決して満足しないストーンズ(その1)

ロックバンドの代名詞とも言える、ローリング・ストーンズが日本にやってきた。1960年代結成のバンドを、今尚こうして観ることができるのは奇跡に近い。東京ドームで3日間、また演ってくれることを神に感謝したいところだが、粗暴な振る舞いや歌う曲の内容から悪魔とも呼ばれた彼らなので、悪魔にも感謝したい。

アップテンポな「Get off my cl0ud」でライブの幕を開け、数々の名曲を披露する。メンバーの殆どが70歳を越えているが、驚くべきエネルギーだ。特にミック・ジャガーはすごい。東京ドームに広く取られたステージ上を縦横無尽に走り回る。1塁側ベンチから3塁側ベンチまで、またバックネットの辺りからマウンドの辺りまで、所狭しと駆け回ってはシャウトし、踊る。「Emotional rescue」では1曲通して裏声で歌い続ける。途中上着を脱いでシャツ1枚となるが、その細い身体に年齢からは信じられない筋肉がついているのがわかる。

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どんな苦境の時でも、沖縄の人々とともにあった、三線の音色

今日は、なんの日か? 3月4日。見たまんま、「さんしんの日」なのだ。
「さんしん」とは、言うまでもなく、沖縄の芸能・文化に欠かせない楽器、三線。
元琉球放送の上原直彦さんの提唱により、1993年から、3月4日が「さんしんの日」となった。沖縄ではもちろんのこと、日本の各地、ハワイ、シカゴ、ブラジル、ロサンゼルス、南アフリカ、インド、フランス、北京、タイ、上海、ドミニカ共和国などでも、各種のイベントが開催されてきた。

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ボクシング界からもマスコミからも見放された、亀田三兄弟

亀田ジムが追放されるという記者会見があるというので出かけてみた。ボクサーライセンスというのは、1年ごとに自動更新されるが、ジムを通して手続きされることもあり、ジムが消滅した状態で亀田3兄弟のライセンスも失効。国内での試合はできなくなり、ジムを移籍するか、海外に出るかしか亀田ジムの道はなくなった。

かつて、一世を風靡した亀田三兄弟だが、マスコミは少なく、40人程度。テレビはカメラのみで、レポーターは来てない。世間の関心はもはや稀少となっている。発端となったのは、日本ボクシングコミッション(JBC)が昨年12月にIBF世界スーパーフライ級王者亀田大毅(25)がIBF・WBA世界スーパーフライ級王座統一戦で負けて王座を保持した問題だ。ルールミーティングでは、『負けたら王座は空位』となっていたのだが、亀田は負けてから『負けても王座は防衛。IBFのルールにもそう書いてある』と主張した。

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アマチュア音楽家に対し手の平を返したJASRAC

私はYouTubeに動画をアップロードしている。ピアノで練習して弾けるようになった曲や、PCで作成した音楽データをボーカロイドに歌わせたりした動画だ。5分程度の動画を作るのに長時間を要するため、数ヶ月に一本公開できる程度だ。

そのYouTubeからある日連絡が来た。私が上げたある動画で、洋楽の曲をカバーして曲データを作り、ボーカロイドに歌わせたものがある。バディ・ホリーやファッツ・ドミノなど、今の流行とは無縁のオールディーズをカバーしたものだ。音源は自分のPCから音楽ソフトを使い作成したものだが、曲自体は当然第三者に著作権がある。しかしその動画に対し「第三者が作曲した曲のカバーである場合は、この動画を収益受け取りの対象にできる可能性があります」というメッセージが届いた。この動画に広告を載せれば、著作権者と広告収入を分配できるというのだ。

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剛力彩芽とのスキャンダルで知名度アップを狙う共演者たち

デビュー以来、ほぼ恋の話が出ない「スキャンダル処女」の剛力彩芽を「口説き落とせば株が上がる」とばかりに、さまざまなタレントがアプローチしているが、ほとんど空振りだという。
「多忙な剛力は、報道されているように、事務所のゴリ押しで仕事が立て込んでいるのは事実。撮影が終わると、食事などに誘おうとしても、すぐにつぎの現場へと移動してしまう。昨年末のドラマ『クロコーチ』では、刑事役のTがしきりに焼き肉に誘っていましたが撃沈、映画『黒執事』でもSが複数デートを申し出るも蹴られ、今、放映中の『私の嫌いな探偵』(テレビ朝日)でもSからちょっかいを出されています。好感度の高い剛力と交際すれば、かなりのイメージアップ、仕事につながります。いっぽうで剛力にはいい迷惑だと思うのですが」(芸能ジャーナリスト)

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三億円事件が、テレビドラマで取り上げられるのは、右肩上がりへの待望?

