【カウンター大学院生リンチ事件(別称「しばき隊リンチ事件」)関連事件報告】標記リンチ事件に連座した伊藤大介被告人に有罪判決! 鹿砦社代表 松岡利康

伊藤大介という人は、神奈川県で不動産業を営み、「カウンター/しばき隊」と称される「反差別」運動体のスポンサーであり、中心人物です。

 
M君リンチ事件直前、酔っておどける加害者の面々。左から李信恵、金良平、伊藤大介

伊藤は、標記の大学院生リンチ事件に連座し、被害者M君が訴えた民事訴訟で、一審で損害賠償を認められましたが、控訴審では運良く賠償を免れています。

だからといって、リンチに連座したという道義的責任が免れるものではありません。瀕死の重傷を負って倒れているM君を、救急車も呼ばず放置し立ち去っています。

「歴史は繰り返す」とはよく言ったもので、伊藤は、鹿砦社vs李信恵の訴訟の証人尋問の日(2020年11月24日)、傍聴に駆けつけ、その後、またしても泥酔し深夜(11月25日未明)、極右活動家・荒巻靖彦を呼び出し暴行、傷害事件を起こし逮捕、勾留の後起訴され公判が続いていました。

伊藤は、他にも暴力事件を起こし起訴され、2件併合しての公判が続き、その判決が昨6月3日、横浜地裁で言い渡されました。

結果は有罪、罰金20万円を言い渡されました。相手がネトウヨだからか、いささか軽いと思われます。

思うに、伊藤はさんざん暴力を振るって立て続けに暴行・傷害事件を起こしていますが、よほど野蛮な人のようです。

しかし、よーく見ると彼(だけでなく、カウンター/しばき隊)の暴力は権力に向かわず、いわば弱い者いじめの類いです。

伊藤逮捕を報じる2020年12月8日付け産経新聞(大阪版)

ハンドルネーム「肥モン」という人が傍聴記を書かれていますので、一部転載させていただきます。

◆     ◆     ◆     ◆     ◆

大阪市北区堂山町傷害被疑事件及び茅ヶ崎市民文化会館暴行被疑事件判決宣告 1 

2022年6月4日 04:28

傍聴人及び傍聴希望者の顔ぶれ

令和4年6月3日、横浜地方裁判所で大阪市北区堂山町傷害被疑事件と茅ヶ崎市民文化会館暴行被疑事件の判決宣告が行われました。

横浜地方裁判所の開廷表には15時から16時とありましたが、死刑判決などの重い量刑を宣告するわけでもないので理由を朗読することはないだろうと考えていました。

傍聴希望者には李信恵さんをはじめ、ハンドルネーム「モジャ」さんなどの姿があり、当選した傍聴希望者に混じって神奈川新聞川崎総局編集委員の石橋学さんが報道記者先に座り、もう一席設けられた報道記者席も報道関係者が座るというものでした。なお、傍聴希望者かどうかわかりませんが、神奈川県の名札を付けた人物がいたことを付け加えておきます。

異動により構成が変わった裁判所

今回は横浜地方裁判所の裁判官の構成が変わっていました。右陪席であった中山登裁判官が4月1日付け人事異動で検事として法務省に出向し、代わって福岡高等裁判所の判事であった倉知泰久裁判官が4月1日付けで右陪席となっていました。中山登検事がどのような職務に就くかはわかりませんが、仮に東京法務局訟務部付け検事となったとすれば、国が被告となった行政裁判などで国側の指定代理人として答弁書などの準備書面の作成に携わることとなります。

判決主文

奥山豪裁判長は、伊藤大介被告人と北島直樹被告人を呼び、証人席で規律するように命じ、二人の被告人は証人席で並んで起立していました。その二人に対し、奥山豪裁判長は次のとおり判決主文を朗読しました。

主文

北島直樹被告人を罰金10万円の刑に処する。
伊藤大介被告人を罰金20万円の刑に処する。
支払いができない場合、1日5000円で労役場に留置する。
訴訟費用は伊藤大介被告人の負担とする。

判決理由~事件の概要~

この判決宣告の傍聴券が当選した私は、傍聴席の前に座るか後ろに座るかで迷っていました。元レイシストをしばき隊をはじめとするしばき界隈はとにかく法廷でのマナーが悪く、男組の故添田充啓元被告人と木本拓史元被告人の公判では、裁判長に向かって「聞こえませーん」と叫んだ傍聴人がいたほどです。

裁判所が判決宣告の法廷を1時間確保したのは、1時間単位で法廷を確保するのが原則で判決主文のみを述べて判決宣告を終わるのではないかと考えた私の予想は大きく外れ、奥山豪裁判長は判決理由の朗読に入りました。

「令和2年9月23日公訴が提起された事件は、被告人北島直樹と被告人伊藤大介が渡辺賢一50歳の背後から腕で掴み、渡辺賢一を突いて階段から転落させたとして公訴を提起されたものである。

