赤西仁に学ぶSMAPの未来──『本当は怖いジャニーズ・スキャンダル』〈増補新版〉

[増補新版]本当は怖いジャニーズ・スキャンダル

2013年刊行の『本当は怖いジャニーズ・スキャンダル』は、2008年から2012年までの5年間を中心にジャニーズスキャンダルをまとめたものである。今回刊行の増補新版は、ここに、最近のジャニーズの動向と今年1月に起こったSMAP解散騒動を加筆し、ジャニーズを多面的に見ることのできる一冊となっている。

◆KATU-TUN赤西仁の独立騒動の軌跡

本書に登場する多くのタレントたちの中から、この時期お騒がせの主役級だった赤西仁にスポットをあててみたい。赤西はジャニーズとのあつれきの末、ジャニーズ事務所を自らやめて独立した。今改めて彼の歩みをたどると、芸能人や芸能事務所のありようについて考えさせられるところも多く興味深い。

赤西は2006年3月、KATU-TUNの中心メンバーとしてCDデビューする。赤西、田中聖など、ジャニーズきってのヤンチャメンバーを擁するKATーTUNはデビュー前から人気が高かったが、素行不安が大きくなかなかデビューに踏み切れなかったといわれている。

待ちに待ったデビューでKAT-TUN人気は爆発、デビュー曲『Real Face』はミリオンセラーとなった。ところが次代のジャニーズを牽引するのはKAT-TUNで決まりかと思われた矢先の10月に、赤西はアメリカに留学のため活動休止し、KAT-TUNの人気はあえなく失速する。この唐突で不可思議な留学には、薬物捜査から逃れるためだったのではないかという疑念も持たれている。

2007年4月に帰国しKAT-TUNとしての活動に復帰するも、不協和音の噂は絶えず、デビュー時のKAT-TUNの勢いが戻ることはなかった。一方で盛んに夜の繁華街に繰り出すようになり、赤西を中心とした悪名高い夜遊びグループ「赤西軍団」が誕生する。ジャニーズでは山下智久、錦戸亮らが加わっていた。アイドルらしからぬ行状はもとより、赤西軍団の最大の問題は薬物疑惑がつきまとっていることだった。遊び仲間の一人のプロテニスプレイヤー宮尾祥慈は大麻使用で有罪判決を受けていた。赤西自身も捜査のターゲットとなり、2009年には逮捕されるとの情報が流れたものの、辛くも難を逃れている。少なくともこの時は限りなくクロに近い状況だったと考えられる。その後薬物疑惑のささやかれるクラブなどでの退廃的な夜遊びショットが多数流出した。薬物疑惑は現在に至るまでことあるごとに取りざたされて、赤西唯一の懸念材料になっている。

◆赤西のわがままさが功を奏す?

こんな騒動がありながらも、2010年7月にはKAT-TUNを脱退し念願のソロとなり、翌年にジャニーズのお膳立てで全米デビューを果たす。ところが、恩を仇で返すかのように、2012年2月、事務所に無断で黒木メイサとできちゃった結婚し、制裁としての謹慎に入った。その間、9月には長女が生まれ、赤西は育児にいそしみながら楽曲作りに励んでいたようだ。ジャニーズ、というよりジャニー喜多川はなおも赤西を見限らず、2013年6月に謹慎が解けると積極的に推して立て続けにCDリリースさせるのだが、赤西はその方針に不満を抱き、ついに2014年2月の契約満了を以ってジャニーズを退所するのである。赤西のわがままさばかりが目立つ顛末だった。
ジャニーズをやめたタレントは、バーニング系などに拾われない限り、大手メディアから排除されて辛酸をなめるのがそれまでの常だったので、その後の赤西の身の振り方に注目が集まった。赤西は同年7月14日の30歳の誕生日に自身のレーベルを立ち上げ独立。独立後最初にリリースしたCDは4万枚を売上げ、自主レーベルとしては上々の滑り出しを見せる。その後は大手メディアとは無縁にネットを活用しながら、市民会館クラスのハコを中心に全国ツアーを行うなど堅実な活動を続けた。さらに音楽フェスへの出演などを足掛かりに中国への進出を図ると、いつの間にか中国人気を獲得する。今後薬物問題でのつまづきさえなければ、ジャニーズ残留組よりはるかに大きな成功を勝ち取る可能性も出てきた。

◆韓流に先を越されたジャニーズの空白地帯〈中国〉

もともとジャニーズ事務所は中国進出を熱望していた。市場として有望だからなのは言うまでもないが、もう一つ、海外進出はジャニー喜多川にとって最後に残された夢、という事情もあった。赤西の強引なアメリカデビューもその海外への夢に後押しされたものだったがあまりうまくいかなかった。ならば中国ということで、ジャニーズは中国進出のためにさまざまな根回しを熱心に行った。しかしせっかく努力して中国コネクションを築いたのにもかかわらず、その後政治的に日中関係が冷え込んだことにより、中国進出は宙に浮いてしまっていた。

