前回(6月7日)、鹿砦社代表・松岡の怒りの記事でご紹介した通り、「警告書」を送り回答を求めた鈴木伸哉からは回答期限を過ぎても返信がなかった。そこで仕方なく取材班は鈴木に電話で意向を聞くことにした。ことは鹿砦社の名誉毀損に関わることだけに、曖昧にすることはできない。
6月1日正午過ぎ(一般的な企業の昼休み時間)鈴木の携帯電話に電話をかけたが鈴木は出なかったので、仕方なく同日午後鈴木が勤務する会社に電話をかけた。
◆自分と関係なければ「関係ありませんよ」と回答すればよいものを、やましさ故に逃げまくる鈴木
田所敏夫(以下、田所) お世話になっております私株式会社エスエル出版の田所と申しますが、鈴木様いらっしゃいますでしょうか。
電話受けた社員 今電話中なんですけれども。
田所 よろしかったらこのまま待たせていただいてよろしいでしょうか。
電話受けた社員 それではこのまま少々お待ちください。
(1分半ほど保留音)
鈴木伸哉(以下、鈴木) はい。お電話変わりました鈴木です。
田所 お世話になります。私、株式会社エスエル出版の田所と申しますが、お世話になっております。
鈴木 はい。
田所 恐れ入ります。鈴木様宛に5月6日付けで、株式会社鹿砦社から「警告書」を送付させていただいたのですが。
鈴木 それがどうしました。はい。
田所 私は取材班の田所と申しますが
(遮って)
鈴木 そういうのはお断りしているんで。
田所 「警告書」をお受け取りいただいたという記録がこちらの手元にあるのですが。
鈴木 それはもう弁護士の方に送っていますので。
田所 一点だけお尋ねしたいのですけれども、鈴木様は「企業ゴロ」という言葉でですね
鈴木 ちょっと営業中なんですけれども。そういうのは書面で送っていただけますか?
田所 ですから「警告書」をお送りしたんですね。
鈴木 あなたの名前で送ってきてないでしょ?
田所 ですから鹿砦社の代表取締役松岡の名前でお送りしております。
鈴木 いや、それはあなたが送ったんですか?
田所 私は株式会社鹿砦社特別取材班キャップの田所と申します。
鈴木 いや、それね、はっきりいって文書以外で受け付けしていないんで。
田所 それは鈴木様のご事情ですけれども
(遮って)
鈴木 あなたが取材したいんでしたら、取材したいと連絡するのが社会常識でしょ?
田所 取材をしたいのではありません。取材ではなく「10日以内に書面で明確な説明をお願いいたします」とお願いしたんです。お願いをしたのですがお答えを頂けないので
(遮って)
鈴木 はい、お断りします。
田所 お答えは頂けないということでしょうか。
鈴木 そうです。
田所 お答えは頂けないわけですね。
◆自分が書き込んだ証拠を「裁判所で出せ」と発言する鈴木は民事提訴を望むのか?
鈴木 はい。はっきり言って因果関係もわからないことにお答えできませんよ。
田所 鈴木様が書き込まれたものに……。
(遮って)
鈴木 私が書きこんだと、どういう根拠でおっしゃっているんですか。
田所 鈴木様がLenyというアカウントを使っていらっしゃる……。
鈴木 その根拠をお示しください。
田所 鈴木様の複数のお知り合いの方から、これは鈴木様のアカウントであると確認を取っております。
鈴木 いや、あのね、僕、複数の友人て知らないんですよ。まず根拠をちゃんと示して、それからお問い合わせください。
田所 はい。かつては李信恵さんも認めていらっしゃいました。
眼鏡はかけていないが鈴木伸哉と金良平、李信恵。李信恵のツイッター(2015年12月27日)に掲載されたもの
鈴木 いや、そういう話は聞いてません。ですからそれも書面で何月何日に……
田所 すいません、お尋ねしているのはこちらなんです。
鈴木 こちらは根拠を示しなさいと言っているんです。
田所 ですから鈴木様が「芸能プロダクションに寄生して小銭稼ぎをしている極左崩れの企業ゴロ」などと……。
(遮って)
鈴木 ですからそのように私が書きこんだという根拠を示しなさい、と言っているんですよ。
田所 それはあなたが勝手に求めているだけのことです。
鈴木 違います。あなたが私に聞くんでしたら、まず根拠を示してから聞きなさいと。
田所 根拠は、あなたの情報をリンチ被害者のM君から聞いたからです。
鈴木 関係ないです。ちゃんと書き込んだという根拠を、法的にちゃんと示しなさい。
田所 その必要はないです。なぜならば、あなたがたくさん違法な行為を書いているからです。
鈴木 関係ないです、まず示しなさいと言っているの。
田所 「反社出版社」とは「反社会的出版社」を示す言葉ですね。
鈴木 あのね、社会常識なさすぎです。まずその書き込みを私が書いたっていう根拠を示しなさいと言ってるの。裁判所を通してちゃんとそれを私が書いたと示せばいいんですよ。
田所 裁判所を通して示す? そんなことはどうやってやるんですか?
鈴木 なんでもいいですけど法的に示しなさいと言ってるんですよ。
田所 ということは、「訴訟を起こしてくれ」ということですか?
鈴木 そんなことを言ってるんじゃない。
田所 あなた、今「裁判所を通して」とおっしゃったじゃないですか。
鈴木 まずね、その書き込みを私がしたっていう証拠を示してから話が進むんですよ。
田所 では、なぜ私があなたの携帯電話の番号を知っているんですか?
鈴木 それはうちの電話番号は警察署にも届けていますから。
田所 今は会社にお電話をかけているわけです。
鈴木 私の名前は会社のホームページにも書いてありますからね。
田所 違います。私は鈴木さんの携帯電話の番号を知っているわけです。なぜ私が鈴木さんの携帯電話の番号を知っているんですか?