伊藤大介被告人は、令和2年11月25日午前1時20分から1時32分にかけて、大阪市北区堂山町8番13号付近において、荒巻靖彦56歳が刃渡り10.5センチの折り畳みナイフを示したため、大川直樹が荒巻を抑えつけ、なおも荒巻が抵抗したため、伊藤が荒巻の顔面を複数回殴り、さらに荒巻の顔面や頭部を殴ったり蹴ったりしたとして公訴を提起されたものである。」(以下略)

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人を信じること、人に裏切られること、それでも私は人を信じる ── ある弁護士の懲戒処分取消について考える 鹿砦社代表 松岡利康

齢70代に入り、さして誇るべき実績もない私の人生も末期に入りました。私をよく知る方はご存知ですが、思い返せば人に裏切られたり騙されたりが多かった人生でした。この期に及んでは、もう人に裏切られたくはありません。

ここ数年、ひょんな縁で、私たちが「カウンター大学院生リンチ事件」と呼び、巷間「しばき隊リンチ事件」とか呼ばれる事件の被害者M君支援と真相究明に関わってきました。6冊もの本にまとめ世に送り出し、決して多くはありませんが、少なからずの心ある方々に理解を得ています。

リンチ被害者M君は、リンチ加害者5人に対し民事訴訟を起こしましたが、この初期、弁護団に加わったのが橋本太地弁護士(大阪弁護士会)でした。ともかく問題のある言動が多く、やがて代理人を辞めていったのですが、その後も問題を起こしています。弁護団から去っても、まともになり本来の弁護士の仕事を懸命にやってくれたら、と蔭ながら応援していたのですが……。一番ショッキングだったのは依頼者と着手金返還を巡りトラブルを起こし「タヒね」(「死ね」という隠語。「死」の上部の「一」を取れば「タヒ」となる)懲戒事件でした。昨年初めのことで、大阪弁護士会は懲戒請求者の主張を認め弁護士として「品位を失うべき非行」として懲戒処分のうち一番軽い「戒告」処分に付したのでした(2021年3月1日付け)。

橋本弁護士は、
「金払わん奴は死ね!」
「弁護士報酬の踏み倒しを撲滅するために何ができるだろうか。」
「弁護士に金払わなくて平気な奴は人殺しと同じだよ。」
「弁護士費用を踏み倒す奴はタヒね!」
「金払う気ないなら法律事務所来るな!」
「金払わない依頼者に殺された弁護士は数知れず。」 (議決書より)

などとSNSで発信し、これに対し依頼者は懲戒を申し立て、昨年3月1日で懲戒処分を受けたのでした。私は、これで心から反省するのであればいいんじゃないか、と思いました。反省しなければ、これ以上の問題を起こしかねないですから。

しかし、橋本弁護士は日本弁護士連合会に処分取消の審査請求を起こし、同会は去る5月17日付けで逆転裁決を下しています。

橋本弁護士と知り合った頃、彼は精神的に病み、生きるの死ぬのと日々ツイートしていました。彼を激励するために、べつに恩着せがましく言うわけではありませんが、高級日本料理店に連れて行ったり北新地のそこそこ高級な飲み屋にも連れて行ったりしました。また、私は2年間、関西大学で非常勤講師を務めさせていただきましたが、そのうち各1回づつ彼にも講義してもらいました。私なりに彼へのエールのつもりでした。彼は1年目の自分の講義(音声)をSNSで発信し依頼の問い合わせが多数あったとのことでした。2年目の講義は映像にし、これもSNSで発信し、1年目より格段に多い問い合わせがあったそうです。

*橋本弁護士のTwitterでは、いまだにこの時の映像を流していますが、そういう経緯があったことを書き添えておきます。少しぐらい感謝してほしいものです。

しかし、彼は、そうした私の気持ちを踏みにじる言動を繰り返しました。ある取材班の一人は悩み血便を下したほどです。

橋本弁護士の処分取消審査請求、弁護士たるものが、そうした下劣な言葉を何度もSNSで発信し依頼者を傷つけた行為は決して許されることではなく、大阪弁護士会の懲戒処分は当然だと思っていました。しかし、日本弁護士連合会がなぜ逆転の裁決を下したのか、市井人としては到底理解できません。本人のためにもよくないと思います。変な理屈付けて、こんな甘いことやってるから弁護士たる者、「三百代言」などとバカにされるんじゃないでしょうか。依頼人(=懲戒請求者)は、次のように悔しさをツイートされています。お気持ちはよく理解できます。

「私はこの懲戒請求した本人です。私の所に日弁連からの議決書はまだ来ていません。それなのに、SNSで弁護士通して、こんなに議決書をシェアして喜ばれると、困ります。それに、着手金も返還してもらっていません。弁護士会は、もっと消費者を保護すべきだと思います。業界の需要が減りますよ。」

むべなるかなです。

ところが、くだんの審査請求の代理人に、かの神原元弁護士の名前があります。これは昨年の時点で情報提供があり知っていましたが、神原弁護士がどういうつもりで橋本弁護士の代理人に就いたのか、あるいは橋本弁護士がなぜ神原弁護士を代理人に選任したのか、非常に裏切られた気持ちです。いやしくも橋本弁護士は、私やリンチ被害者M君らが神原弁護士に立ち塞がれ、彼の手腕によって苦杯と屈辱を舐めてきたことを知っているはずです。