ジャニーズが手を出せない間に中国はすっかり韓流に席巻され、ジャニーズの空白地帯となっていた。そこに単身乗り込んだ赤西にとっては、中国は独占市場に等しいものだったかもしれない。もともと逸材でアメリカでの活動経験もある赤西には、十分に韓流と差別化できる魅力があり、自立した活動スタイルも自己主張の強い中国人気質と相性が良かった。

かくして、2015年には中国の「アジア人気アーティスト賞」「年度音楽大賞」を受賞、今年に入ってからは「アジアで最も影響力のある日本人アーティスト」に選ばれるなど、着々と中国での認知度を上げ、はからずもジャニーズをやめてからジャニー喜多川の夢を実現することになった。あまりにうまくいっているので、ジャニー喜多川が裏で個人的に支援しているのではないかという噂もあるほどだ。

この赤西の軌跡を、SMAP解散騒動を踏まえて見ると、めちゃくちゃに見えたジャニーズ時代のふるまいにも、理由があったのだろうかと思わせられる。赤西は、ジャニー喜多川にはかわいがられた一方、メリー・ジュリー母娘には疎まれていたといわれ、彼女らに不合理な前近代性を感じ取って孤独な戦いを続けていたのかもしれない。


◎赤西仁HP http://jinakanishi.com/

◆SMAPでさえ干される〈時代遅れ〉を越える戦略はある

ジャニーズ事務所とタレントの関係では断然タレントの方が弱い立場にあり、関係が良好でなければSMAPでさえ使い捨てにされるのだが、赤西は、独立してやっていくために必要な経験と実績をジャニーズで積み、うまくジャニーズを使い捨てている。SMAP騒動でジャニーズ側の横暴ぶりが明るみになった今から見ると、むしろあっぱれだったというべきだろう。赤西は、「ジャニーズを利用して知名度とスキルアップをはかり、脱退後はその政治力の及ばないネットや海外で活動する」という新たな道を切り開き、後輩たちにおおいに希望を与えることになりそうだ。

すでにその兆候は見えており、2011年に未成年喫煙問題で忽然と姿を消した、元Hey Say JUMPメンバーの森本龍太郎が、格闘技団体をバックにこの4月から独自に芸能活動を再開している。またSMAP騒動の前後から、二番手クラスの人気Jr.が相次いでジャニーズを去り、スターダストプロモーションから「地下アイドル」としてデビューして注目を集めている。そのタイミングや彼らが飯島三智の推しメンだったこと、また飯島がかねてよりスターダスト社長細野義朗と親しいことなどから、動きの背後に飯島がいるのではないかともささやかれている。

赤西、そして小林幸子の成功にも見るように、もう大手メディアや事務所の政治力に頼らなくても、工夫次第で芸能活動が成り立つ時代になりつつある。「干す」ことをちらつかせて恫喝し、タレントを支配するやり方は、遠からず通用しなくなるだろう。そしていずれは、ジャニーズのような強大な芸能事務所も時代遅れなものとなり、その存在意義を失っていくのではないだろうか。

(遠藤サト)

[増補新版]本当は怖いジャニーズ・スキャンダル
[増補新版]ジャニーズ50年史

AKB48はブロイラー? 「RIZAP」CMで急速ダイエットした峯岸みなみの宣伝効果

峯岸みなみがポコッと出たお腹のボディを鍛えた結果、アスリートばりに腹筋が浮き出るほどのセクシーなくびれを見せつける「RIZAP」のCMは「2ヶ月間に及ぶ肉体改造に成功」と報道されているが、「あらかじめ、RIZAPの指示で好きなだけ食べてあえて太った」という話が芸能界のみならずスポーツジム業界でささやかれている。

「それもそのはず。昨年の7月ごろは、『AKB48 41th シングル選抜総選挙』では19位とふるわず、『そろそろ過去のスキャンダルも忘れかけているし、勝負の年かも』と言って力んでいた割には結果とのギャップに落ち込み、ストレスからか焼き肉にふぐに、スゥイーツと暇さえあればガツガツと食べてしまい、同じ事務所の高橋みなみに『あんた、本当に服が着れないほどデブになるよ』と警告されていたほど。ですが今から考えると、『太ったシーンを撮影したい』というRIZAPの思惑にのって『爆食い』しまくったのです。一説にはこれらの飲食費をRIZAP側が負担したとも言われたほど、食が太くなりました。女の子としては、この爆食いの時間が一番幸せだったという見方もできます」(芸能ジャーナリスト)

ちなみに峯岸の場合、お腹がポコっと出やすいのはぜひとも「改善したい」体質だったようで、伝えられているのは、48.6キロから2ヶ月後に43.7キロになったものの、昨年の夏ごろは通常よりも4キロは増量という。

「峯岸は、トレーニング前は50キロを越えていたのではないでしょうか。ランニングなどの有酸素運動をいやがっていたので、背筋と腹筋を中心にプログラムを組んだはずです」(事情通)というが、鍛えていた昨年の秋から冬にかけては「午後6時以降は、水分しか摂取していないほどストイックに生活していたようです」(アイドルライター)というから、ダイエットへの執念は相当なものだろう。

このダイエット宣伝は、本人がローソンの「骨つきスモークチキンを食べていた」と話すと売り上げが急激に上がるなど、実に多角的な宣伝プランの「仕掛け」の臭いがふんだんに漂う。

