松岡 きょう私は怒っています! 今年の春に阪神タイガース取材をお願いしたのに、なにも報告がない! 報告がないから記事もない! それで阪神タイガース、セリーグ優勝はおろか、日本一に勝ち上がったじゃないですか! 皆さん何をしていたんですか!

一同 (ブツブツ)

松岡 職務怠慢ですよ。こんなことでは信頼関係が維持できません。

D 社長、たしかに4月9日に取材の指示を受けましたね。それから俺たち「猛虎」のように動きましたよ。今年の阪神優勝は、俺たち「鹿砦社タイガース取材班」の「縁の下の力」がなければ実現しなかったと言ってもいい。

A そのあたりは極秘でしたからね。今年は真っ黒に日焼けしました。

B 大山や佐藤、近本、中野。つまり野手の担当は僕でしたね。あっ! 大山からLINE きた。

C 岡田監督は基本「守りの野球」でしょ。ブルペン含めて投手陣とはかなり懇意にさせてもらいましたよ。

松岡 本当ですか?

D もちろんですよ。だって考えてもみてください。今年の阪神、岡田監督の存在感が圧倒的だったでしょ。その岡田監督をまずおさえに行く。これ、基本でしょ? そこから動き出したわけですよ。

松岡 具体的にはどうやってですか?

A 社長、とぼけないでくださいよ。本社の近くにはタイガースファンにとって夢のような場所がたくさんあるじゃないですか。

B そうそう。社長がシーズン開幕前、岡田監督と会った本社から歩いて20秒の、あのお好み焼き屋さん。

D Bよ、川藤さんが動画で配信したんだからもう店の名前、言ったらいいだろう。


◎[参考動画]【川藤幸三の漢グルメ#1】甲子園球場から徒歩3分!! 40年通い続けたお好み焼き屋をご紹介!!

B そうっすね。「木馬」です。

C 社長が岡田監督と握手したのも「木馬」でしょ。

松岡 そ、そうですが……。

A 「木馬」に張り付いたんですよ。徹底的にね。そしたら来るわ、来るわ。

B お好み焼きは美味しいけど、あの店椅子が小さいでしょ。プロ野球選手やOBは窮屈じゃないのか、って思ってましたけど、平気なんですね。力士も来てたよな、C。

C 来てた、来てた。でも力士は関取じゃないですよ。まだ序二段か三段目とか言ってました。それからスポーツ紙の熱心な記者も結構ね。

D 阪神の選手やOBばかりじゃなく、巨人筆頭にとにかく大物が入れ代わり立ち代わり。驚きましたよ。でね、活かさない手は無いじゃないですか。日本代表が組めるくらいの現役選手陣やコーチ、監督とネットワークを作ったわけですわ。

松岡 それはいいですけど、どうして報告してくれなかったのですか?記事も出ていないし。

D だから言っているじゃないですか。もう俺たち取材どころじゃなくなって「当事者」になったわけです。

松岡 当事者?

A 阪神のセリーグ優勝は子供の頃記憶があるんですけど、日本一の1985年はまだ自分産まれてなかったし。

B そうそう。この中で85年知っているのはDさんだけですよ。

C 「ARE(アレ)」は勿論だけど、それだけじゃない! 日本一を取りに行くって「取材班」で決めたんです。

松岡 (無言)

B セリーグ優勝が決まった9月14日、甲子園ものすごかったですね。

松岡 いやいや、まあな。優勝ゆうて、しらん選手がほとんどやったから。優勝した選手おらへんやろ。俺は何回もしてるけど。おおん。だから、やっぱり、そりゃ、甲子園でね。そりゃ決めなあかんと。思うわ。そりゃそうやろ。お前。おおん。

D きた! 予定通りだ。社長に岡田監督が入ったぞ! A、質問行ってくれ。

A まかせてください。「鹿砦社取材班」が岡田監督に独占インタビューです。岡田監督、38年ぶりの日本一おめでとうございました。

松岡 いやいや。どうも。ありがとうございます。

A シーズン前から期待が高かったですが、日本一は狙っていましたか。

松岡 いやいや。そんなん、急にはね。おおん。セリーグ優勝も正直言って2年はかかるかと思っとった。そんなん、18年も優勝してへんわけやから、簡単に(優勝)はでけへんよ。

A  攻撃のときは岡田監督がみずからサインを出していました。

松岡 いやいや、みずからいうよりも。そんなん作戦は、場面、場面でね。ゆうか、1球ごとに状況変わるわけやろ。今岡(打撃コーチ)に「お前サイン出すか」ゆうて聞いたら、「監督にまかせます」いわれたから。それだけのことよ。おおん。

B おいA、あんまりマニアックな質問するな。鹿砦社はただでも「変わり者」と思われてるんだから。普通で行け、普通で。ジャニーズとかタカラズカのこととか聞くなよ。

A 監督、それにしても見事な投手陣でしたね。

松岡(こと岡田) ううん、投手はね、しっかり頑張ってくれた。まあそこそこいくゆうか、青柳筆頭にね。西、伊藤ゆうね、実績ある投手がおってな。せやけど村上と大竹は予想外やったな、ええ意味でな。おおん。そのへんは安藤(投手コーチ)と久保田(投手コーチ)にまかせとったけど。まあ中継ぎも安定しとったし、信頼してな。ひっくり返される試合はそんなになかったんちゃうかな。やっぱり、守りゆうか、もちろんピッチャー中心やけど、そこがな。わりかしうまくいったわ。

A ここで監督にお好きなパインアメのプレゼントです。

松岡(こと岡田) いらんよ(笑)。いらんゆうたらあかんか。家にようけあんねん。

A リーグ優勝の祝勝会(ビールかけ)、日本一の時もそうですが岡田節がさえました。

松岡(こど岡田) いやいや、それは大学でな。おおん。早稲田で勉強しとるから。鳥谷でもでけるんちゃうか。早稲田やし。しゃべれるれるよ、そんなもん。

A 手前味噌ながら、本社の「デジタル鹿砦社通信」でご登場頂いて以降、主要スポーツ紙は岡田監督のお話を、そのまま掲載するようになりました。

松岡(こと岡田) そんなん知らんやん。どことも同じようにやってるんちゃう。ロクサイシャ?聞いたことないけどな(球団職員が岡田監督に走り寄り何事か耳打ち)。ああ、ちゃうちゃう。鹿砦社な。おおん。まあな、頑張ってるゆうか、なんていうんかな。

A え! 鹿砦社をご存知ではなかった? 監督?

松岡(こと岡田) ちょっと野球とはちゃうけど、甲子園にあるんやな? ワシの記事やろ。おおん。あれは、あれよ。前から解説やっとった時も書いとった新聞はあったな。おおん。いまは忙しいから、そんなもん毎日スポーツ新聞見てへんで。そうなん?知らんかったわ。

A ありがとうございます。岡田節逐語掲載の先鞭は、4月9日の本通信でした。鹿砦社もご存知で。

松岡(こと岡田) おお、おお。あの3階建てのビルな。あそこの1階、むかし、婦人服の店あったところやろ。おお。隣が阪神パークやった。もう若いもんはレオポンとか知らんやろな。

A レオパレスは聞いたことがありますが、レオポンは知りません。ところで岡田監督、どうして「パインアメ」をあれほどお好きなのでしょうか。

松岡≒岡田 いやいや、好きいうより、なんやろな。当たり前なんやな。おおん。考えるときにな、試合中もそうやし、テレビ見てても夢中になったら舐めたいわな。なんでゆわれたら困るやろ。お前。

A こちらがパインアメ製造工場です。滋賀県にあります。

松岡≒岡田 おお。聞いたことあるよ。せやけど、ただの工場やな。

A (Dさん、反応悪いですよ、きょうの岡田監督)

D 馬鹿野郎! お、前の質問が読売テレビやNHK並みに外れてるんだ。核心を聞け! 核心を!

A 岡田監督。ことしの大躍進、最大の理由は何だったのでしょうか。

松岡≒岡田 いやいや、大躍進ゆうて、そんなもんでもあらへんけど。まあね、コロナでやっぱり選手やスタッフも、去年までは制約いうか、あったんでね。甲子園でも今年久しぶりやろ。あんな声援。鹿砦社かて、コロナで経営しんどかったらしいやんか。おおん。ゆうてくれたらな、なんとかでけたかもしれんのに。ちょっと水臭いわな。

A え! そこまで岡田監督は鹿砦社を心配してくださっている?

松岡≒岡田 そりゃそうよ。おおん。甲子園いうたら賑やかな場所やて、来たことない人思うやないか。せやけど、試合なかったら、静かな町やで。おおん。出版社がな、「木馬」の近くにあるゆうのは、なんていうか、大事やな思いますよ。

A ありがとうございます。それにしても岡田監督口調がスポーツ紙、ネットでも踊りましたね。

松岡≒岡田 いやいや、だから、あんまり知らんけど。まあ、「ARE(アレ)」やないけど注目はさえたいうね。それは、ええんかどうか。まあ優勝したからな、よかったんちがうかな。

A ありがとうございました。見事日本一に輝いた阪神タイガース岡田監督を、鹿砦社松岡社長を媒介にお話を伺いました。


◎[参考動画]“50年虎党”その魅力は…渡辺謙さんに聞く 阪神とオリックスW優勝パレード(ANN 2023年11月23日)

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松岡 しばらくご無沙汰していました。皆さんにはこれまで「しばき隊」関係の取材をお願いしていましたが、あの一件は依然動きがあるものの、今年は別のテーマで取材をお願い致します。

A 別のテーマというと、どんな分野でしょうか?社長。

松岡 「2023年の阪神タイガース」を徹底的に取材してください。

一同 え、え、え!

