送をインターネットで同時に見られるようにする方針を示しつつ「公共放送を維持していくためには、ネット配信であっても何らかの受信料をいただく必要がある」と話している。

 
SMAPアーカイブス コンサート編(ジャニーズ研究会)

続投となると籾井会長が打つ奇手「SMAPの紅白出場」は続投へのバネとなるか。それとも滑るのか。NHKに「スポーツ新聞等で、籾井会長が『SMAPに紅白に出てほしい』としてジャニーズ事務所と交渉すると言っていたが、すでに交渉したのか」と聞いたが、「スポーツ新聞等の報道は承知していませんが、NHKの公式ホームページで発表されたことがすべてです」とした。

またジャニーズ事務所に「その後、NHKからSMAPに対して紅白歌合戦への出演オファーはあったのか」と聞いたが、コメント依頼書を送ってもファックスでの回答はなかった。SMAPが紅白に出場という期待を持たせて失敗したときの風あたりは強い。「ファンは冷めていて、『SMAP』の今のギクシャクとした共演ぶりを見て『5人が歌うのは無理』と見ている。先日、ファンに150ページ以上のボリュームがあるメンバーの盛りだくさんな写真集が送られたそうだが、これが〝最後のファンサービス〟となるだろうね」(芸能記者)

さて1月、NHKの会長のイスに座っているのは誰だろうか。

(伊東北斗)

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 投稿日: カテゴリー 伊東北斗, 社会問題一般, 芸能

落ち目のジャニーズ起死回生──SMAPの後継候補はNEWSか?

日本テレビ「24時間テレビ39 愛は地球を救う」でパーソナリティとして活躍したジャニーズの「NEWS」が業界関係者に見直されている。メンバーがつぎつぎと離脱する窮地の連続を経験しながら、なんとかエンターテイメント界で生き残った「NEWS」が涙ながらに歌うテーマ曲「フルスイング」もよかったという視聴者からの電話やネットの書き込みも多数あった。

「マーケティング会社によれば、これで好感度がグッとあがりました。もしかすると今年いっぱいで終了する『SMAP×SMAP』(フジテレビ)のあとがまにもってくる候補としてのしあがったと思います」(プランナー)

 
NEWS四重奏(ジャニーズ研究会)

なぜ、ここにきて「NEWS」がクローズアップされるのか。

「とくにドラマ『盲目のヨシノリ先生』で、盲目になる国語教師を演じた加藤シゲアキを支えるリハビリ指導員を演じた小山慶一郎の演技が高い評価。これは視聴率20.5%をマーク。強姦致傷で逮捕された俳優の高畑裕太容疑者の代役で急遽、2日間で撮影したものだが、ネットでは『急遽の代役とは思えない演技で感動した』『同じNEWSのメンバーどうしだから息がピッタリ』といった絶賛の声も多数、視聴者センターに寄せられたようですし、SNSで展開されました」(芸能関係者)

そもそも「どうして落ち目のジャニーズの「NEWS」を抜擢するのか」という厳しい声があいついだのが、今回の「24時間テレビ」のキャスティング。だが『NEWS』自身にとっては『SMAP』解散の余波を受けて、ジャニーズの稼ぎ頭を争う戦国時代に売り込みには絶好の機会だったのだ。

「この『NEWS』は苦難の道を歩んできたグループです。03年に9人で『バレーボールワールドカップ2003』のイメージソングを含むシングルでデビューしたものの、すぐに森進一の息子の森内貴寛が脱退。05年は内博貴が飲酒で謹慎。06年は正月あけで草野博紀が飲酒で活動を自粛し、5月にこの事件をきっかけにグループの年内活動休止が発表されました。これに嫌気がさして内と草野が脱退。07年にようやくグループ活動を再開しますがなかなかCDは売れず。2011年にすでにソロとして活動していた山下智久と『関ジャニ∞』とかけもちしていた錦戸亮も脱退して解散の危機を迎えます。なんとか4人はグループ継続を誓い、ここまでこぎつけたのです」(同)

この間、グループとしてはなく、それぞが「個」の力をつけてグループ全体の力を押し上げた。加藤シゲアキは小説『ピンクとグレー』を執筆し、20万部を超えて映画化、手越祐也は好きなスポーツの知識を活かして『手越祐也&城彰二の『サッカーアース』(日本テレビ)でキャスターを務めたり、ファッションリーダーとしても王子キャラを確立、また小山慶一郎はニュース番組『news every.』(日本テレビ)でキャスターを務めるクレバーな立ち位置を確保。また増田貴久は舞台での演技に定評があり、ソロ曲を多数リリースし「Miso Soup」でTegomass(手越祐也とのユニット)としてスウェーデンでデビュー。それぞれ個の力を発揮して独自にファンを開拓して生き残ったきた希有なグループです。グループが売れてから『個』が売れてきた『SMAP』とは真逆の軌跡ですよ』(同)