RIZAPを経営している会社に「あえて峯岸を太らせてから、ダイエットのプログラムに入らせたのか」と聞いたが、期日までに回答はなかった。

ただし、このところまたリバウンドしてきているようで、「着替えをしているシーンを見たAKBのメンバーのひとりは『また小太りが始まっている』と仲がいい記者にリーク。ネットにはバーベルをあげたり、ベンチプレスで歯を食いしばる映像が流されているが、今もなお、誰か記者がこっそり「爆食い」している映像を狙っているという話だ。

それはさておき、「ブロイラーのごとく太らせてから一気に体重を落とす」やりかたは健康学的に無理がありそうだ。そのあたりの「反論」もぜひ医療学者たちに期待したいところだ。

さて、そんな峯岸の昨年の総選挙の順位は19位だ。 今年、「AKB48 45thシングル 選抜総選挙」は、6月18日に行われる。8回目のチャレンジで念願のトップ10に「ダイエット効果」に入るか、峯岸。注目したい。

(鈴木雅久)

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池袋サンシャイン噴水広場で見た「Crystal Kay」

 

5月3日、僕は「池袋サンシャイン噴水広場リニューアルイベント」に来ていた。ここでは、17時から「Crystal Kay」(以下、ケイ)が新曲を発表する。とはいっても、すでに3月23日に発売されている作品で、「サクラ」というタイトルだ。

あまりにも実力がずば抜けているという点で、この歌手はさまざまな羨望と嫉妬をかき集めた。そして安室奈美恵とコラボした「レボリューション」(https://www.youtube.com/watch?v=k0eaOuwA1mc)ですら、「事務所の力で強引にコラボを申し入れた」と囁かれた。

しかし現実に目の前で歌い、踊るケイは、情熱をたたきつけるようにして、初夏で熱気がこもりがちな噴水広場でめいっぱい、観客を惹きつけた。

 

サンシャイン噴水広場は、実はリニューアルして、大きなスクリーンがお目見えしている。だからコンサート会場にいるような迫力があるのだが、いかんせん音響には工夫がない。ものすごくシンプルに言うなら、「リバーブ」がかかり、カラオケボックスの中にいるように音がまわる。
「しかたないね。ライブ会場としては、まだまだ未成熟ですから」と音楽ライターは言う。

そして、驚くべきことにCDは見ていれば十数枚しか売れなかった。音楽が不遇の時代だ。しかし、それでも、と僕は思う。「伝える力のある音楽は残る」と。

 

そして「伝わらない音楽」は、歴史から消えていく。これは当たり前のことだ。実力とはまたちがう、「人の心に残る歌」を持っているミュージシャンは幸福だ。そしてどのような事情であれ、消えていった音楽家には哀悼の意を表したい。

来年の今日と【今年の5月3日】では、音楽シーンをリードする顔ぶれはまったくちがうだろう。だがそれでいいのだ。それでいて「新陳代謝」がなされる。大塚家具の老人社長のごとく、古い音楽家は去り、また今年も「アイドルの聖地」であるここ、池袋・サンシャイン噴水広場に新しい顔ぶれの音楽家や歌手がやってくる。

(伊東北斗)

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芸能界の勢力図を塗り替えろ。「欅坂46」デビュー

秋元康が乾坤一擲の力を注ぎこむ「欅坂46」がいよいよ「サイレントマジョリティー」というデビューシングルで登場した。
https://www.youtube.com/watch?v=DeGkiItB9d8

シングル発売は、4月6日で、22日にはすでに「ミュージックステーション」に登場、プロモーションに秋元サイドが力を入れているのがわかる。個人的には、「櫻坂よ、売れろ」と思う。「櫻坂46」はたとえば前田敦子に象徴されるような素人集団「AKB48」とはもっとも遠い地点にある。たとえば洗練されたダンスと、ボーカルたちには実力がある。現在、センターを担当している指原莉乃がかつて語った「AKBに入ろうとおもったら、ダンスの練習はしなくてもいいです。素人っぽいほうが受けるので」というふざけたコンセプトからも距離を置いているプロ集団だ。AKBのコンサートでチケットが3割も売れ残っているという今の状況下で、幸いにも大衆たちは「本物」を求め始めたのだ。

まず特徴のひとつは、とにかくセンターの平手友梨奈の評判がいいことだ。応募総数2万2509名からセンターに選ばれた14歳の平手は、CMやドラマに引っ張りだことなるだろう。もしかして宝塚にでも入れたのではないかと思うほどの妖艶さを持つ平手を売り出すためのチームが「欅坂」だという声もあるが、この際、そんな斜めからの視点は無視しよう。

2つめの特徴は、「櫻坂」が明らかに6月8日の「45THシングル総選挙」へのアドバルーンとして「使われている」ということだ。もう「AKB48」そのものに新しさはない。もしかして「おばさん」となった「48」を集客でひっくり返すかもしれないのだ。

3つめの特徴は、「欅坂」は特定の劇場にこだわらず、全国規模で展開する存在だということ。もはや「箱」を捨てて「電波」を選んだ彼女らの死に場所にして、生きる場所はメディアという四角い画面である。これが吉と出るか、凶と出るか。