橋本弁護士は、まだ弁護団にいる時、「僕は弁護士として神原のような職業倫理のないやつは許せない」と意気込んでいたのは何だったのか?と思います。と言いつつ、裁判が終わった後で2人して喫茶店に行ったという証言もあり、これは橋本弁護士本人も認めているそうです。そうか、そうであれば合点がいきます。

橋本弁護士にしろ神原弁護士にしろ、彼らの人間性に義憤を覚えます。こうした人間性を持つのが弁護士なのか? こういう弁護士に依頼すれば、仮に「正義が勝つ」ことはあっても、あまり感心しません。

「もう人に騙されたり裏切られたりしないぞ」と肝に命じて来ましたが、藤井正美にはうまいこと社内に入り込まれ3年間雇いました。このかん、勤務時間中にやりたい放題やられました。3年間も気づかなかった馬鹿な社長です。また、藤井につながる「反原連」にも多額の資金を吸い取られ、ちょっと意見するや挙句一方的に絶縁されました(もちろんお金は返ってきません)。

非常にやり切れない気分で、一気に書き連ねてきました。普通は他の人に一読してもらったり1日置いたりして掲載するのですが、今回は執筆即掲載しました。

まあ、人を見る目がないとみずからを恥じるしかありませんが、それでも私は残りのわずかな人生、人を信じたいと思っています。

尚、「裁決書」は2ページですが、このほかに「議決書」が9ページあります。ここでは「裁決書」のみを掲載します。

*朝日新聞5月26日朝刊に記事が出ましたので画像を追加しました。それにしても、SNSでの誹謗中傷が社会問題になり侮辱罪の強化が叫ばれる昨今、弁護士という特権階級だったら許されるのか、「死ね」「タヒね」というようなツイートが「表現の自由」だとする日弁連の頭の中は時代錯誤としか言いようがありません。

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《鹿砦社特別取材班座談会》「鹿砦社ヘイト」(!?)を粉砕しよう! ── 対藤井正美控訴審、またぞろ始まった鹿砦社への誹謗中傷について語る

◆対藤井正美(しばき隊中心メンバー、元鹿砦社社員)控訴への内部事情

松岡 先日対藤井裁判、不当判決を受けて、控訴理由書を完成させました。一連の「しばき隊」関連訴訟は、これが最後になると思いますが、みなさんの感想を聞かせてください。

A  社長、これちょっと一般の人向けに説明しとかなあかんと思うんです。

松岡 どういうことですか?

A  いままでの裁判は、当たりまえやけど弁護士の先生にお願いしてましたやんか。でもこの控訴は、ちゃうんやと……。

松岡 あっそうですね。迂闊でした。私からまずお伝えします。Aさんが指摘されたように、これまでの「しばき隊」関連(「しばき隊」関連でなくとも)訴訟では、必ず弁護士の先生を選任して法廷闘争の指揮や実務をお願いしてきました。対藤井裁判でも大阪地裁では森野俊彦弁護士に無理をお願いし、代理人となって頂いていたのです。

ところが正直な話をすると、昨年の8月頃から鹿砦社はコロナ禍による、急激な売り上げ減少に見舞われました。一時は越年もおぼつかないのではないか、と思われるほど厳しい状況でしたが、多くの皆さんにご支援を頂き、なんとか年を越えることはできました。なかでも社債が1千万円集まったことは大きく、思わず涙が出ましたよ。まだまだ「極左崩れの企業ゴロ」と揶揄する人間がいても、「自由な言論」を希求する、鹿砦社に対する期待を抱いていただいているのだと、感じ入りました。

B  そのあとに、まさかの不当判決でしょ。だから俺、当初は控訴に反対してたんですよ。誰が見ても藤井の不法行為は明らかなのに、これで負けるとなると、じゃあどうすれば勝てるのか……。

松岡 そうそう。Bさんは大阪地裁判決を読んで即座に「控訴すべきではない。裁判所は鹿砦社に偏見を持っていることが明らかだから、言論で勝負すべきだ」と意見を明かされました。

B  だってね、いいですか。対藤井裁判だけではなくこれまでの裁判では取材をしてある記事を証拠で出しても「取材をしていない」なんて平気で判決が出る。簡単にいえば「ある」ものを「ない」というってこと。そういう無茶が平気で通る場所で、いくら証拠を出しても、論理を筋道立てて展開しても勝てる道理がない。これ、実は深刻な社会問題だけど、大手メディアまでそれに乗っかって(笑)。鹿砦社には司法記者クラブで記者会見すら開かせてくれないんですから。もう17年近く前になるけど、社長が「名誉毀損」容疑で逮捕された時でも、誰が見ても明らかに出版弾圧なのに、「鹿砦社だったら仕方ない」と言われたこともあった。俺、この言葉心底嫌いだけど、あえて使えば「鹿砦社ヘイト」ですよ。そんな場所に力を使うのはやめようと。椅子蹴飛ばし、壁を殴りながら、社長やみんなにメールしましたよ。