B 社長、鹿砦社は本社が甲子園のスコアボード裏100mくらいの至近にあるのは、そりゃそうですが、阪神戦の甲子園内での取材は「報道パス」がないとは入れませんよ。

C 阪神タイガース、タイガースは関西人なら誰でもファンですが、俺今までスポーツ取材なんてやったことないし、いきなりのことで。できるんですか?

松岡 そこを、なんとかしてくださるのがみなさんの力だと信じています!

D いや、社長、気持ちは分かりますけどね。僕らの立場も考えてくださいよ。虎風荘(阪神の若手が入る寮)も近く尼崎に移転するらしいし、鳴尾浜のグランドも尼崎に移転でしょ。Bが言うように甲子園の取材パスは、うちらレベルの「フリー」じゃ手に入りませんよ。どうすりゃいいんですか?

松岡 その点はご心配なく。

B ということは、既に阪神球団に掛け合って、手配済みいうことでうすか?

松岡 私はそんなちゃちな真似はしません。皆さんには堂々と行ってもらいます。

A だから、具体的にはどうしろと?

松岡 岡田監督とは1月末に顔合わせろ済ませました。だから大丈夫です。

一同 本当ですか!ほんまかいな!?

松岡 本社の近くに、皆さんを時々連れてゆくお好み焼き屋さんがありますね。私があそこで食事を終えて店を出ようとしたときに、ちょうど岡田監督が店に入ってきたんです。

B ほんまの話ですか?

松岡 本当です。岡田監督もあのお好み焼き屋さんは馴染みのようでした。せっかくなので激励の握手をしておきました。

C その時の写真って社長のフェースブックに載ってましたっけ?

B それは貴重やわ。岡田監督と関係ができたんやったら、取材も楽にできるから安心しました。

D やっぱり社長「持ってます」ね。全国広しといえども、昼飯食べに行って、そこで岡田監督にばったり会う出版社の社長はそうはいませんからね。それで、阪神球団にはどうやって連絡すればいいんですか?

松岡 は?

D いや、だから 俺たちが「鹿砦社特別取材班」として「2023年の阪神タイガース」を取材するのに、岡田監督と関係ができた社長のラインから、どうやって阪神球団に接触すればいいか、と聞いているんです。

松岡 それはな、うん。まあな。会った(おうた)んは、会った(おうた)んで間違いないんよ。おお。せやけど、突然やんか。牽制球けえへんはずの時に来よったようなもんやんか。おお。あれよ。食べ終わってな、昼からの仕事、どないしようかなあ。考えるやんか。おお。そないしとったら、急に岡田が現れたんよ。うん。びっくりするやんか。びっくりするわな。写真?ほんなもん撮れるかいな。うん。「今年は頑張って」いうてな。おん。しっかり握手はしといたわ。おん。それ以上どないせい、いうんや。そりゃ無理やろ。あんな場合。おおん。

B 社長、急に岡田監督が入ってますけど、誤魔化さんといてください。写真は撮ってない、いうことですか?

松岡 せやから、言うてるやんか。おおん。そんなもん。急にできへんよ。うん。自分やったらできるか?

B いや、自分やったら、ってそういう問題じゃないです。

C 社長、結局岡田監督と鉢合わせしたのは本当なんですね。

松岡 ほんまよ。おおん。びっくりしたけどな。おおん。

D (小声で)おい、社長から岡田監督が抜けないぞ。

A だったら、社長を媒介して、岡田監督に疑似インタビューから取材はじめましょうか。

D この際、仕方ないな。いまちょっと走って例のお好みや参に確認してきたんだけど、岡田監督が常連なのは間違いないって。

B フリーのフォトジャーナリストにはあんなにきついのに、自分は写真一枚なしということですか?

D もう過去の話しても仕方ないだろ。A、岡田監督への疑似インタビュー早速はじめてくれ。

A わかりました。今シーズンから再び阪神タイガース監督に就任した岡田監督へのインタビュー、松岡社長の体を媒介にして行います。
監督、開幕3連勝おめでとうございます。

松岡 おお、まあ、よかったわな。打線が全員2試合でヒットでたんわよかった。おおん。ゆうてもまだ3試合やから、開幕ダッシュとかは大げさやけどな。

A 作戦面でも岡田采配が光りました。リクエスト要求で判定が覆らないと、すぐにランナーを走らせたり、1ストライクから原口選手を代打に送り、1球目をホームラン。昨年までとの違いが際立ちましたね。

松岡 際立ったというかな。やることやってるだけよ。おおん。そりゃ攻撃は敵が嫌がることするのが、当たり前やん。おおん。まあ、打線は水物やけど打てたんはよかったわ。おおん。

A 抑えの湯浅投手、若干厳しいシーンもありましたが投手陣はこの3連戦いかがでしたか?

松岡 まあ、結果ゼロやから。湯浅は。おおん。悪い時もありますよ。でも結果ゼロはよかったわな。おおん。さすがに、3連投はさせられへんから。今日はキャッチボールもさせへんかったし。青柳も才木もいっぱいいっぱいまでは引っ張ってないし。まあ秋山は御覧の通りで。おおん。

A 次の広島戦に西勇投手や伊藤投手を温存できる投手起用は、先発陣の層の厚さを感じさせます。

松岡 層の厚さいうよりも、個人個人が自分の仕事わかってる、いうかね。自分の役割ちゃんとまっとうしてくれたら結果はついてくるゆうことや。おおん。けど、波はあるよ。誰にでもな。

A 今シーズン阪神ファンは開幕3連勝で、ますます期待が高まります「ARE」を期待していいでしょうか?

松岡 いやいや、まだ3試合やんか。それや、あれよ「ARE」はね、もちろん結果やから。まだそんなもん、意識する時期でもないし。目の前の試合を勝っていくのがな、まあ、それだけよ。おおん。

A 放送席、放送席、以上松岡社長の体を借りて、岡田監督のインタビューでした。

D 上出来じゃないか。

B でも、こんな現場当たらずの取材で記事に出来ます?

C 社長には憑依の体質もモノマネの才能もなかったでしょう。その社長にこれだけ饒舌に喋らせるのは、やっぱり岡田監督の力だと思っていいんじゃないでしょうか。

A 自分で聞いといてなんだけど、複雑です…。

D そうだな。毎回こんな原稿じゃ使えないな…。

松岡 皆さんなにをしょぼくれた顔をしているんですか。今年は阪神タイガース取材をよろしくお願いしますよ。

一同 は、はい。(つづく)

特別取材班付記
社長松岡は、たしかに1月末に岡田監督と出くわしていた。しかし上記に報告した内容は、事実のほか一部「想像」、や「妄想」も混じっていることをご了解いただきたい。順次続報をお伝えする。

7日発売! 月刊『紙の爆弾』2023年5月号

藤井正美はしばき隊/カウンターの中心メンバーとして鹿砦社に入り込み、在籍3年間で勤務時間の大半を私や従業員にわからないように業務とは無関係のツイッターやメールに勤しんでいたことが発覚しました(ツイッターは退社前、メールは退社後)。退社後詳細に分析し、その悪質性から、当然ながら給与返還を求め提訴したわけですが、一審の大阪地裁は私たちの請求にゼロ回答、逆に藤井が反訴した部分で鹿砦社に賠償金11万円を課しました。おかしいと思いませんか? 〈常識〉があれば誰しもおかしいと思うでしょう。

直近に藤井代理人・神原元弁護士に懲戒問題が起こったりしていますが、ちょっと前に起きた本件と類似の問題として兵庫県加古川市の職員が8年間に、やはり勤務時間中にSNSを閲覧したとして給与返還させられています。これについては準備書面にも盛り込みましたが、下記のように少し申し述べておきます。――

顔出しで街頭演説する藤井正美

◇     ◇     ◇     ◇     ◇     ◇

本件と類似した事件として、前回準備書面提出締切直前に、「勤務中に私的なネット閲覧1654時間、市職員が給与475万円を返還」と2022年7月28日付け読売新聞オンラインが報じ、この記事の写しを裁判所に提出しました。

その後、兵庫県加古川市役所にも確認し事実と判明しました。加古川市役所の職員は「8年間、早朝や通常勤務中に846回(計1654時間)、公用パソコンで業務と無関係のインターネットを閲覧」(読売オンライン記事より)しました。

一方、鹿砦社に在職した3年間に藤井はツイッター1万8535回、1235時間(1tw当たり4分換算)、メールは数えきれないほど膨大で費やした時間も計り知れません。更にはツイッターのダイレクトメールも、これは発掘できませんでしたが、かなりの量だと推察されます。加古川市役所の職員は政治的目的はなかったと推察しますが、藤井は政治的目的を持って大学・団体・企業に恫喝さえ行っています。こうした藤井の所業を説明し、更に一審判決で鹿砦社の主張が全く認められず、逆に賠償金を課せられたと申し述べたところ非常に驚いていました。