いずれにしてもこのシングルはわずか3日間で約25万1000枚を売上げ、もはや100万枚突破は堅いところだろうと指摘されている。芸能界を席捲するのか、それとも「ダダ滑る」のか。「欅坂」よ、売れろ。芸能界に本物志向を呼びもどせ。個人的には、実力ある「欅坂」を応援したいが、様子を見てみよう。

▼ハイセーヤスダ(編集者&ライター)
テレビ製作会社、編集プロダクション、出版社勤務を経て、現在に至る。週刊誌のデータマン、コンテンツ制作、著述業、落語の原作、官能小説、AV寸評、広告製作とマルチに活躍。座右の銘は「思いたったが吉日」。格闘技通信ブログ「拳論!」の管理人。

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[増補新版]ジャニーズ50年史
[増補新版]本当は怖いジャニーズ・スキャンダル

ジャニーズ転機のマイルストーン 『ジャニーズ50年史〈増補新版〉』

[増補新版]ジャニーズ50年史

本書は、2014年初版の『ジャニーズ50年史』に、今年1月に起きたSMAP解散・脱退騒動の流れを加筆した増補版である。

ジャニーズ事務所は2013年に50周年を迎えている。『ジャニーズ50年史』は50年間のジャニーズにまつわるできごとを、時系列で並べてまとめた、ジャニーズの歴史を俯瞰するのには最適な書だ。ここでのジャニーズの歩みは、途中の浮き沈みはあるものの、大筋では逆境を乗り越えての発展・拡大の軌跡となっている。

◆年明け早々のお家騒動がジャニーズ衰退への大きなトリガーに

2015年までのジャニーズは、男性アイドルという市場にあって、ぶっちぎりの強さを誇っていた。行き着くところまで行ったという頭打ち感は徐々に出ていたが、まだまだ当面その覇権状態は安泰に見えた。ところが2016年の年明け早々、SMAP解散・脱退騒動が、ジャニーズ帝国の根幹を大きく揺るがした。このお家騒動は、ジャニーズを予想外に早く衰退に向かわせる大きなトリガーになった可能性がある。

SMAP育ての親、ジャニーズ中興の立役者だった飯島三智は1月でジャニーズを去り、この4月からメリー・ジュリー母娘の一本化された新体制に本格的に入った。飯島が最後に残していった置き土産のような仕事もなくなり、いよいよ次期社長ジュリーの真価が問われることになる。  

そもそも、飯島に若手タレントを任せたのはジャニー喜多川の意向だったといわれる。タレントが増え、ジュリー・メリー母娘のキャパシティーを超えてきていたので、長年別働隊だった飯島の能力を活用するのは理にかなったことだった。飯島は、人気の如何にかかわらず、律義に新たな仕事を作り傘下のタレントに振りあてて、SMAP以外のマネージメントでも敏腕ぶりを発揮した。ジュリー・飯島の二頭体制はうまくいき、2011年から2015年の間に、ジャニーズの業界内領土は最大版図を獲得するに至った。それをわざわざぶち壊したのだから、経営者としてはクレイジーというよりほかはない。普通に考えれば、飯島をバックアップし十分に働かせその成果を享受する方が、どれほどおいしいことか。

新体制では、すでに子飼いタレント同士で仕事を奪い合うような状況が生じており、この先旧飯島派タレントが合流した大所帯を捌き切れるようにはとても見えない。
 
◆ジャニーズ事務所はもう「国民的アイドル」を生み出すこともできない?

事務所のイメージも悪くなる一方だ。4月から、テレビでSMAPを見かけることが露骨に減っており、1月の「公開処刑」に続き、SMAPが干されるように陰湿に仕向けていることが容易に推測される。夢を売るはずのジャニーズ事務所は、夢の代わりに、SMAPを通じていじめの雛型を日本中に示し続け、多くの人々を嫌な気分にさせている。これでは子供のいじめがなくなるはずもなく、ジャニーズがしばしば口にしてきた「子供たちへの影響を考えて云々」というキレイ事はすべて嘘だったことがよくわかる。そしてこれだけイメージに傷がついたジャニーズ事務所には、もう万人に愛される「国民的アイドル」を新たに生み出すこともできないだろう。

やることなすことがあえて自滅の道に向かっているようにしか見えないのだが、一体この母娘はどういうつもりなのだろうか。実はもう、芸能事務所の経営などどうでもいいのかもしれない。すでに孫子の代まで何もしなくても悠々自適に暮らせるくらいの資産は十分にあり、貸しビル業でも営んだ方がよほど楽で儲かるはずなのだ。だからソニーにおける電機事業のように、芸能業務はアイデンティティと趣味の部分で残していけばよい。そうであるなら、目障りで気に入らないものを叩きつぶし、自分たちの好みの色に染め上げることが再優先になるのもわからなくはない。気の毒なのはそれに付き合わされるタレントたちだ。若手たちは、中高年の先輩タレントたちのような将来があるとは思わない方がいいかもしれない。