画像の左が藤井正美。上部に野間の推奨コメントがある。松岡ら鹿砦社の関係者は、この画像を見て強い衝撃を受けた
藤井が発信したツイッターの一部

C  あの晩Bさん悪酔いしてましたもんね。

B  え? なんで? 俺、自分の部屋から出てないんだけど。

C  12時過ぎにへべれけになって、僕に電話してきたじゃないですか。

B  Cに? 覚えてない。

C  覚えてないんですか! 2時間一方的に怒鳴ってたじゃないですか。

A  Bさんだけやなく、「もう裁判所ええかげんにせい!」は取材班共通の怒りやったからな。まあしゃあないんちゃうか。

C  でも、一番割食ったんって、僕ですやん。

松岡 皆さんにはご迷惑をかけました。そんなこともあったので皆さんの意見を伺いながらも、控訴すべきか、名誉の撤退すべきか、私も悩みました。

D  社長が悩むときは、悩んでるフリですやんか。やめるわけがないもん(笑)。Bさんと社長の激烈なメールのやり取り見とったら、喧嘩になるんちゃうかと思って冷や冷やでしたよ。

B  俺は「撤退派」の急先鋒だったね。会社の経営状態も一定程度知ってたし。言葉悪いけどね、「偏向した裁判所」に鹿砦社が金使う余裕がいまはない、の判断もあったよ。

松岡 Bさんの厳しい指摘を受けて私も考えましたね。たしかにご厚意で、社債を引き受けていただいたり、定期購読を申し込んでいただいたり、カンパとかね。支援していただいている中でどうすればいいのか、でもこのまま引き下がってもいいものか……。ここはBさんと違う性格で、血の一滴、涙の一滴が枯れるまで闘うと。17年前もそうだったけれど、アントニオ猪木の言葉じゃないけど「苦しみの中から立ち上がれ!」ですよ。

B  社長! それに俺は反対したんですよ! 裁判所は義理人情・精神論の通じる場所じゃない。それ以前に鹿砦社相手だと、証拠も論理も通じない。だから撤退しようとね!

A  それから、敢えてこの判決を確定させて、社会問題化させようか、という議論もありましたよね。簡単にいえば「勤務時間中に会社の業務とは関係ない膨大なツイッターやメールに時間を割いても問題はない」という判決でしょ? これが確定したら企業困るの間違いないですもん。

C  本田能久というのが裁判長だったんだけど、よくこんな無茶な判決書けたと思いますね。経団連とかに垂れ込んだら大事件になってたんちゃいますかね。

D  本田能久は悪質ですね。東住吉冤罪事件の被害者青木恵子さんの国賠でも、あたかも「和解」を勧めるかの如く振舞って、国が和解を蹴ったら、「国に賠償命令なし」の判決を出した裁判官でしょ。酷いよな。

B  一連の不当判決の「嵐」に、懇意にしている法曹関係者やジャーナリストは皆さん腰抜かしてますね。俺も入院したもん。

一同 またまた、冗談でしょ。

B  ところがこれは本当なんだ。控訴するかどうかを決めるのは原告、つまり社長だけど、控訴期限と俺の入院が重なってね。

C  Bさん本当に入院してたんですか?

B  うん。

C  失礼しました。

A  結局、社長の判断で控訴が決まり、ベテランのジャーナリストの皆さんや、多くの方々のご意見を反映させた長文の控訴理由書が完成したんですよね。

松岡 そうです。いろいろな皆さんのご意見を聞き、やはりこれは最後まで闘わなければ、と決意しました。でもBさんの指摘はその通りの部分もあったので、今回は、意見は頂くものの代理人の弁護士先生をお願いせず、私たちの想いをダイレクトに裁判所に伝わるように「本人控訴」としました。印紙代実費は掛かりますが、それ以外にはお金を使っていません。

苦しい時期だったからこその窮余の措置ですが、この「控訴理由書」は、血と涙の結晶でした。ただそれができたのも、17年前の「名誉毀損」事件や、50年前の三里塚闘争で腰まで沼に浸かって逃げたことなどが肥やしになっていると思います。また、譬えは悪いけど日々テレビに映し出されるウクライナの戦士には比べるべくもないですが。私はそう簡単にはくたばりません。

B  社長の回顧談は事実にしても、こういうのを「学生運動武勇伝をいまだに話す新左翼の爺さん」って藤井に書かれるんだよな(苦笑)。それはそれとして、本人控訴を社長が決断したから、「なら俺も手伝います」となったわけよ。

C  わかりにくいですね。いつもBさんの話って。

B  なに言ってるんだ! 相変わらずCは飲み込み悪いな!