鈴木 それは知りませんよ。
田所 あなたのことを知っている人が教えてくださったから、私は知っているのです。
鈴木 だからその人が、誰がいつ私の書き込みが関係あると、証明したのか、まず示せと言っているんですよ。
田所 ですからリンチ被害者のM君がまだあなたと仲が良かった頃に、あなたがLenyというアカウントを使って書き込みを行っていた時代から、知っているわけです。これで充分でしょ!
鈴木 だったらM君がそれをちゃんと示して……。
田所 必要ありません。この際私はM君のことを問題にしているのではありません。
鈴木 関係ありません、あなたはまずね……。
田所 逃げていますね。
鈴木 あなたがちゃんと証明してからじゃないと話が進まないんですよ。
田所 M君はあなたの電話番号も自宅の住所も知っていますよ。
鈴木 M君は関係ないでしょ。あなたが示さないといけない。
田所 このアカウントが鈴木さんのものであるとわかればはっきりするじゃないですか。
鈴木 証明したらいいじゃないですか。
田所 すでにしていますよ。M君はあなたの会社を知っていたし、あなたのアカウントも住所も自宅の電話番号も知っているということですよ。あなたが散々誹謗中傷している被害者が知っているわけです。
鈴木 関係ないんじゃないですか。
田所 関係ありますよ。あなたの論理は全く破綻しています。破綻している以上におたくは会社ですよ。一般の学生さんなどと鈴木さんは違いますよ。鈴木さんはB(会社名。今回はあえて名を秘す)という立派な会社の取締役をなさっているわけでしょ。
鈴木 それと書き込みと何の関係もないじゃないですか。
田所 そういった立場の方が特定の出版社を「不法に小銭稼ぎをしている極左崩れが社長の反社出版社」という書き込み方をされると、これは明らかに名誉毀損ですよ。
鈴木 だから、まずそれを書いたのが私だということを証明しなさい、と言っているの。
田所 それは出来ていると言っているんです。
鈴木 出来ているんであればそれをまず示したらいいじゃん。
田所 今、言葉で示したでしょ。M君が私にあなたの携帯電話を教えてくれたから、私はあなたの携帯電話もあなたの住所も知っているわけですよ。
鈴木 それ脅しですか。
田所 は? この書き込みとあなたの関連性がどうあるかを示せとあなたが言うから、それを証明しただけですよ。
鈴木 あの、営業妨害なんですけど。
田所 あなたの求めに応じて証拠を申し上げたのです。
鈴木 あの、10分以上かかわっているんですけどね、営業妨害ですよ。
田所 こちらにとっては名誉毀損なんですけど。
鈴木 何で業務中にこんな関係のない電話してくるんですか。
田所 こちらの業務にかかわることで「反社出版社」と書かれ業務に関わりますから。
鈴木 関係ないです。まず示しなさいと言っているでしょ。関係ない所に電話してきて。
田所 関係、大ありですよ。
鈴木 業務妨害で、えーっとエスエルの田所さんですか。電話番号は何番です?
田所 鹿砦社特別取材班キャップの田所です。
鈴木 電話番号は?
田所 私の携帯番号表示されていませんか?
鈴木 いや、言ってください。
田所 それこそお調べいただいたら結構ですよ。鹿砦社の電話番号はオープンにしていますから。
鈴木 じゃあ株式会社エスエルっていう所の電話番号は?
田所 株式会社鹿砦社。
鈴木 関係ないでしょ。
田所 関係は鹿砦社とエスエル出版は親会社─子会社の関係なんです。
鈴木 どちらが親会社なんですか?
田所 調べなさい、そんなことくらい。
鈴木 あなたは自分のことをまず……。
田所 私は田所敏夫と言います。知っているでしょ。しばき隊の中心人物で私の名前知らない人間一人もいませんから。
鈴木 俺は知らないです。
田所 M君の裁判の時、傍聴券抽選前にあなたの隣にいたのが私ですよ。眼鏡かけて来られていましたね。私はあなたの顔も知っています。
鈴木 とりあえず営業妨害なんで御社の方に連絡行くと思いますけども。
田所 はい結構です。
鈴木 もうこれで切りますんで。
◆鈴木への最後通告
身に覚えのある悪行の数々が世間に披歴してしまったら……。鈴木の恐怖感は手に取るように分かった。そして繰り返し根拠を説明しても、話を逸らす鈴木。
だが読者には勘違いしないでほしい。取材班は鈴木への民事提訴も視野に数年間、鈴木の発信を観察、証拠を保存し続けてきた。何もなければ忙しい中このようなつまらぬ人物に時間を割きたくはなかったが、ここへ来て鈴木の発信がまたしてもエスカレートしているので、仕方なくアクションを起こさざるを得なかったのである。
そして、鈴木は前述のとおり「書き込みと自分の関係」に拘っていた。そこで、続報では誰の目にも明らかな証拠をお伝えする。すでに複数の協力者から公開をご快諾頂いている。
鈴木よ、われわれは「企業ゴロ」ではないから、われわれが求めているのは金銭ではない。鹿砦社やリンチ被害者M君を誹謗中傷したことへの真摯な謝罪があれば、これ以上の追撃は行わない。しかし、書面で尋ねた事項への公然たる「無視」、ならびに「営業妨害」を持ち出しての卑怯な逃げを続けるのであれば、われわれは、追及を続けなければならない。
有り余る証拠と複数の対処手段はすでに検討済みである。鹿砦社に公式に謝罪する最後のチャンスは次回、この原稿が掲載された日の23:59までだ。