この加古川市当局の判断こそ〈社会通念〉にも〈一般常識〉にも適うものです。一審裁判所(大阪地裁)は、なぜこうした判断ができなかったのか、大いに疑問です。司法には〈常識〉もなければ「良識の府」としての矜持もないのか、と疑念を禁じ得ず本件控訴に至った次第す。鹿砦社の主張はシンプルであり、司法に〈社会通念〉や〈常識〉に従った判断を求めるということにすぎません。

ここでは賛否はともかく、施行から10年余り経つ「裁判員裁判制度」が導入されたのは、端的に言えば、司法に市民感覚を採り入れるという主旨だったと思料します。仮に本件訴訟を、一般から選ばれた裁判員が審理すれば、おそらく控訴人の主張が100%近く認められると確信します。

本控訴審にあって大阪高裁には加古川市役所と同様〈社会通念〉や〈常識〉に従った判断を下すよう強く求めるものです。われわれは決して無理や無茶を言っているのではありません。再三繰り返しますが、控訴人・鹿砦社は〈社会通念〉や〈常識〉に従った判断を大阪高裁に求めます。大阪高裁は、われわれ、つまり鹿砦社だけではなく、日本の中小企業主の主張に虚心に耳を傾けていただきたいと思います。今後SNSが更に拡がることは想像に難くありませんが、本件一審判決が確定すれば、世の中小企業は立ち行かなくなります。よって、〈社会通念〉や〈常識〉を著しく欠いた一審判決の破棄を強く求めるものです。

勤務時間中に藤井が発信したツイートのほんの一部

◇     ◇     ◇     ◇     ◇     ◇

*参考までに読売新聞オンライン2022年7月28日の記事を引用しておきます。

 勤務中に私的なネット閲覧1654時間、市職員が給与475万円を返還

 兵庫県加古川市は27日、勤務中に私的にインターネットを閲覧してその間の給与や手当を不当に受け取ったとして上下水道局の男性主査(48)を停職6か月、公金10万円を紛失した課の責任者だった都市計画部の男性主幹(55)を戒告にするなど計4人を懲戒処分、7人を口頭厳重注意にした。

 市の発表では、男性主査は、農林水産課や市街地整備課員だった2014年4月~今年3月の8年間、早朝や通常勤務中に846回(計1654時間)、公用パソコンで業務と無関係のインターネットを閲覧。主査は6月、給与475万5957円と利息分の全額を市に返還した。

 さらに当時の上司だった都市計画部主幹(56)を減給10分の1(3か月)、環境部主幹(57)を同(1か月)、当時の都市計画部長2人を口頭厳重注意とした。

 また、男性主幹が課長を務めていた債権管理課では今年3月9日、窓口で8人から納付された139万1817円のうち10万円を紛失。窓口の職員が高額の現金を機器で数えずに受け取り、未施錠の金庫やロッカーに保管するなど管理が不適切だった。主幹は6月、利息分を含めて弁済。当時の税務部長ら3人と、窓口職員2人は口頭厳重注意とした。

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しばき隊リンチ事件 http://www.rokusaisha.com/wp/?cat=62

Amazon https://www.amazon.co.jp/dp/B07CXC368T/
鹿砦社 http://www.rokusaisha.com/kikan.php?bookid=000541

【お断り】先に公開しました、神原元弁護士懲戒事案に対する記事について、神奈川県弁護士会綱紀委員会の9月13日付け「議決書」を閲読し、誤認と、これに基づく、誤解を生じさせる表現がありましたので、加筆・修正させていただきました。

◆     ◆     ◆     ◆     ◆     ◆

その三百代言能力で、リンチ被害者の大学院生(当時)M君や、彼を支援する私たちを苦しめてきた、「しばき隊」顧問(代理人)弁護士・神原元弁護士に対し遂に神奈川県弁護士会綱紀委員会は、神原弁護士の暴言を「品位を失うべき非行」に該当するとし懲戒問題の次の段階である「懲戒委員会の審査を求め」、「審査を開始」いたしました。神原弁護士に対しては、これまで何度となく懲戒請求は出されてきましたが、その都度棄却されてきた中で画期的な判断です。

「議決」の「主文」は、
「対象弁護士につき、懲戒委員会に事案の審査を求めることを相当と認める。」
です(詳細は「議決書」をお読みください)。

早速、当の「女性スペースを守る会」はツイッターを発信し、「議決書」や「懲戒請求書」などを、そのnoteにアップしています。意見の対立する相手を簡単に「●●」(「殺す」という意味)と言い放ち、「ヘイト団体」「ファシスト団体」と公言する、自称「人権派」弁護士の真の姿が今後明らかになるでしょう。再三再四の懲戒請求に、さすがに今回は弁護士会も業を煮やしたものと推察いたします。

「女性スペースを守る会」のツイッターの一部

弁護士の懲戒については、当該弁護士が所属している弁護士会が懲戒に値するか、否かを審査するという制度的な問題が、近年著しく顕在化してきました。また、懲戒請求を行った人物を、懲戒請求された弁護士が提訴し、損害賠償金を支払えとする判決(和解)も出されており、考えさせられることの多い問題です。

かつて橋下徹弁護士が、光市殺人事件被告人の弁護団に懲戒を呼びかける旨の発言をテレビで行い、弁護団は大変な数の懲戒請求に苦しめられたことがありました。当の橋下弁護士は「自分は懲戒に時間をかける価値がないと思ったからしなかった」と鉄面皮で語っていました。

このように弁護士の世界には、私たちの常識とは異なる規範があるのでしょうか。

いずれにせよ「正義は暴走してよい」と語ってなんの痛痒も感じなかった神原元弁護士は、『正義を振りかざす「極端な人」の正体』(山口真一・著、光文社新書)という本がありますが、このタイトル通りの人物です。

よもやの弁護士会の議決に動転する神原弁護士

来週22日(木)午前11時から、大阪高裁(第3民事部、別館8階84号法廷)で、しばき隊の中心的活動家として鹿砦社社内でやりたい放題やってきた藤井正美に対する訴訟の控訴審に、彼女の代理人でもある神原弁護士が出廷します。関西近辺の方はぜひ傍聴お願いいたします。

【追記】

仄聞するところによりますと、神原弁護士は「綱紀委員会で審査相当になったからと言って、懲戒が決まったわけではないですよ! 処分ナシも充分にありえます!」とみずからおっしゃっています。果たしてそうでしょうか? さっそく日弁連に確かめました。

2020年1月から12月まで、全国の弁護士会綱紀委員会で(懲戒委員会の)「審査相当」と判断されたのは66件、その後の「懲戒委員会」で「懲戒は相当ではない」と判断されたのは、「1件」だそうです(綱紀委員会で「審査相当」と判断された事案を「懲戒委員会」が「戒告」、「業務停止」、「退会命令」、「除名」と処分を決めるのが手続きです)。66分の1、1.5%だけが処分から免れている、これが現実です。

この数字を見る限り、綱紀委員会で「審査相当」と判断されたのであれば、何らかの懲戒処分が下ることが濃厚と考えるのが、妥当な判断であろうと思えます。すなわち、神原弁護士の懲戒処分決定は濃厚であるということです。

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前回本通信で鈴木伸哉との会話を公表した。鈴木は重ねて「自分とは関係ない」、「この書き込みが自分のものであると証明しろ」と繰り返した。取材班キャップ田所は、情報の出所がリンチ被害者M君であり、それ故、鈴木の会社だけではなく、携帯電話の番号や自宅住所も知りえたし、アカウントについても同様であると「証明」した。それでも鈴木はひたすら「証明しろ」、「証明しろ」を繰り返したので、本日は「leny φ(^▽^)ノ#鶴橋安寧! (@LenyIza )」が鈴木のアカウントであることを、言葉ではなく過去の関係人物とのやり取りを示すことにより、誰の目にもわかるように再度「証明」する(本来このような無益な作業は不要と考えるが、鈴木が要求するので仕方なく時間を割く)。

以下はかつてカウンターであったが、リンチ事件を契機にカウンターの手法に疑問を持ち、現在は距離を置いている三輪吾郎さんからご提供いただいた情報である。実名で勇気ある「証明」を行っていただいた三輪さんに感謝したい。

まず紹介するのは、あるイベントで作成したチラシが余ったため、大阪市内居住の三輪さんが鈴木の会社まで残部を送付した際のやり取りだ。

三輪さんの自宅から鈴木の会社へ宅急便を送る相談がなされていることがわかる。この時期2人の間には、何のわだかまりもなく、むしろ一定の信頼関係があったと、このやり取りからは推認される。ところがM君リンチ事件後、鈴木の態度は一変し、三輪さんとも以下のやり取りを残している。

三輪さんと鈴木がこの時点ではもう決裂しており、鈴木が「神戸の時に俺の電話番号教えたよな?」と凄んでいる。が、実はそれ以前に鈴木は三輪さんに自分の名刺を渡し、会社の住所などを教えていたのだ。でなければ、最初に紹介した荷物の送付を行えない。