このところ、1968年に府中で起きた三億円事件を扱うドラマ作品が続いている。昨年末にはテレビドラマ『クロコーチ』。今年に入ってテレビ朝日開局55周年記念 松本清張ドラマスペシャル『三億円事件』として、田村正和が、真相にチャレンジする米国保険会社調査員を演じた。

この事件は、120点もの犯人の遺留品がありながらも、警察内部の権力闘争も足を引っ張り、ついに7年後、時効を迎えた。時効となる深夜0時に、事件を振り返るテレビ特番が組まれたのを覚えている。
この捜査には、3億円の4倍、12億円もの捜査費用がかかった。
最後のほうで投入された「落としの八兵衛」こと平塚八兵衛刑事が登場したころは、もはや手垢がついた証拠しか残っていなくて大苦戦した。
「まあ、あれは挙げられる事件だったと言いたいね」と平塚は晩年に語っている。

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黒木メイサ、香港進出の怪情報

夏に公開される映画、実写版『ルパン三世』の大コケが予想される中、峰不二子を演じている黒木メイサの仕事が激減、「香港の映画デビューを狙っています。事務所の意向を無視して強引に赤西仁と結婚した悪いイメージがぬぐえません」(芸能ジャーナリスト)

「黒木にとっては、この映画にすべてを賭けていたのだろうが、いかんせん選んだ作品が悪すぎた。峰不二子には、大衆の思い入れが強すぎて、どんな配役をしても受け入れられるのは難しいのではないでしょうか。夏以降の仕事はまったく入っていなく、写真集のオファーが入っていますが、2億円でフルヌードというギャラも舐められたもの。アメリカで赤西との放蕩生活のイメージがある黒木はテレビでは使いにくく、今後、露出がしにくい状況になることは、まちがいありません」(芸能記者)
ただし、魔性の女の雰囲気をかもしだす黒木は、「アジアンビューティ」としては人気が出るという見方もある。

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おやすみ、佐久間さん

癌による闘病生活を続けていた佐久間正英氏が亡くなった。享年61歳。早すぎる死だ、と思う。彼の業績は今更語るまでもない。Wikipediaでも観れば、彼が一体どれだけ音楽界に貢献し、どれだけの影響を与えたかは自ずと知れるというものだ。日本で生まれ育ち、音楽に少しでも興味を持った人で佐久間氏の影響が皆無という人は、存在しないのではないだろうか。

佐久間氏は昨年まで「おやすみ音楽」というものを作成していた。毎晩作曲し、Twitterにて公開、その数や千一夜物語どころか千百十一夜、1111夜連続で作曲を続けた。その後も散発で続けていたので、病気が無ければ今も続けていたはず。「プロだから出来て当たり前」と本人は語っていたが、同じことができる「プロの音楽家」が果たして何人いるだろうか。

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負けても王座に居座る? 追放の声も上がる亀田兄弟

亀田兄弟が日本ボクシング界から“追放”される可能性が出てきた。
発端は昨年12月の亀田大毅のIBF世界タイトルマッチで起きた運営のミスだった。対戦相手のソリスの体重が契約をリミットオーバーしたにもかかわらず試合を強行。大毅が負けた場合、IBF王座は空位になると説明されていたのが、実際に負けると王座を管理するIBFが「王座は移動しない。大毅の防衛だ」と記者会見してしまった。さらに一夜明けると当の亀田陣営までが「実は試合前、王座の移動はないと聞いていた」と言い出した。

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引退を決めた二岡(日本ハム)と、Qちゃんに共通するもの

巨人と日本ハムで活躍した二岡智宏(37)が9日、千葉・鎌ケ谷の日本ハム2軍施設で引退会見を開き、「たくさんの人に支えられて15年間の野球生活をまっとうできた。完全燃焼できた」と穏やかに語った。昨年10月に戦力外通告を受けたが、トライアウトには参加せず、年末までオファーを待っていたが、どこからもなかった。一部、「二岡、引退」という先走った報道があったが、引退を決めたのは、今年に入ってからである。

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