A  まあまあ、後で叱っておきますから。

◆再開された鹿砦社やリンチ被害者M君への誹謗中傷を許さない!

 
c.r.a.cによる誹謗ツイートのごく一部。ホワイトで消した部分は、リンチ被害者M君の実名

D  ところで最近また「しばき隊」がなにを考えたのか鹿砦社やリンチ被害者M君中傷を再開しましたね。

C  社長のフェイスブックにも載ってたやつですよね。

A  サイバー班って、いまも動いてるんですけど凄いですよ。「しばき隊」の「内ゲバ状態」を人間関係ピンポイントで挙げて説明してくれますもんね。どんだけ調査能力あるんやろうと。今回も内ゲバきっかけにまたこっちサイドへの誹謗中傷が出てきたようですね。

松岡 まさに「説明テンプレ」ですね。

B  社長、ちょっと口軽すぎます。

松岡 失礼しました。

D  でも、残党はもう確信犯というかカルト化したSNS依存症ばかりで、リツイートとか見ると「またこいつか」の名前ばかりですよね。

B  そうそう。元祖ネット荒らしのNね。反原連で鹿砦社に後ろ足で砂かけたミサオ・レッドウルフとは内ゲバ状態のようですね。ミサオは山本太郎にすり寄ったけど、Nには有田芳生議員がいますしね。あんまり有名じゃないところでは、京都の南の方で資本金3億円以上の企業で取締役やっている、いまや悪役ロシアの革命家レーニンじゃなく、え~とLenyとかいうお偉いさんとか。〇アンコってお菓子屋さんかと思ったら違うんだよな。

A  ナイスボケです。笑っときます。

松岡 十三でね。あれを、あれして、いまでもあれしている人とかね。

 
Lenyこと鈴木伸哉による誹謗ツイートのごく一部。ホワイトで消した部分は、リンチ被害者M君の実名

A  社長、きょうは滑舌いいですね。「棺桶に片足突っ込んでいる爺さん」のようには見えないですよ。

松岡 それは、藤井正美が私を評しツイートした言葉ですよね。でも大阪地裁によれば、名誉棄損ではないそうです。

一同 爆笑

C  やーい、やーい「棺桶に片足突っ込んでいる爺さん」裁判所のお墨付きだから怒られないわ(笑)。

B  それからSNS中毒者の発信には、いちいち反応しない。これ試験に出るよ! 実際命落とした人までいるからね。

A  Bさんが怖いのは、本当に「命落とした人」を本当に知ってるところですわ。ただ、鹿砦社に対する不当な罵詈雑言はほぼすべて、サイバー班が記録してくれているのは心強いですね。

C  たしかに。

松岡 私も誹謗中傷にはいちいち反応しないつもりでしたが、Lenyこと鈴木伸哉のツイートは以前から酷過ぎるので、いつまでも「仏の松岡」とはいかないつもりです。なんらかの“措置”は考えようと思っています。「極左」「極左」って言いますが、何が「極左」なんだろうね? 私が京都でLenyや神原元弁護士らの言うところの「極左」の学生運動に関わっていたのはもう50年近く前の1970年代の前半ですよ。そんなに「極左」「極左」と言うのなら「ええやないか、半世紀前に戻ってお前らの言う『極左』の神髄見せたるわ」ってなもんです。

同上

A  社長、時節柄それはどうかと思いますが……。

松岡 ハハハ、半分冗談ですよ。いずれにせよ、時機が来たら、27ページと長文になりましたが、控訴理由書は全文公開します。大阪地裁判決がどんなに無茶苦茶だったのかを、法律の専門家ではない私が書いたので誰にでもわかりやすいと思います。

C  社長の文章って繰り返しが多かったり、ちょっと古い表現が多いかなぁと思うんですけど今回は大丈夫なんですか。

B  C、お前度胸のある質問するな。

C  だって俺、『紙の爆弾』のライバルとも言える、香山リカも連載してる月刊誌『壊』(偽名)の仕事ゲットしたんですよ!

大学院生リンチ加害者と隠蔽に加担する懲りない面々(『カウンターと暴力の病理』グラビアより)

B  そうか。それはおめでとう。でもB、知ってるか? あそこはどんな有名な作家にも原稿料払わないんだよ。怒って、それを一冊本にしたライターもいるぐらい。連載してた有名な作家だけには「原稿料払っているだろう」が業界のウワサだったけど、彼女も実はもらってなかった(笑)。俺も何回か書いたけど一回も原稿料はもらってないぞ。

C  ホンマですか!?

松岡 お前、そんなことも知らなかったんかあ? 

B  〇アンコジャパンで、甘いもんもろうて、十三で「○○は友達」って叫んで来い!

C  鹿砦社に関わってる人間って、なんなんやろ……。

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《ご報告》対藤井正美控訴審、4月15日、「控訴理由書」を大阪高裁(第3民事部)に提出しました! 心血を注いで書き上げたものです。第1回弁論は6月の見込み! 鹿砦社(控訴人/一審原告)代表 松岡利康

藤井正美は、「しばき隊/カウンター」の中心人物として鹿砦社に入り込み3年間在籍しました。この間、労働契約に基づく「職務専念義務」を無視し勤務時間中に、私や社員に分からないように仕事をしている振りをして、鹿砦社の業務とは無関係のツイッターとメールを異常かつ膨大に発信しました。その数、ツイッターだけで約2万! メールも数多く、とりわけ近畿大学はじめ団体・企業に対して「取材」に名を借り「鹿砦社」の名を騙った恫喝メールを送り付けました。そうしたことから、常識的に考えて責任を追及されるべきでしょう。