さて、鈴木は自らと自らの勤務先を限りなく特定させる書き込みをいくつも残している。

鈴木の勤務する会社はホームページによれば、1996年の設立であり、この書き込みと符合する。

そして今は敢えて名前は出さないが、鈴木は自身の勤務する会社の名前が判明する書き込みを複数行っている。

ここで鈴木が名前を挙げている会社と鈴木が勤務する会社が隣接していることは、Googleストリートビューではっきり目視できるので、関心がおありの方はご確認を。

ちなみに、これら書き込みは鈴木自身の手によるもの(誰でも見ることができる公開情報)であり、それを取材班のサイバー班が保存したものである。そして、

と鈴木は前職が大和証券であることを明かしている。土井定包氏は大和証券の会長を務めた人物である。

さらに、リンチ被害者M君ともかなり懇意な時期があり、以下の書き込みが残っている。

写っているのは、リンチ被害者M君で、「普段、硬派っぽい人ほど甘いものが好きな気がする。まっ、自分も好きやけど…*それにしても、めっちゃ嬉しそうな」とまるで恋人同士かと勘違いしそうなコメントを添えている。

その後、李信恵らによる集団リンチ事件によって鈴木と被害者M君の仲が決裂した後、この写真をコラージュした卑劣かつ非人間的が画像も何者かから発信されている(リンチ関連本第5弾『真実と暴力の隠蔽』巻頭グラビアに掲載)。これが鈴木によるものとの噂があり、このことについても「警告書」では真偽のほどを鈴木に求めている。回答がないが、「関係ない」と言うのなら、そう回答すればいいではないか?

もうこれ以上の言葉は必要あるまい。鈴木伸哉がツイッターアカウント「leny φ(^▽^)ノ#鶴橋安寧! (@LenyIza )」の発信者であることに争いはないだろう。

鹿砦社は金銭保証を求めているわけではない。前回警告した通り、鈴木が、「leny φ(^▽^)ノ#鶴橋安寧! (@LenyIza )」というアカウントがみずからのものと潔く認め、誠実な謝罪をすれば、これ以上の追及や、鈴木が電話で自ら求めた「裁判所」などに持ち込むつもりはない。

だが、本日が最終期限である。本日23:59までに、鹿砦社代表・松岡宛メール(matsuoka@rokusaisha.com)、あるいは書面(ファックス0798-49-5309)、そのほか形のある方法で鹿砦社に謝罪の意を明らかにするように要求する。これは本当の最後通告である。

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前回(6月7日)、鹿砦社代表・松岡の怒りの記事でご紹介した通り、「警告書」を送り回答を求めた鈴木伸哉からは回答期限を過ぎても返信がなかった。そこで仕方なく取材班は鈴木に電話で意向を聞くことにした。ことは鹿砦社の名誉毀損に関わることだけに、曖昧にすることはできない。

6月1日正午過ぎ(一般的な企業の昼休み時間)鈴木の携帯電話に電話をかけたが鈴木は出なかったので、仕方なく同日午後鈴木が勤務する会社に電話をかけた。

◆自分と関係なければ「関係ありませんよ」と回答すればよいものを、やましさ故に逃げまくる鈴木

田所敏夫(以下、田所) お世話になっております私株式会社エスエル出版の田所と申しますが、鈴木様いらっしゃいますでしょうか。

電話受けた社員 今電話中なんですけれども。

田所 よろしかったらこのまま待たせていただいてよろしいでしょうか。

電話受けた社員 それではこのまま少々お待ちください。

(1分半ほど保留音)

鈴木伸哉(以下、鈴木) はい。お電話変わりました鈴木です。

田所 お世話になります。私、株式会社エスエル出版の田所と申しますが、お世話になっております。

鈴木 はい。

田所 恐れ入ります。鈴木様宛に5月6日付けで、株式会社鹿砦社から「警告書」を送付させていただいたのですが。

鈴木 それがどうしました。はい。

田所 私は取材班の田所と申しますが

(遮って)

鈴木 そういうのはお断りしているんで。

田所 「警告書」をお受け取りいただいたという記録がこちらの手元にあるのですが。

鈴木 それはもう弁護士の方に送っていますので。

田所 一点だけお尋ねしたいのですけれども、鈴木様は「企業ゴロ」という言葉でですね

鈴木 ちょっと営業中なんですけれども。そういうのは書面で送っていただけますか?

田所 ですから「警告書」をお送りしたんですね。

鈴木 あなたの名前で送ってきてないでしょ?

田所 ですから鹿砦社の代表取締役松岡の名前でお送りしております。

鈴木 いや、それはあなたが送ったんですか?

田所 私は株式会社鹿砦社特別取材班キャップの田所と申します。

鈴木 いや、それね、はっきりいって文書以外で受け付けしていないんで。

田所 それは鈴木様のご事情ですけれども

(遮って)

鈴木 あなたが取材したいんでしたら、取材したいと連絡するのが社会常識でしょ?

田所 取材をしたいのではありません。取材ではなく「10日以内に書面で明確な説明をお願いいたします」とお願いしたんです。お願いをしたのですがお答えを頂けないので

(遮って)

鈴木 はい、お断りします。

田所 お答えは頂けないということでしょうか。

鈴木 そうです。

田所 お答えは頂けないわけですね。

◆自分が書き込んだ証拠を「裁判所で出せ」と発言する鈴木は民事提訴を望むのか?

鈴木 はい。はっきり言って因果関係もわからないことにお答えできませんよ。

田所 鈴木様が書き込まれたものに……。

(遮って)

鈴木 私が書きこんだと、どういう根拠でおっしゃっているんですか。

田所 鈴木様がLenyというアカウントを使っていらっしゃる……。

鈴木 その根拠をお示しください。

田所 鈴木様の複数のお知り合いの方から、これは鈴木様のアカウントであると確認を取っております。

鈴木 いや、あのね、僕、複数の友人て知らないんですよ。まず根拠をちゃんと示して、それからお問い合わせください。

田所 はい。かつては李信恵さんも認めていらっしゃいました。

眼鏡はかけていないが鈴木伸哉と金良平、李信恵。李信恵のツイッター(2015年12月27日)に掲載されたもの

鈴木 いや、そういう話は聞いてません。ですからそれも書面で何月何日に……

田所 すいません、お尋ねしているのはこちらなんです。

鈴木 こちらは根拠を示しなさいと言っているんです。

田所 ですから鈴木様が「芸能プロダクションに寄生して小銭稼ぎをしている極左崩れの企業ゴロ」などと……。

(遮って)

鈴木 ですからそのように私が書きこんだという根拠を示しなさい、と言っているんですよ。

田所 それはあなたが勝手に求めているだけのことです。

鈴木 違います。あなたが私に聞くんでしたら、まず根拠を示してから聞きなさいと。

田所 根拠は、あなたの情報をリンチ被害者のM君から聞いたからです。

鈴木 関係ないです。ちゃんと書き込んだという根拠を、法的にちゃんと示しなさい。

田所 その必要はないです。なぜならば、あなたがたくさん違法な行為を書いているからです。

鈴木 関係ないです、まず示しなさいと言っているの。

田所 「反社出版社」とは「反社会的出版社」を示す言葉ですね。

鈴木 あのね、社会常識なさすぎです。まずその書き込みを私が書いたっていう根拠を示しなさいと言ってるの。裁判所を通してちゃんとそれを私が書いたと示せばいいんですよ。

田所 裁判所を通して示す? そんなことはどうやってやるんですか?

鈴木 なんでもいいですけど法的に示しなさいと言ってるんですよ。

田所 ということは、「訴訟を起こしてくれ」ということですか?

鈴木 そんなことを言ってるんじゃない。

田所 あなた、今「裁判所を通して」とおっしゃったじゃないですか。

鈴木 まずね、その書き込みを私がしたっていう証拠を示してから話が進むんですよ。

田所 では、なぜ私があなたの携帯電話の番号を知っているんですか?

鈴木 それはうちの電話番号は警察署にも届けていますから。

田所 今は会社にお電話をかけているわけです。

鈴木 私の名前は会社のホームページにも書いてありますからね。

田所 違います。私は鈴木さんの携帯電話の番号を知っているわけです。なぜ私が鈴木さんの携帯電話の番号を知っているんですか?

鈴木 それは知りませんよ。

田所 あなたのことを知っている人が教えてくださったから、私は知っているのです。

鈴木 だからその人が、誰がいつ私の書き込みが関係あると、証明したのか、まず示せと言っているんですよ。

田所 ですからリンチ被害者のM君がまだあなたと仲が良かった頃に、あなたがLenyというアカウントを使って書き込みを行っていた時代から、知っているわけです。これで充分でしょ!