しかしファンでもない立場から眺める分には、今後予想されるジャニーズの縮小・衰退フェーズも、味わい深く面白いものになるのではないか。ぜひジャニーズの大きな曲がり角に建てられたマイルストーン『ジャニーズ50年史 増補新版』を傍らに、巨大芸能事務所盛衰の歴史を鑑賞してみて欲しい。
 
(遠藤サト)

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SMAPから嵐へ覇権交代? 熊本大震災応援CMに見るジャニタレ・ヒエラルキー

2011年3月11日に東日本大震災が起きたときにジャニーズのグループで真っ先に激励のテレビCMを流したのはSMAPだった。ところが今回4月14日、16日に起こった熊本大震災について、ジャニーズのグループとして、一番最初にテレビCMにメッセージを出したのが嵐だった裏事情には「メリー副社長のご意向が反映している」(スポーツ紙記者)という

[増補新版]ジャニーズ50年史

5月1日から熊本県の民放キー局でいっせいに嵐のメンバーがひとりずつ激励コメントを語る「応援CM」は感動的だが「こうしたときに真っ先にメッセージを出すSMAPではないところに世代を交代の波がある」という声も。

2011年3月11日の東日本大震災のときはSMAPがACジャパン(公益社団法人・公共広告機構)のCMに出演、中居が『今、ひとつになるとき』と言いつつ5人で「日本の力を信じている」と力強くPRした。ときを経て5年、熊本大震災後、熊本県で流されたテレビCMでは、嵐の5人は画面に登場すると櫻井翔が口火を切る。「このたび、地震で被災された皆様に、心からお見舞い申し上げます」として二宮ほか4人がお見舞いと激励のコメントを送り、最後に5人全員が「みなさんのふるさとに寄り添います」と語り、バックには嵐が歌う「ふるさと」が流れる。

その後もSMAPはジャニーズを代表して福島の被災者を激励し続けたイメージがある。今年の1月にもNHKにて生放送された『震災から5年〝明日へ〟コンサート』(3月に放映)で福島の被災者を励ます趣旨で北島三郎や「SEKAI NO OWARI」「Perfume」などを招待してコンサートを開催するなどしている。それではSMAPから嵐への交代に何があったのか。まずこれにはSMAPも驚いたという。

「暗黙の了解としてまっさきにメッセージを出すのがいつもSMAPだったのでファンの間でショックだったようです。熊本の民放4局で5月1日に一斉に放送された事実は、あとになってそれぞれSMAPのメンバーたちに知らされたようです」

このニュースを聞いた中居正広は、事務所に単独で熊本に入って救援活動して、 今年にもジャニー喜多川にかわり、社長になると噂されるメリー副社長に怒られた負い目があるからか「しょうがねえよな」とふてくされ 気味でつぶやいたという。

あの解散騒動からなかなか「5人そろってコミュニケートする時間をとるのは不可 能に近い」(テレビ局員)というが、予想していたとはいえ、スタジオでこの話を聞いた稲垣吾郎は無言で、香取慎吾、草彅剛は絶句したという。

とくにショックを受けているのが木村拓哉で、このテレビCM映像を取り寄せて見た。そのはつらつした姿はあまりにも1月に解散騒動で5人そろって「SMAP×SMAP」(フジテレビ)の冒頭で謝罪している映像を対照的だったので「ありえなくねえ? これじゃあ、世代交代をアピールしているもんだろうが!」と舌打ちしたという。
ただでさえ、木村拓哉にとって嵐がジャニーズのグループとして頂点のような厚遇を受けているのは不満のようだ。だが「それもしかたないだろう」という声もある。嵐は、SMAPを育てた元飯島三智マネージャーに対抗して藤島ジュリー景子が作ったグループ。彼らを売りだそうと、無料で再建をめざすJALのCMを引き受けたり、ジャニーズのアイドルグループとしては泥水を飲むような安い条件でバラエティ番組のギャラ条件もあえて呑んできた。

「メリー副社長は熊本震災が起きるとすぐに『震災被災者の激励キャラはうちは 嵐で行くからとスタッフ会議で伝えた。これがSMAPのマネジメントラインには伝わっていなからったらしい。もともと今、誰 がSMAPのマネジメントを主導権をとっているのかは、混乱の最中にある』(事情通)

SMAPのマネジメントがいまひとつ機能しない今、やや不謹慎ながら、熊本大震災を機にここで一気に嵐をたてて業界内で覇権をとろうと画策するには千載一遇の機会だ。

一方で木村が嵐に対して心穏やかでないのは、自身が誇りにしているドラマ『HERO』の設定をパクるようなドラマを松本が演じているからだとも言われる。

「松本潤が主演して高視聴率を稼いでいる『99.9―刑事専門弁護士―』(TBS)は木村がライフワークにしている風変わりな検事が主人公の『HERO』(フジテレビ)にストーリーが酷似しているのは明らか。不利な状況から逆転していく弁護士役の松本の姿は、木村が演じる検事、久利生き公平の姿に重なっていきます。変わり者だという点もかぶっていますし、パートナーの宮崎あおい演じる弁護士ととうまくい かない状態なのに次第に呼吸があってくるところも、木村と検事事務官を演じた松たか子のコンビを彷彿させます」(スポーツ新聞記者)