また、本件訴訟は「カウンター大学院生リンチ事件(別称「しばき隊リンチ事件」)」とも絡み、藤井はその隠蔽活動にも尽力しました。

こうしたことに対し、鹿砦社は放ってはおけず給与返還、損害賠償を求め大阪地裁に提訴しました。しかし、大阪地裁第16民事部・本田能久裁判長(先般、冤罪被害者・青木恵子さんの国賠訴訟で国の責任を認めなかった判決を出したことで話題となった)は本年2月24日、原告鹿砦社の請求を全部棄却し、逆に反訴した藤井正美に対する名誉毀損とプライバシー侵害を認め鹿砦社に10万円の賠償金+弁護士費用1万円を課す判決を下しました。

当然鹿砦社は3月7日、大阪高裁(第3民事部)に控訴しました。その「控訴理由書」を4月15日提出したのです。これには心血を注ぎ27ページにも及ぶ長文となりました。一審判決の判決文に沿って一つひとつ丁寧に検証し、一つひとつに批判・反論を加え誤判と結論付けました。本控訴審は、代理人弁護士を立てず、私たちの主張がダイレクトに裁判官に伝わるように本人訴訟の形を採りました。なので「控訴理由書」も、これまでの対しばき隊関連訴訟を見てきた方々のご意見も反映させ私が執筆いたしました。前日夜まで推敲、修正、加筆を加え、現時点では最善のものになったと思っています。

画像の左が藤井正美。上部に野間の推奨コメントがある。松岡ら鹿砦社の関係者は、この画像を見て強い衝撃を受けた
藤井が発信したツイッターの一部

◆私たちの生きる社会の〈常識〉から逸脱した藤井正美の行為と、これを容認した大阪地裁の誤判

私たちの生きる社会は畢竟〈常識〉によって成り立っています。藤井正美が行った異常な行為は〈常識〉からかけ離れています。法律を司る者も、法律以前に〈常識〉がなければ虚妄です。ところが本件一審判決は、ことごとく〈常識〉に反し、現実からかけ離れた文集です。原告鹿砦社は、あくまでも私たちの生きる社会の〈常識〉に基づき一審判決の誤りを指摘し、控訴審に妥当な判断を求めるものです。

「釈迦に説法」かもしれませんが、そもそも裁判の意味とは、一切の予断と偏見なく証拠と法律に基づき事実関係を客観的に精査し公平・公正に審理し裁くことにあることは言うまでもありません。裁判所の存在理由(レゾン・デートル)はそこにあります。

しかし一審判決は事実関係のごく初歩的な精査もなさず、一審原告である鹿砦社が提出した数々の証拠を意図的に無視したとしか考えられません。それに対して一審被告藤井正美(代理人・神原元弁護士)の主張を過大かつ恣意的に評価しています。双方の主張と証拠を公平・公正に審理したとは到底言えない粗雑な判断です。

鹿砦社のリンチ関連本で有名になった、ITOKENこと伊藤健一郎(当時立命館大学大学院生)が作成し藤井と配布を画策したリンチ隠蔽の内部文書「声かけリスト」
同上「説明テンプレ」

◆鹿砦社に対する予断と悪意に満ちた一審判決は破棄されるべきです

一審判決は、被告藤井正美に不利なことには全部目をつむり、原告鹿砦社の主張のうち、藤井を勝訴させるにあたり、裁判所として都合の悪い部分や、きちんと説明できないことは無視して、鹿砦社を敗訴に持ち込む。そういう極めて恣意的な、鹿砦社に対する予断と悪意に満ちた不当判決だというのが、控訴人(一審原告)鹿砦社の見解です。

よって、一審判決は全面的に取り消され、あるいは変更されるべきであり、高等裁判所は、控訴人鹿砦社の主張を認め、被控訴人藤井正美への損害賠償が認められるべきです。

今後悪しき判例として残さないために、控訴審にあたり大阪高等裁判所は、一審判決のような誤判ではなく、藤井に対して〈社会の常識〉に照らした判断を下すべきです。

そうでなければ、裁判所が労働契約に基づいた「職務専念義務」を蔑ろにし藤井の不法行為を容認することになり、社会的にも、また藤井本人に対しても良い影響を与えません。かつて前例を見ない異常な不法行為には厳しい判断を藤井に課さないと、「裁判所が容認したから」と他社でも同様のことを繰り返しかねません。司法は、藤井が行った不法行為を決して容認してはならないのです。

さらに、昨今のSNSの拡大により、今後も本件と同種・同類の事件が起きることが予期されます。実際起きていて、例えば大阪国税局の職員は、勤務時間内にスマホで株取引を行い、懲戒処分を受け退職に追い込まれています。

そんな中、一審判決のような非常識な判断が確定すれば、裁判所が不法行為を容認することになり、この国が長年培ってきた社会規範が崩壊するでしょう。いくらなんでも、これは絶対避けなければなりません。