鈴木 だったらM君がそれをちゃんと示して……。

田所 必要ありません。この際私はM君のことを問題にしているのではありません。

鈴木 関係ありません、あなたはまずね……。

田所 逃げていますね。

鈴木 あなたがちゃんと証明してからじゃないと話が進まないんですよ。

田所 M君はあなたの電話番号も自宅の住所も知っていますよ。

鈴木 M君は関係ないでしょ。あなたが示さないといけない。

田所 このアカウントが鈴木さんのものであるとわかればはっきりするじゃないですか。

鈴木 証明したらいいじゃないですか。

田所 すでにしていますよ。M君はあなたの会社を知っていたし、あなたのアカウントも住所も自宅の電話番号も知っているということですよ。あなたが散々誹謗中傷している被害者が知っているわけです。

鈴木 関係ないんじゃないですか。

田所 関係ありますよ。あなたの論理は全く破綻しています。破綻している以上におたくは会社ですよ。一般の学生さんなどと鈴木さんは違いますよ。鈴木さんはB(会社名。今回はあえて名を秘す)という立派な会社の取締役をなさっているわけでしょ。

鈴木 それと書き込みと何の関係もないじゃないですか。

田所 そういった立場の方が特定の出版社を「不法に小銭稼ぎをしている極左崩れが社長の反社出版社」という書き込み方をされると、これは明らかに名誉毀損ですよ。

鈴木 だから、まずそれを書いたのが私だということを証明しなさい、と言っているの。

田所 それは出来ていると言っているんです。

鈴木 出来ているんであればそれをまず示したらいいじゃん。

田所 今、言葉で示したでしょ。M君が私にあなたの携帯電話を教えてくれたから、私はあなたの携帯電話もあなたの住所も知っているわけですよ。

鈴木 それ脅しですか。

田所 は? この書き込みとあなたの関連性がどうあるかを示せとあなたが言うから、それを証明しただけですよ。

鈴木 あの、営業妨害なんですけど。

田所 あなたの求めに応じて証拠を申し上げたのです。

鈴木 あの、10分以上かかわっているんですけどね、営業妨害ですよ。

田所 こちらにとっては名誉毀損なんですけど。

鈴木 何で業務中にこんな関係のない電話してくるんですか。

田所 こちらの業務にかかわることで「反社出版社」と書かれ業務に関わりますから。

鈴木 関係ないです。まず示しなさいと言っているでしょ。関係ない所に電話してきて。

田所 関係、大ありですよ。

鈴木 業務妨害で、えーっとエスエルの田所さんですか。電話番号は何番です?

田所 鹿砦社特別取材班キャップの田所です。

鈴木 電話番号は?

田所 私の携帯番号表示されていませんか?

鈴木 いや、言ってください。

田所 それこそお調べいただいたら結構ですよ。鹿砦社の電話番号はオープンにしていますから。

鈴木 じゃあ株式会社エスエルっていう所の電話番号は?

田所 株式会社鹿砦社。

鈴木 関係ないでしょ。

田所 関係は鹿砦社とエスエル出版は親会社─子会社の関係なんです。

鈴木 どちらが親会社なんですか?

田所 調べなさい、そんなことくらい。

鈴木 あなたは自分のことをまず……。

田所 私は田所敏夫と言います。知っているでしょ。しばき隊の中心人物で私の名前知らない人間一人もいませんから。

鈴木 俺は知らないです。

田所 M君の裁判の時、傍聴券抽選前にあなたの隣にいたのが私ですよ。眼鏡かけて来られていましたね。私はあなたの顔も知っています。

鈴木 とりあえず営業妨害なんで御社の方に連絡行くと思いますけども。

田所 はい結構です。

鈴木 もうこれで切りますんで。

◆鈴木への最後通告

身に覚えのある悪行の数々が世間に披歴してしまったら……。鈴木の恐怖感は手に取るように分かった。そして繰り返し根拠を説明しても、話を逸らす鈴木。

だが読者には勘違いしないでほしい。取材班は鈴木への民事提訴も視野に数年間、鈴木の発信を観察、証拠を保存し続けてきた。何もなければ忙しい中このようなつまらぬ人物に時間を割きたくはなかったが、ここへ来て鈴木の発信がまたしてもエスカレートしているので、仕方なくアクションを起こさざるを得なかったのである。

そして、鈴木は前述のとおり「書き込みと自分の関係」に拘っていた。そこで、続報では誰の目にも明らかな証拠をお伝えする。すでに複数の協力者から公開をご快諾頂いている。

鈴木よ、われわれは「企業ゴロ」ではないから、われわれが求めているのは金銭ではない。鹿砦社やリンチ被害者M君を誹謗中傷したことへの真摯な謝罪があれば、これ以上の追撃は行わない。しかし、書面で尋ねた事項への公然たる「無視」、ならびに「営業妨害」を持ち出しての卑怯な逃げを続けるのであれば、われわれは、追及を続けなければならない。

有り余る証拠と複数の対処手段はすでに検討済みである。鹿砦社に公式に謝罪する最後のチャンスは次回、この原稿が掲載された日の23:59までだ。

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鈴木伸哉という人物は、「カウンター/しばき隊」の中心メンバーとして、ハンドルネーム「Leny φ(^▽^)ノ#鶴橋安寧! (@LenyIza )」名で、李信恵らによる集団リンチ事件の隠蔽と被害者M君への攻撃/セカンドリンチについても先頭に立って蠢動した悪質極まりない人物です。オモテの顔としては資本金3億円もの優良企業の役員(取締役)ですが、ウラではSNSを悪用して随分と非道な言動、M君への人格攻撃、鹿砦社への侮辱、名誉毀損攻撃などを行ってきていました。この人にとって「人権」とは何なんでしょうか?

これまで私たちは、M君支援(主にM君によるリンチ加害者や野間易通らに対する裁判闘争)、真相究明の調査/取材、鹿砦社自体の裁判闘争(リンチに連座したことが判決でも認定された李信恵や、鹿砦社に入り込み「獅子身中の虫」になり仕事そっちのけで就業規則に定められた「仕事をすべき」時間の多くをTwitterや企業恫喝メールなどに費やした藤井正美に対するもの)、それらの対応に追われ、正直なところ鈴木伸哉にまで手が回りませんでした。私たちが「M君リンチ事件」に関わり出した当初から悪質な発信が目立ちで、鈴木も提訴対象の候補に挙がったほどでしたが、多忙な本業や諸々の事情で、提訴までには至りませんでした。

しかしながら、鈴木は懲りることなく、つい最近まで鹿砦社に対し「企業ゴロ」や「反社出版社」などと誹謗中傷を繰り返していることが判明しました。鹿砦社はタブーを恐れない出版社ですが、間違っても「企業ゴロ」や「反社出版社」ではありません。名のある企業の取締役である鈴木のこれらの発信を業務遂行上も看過できなくなりました。

いやしくも創業50年余りの歴史を持つ出版社の代表として、このような侮蔑発信には黙っているわけにはいきません。

そこで、5月6日付けで鈴木宛の「警告書」を配達証明郵便で自宅と役員を務める会社に送付しました。双方とも配達証明が送られてきました(自宅5月7日、会社5月9日)。

lenyこと鈴木伸哉への「警告書」lenyこと鈴木伸哉への「警告書」。最後に記した「リンチ被害者に対する更なる人格破壊を行うコラージュ」は、以前にFBから注意を受けましたのでアップを差し控えました。リンチ関連本5弾『真実と暴力の隠蔽』巻頭グラビアに掲載したものです。

 

lenyこと鈴木伸哉への「警告書」を郵送した際の配達証明

さらに、資本金3億円の企業の役員を務める者が、長年そうした非道な行為に手を染めていることから、鈴木が役員を務める会社(現時点では、あえて名を秘しますが、今後の態度次第では公にし、その管理責任を弾劾します)の代表宛てにも、鈴木宛ての「警告書」や資料などを同封し「通知書」を送付いたしました。これも配達済みの記録があります。見ていないなどとは言わせません。

鈴木宛ての「警告書」の内容は画像の通りですが、鈴木、及び鈴木が役員を務める会社の代表共に書面が届いてから10日以内に回答するよう求めました。

ところが、2人から何の回答も連絡もありませんでした。無視か?

致し方なく、6月1日、回答はどうなっているのか問い質そうと、取材班が、くだんの鈴木に対して電話で直撃取材を敢行しました。最初は一般的な企業の昼休み時間である12時過ぎに、鈴木の携帯に電話を掛けましたが鈴木は携帯電話には出ませんでした。そこで、やむなく会社に電話しました。取材内容の詳細は続編でご紹介いたします。

リンチ事件に関して直撃取材するのは久しぶりですが、音声データを聴くと、電話の向こうから動揺している鈴木の様子が感じられました。Twitterでの勢いはどこに行ったのか、慌てふためいているようでした。Twitterでの大言壮語は虚勢か? 本質はチキンか?