実際、SNSの書き込 みでも「マツジュンのドラマ、あれ『HERO』に激似じゃん。おもしろいんだけど』という指摘があふれた。木村が「設定を俺らの『HERO』に寄せすぎだ。恥ずかしくないのか、あいつら」と暗にTBSのスタッ フを批判したとも伝えられる。

「今後、熊本県民を激励するチャリティーコンサートも主催されています。嵐 が主体となるのですが、もしかしたら格下のゲスト扱いでSMAPを呼ぶなんていう逆転劇もありうるかもしれません」(同)

心中に嵐が吹き始めたのは、木村だけでなくファンも同様。皮肉なことに 『99.9―刑事専門弁護士』は第3話終了時点で、平均視聴率は16.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)をマーク。「水準ぎりぎりながらも映画化も話が出始めてもおかしくない」(TBS関係者)。

それにひきかえ、来年頭からなかなかスケジュールが埋まらないSMAPの木村を除く「造反組」と言われるメンバーたちは焦りから愚痴が増えてきたとも。
「契約が切れる9月に本当に解散するのではないでしょうか」(30代SMAPファン)

のしあがり始めた嵐の台頭に、SMAPのメンバーたちの本音はいかに?

(伊東北斗)

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抗うことなしに「花」など咲きはしない『NO NUKES voice』Vol.7

メリー喜多川氏が中島裕翔熱愛報道に激怒した本当の理由はSMAP干しの頓挫?

女優、吉田羊(年齢非公表)とジャニーズ事務所のアイドルグループ「Hey!Say!JUMP」の中島裕翔が「7連泊愛」として週刊誌に仲睦まじい様子をスクープされた一件がジャニーズ事務所のメリー喜多川(藤島メリー泰子)副社長の耳に入って怒り心頭だ。

[増補新版]ジャニーズ50年史

「冗談じゃない。Hey!Say!JUMPは売れてきたから、せっかく新番組に押し込もうとしていたのに」と激怒が収まらない。既報のように吉田は3月下旬、都内のアジア料理店でイケメンと食事後、そのまま自宅に中島を“お持ち帰り”。中島は吉田の自宅に約1週間にわたり連泊したというのがスクープの中身だ。

ジャニーズのグループは恋愛はもちろん御法度だが、それ以上にメリーを怒らせているのが「1月に独立を画策したSMAPを外し、冷や飯を食わす算段」が狂ったからと言われている。

もはや過去のお宝映像を流すばかりで、5人そろった企画がなかなか撮影すらもままらないほど番組作りがギクシャクしている「SMAP×SMAP」 (フジテレビ)の放映枠である月曜の22時を「Hey !Say!JUMP」がメインの番組にとって替えよ うと根回している最中だった。メリーの算段が成功し、次のクールでの「交替劇」はかなりの話題になるはずだったが…。その番組内容は、「Hey!Say!JUMP」をメインにして、スポーツやゲーム、もしくはダンスコンテンスなど盛りだくさんのイベントテイストのもの ったとか。

「中島はメリーのお気にいりで、年始やメリーの誕生日には、LINEでやりとりをするほどだと聞いています。ところが今回、中島からの弁解のLINEはいっさい無視。「SMAP×SMAP」を「Hey!Say!JUMP」に引き渡す話は、白紙に戻してちょうだい」とフジテレビ上層部に即刻、連絡を入れたそうです」(スポーツ紙記者)

ところで「Hey!Say!JUMP」の中でナンバー3くらいの位置にいる中島が意識しているのは、実は演技一本で活動している同じジャニーズの生田斗真だ。演技に海岸したのは、2013年夏に放映された「半沢直樹」で、境雅人の演技をまのあたりにして、さらに演技を磨きたくなったとか。

「中島君は、俳優としてかなり演技がうまいほうですよ。それに仕事に対して真面目な性格です。メリーも中島が役者志向があるということを知っているから、うすうす『吉田に演技を教わっているのだろうな』と察していて、事情を理解しているのでおおっぴらに中島を叱れない。だからなおさらやり場のない怒りを抱えていると思います」(同)

中島、吉田とも交際は否定しているが、少なくとも中島が吉田へ役者として相談したいことが山ほどあったはずだと話すドラマ製作関係者も少なくない。

「実は吉田は男っぽい気質で、『ジャニーズがなんぼのもん? 別に独身どうしが恋愛して何が悪いの?』と酔って劇団関係者に当たり散らしたというから、そうした開きなおった態度も情報通のメリーに入って、さらに態度を硬化させたという話も出ています」(同)

ジャニーズ事務所に「メリーはどれくらい怒っているのか」と聞いたが「担当者は不在」とした。また 吉田の事務所はメールも電話もつながらず。

とはいっても、昨年の大晦日、大阪でカウントダウンライブが超満員の「Hey!Say!JUMPはジャニーズ事務所の稼ぎ頭で「写真集は 10万部以上見込める」(出版社社員)

という日の出の勢い。

メリーの中で「鶴の一声」で完全にメイン番組を外される「SMAP」のメンバーたちの番組がことごとく外されるもの時間の問題のようだ。

(伊東北斗)

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抗うことなしに「花」など咲きはしない『NO NUKES voice』Vol.7

この春オススメ!妖艶系「人妻もの」AV女優はこの3人!