そうとすれば、本件は、単に鹿砦社と藤井正美間の雇用問題に留まらず、公益に係る問題であり、極めて公共性のある問題なのです。

よって、〈社会の常識〉から乖離した非常識な判断を下した一審判決のような〈ゼロ回答〉は変更されるべきであり、鹿砦社の見解を汲み常識的な社会規範に基づいた判断を求めるものです。鹿砦社が主張していることは常識的でシンプルです。

本件訴訟は、広く多くの人たちが注目しています。大阪高裁は、誰が見ても納得できる判断を下すべきです。

私たちは、これまでのリンチ被害者M君による対李信恵らリンチ加害者に対する訴訟、同じく野間易通に対する名誉毀損訴訟、また鹿砦社と李信恵間の訴訟同様、本件訴訟の帰趨について、今後も機を見て「控訴理由書」や判決文の公開と分析、これに対する意見などを全て報告していく所存です。

《関連過去記事カテゴリー》
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対藤井正美(元鹿砦社社員、しばき隊中心メンバー)訴訟、大阪地裁の不当判決を粉砕すべく大阪高裁に控訴! 悪質極まる本田能久裁判長を弾劾する! 鹿砦社特別取材班

◆大阪地裁での鹿砦社への不当判決から控訴へ

就業時間中に膨大な私的ツイッター書き込みを行っていたことが判明したため、通常解雇した、元鹿砦社社員にして「しばき隊」中心メンバー藤井正美を相手取り、鹿砦社が損害賠償請を求めた民事訴訟を大阪地裁に提起し、去る2月24日不当判決が下されたことは本通信でお伝えしてきた通りだ。その後社内外の関係者で控訴すべきか、せざるべきかを徹底討論した結果、私たちは「控訴する」ことに決定した。そして7日、控訴人株式会社鹿砦社を代表して松岡利康みずから控訴状を提出した。闘いの場は大阪高裁へと移った。

本訴訟は就業時間中に尋常ではない膨大な量の私的ツイッター書き込みを行っていたのみならず、解雇後に鹿砦社の名を騙った「企業恫喝」にまで藤井が手を染めていたことが判明したことから、致し方なく提訴の及んだものである。ところが大阪地裁の本田能久裁判長は私たちの主張を一切認めず、あろうことか係争途中で反訴した藤井に対して鹿砦社に11万円余りの損害賠償を払えと、到底納得できない、天地が引っくり返るほど無茶苦茶な判決を下したのだ。

街宣活動をする藤井正美

◆控訴決心への逡巡

控訴にあたっては、協力者内にも賛否両論があった。「証拠を示しても読まない、黒いものを白だというような裁判所に期待するのはもうやめよう」、「裁判所は明らかに鹿砦社に予断と偏見を持っており、『鹿砦社には勝たせない』との意思が見え隠れする。そのような状況も考えれば控訴は慎重であるべきだ」、一方「この判決が確定すれば『就業時間中に私的ツイッターを山ほど行っていても、法律的な責めは負わない』とも解釈できる尋常ならざる判例を残す。こんな判例が罷り通れば、日本の企業、特に中小企業はやっていけない」。

本田裁判長の数々の事実認定は間違いか不当なものばかりで、放置すれば『言論の敗北』と取られかねない。裁判所が『鹿砦社を勝たせない』と意思を決めていたとしても(そんなこと自体が不当極まりないのだが)控訴して地裁判決を徹底的に論破し、鹿砦社の取材姿勢と出版の立脚点を事実をもって明らかにすべきではないか。勝ち負けに関係なく、判決も控訴理由書もすべて公開し、みなさん方に公開し判断を仰ごう」……。

社員が偶然発見した藤井のツイッターの一部

◆不当判決には決然と闘う!

裁判取材経験豊富なジャーナリストや、司法関係者の皆さんからもアドバイスを頂き、最後は原告である鹿砦社の代表、松岡本人が判断を一任され「控訴」に踏み切る決断を下した。

この判断自体は一般の裁判であれば、地裁判決の訴訟指揮、判決の無茶苦茶さを鑑みれば当然というべきものである。だが、前述の通りここ数年鹿砦社が関わってきた「対しばき隊」関連訴訟では、まったく不当な判決が横行し「裁判所などに期待するのはやめよう。法律が機能していない以上このようなことに力を割くのは勿体なく、私たちは『言論』で勝負しよう」と主張する者が出てきたのも無理からぬことではあった。法廷外で鹿砦社や特別取材班、そしてお世話になった代理人の弁護士の方々は想像を絶する力を振り絞り、当然の勝利に向けて物心ともに全力を注いできたのだから。

7日に控訴状の提出を終え、控訴人(鹿砦社サイド)では「控訴理由書」が現在完成に近づいている。本田裁判長の手になる「判決」の判断はほぼすべてが反論が可能だ、否、反論しなければ道理が通らない矛盾ばかりである。「控訴理由書」が完成し、然るべき時期が来ればその要旨若しくは全文を皆さんに公開しよう。

藤井が就業時間内に行ったツイートの一部を集計した表(『カウンターと暴力の病理』より)
藤井正美2015年月別ツイート数一覧(『カウンターと暴力の病理』より)