一部だけご紹介しますと、鈴木は、あろうことか、鈴木みずからが発信した悪質ツイートが「自身が発したものではない」かのように弁解しました。見苦しい限りです。ハンドルネーム「Leny φ(^▽^)ノ#鶴橋安寧! (@LenyIza )」が鈴木だということは少なからずの証人がいますし、かつ証拠もあり、まさに“公知の事実”です。今回、複数の元カウンターのメンバーにこのことを知らせたところ、みな呆れていましたし、新たな証拠資料も提供してくれました。

鈴木は、返答に窮し、そのハンドルネームが鈴木であると「誰がいつ言ったのか答えなさい」などと逃げの一手でした。みずからが発信したツイートや発言でしょう、責任を持って堂々と答えてほしいものです。

Lenyこと鈴木伸哉による悪質ツイートの一部。左は2019年4月18日記載、右は2022年4月11日記載のもの

 

Lenyこと鈴木伸哉による悪質ツイートの一部。左は2022年2月11日記載、右は2022年4月15日記載のもの

「カウンター/しばき隊」(あるいは、この流れを汲む者)の人間の特徴として、付和雷同して一人の弱そうな人間を攻撃するのは得意ですが、逆にみずからが取材されたり直撃されたりすると全く弱いです。有田芳生参院議員、師岡康子弁護士、岸政彦立命館大学教授兼作家、中川敬(ミュージシャン。ソウル・フラワー・ユニオン)ら……逃げ回ったり弁解したり見苦しい限りです。彼らは世間では、いちおう「知識人」とか「リベラル」とされ社会的地位も認められている人々ですが、その欺瞞は態度から歴然としています。私たちが身分を隠さず、直接取材した際に彼らが見せる醜態と、ふだん言っていることとの乖離には絶望します。

私たちは、この大学院生(当時)リンチ事件について、どう振る舞うかで、その人の人間性が問われると考えてきました。これは今も変わりません。リンチ発生から1年余りのちに、私たちが知り、具体的にゼロからの真相究明と被害者支援に動き出すまで、世間にはおおっぴらにはなりませんでした。

その最大の理由はマスメディアが一切報じなかったからです。M君はマスメディアにも、かつての「仲間」と思っていた人物らにも、必死に訴えたということですが、ことごとく黙殺されました。それどころか鈴木伸哉をはじめとする「カウンター」運動に関わる者らにも激しくバッシングされ、「エル金は友達」運動に典型なように村八分(これは現代社会では法的にも禁じられており差別行為です)にまで直面させられましたリンチ事件発生は2014年師走、私たちが知ったのは2016年3月初めです。実に1年2カ月余り経っていました。その間、M君や少数の友人らがマスコミや学者、知識人に必死に訴えて来ましたが、その声は届きませんでした。それどころか、驚くことに「カウンター」内外でも、後に判明したのですが、鹿砦社の内部に入り込んだ人物(藤井正美)らによって隠蔽活動が行われていたのです。自分の足元、社内でも隠蔽工作が行われていたことは大ショックでした。

現在の日本社会にあって、「反社」、あるいは「企業ゴロ」と称されることは、時に致命的となります。小企業である鹿砦社にはより深刻な影響を与えます。鈴木には、何を根拠に鹿砦社を「反社」、あるいは「企業ゴロ」と断じているのかを問い質しているのですが、回答がありません。この無回答は単なる「返答拒否」では済まない「名誉毀損への説明責任放棄」です。

鈴木に自分の発言への自信があれば、堂々と回答すればいいではないですか。無回答ということであれば、私たちの指摘や主張を認めたことになりますが、それでいいんですね?

鈴木が役員を務める会社の代表者も無回答でした。会社の代表者にはまだ話は聞いていませんが、「反社」、あるいは「企業ゴロ」などと決めつけられた会社の代表者としては、到底このままで済ませることはできません。私たちの生き方は単純で回りくどくはありません。あくまでもストレートに明確な説明と謝罪を要求いたします。

鈴木のツイートについては、膨大な問題発信を確保しており現在整理しつつあります。SNSでの過激な発言が問題となり、侮辱罪の強化が議論されています。こういうことで法律が強化されるのはよしとしませんが、それほどまでに社会問題化しているということです。

私たちの会社・鹿砦社は「企業ゴロ」でも「反社出版社」でも断じてありません。鈴木よ、みずからの発言には〈責任〉を持て! ただそれだけのことです。(文中敬称略)

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伊藤大介という人は、神奈川県で不動産業を営み、「カウンター/しばき隊」と称される「反差別」運動体のスポンサーであり、中心人物です。

 

M君リンチ事件直前、酔っておどける加害者の面々。左から李信恵、金良平、伊藤大介

伊藤は、標記の大学院生リンチ事件に連座し、被害者M君が訴えた民事訴訟で、一審で損害賠償を認められましたが、控訴審では運良く賠償を免れています。

だからといって、リンチに連座したという道義的責任が免れるものではありません。瀕死の重傷を負って倒れているM君を、救急車も呼ばず放置し立ち去っています。

「歴史は繰り返す」とはよく言ったもので、伊藤は、鹿砦社vs李信恵の訴訟の証人尋問の日(2020年11月24日)、傍聴に駆けつけ、その後、またしても泥酔し深夜(11月25日未明)、極右活動家・荒巻靖彦を呼び出し暴行、傷害事件を起こし逮捕、勾留の後起訴され公判が続いていました。

伊藤は、他にも暴力事件を起こし起訴され、2件併合しての公判が続き、その判決が昨6月3日、横浜地裁で言い渡されました。

結果は有罪、罰金20万円を言い渡されました。相手がネトウヨだからか、いささか軽いと思われます。

思うに、伊藤はさんざん暴力を振るって立て続けに暴行・傷害事件を起こしていますが、よほど野蛮な人のようです。

しかし、よーく見ると彼(だけでなく、カウンター/しばき隊)の暴力は権力に向かわず、いわば弱い者いじめの類いです。

伊藤逮捕を報じる2020年12月8日付け産経新聞(大阪版)

ハンドルネーム「肥モン」という人が傍聴記を書かれていますので、一部転載させていただきます。

◆     ◆     ◆     ◆     ◆

大阪市北区堂山町傷害被疑事件及び茅ヶ崎市民文化会館暴行被疑事件判決宣告 1 

2022年6月4日 04:28

傍聴人及び傍聴希望者の顔ぶれ

令和4年6月3日、横浜地方裁判所で大阪市北区堂山町傷害被疑事件と茅ヶ崎市民文化会館暴行被疑事件の判決宣告が行われました。

横浜地方裁判所の開廷表には15時から16時とありましたが、死刑判決などの重い量刑を宣告するわけでもないので理由を朗読することはないだろうと考えていました。

傍聴希望者には李信恵さんをはじめ、ハンドルネーム「モジャ」さんなどの姿があり、当選した傍聴希望者に混じって神奈川新聞川崎総局編集委員の石橋学さんが報道記者先に座り、もう一席設けられた報道記者席も報道関係者が座るというものでした。なお、傍聴希望者かどうかわかりませんが、神奈川県の名札を付けた人物がいたことを付け加えておきます。

異動により構成が変わった裁判所

今回は横浜地方裁判所の裁判官の構成が変わっていました。右陪席であった中山登裁判官が4月1日付け人事異動で検事として法務省に出向し、代わって福岡高等裁判所の判事であった倉知泰久裁判官が4月1日付けで右陪席となっていました。中山登検事がどのような職務に就くかはわかりませんが、仮に東京法務局訟務部付け検事となったとすれば、国が被告となった行政裁判などで国側の指定代理人として答弁書などの準備書面の作成に携わることとなります。

判決主文

奥山豪裁判長は、伊藤大介被告人と北島直樹被告人を呼び、証人席で規律するように命じ、二人の被告人は証人席で並んで起立していました。その二人に対し、奥山豪裁判長は次のとおり判決主文を朗読しました。

主文

北島直樹被告人を罰金10万円の刑に処する。
伊藤大介被告人を罰金20万円の刑に処する。
支払いができない場合、1日5000円で労役場に留置する。
訴訟費用は伊藤大介被告人の負担とする。

判決理由~事件の概要~

この判決宣告の傍聴券が当選した私は、傍聴席の前に座るか後ろに座るかで迷っていました。元レイシストをしばき隊をはじめとするしばき界隈はとにかく法廷でのマナーが悪く、男組の故添田充啓元被告人と木本拓史元被告人の公判では、裁判長に向かって「聞こえませーん」と叫んだ傍聴人がいたほどです。

裁判所が判決宣告の法廷を1時間確保したのは、1時間単位で法廷を確保するのが原則で判決主文のみを述べて判決宣告を終わるのではないかと考えた私の予想は大きく外れ、奥山豪裁判長は判決理由の朗読に入りました。

「令和2年9月23日公訴が提起された事件は、被告人北島直樹と被告人伊藤大介が渡辺賢一50歳の背後から腕で掴み、渡辺賢一を突いて階段から転落させたとして公訴を提起されたものである。

伊藤大介被告人は、令和2年11月25日午前1時20分から1時32分にかけて、大阪市北区堂山町8番13号付近において、荒巻靖彦56歳が刃渡り10.5センチの折り畳みナイフを示したため、大川直樹が荒巻を抑えつけ、なおも荒巻が抵抗したため、伊藤が荒巻の顔面を複数回殴り、さらに荒巻の顔面や頭部を殴ったり蹴ったりしたとして公訴を提起されたものである。」(以下略)

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◆対藤井正美(しばき隊中心メンバー、元鹿砦社社員)控訴への内部事情

松岡 先日対藤井裁判、不当判決を受けて、控訴理由書を完成させました。一連の「しばき隊」関連訴訟は、これが最後になると思いますが、みなさんの感想を聞かせてください。

A  社長、これちょっと一般の人向けに説明しとかなあかんと思うんです。

松岡 どういうことですか?