なんと鹿砦社の松岡社長が「鹿砦社通信」でもドシドシAVを紹介してもいいという。誰にも頼まれないのに年間、365本ものAVを見ている自分、多摩川三郎としては、趣味=仕事につながるありがたい機会だ(涙)。

さて、今、AVの業界は「人妻もの」じゃないと売上がたたない。陵辱もの、SM、寝取られもの。もはやうぶ声をあげて30年以上たつこの業界でそれなりに「ジャンルが淘汰」されてきた。その結果、〝人妻もの〟が残るなら、それはそれで「人類の欲求」というものだ。とりわけ、今回とりあげる3人は「年齢が不詳」ゆえに妖艶さで成功しているという種類の女優たちだ。本当に見た目だけでは年齢がわからぬ。40歳と言われても35歳といわれても、28歳といわれても納得の不思議系女優たちのマジックセクシーワールドを紹介しよう。

◆かすみ果穂「夫の親友に犯され感じてしまった私…」

「夫の親友に犯され感じてしまった私… かすみ果穂」(溜池ゴロー)

まずはかすみ果穂。この女優は、05年に「かすみ果穂 Debut 」(SOD)からデビューした「かわいい妹系」の女優だ。かすみチャンは賢くて(当社比)、ラジオのDJもこなす。確か2011年に『品川近視クリニックpresentsかすみ果穂ナイト』という番組を展開し、蒼井そらやみひろなど、テレビに出まくる「アイドルでセクシー女優」路線に行くかと思いきや、4月末での引退を発表してしまった。うーん至極残念。

かすみ果穂はテレビから派生した「恵比寿マスカッツ」のメンバーでもあった。「おねがい!マスカット」の番組開始から1年半後の09年10月に3期生として加入し、シコを踏みながら繰り出す下ネタで中心メンバーの一角となった。だから、今後、リリースされる作品があったとしても、それは果穂チャンが「過去によがったもの」だ。「夫の親友に犯され感じてしまった私… かすみ果穂」(溜池ゴロー)は、夫に内緒で不倫相手にじょじょに濡れているプロセスがいやらしい。とくに騎乗位でジワジワと少しずつ、前後に腰を揺らせるテクニックには熟達した「女のサガ」を感じさせる。嗚呼、それにしても引退を撤回してほしいっス!(いやマジで) 

◆秋山祥子「僕の妻を寝取ってください。」

「僕の妻を寝取ってください。 秋山祥子」(MOODYZ DIVA)

つぎに「年齢不詳」で、妖艶さをかもしだし、フェロモンむんむんの女優は秋山祥子だ。秋山は「MIJYUKUな果実」(スパイスビジュアル))で2009年7月にデビュー、翌年12月いっぱいで早くも引退するが、後に復活する。いわゆる〝美しすぎる市議〟として話題になった藤川ゆりのそっくりさんとして「フラッシュ」のグラビアに登場したこともある秋山は、なんといってもアスリートばりに鍛えた太腿から尻にかけてのフォルムが美しい。二本の脚は、まるで別な生き物のように男優を挟みこみ、その腰はせり上がる悦楽とともに、いつまでもベッド上の満足を得るまで、のたうつ。彼女のベストはやはり、設定も優れている「全裸生活を強要されて…。」 (MOODYZ DIVA)だと思うが、ややSMチックなので、「僕の妻を寝取ってください。 秋山祥子」(MOODYZ DIVA)をオススメしよう。

◆波多野結衣「不倫妻野外露出」

さて、ラストはもはやベテランの域に入ってきた波多野結衣だ。
08年に、「ZERO 素人以上、女優未満 07」でプレステージからデビューした結衣チャンは、昨年、映画のオファーがあり「サシミ」(監督: パン・チーユエン、台湾)に出演、演技力を見せつけた。

「不倫妻野外露出 波多野結衣」(バミューダ/妄想族)

そして今もなおバラエティ番組に出ている。僕は「第二の飯島愛」が出現するとしたら、自分の言葉で話せることもできる彼女だと思う。及川奈央でもなく、蒼井そらでもない、また別な個性の元セクシー女優の到来だ。だが今はまだ計算されたバラエティ番組の彼女よりも「服を脱いだ状態」の美しい肢体に身をゆだねたい。ツンと上を向いたヒップを惜しげもなくさらす結衣チャンの「今」は刹那であり、幸せだ。

彼女の演技力と妖艶さは、たとえば団鬼六の世界をふんだんに再現した「屋根裏の恋 波多野結衣」(アタッカーズ)のムチで打たれつつも好きな男性への表現をヨダレをたらしながら魅せるシーンで確認できる。

だがおそらく最近だと「RIZAP」ばりにかなり体を鋭く絞っており、直近のスレンダーな彼女を見たいなら「不倫妻野外露出 波多野結衣」(バミューダ/妄想族)がいいだろう。いずにせよ、さてさてこの春もまた、フェロモンむんむんのAVがたくさんリリースされる。諸兄も「自分だけの抜ける作品」を探索してみよう!