かくして、今回の「24時間テレビ」で「SMAPのあと番組を埋める役回り」に緊急浮上してきた『NEWS』について「あの子たち、がんばっているじゃないか」とジャニー喜多川社長がテレビを見た感想を側近に漏らしたという情報もスタイリスト経由で入ってきた。

「ところがそう話は一足飛びに行かない。『SMAP×SMAP』が来年の春に終了する予定で動いていたフジテレビはジャニーズ事務所に対してそうとう不信感が残っている。あとがまのタレントは、報道されているように『SMAP』の元女性マネージャーとも、次期社長といわれる藤島ジュリー景子からも中立的な立場をとる『KinKi Kids』が有力だといわれるが24時間テレビの勢いをかって『ジャニーズ事務所』アレルギーが残る編成筋に『NEWS』を押し込めるかどうか。いちまつの不安は残りますけどね」(スポーツ紙記者)

フジテレビに「年内で終わる『SMAP×SMAP』(フジテレビ)のあとがまのタレントとして『NEWS』が浮上しているようだが」と聞いたが「まだ番組が年内に終了することしか決まっていません」とその先の予定については決まっていないと強調した。
メンバー間がゴタゴタした『SMAP』が去り、すでにメンバーのゴタゴタをひととおり乗り越えた『NEWS』が『SMAP×SMAP』に乗り出せば、「雨降って地固まる」で爽やかな印象が残りそうだが、現実はいかがだろうか。

(伊東北斗)

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ジャニーズ関係者を激怒させている見当外れな女性芸能記者の松本佳子

SMAP解散のニュースが全世界に反響を与えている。もはや12月31日のNHK「紅白歌合戦」でラストを飾って欲しい、などというのはもはやメンバー間の亀裂が修復できないので不可能なのは火を見るより明らか。小学生でも知る事実だ。

 
SMAPアーカイブス イベント編(ジャニーズ研究会)

だが「最後に紅白歌合戦に出て欲しい」とノー天気な発言をして「お前にだけは言われたくない」とジャニーズ関係者を激怒させているのがTBSテレビ「アッコにおまかせ!」でコメントをした女性芸能記者の松本佳子だ。

「この女性芸能記者はネット番組で『SMAPで草なぎを除く4人は枕営業を女性プロデューサーにしていた』と発言していた過去があり、ジャニーズ事務所にも〝要注意人物〟としてマークされていた。いつかチャンスがあれば訴訟してやろうと事務所もピリピリしているところへ、またノー天気な発言をして『あいつのスタッフの取材は受けるな』とジャニーズ側は怒りっぱなしだと聞いています」(TBS関係者)

そもそも、この女性記者は『あっこにおまかせ』で「週刊誌が合併号などで、追跡記事を出しにくいタイミングを狙って解散を発表した」などと語った。

「ですが解散をこのタイミングで発表せざるを得なかったのは、もうテレビのクールでは番組改編のための打ち合わせがすでに始まっており、それぞれの番組をどうするかを決めるには限界の〝瀬戸際〟だったことをこの女性記者はわかっていていないようです」(同)

今回は、どこのメディアもスクープが出ないように、ジャニーズ側としてはすべてのメディアに前もって打ち合わせ、各スポーツ紙とも準備万端の誌面を作成できた。

「SMAP解散の一報が耳に入ってこなく、『お盆のタイミングを狙った」なんて分析している時点で現場とずれている松本を使うTBSのボケぶりも問題だと思う」(放送作家)

肝心のNHKに「SMAPを紅白に呼ぶ予定はあるか」と聞いたが、「今のところそのような情報は入っておりません」と当たり前のこたえがかえってきた。

「今回、SMAP解散については、どれくらい情報網をもっているか記者のふだんの取材力が問われる。あまりバカみたいなコメントをすると松本みたいに墓穴を掘りますよ」

いっそのこと取材が薄ければ「ジャニーズは詳しくない」としたほうがよほど利口なのだが、「あわてて今から取材するにはジャニーズ事務所の壁は厚い」ということで周辺にいるスタイリストやヘアメイクは取材の電話が記者から鳴りっぱなし三昧で夜も眠れないという。

「お盆あけに各記者ともどんな優れた情報が出るか、勝負ですね」と週刊誌記者。
さあ、誰がスクープを流すか……。
SMAPまわりで見当外れな女性記者のずれたコメントは他山の石となるだろう。

(伊東北斗)

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