A  いままでの裁判は、当たりまえやけど弁護士の先生にお願いしてましたやんか。でもこの控訴は、ちゃうんやと……。

松岡 あっそうですね。迂闊でした。私からまずお伝えします。Aさんが指摘されたように、これまでの「しばき隊」関連(「しばき隊」関連でなくとも)訴訟では、必ず弁護士の先生を選任して法廷闘争の指揮や実務をお願いしてきました。対藤井裁判でも大阪地裁では森野俊彦弁護士に無理をお願いし、代理人となって頂いていたのです。

ところが正直な話をすると、昨年の8月頃から鹿砦社はコロナ禍による、急激な売り上げ減少に見舞われました。一時は越年もおぼつかないのではないか、と思われるほど厳しい状況でしたが、多くの皆さんにご支援を頂き、なんとか年を越えることはできました。なかでも社債が1千万円集まったことは大きく、思わず涙が出ましたよ。まだまだ「極左崩れの企業ゴロ」と揶揄する人間がいても、「自由な言論」を希求する、鹿砦社に対する期待を抱いていただいているのだと、感じ入りました。

B  そのあとに、まさかの不当判決でしょ。だから俺、当初は控訴に反対してたんですよ。誰が見ても藤井の不法行為は明らかなのに、これで負けるとなると、じゃあどうすれば勝てるのか……。

松岡 そうそう。Bさんは大阪地裁判決を読んで即座に「控訴すべきではない。裁判所は鹿砦社に偏見を持っていることが明らかだから、言論で勝負すべきだ」と意見を明かされました。

B  だってね、いいですか。対藤井裁判だけではなくこれまでの裁判では取材をしてある記事を証拠で出しても「取材をしていない」なんて平気で判決が出る。簡単にいえば「ある」ものを「ない」というってこと。そういう無茶が平気で通る場所で、いくら証拠を出しても、論理を筋道立てて展開しても勝てる道理がない。これ、実は深刻な社会問題だけど、大手メディアまでそれに乗っかって(笑)。鹿砦社には司法記者クラブで記者会見すら開かせてくれないんですから。もう17年近く前になるけど、社長が「名誉毀損」容疑で逮捕された時でも、誰が見ても明らかに出版弾圧なのに、「鹿砦社だったら仕方ない」と言われたこともあった。俺、この言葉心底嫌いだけど、あえて使えば「鹿砦社ヘイト」ですよ。そんな場所に力を使うのはやめようと。椅子蹴飛ばし、壁を殴りながら、社長やみんなにメールしましたよ。

画像の左が藤井正美。上部に野間の推奨コメントがある。松岡ら鹿砦社の関係者は、この画像を見て強い衝撃を受けた

藤井が発信したツイッターの一部

C  あの晩Bさん悪酔いしてましたもんね。

B  え? なんで? 俺、自分の部屋から出てないんだけど。

C  12時過ぎにへべれけになって、僕に電話してきたじゃないですか。

B  Cに? 覚えてない。

C  覚えてないんですか! 2時間一方的に怒鳴ってたじゃないですか。

A  Bさんだけやなく、「もう裁判所ええかげんにせい!」は取材班共通の怒りやったからな。まあしゃあないんちゃうか。

C  でも、一番割食ったんって、僕ですやん。

松岡 皆さんにはご迷惑をかけました。そんなこともあったので皆さんの意見を伺いながらも、控訴すべきか、名誉の撤退すべきか、私も悩みました。

D  社長が悩むときは、悩んでるフリですやんか。やめるわけがないもん(笑)。Bさんと社長の激烈なメールのやり取り見とったら、喧嘩になるんちゃうかと思って冷や冷やでしたよ。

B  俺は「撤退派」の急先鋒だったね。会社の経営状態も一定程度知ってたし。言葉悪いけどね、「偏向した裁判所」に鹿砦社が金使う余裕がいまはない、の判断もあったよ。

松岡 Bさんの厳しい指摘を受けて私も考えましたね。たしかにご厚意で、社債を引き受けていただいたり、定期購読を申し込んでいただいたり、カンパとかね。支援していただいている中でどうすればいいのか、でもこのまま引き下がってもいいものか……。ここはBさんと違う性格で、血の一滴、涙の一滴が枯れるまで闘うと。17年前もそうだったけれど、アントニオ猪木の言葉じゃないけど「苦しみの中から立ち上がれ!」ですよ。

B  社長! それに俺は反対したんですよ! 裁判所は義理人情・精神論の通じる場所じゃない。それ以前に鹿砦社相手だと、証拠も論理も通じない。だから撤退しようとね!

A  それから、敢えてこの判決を確定させて、社会問題化させようか、という議論もありましたよね。簡単にいえば「勤務時間中に会社の業務とは関係ない膨大なツイッターやメールに時間を割いても問題はない」という判決でしょ? これが確定したら企業困るの間違いないですもん。

C  本田能久というのが裁判長だったんだけど、よくこんな無茶な判決書けたと思いますね。経団連とかに垂れ込んだら大事件になってたんちゃいますかね。

D  本田能久は悪質ですね。東住吉冤罪事件の被害者青木恵子さんの国賠でも、あたかも「和解」を勧めるかの如く振舞って、国が和解を蹴ったら、「国に賠償命令なし」の判決を出した裁判官でしょ。酷いよな。

B  一連の不当判決の「嵐」に、懇意にしている法曹関係者やジャーナリストは皆さん腰抜かしてますね。俺も入院したもん。

一同 またまた、冗談でしょ。

B  ところがこれは本当なんだ。控訴するかどうかを決めるのは原告、つまり社長だけど、控訴期限と俺の入院が重なってね。

C  Bさん本当に入院してたんですか?

B  うん。

C  失礼しました。

A  結局、社長の判断で控訴が決まり、ベテランのジャーナリストの皆さんや、多くの方々のご意見を反映させた長文の控訴理由書が完成したんですよね。

松岡 そうです。いろいろな皆さんのご意見を聞き、やはりこれは最後まで闘わなければ、と決意しました。でもBさんの指摘はその通りの部分もあったので、今回は、意見は頂くものの代理人の弁護士先生をお願いせず、私たちの想いをダイレクトに裁判所に伝わるように「本人控訴」としました。印紙代実費は掛かりますが、それ以外にはお金を使っていません。

苦しい時期だったからこその窮余の措置ですが、この「控訴理由書」は、血と涙の結晶でした。ただそれができたのも、17年前の「名誉毀損」事件や、50年前の三里塚闘争で腰まで沼に浸かって逃げたことなどが肥やしになっていると思います。また、譬えは悪いけど日々テレビに映し出されるウクライナの戦士には比べるべくもないですが。私はそう簡単にはくたばりません。

B  社長の回顧談は事実にしても、こういうのを「学生運動武勇伝をいまだに話す新左翼の爺さん」って藤井に書かれるんだよな(苦笑)。それはそれとして、本人控訴を社長が決断したから、「なら俺も手伝います」となったわけよ。

C  わかりにくいですね。いつもBさんの話って。

B  なに言ってるんだ! 相変わらずCは飲み込み悪いな!

A  まあまあ、後で叱っておきますから。

◆再開された鹿砦社やリンチ被害者M君への誹謗中傷を許さない!

 

c.r.a.cによる誹謗ツイートのごく一部。ホワイトで消した部分は、リンチ被害者M君の実名

D  ところで最近また「しばき隊」がなにを考えたのか鹿砦社やリンチ被害者M君中傷を再開しましたね。

C  社長のフェイスブックにも載ってたやつですよね。

A  サイバー班って、いまも動いてるんですけど凄いですよ。「しばき隊」の「内ゲバ状態」を人間関係ピンポイントで挙げて説明してくれますもんね。どんだけ調査能力あるんやろうと。今回も内ゲバきっかけにまたこっちサイドへの誹謗中傷が出てきたようですね。

松岡 まさに「説明テンプレ」ですね。

B  社長、ちょっと口軽すぎます。

松岡 失礼しました。

D  でも、残党はもう確信犯というかカルト化したSNS依存症ばかりで、リツイートとか見ると「またこいつか」の名前ばかりですよね。

B  そうそう。元祖ネット荒らしのNね。反原連で鹿砦社に後ろ足で砂かけたミサオ・レッドウルフとは内ゲバ状態のようですね。ミサオは山本太郎にすり寄ったけど、Nには有田芳生議員がいますしね。あんまり有名じゃないところでは、京都の南の方で資本金3億円以上の企業で取締役やっている、いまや悪役ロシアの革命家レーニンじゃなく、え~とLenyとかいうお偉いさんとか。〇アンコってお菓子屋さんかと思ったら違うんだよな。

A  ナイスボケです。笑っときます。

松岡 十三でね。あれを、あれして、いまでもあれしている人とかね。

 

Lenyこと鈴木伸哉による誹謗ツイートのごく一部。ホワイトで消した部分は、リンチ被害者M君の実名

A  社長、きょうは滑舌いいですね。「棺桶に片足突っ込んでいる爺さん」のようには見えないですよ。

松岡 それは、藤井正美が私を評しツイートした言葉ですよね。でも大阪地裁によれば、名誉棄損ではないそうです。

一同 爆笑

C  やーい、やーい「棺桶に片足突っ込んでいる爺さん」裁判所のお墨付きだから怒られないわ(笑)。

B  それからSNS中毒者の発信には、いちいち反応しない。これ試験に出るよ! 実際命落とした人までいるからね。

A  Bさんが怖いのは、本当に「命落とした人」を本当に知ってるところですわ。ただ、鹿砦社に対する不当な罵詈雑言はほぼすべて、サイバー班が記録してくれているのは心強いですね。