(多摩川三郎)

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熊本大震災への支援対応に表れた熊本出身タレントの明暗

熊本大震災への支援を呼びかけ、自ら行動する熊本出身の芸能人が続々現れている中で、その対応の実態をめぐってタレントへの評判の明暗が分かれてきた。

まずは「暗」から紹介しよう。さっそく震災直後に、テント暮らしを始めざるを得なかった井上晴美に対して「井上晴美に露天生活を書かせたい」と「週刊ポスト」の編集者が企画を上にあげたようだ。だが「今さら井上晴美?」と企画は通らず、残念至極。

同じくご当地のヒロシは、駆けつけようとしたが、自らが経営するカラオケバーの売り上げが足りずに「出張版ヒロシバー」を企画したが、スタッフに「顰蹙を買うだけ」と却下されている。しかし自分の車で支援に向かったというから「故郷への愛」が勝ったか。

レイザーラモンRG(レイザーラモン)は相棒に「すぐに熊本へ行ったほうがいい」と言われるも「なにか番組がくっついてないと金がもったいない」というやりとりをして、これが地元のファンに伝わり、好感度を下げたようだ。「いますぐに駆けつけたいが無力で」と報道陣の前では涙して見せたが、実際には仕事スケジュールを優先したものだから誤解しないように。

◆感謝の声が絶えない上田晋也、井手らっきょ、コロッケ

他方、お株をあげたご当地タレントは、お笑いのコンビ『くりぃむしちゅー』の上田晋也。サンドイッチマンの伊達みきおに必要な物質についてメールするとこれが拡散され、水やインスタントラーメンなど生活必需品が殺到。「おかげで助かりました」と現地の被災者から感謝のメールが殺到した。

同じく井手らっきょは『とにかく命だけは守って下さい。余震にもくれぐれも気を付けて下さい。今は無事を祈る事しかできませんが、頑張ってください』とブログで書いていたが、「熊本出身の野球チームを」でバラエティ番組のオファーがあり、景気がよくなりそうだ。

コロッケもご当地タレントだ。益城町の避難所を訪れ、被災者にのり巻き約千個とパン約1500個を贈るなどして感謝と喝采を浴びた。 熊本の市役所関連から「ぜひコンサート」をというオファーがあったとか。

かくも明暗が分かれたご当地タレントだが、窮地にはタレント性というより「人間性」でいざというときの対応力が問われるのかもしれない。

(伊東北斗)

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ショーンK「キャスター降板」で責任をなすりつけ合うフジテレビの醜悪

経歴詐称問題で一躍時の人になったショーン・マクアドール・川上こと川上伸一郎氏。当初メインキャスターに決まっていたフジテレビ系の新報道情報番組「ユアタイム~あなたの時間~」(4月4日スタート)への出演取り止めに関して、関係者間で責任のなすりつけ合いが繰り広げられている。

ショーンKオフィシャルサイトより

◆大学に入り直すことも検討しているという川上氏だが……

「基本的にプロフィル管理は事務所がするのが当たり前です。テレビ局側はよっぽどのことがなければ身辺調査なんてしませんが、今回は報道番組のメインキャスターということもあって、問題になってしまったと悔やんでいますね。当然損害賠償の話も出ているようで、その額は億単位と言われています」(番組制作会社スタッフ)。と針のむしろの川上氏だが、周囲の勧めもあってか大学に入り直すことも考えているという。

「川上氏は詐称した経歴に少しでも近づけるために再度大学に入りたいと周囲に漏らしているそうです。かつての共演者たちも今からハーバードに入ればいいなんて言っていますしね」(番組制作会社スタッフ)。もしもハーバードでMBAを獲得すれば、後付だが経歴通りになるがその後のテレビ番組に復活することはできるのだろうか。

「川上氏はすでに48歳、もしも今から大学に入学したとしても卒業するころには50歳を優に超えてしまいます。年齢的にもきついし、テレビは一度忘れられたら基本的にはおしまいですから」(番組制作会社スタッフ)と現実的な答えが帰ってくる。ならば忘れられないように詐称を売りにテレビ出演をするのでは、なんてうわさ話もあるとか。

◆意外に多いショーンK擁護の声

「佐村河内氏とユニットを組んでみては? なんて意見もありますがさすがに悪ふざけがすぎるとテレビ局も二の足を踏んでいます。彼に残されたスキルはネイティブなみと言われている英語力だけ。もはやこれを活かして翻訳家か通訳にでもなるしかないのでは」と言われている。

また大手出版社が川上氏の自伝を出版しようとオファーしているようだが、小保方氏や酒鬼薔薇聖斗の書籍のような反響はないだろう。大手出版社の編集者はこう語る。

「やったことと言えば経歴詐称だけですから大した内容にならないことは明白。だけど話題になっている今なら結構売れるんじゃないか。実際にオファーしたという知り合いの編集者もいる」

甘いマスクにダンディな低音ボイス……。擁護の声が多いのは意外だが、彼らの想いが叶って、川上氏を再びお茶の間で見られることになるのだろうか。

(渋谷三七十)

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