C  たしかに。

松岡 私も誹謗中傷にはいちいち反応しないつもりでしたが、Lenyこと鈴木伸哉のツイートは以前から酷過ぎるので、いつまでも「仏の松岡」とはいかないつもりです。なんらかの“措置”は考えようと思っています。「極左」「極左」って言いますが、何が「極左」なんだろうね? 私が京都でLenyや神原元弁護士らの言うところの「極左」の学生運動に関わっていたのはもう50年近く前の1970年代の前半ですよ。そんなに「極左」「極左」と言うのなら「ええやないか、半世紀前に戻ってお前らの言う『極左』の神髄見せたるわ」ってなもんです。

同上

A  社長、時節柄それはどうかと思いますが……。

松岡 ハハハ、半分冗談ですよ。いずれにせよ、時機が来たら、27ページと長文になりましたが、控訴理由書は全文公開します。大阪地裁判決がどんなに無茶苦茶だったのかを、法律の専門家ではない私が書いたので誰にでもわかりやすいと思います。

C  社長の文章って繰り返しが多かったり、ちょっと古い表現が多いかなぁと思うんですけど今回は大丈夫なんですか。

B  C、お前度胸のある質問するな。

C  だって俺、『紙の爆弾』のライバルとも言える、香山リカも連載してる月刊誌『壊』(偽名)の仕事ゲットしたんですよ!

大学院生リンチ加害者と隠蔽に加担する懲りない面々(『カウンターと暴力の病理』グラビアより)

B  そうか。それはおめでとう。でもB、知ってるか? あそこはどんな有名な作家にも原稿料払わないんだよ。怒って、それを一冊本にしたライターもいるぐらい。連載してた有名な作家だけには「原稿料払っているだろう」が業界のウワサだったけど、彼女も実はもらってなかった(笑)。俺も何回か書いたけど一回も原稿料はもらってないぞ。

C  ホンマですか!?

松岡 お前、そんなことも知らなかったんかあ? 

B  〇アンコジャパンで、甘いもんもろうて、十三で「○○は友達」って叫んで来い!

C  鹿砦社に関わってる人間って、なんなんやろ……。

《関連過去記事カテゴリー》
 M君リンチ事件 http://www.rokusaisha.com/wp/?cat=62

Amazon https://www.amazon.co.jp/dp/B07CXC368T/
鹿砦社 http://www.rokusaisha.com/kikan.php?bookid=000541

藤井正美は、「しばき隊/カウンター」の中心人物として鹿砦社に入り込み3年間在籍しました。この間、労働契約に基づく「職務専念義務」を無視し勤務時間中に、私や社員に分からないように仕事をしている振りをして、鹿砦社の業務とは無関係のツイッターとメールを異常かつ膨大に発信しました。その数、ツイッターだけで約2万! メールも数多く、とりわけ近畿大学はじめ団体・企業に対して「取材」に名を借り「鹿砦社」の名を騙った恫喝メールを送り付けました。そうしたことから、常識的に考えて責任を追及されるべきでしょう。

また、本件訴訟は「カウンター大学院生リンチ事件(別称「しばき隊リンチ事件」)」とも絡み、藤井はその隠蔽活動にも尽力しました。

こうしたことに対し、鹿砦社は放ってはおけず給与返還、損害賠償を求め大阪地裁に提訴しました。しかし、大阪地裁第16民事部・本田能久裁判長(先般、冤罪被害者・青木恵子さんの国賠訴訟で国の責任を認めなかった判決を出したことで話題となった)は本年2月24日、原告鹿砦社の請求を全部棄却し、逆に反訴した藤井正美に対する名誉毀損とプライバシー侵害を認め鹿砦社に10万円の賠償金+弁護士費用1万円を課す判決を下しました。

当然鹿砦社は3月7日、大阪高裁(第3民事部)に控訴しました。その「控訴理由書」を4月15日提出したのです。これには心血を注ぎ27ページにも及ぶ長文となりました。一審判決の判決文に沿って一つひとつ丁寧に検証し、一つひとつに批判・反論を加え誤判と結論付けました。本控訴審は、代理人弁護士を立てず、私たちの主張がダイレクトに裁判官に伝わるように本人訴訟の形を採りました。なので「控訴理由書」も、これまでの対しばき隊関連訴訟を見てきた方々のご意見も反映させ私が執筆いたしました。前日夜まで推敲、修正、加筆を加え、現時点では最善のものになったと思っています。

画像の左が藤井正美。上部に野間の推奨コメントがある。松岡ら鹿砦社の関係者は、この画像を見て強い衝撃を受けた

藤井が発信したツイッターの一部

◆私たちの生きる社会の〈常識〉から逸脱した藤井正美の行為と、これを容認した大阪地裁の誤判

私たちの生きる社会は畢竟〈常識〉によって成り立っています。藤井正美が行った異常な行為は〈常識〉からかけ離れています。法律を司る者も、法律以前に〈常識〉がなければ虚妄です。ところが本件一審判決は、ことごとく〈常識〉に反し、現実からかけ離れた文集です。原告鹿砦社は、あくまでも私たちの生きる社会の〈常識〉に基づき一審判決の誤りを指摘し、控訴審に妥当な判断を求めるものです。

「釈迦に説法」かもしれませんが、そもそも裁判の意味とは、一切の予断と偏見なく証拠と法律に基づき事実関係を客観的に精査し公平・公正に審理し裁くことにあることは言うまでもありません。裁判所の存在理由(レゾン・デートル)はそこにあります。

しかし一審判決は事実関係のごく初歩的な精査もなさず、一審原告である鹿砦社が提出した数々の証拠を意図的に無視したとしか考えられません。それに対して一審被告藤井正美(代理人・神原元弁護士)の主張を過大かつ恣意的に評価しています。双方の主張と証拠を公平・公正に審理したとは到底言えない粗雑な判断です。

鹿砦社のリンチ関連本で有名になった、ITOKENこと伊藤健一郎(当時立命館大学大学院生)が作成し藤井と配布を画策したリンチ隠蔽の内部文書「声かけリスト」

同上「説明テンプレ」

◆鹿砦社に対する予断と悪意に満ちた一審判決は破棄されるべきです

一審判決は、被告藤井正美に不利なことには全部目をつむり、原告鹿砦社の主張のうち、藤井を勝訴させるにあたり、裁判所として都合の悪い部分や、きちんと説明できないことは無視して、鹿砦社を敗訴に持ち込む。そういう極めて恣意的な、鹿砦社に対する予断と悪意に満ちた不当判決だというのが、控訴人(一審原告)鹿砦社の見解です。

よって、一審判決は全面的に取り消され、あるいは変更されるべきであり、高等裁判所は、控訴人鹿砦社の主張を認め、被控訴人藤井正美への損害賠償が認められるべきです。

今後悪しき判例として残さないために、控訴審にあたり大阪高等裁判所は、一審判決のような誤判ではなく、藤井に対して〈社会の常識〉に照らした判断を下すべきです。

そうでなければ、裁判所が労働契約に基づいた「職務専念義務」を蔑ろにし藤井の不法行為を容認することになり、社会的にも、また藤井本人に対しても良い影響を与えません。かつて前例を見ない異常な不法行為には厳しい判断を藤井に課さないと、「裁判所が容認したから」と他社でも同様のことを繰り返しかねません。司法は、藤井が行った不法行為を決して容認してはならないのです。

さらに、昨今のSNSの拡大により、今後も本件と同種・同類の事件が起きることが予期されます。実際起きていて、例えば大阪国税局の職員は、勤務時間内にスマホで株取引を行い、懲戒処分を受け退職に追い込まれています。

そんな中、一審判決のような非常識な判断が確定すれば、裁判所が不法行為を容認することになり、この国が長年培ってきた社会規範が崩壊するでしょう。いくらなんでも、これは絶対避けなければなりません。

そうとすれば、本件は、単に鹿砦社と藤井正美間の雇用問題に留まらず、公益に係る問題であり、極めて公共性のある問題なのです。

よって、〈社会の常識〉から乖離した非常識な判断を下した一審判決のような〈ゼロ回答〉は変更されるべきであり、鹿砦社の見解を汲み常識的な社会規範に基づいた判断を求めるものです。鹿砦社が主張していることは常識的でシンプルです。

本件訴訟は、広く多くの人たちが注目しています。大阪高裁は、誰が見ても納得できる判断を下すべきです。

私たちは、これまでのリンチ被害者M君による対李信恵らリンチ加害者に対する訴訟、同じく野間易通に対する名誉毀損訴訟、また鹿砦社と李信恵間の訴訟同様、本件訴訟の帰趨について、今後も機を見て「控訴理由書」や判決文の公開と分析、これに対する意見などを全て報告していく所存です。

《関連過去記事カテゴリー》
 M君リンチ事件 http://www.rokusaisha.com/wp/?cat=62

Amazon https://www.amazon.co.jp/dp/B07CXC368T/
鹿砦社 http://www.rokusaisha.com/kikan.php?bookid=000541

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