◆東住吉冤罪事件国賠訴訟で証明された裁判官本田能久の悪質性

さて、15日東住吉冤罪事件の国家賠償を求めていた青木恵子さんの大阪地裁における判決が言い渡された。青木さんの裁判を担当したのは、私たちへの不当判決を平然と書いた本田である。本田は私たちの係争でも何度か「和解」を勧めてきた。私たちは無下に自らの主張ばかりを振りかざすつもりはなく、妥当な一致点が見つけられれば「和解」も排除せず、と考えていた。本田の勧めにより「和解」の席に複数回ついた。本田はあたかも「公平」な結論を導きだそうと努力しているかの如き演技に終始し、もとよりの多弁が和解の席でも同様に発揮されたが、結局あれは「ポーズ」であったと断じるほかない。

15日青木さんは大阪府からのみの賠償を命じる判決を得たが、本田は結審前に青木さんと国、大阪府にも和解の席を用意した。この経緯については尾崎美代子さんが、2012年12月2日本通信に喜びをもって報告してくれている。青木さんに寄り添うような言葉を吐き過剰な期待を煽った本田。そして本田はいかにも青木さんの痛みを理解し、「係争を終了させることにより青木さんの傷を小さくしようとしている」かと誤解させる芝居を打っていたが、15日に国の責任を一切認めないとする判決を言い渡したことにより、青木さんへの「芝居」が空手形であったことが証明された。青木さんは怒り心頭だと報道されている。国賠訴訟で、その名の通り国の責任を問うているのに、あたかも青木さんに寄り添い国の責任を認めてやるかのような態度を取り、結局は国の責任を全く認めなかった。

青木さんと私たちでは受けた傷の大きさが違う。単純比較は青木さんに失礼だ。しかしながら本田を裁判長とする同じ合議体から受けた加害による「被害者」であることは共通だ。既に控訴手続きは7日に完了しており、その後に下された青木さんへの本田からの判決ではあるが、青木さんの無念も私たちの闘争心を更に掻き立てる。こんな判決を許しておくわけにはゆかない!

◆司法は不条理だ、しかし私たちは真実を曲げることはしない

裁判官はどんな誤判を冒しても、罰せられない。法律論は横においておくが、これは不合理極まりないではないか。過ちを冒した裁判官には罰則を設けるべきではないのか。刑事事件で無実の人を刑務所にぶち込んだり、冤罪確定事件の国賠裁判でも国を免罪したり、中小企業の中に入り込んで怠業の限りを尽くし、社名を語って恫喝を行っていた者の行為を不問に付し、逆に会社に罰金を払わせたり……。これが司法試験に合格し法衣を着て「人を裁く」人間の実態である。その代表の一人が本田能久だ。

◆ご支援に感謝しながら「本人訴訟」で不条理とは闘います!

鹿砦社は昨年来新型コロナの影響を受け、売り上げが大幅に落ち込み経営は楽ではない。この間社債を発行し、心ある皆さんに引き受けていただいたり、カンパや『紙の爆弾』『季節』の定期購読(新規、前倒し、複数年)、書籍のまとめ買いの要請にも多くの方々に応じていただいている。そのお陰できょうも出版・言論活動が続けられている。原稿料や諸経費の徹底見直しも行い、危機の脱出に懸命である。控訴に関しては「このように厳しい時期であることも勘案すべきではないか」との意見もあった。私たちとて法廷は気分の良い場所ではないし、「言論」こそが本来のフィールドだ。そこで、今回の控訴は複数の法律専門家のアドバイスを頂きながらも、あえて代理人を立てず本人訴訟とすることとした。

鹿砦社にとっても松岡や中川編集長らにとっても、2005年、『紙の爆弾』』創刊直後、「名誉毀損」に名を借りた出版弾圧を食らった苦しい時期があった。今よりも格段に苦しかった。松岡は長く囚われ、事務所もなくなり、先行きが見えない中でもがいた。この時、刑事・民事双方で多くの皆さん方のサポートで裁判闘争を闘った。同時に『紙の爆弾』はじめ出版活動にも精を出した。決して諦めなかった。その甲斐あって復活することができた。藤井に「棺桶に片足を突っ込んだ爺さん」と揶揄された松岡も齢70となり、当時に比べるとエネルギーも弱くなっているが、最後の「老人力」を発揮し頑張る決意を固めている。人も会社も苦境にあってこそ、その真価が問われる。土壇場でクソ力を発揮するのが松岡の真骨頂だ。

鹿砦社を応援してくださる皆さんの期待に応えるために、そして不当な司法に真っ正面から対峙するために、これまで以上に激烈な魂を込めた「控訴理由書」が近く完成するだろう。裁判所の判断は二の次だ。私たちは真実を突きつけ、「正当な判断とはこういうものだ」と裁判所の姿勢を正す意味でも闘いを継続する道を選んだ。さらなるご支援を!

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「カウンター大学院生M君リンチ事件」(別称「しばき隊リンチ事件」)隠蔽のA級戦犯・岸政彦(現立命館大学教授)をわれわれは許さない! 松岡利康

本年は沖縄返還(併合といったほうが適切)から50年にあたる。沖縄問題は、私(たち)にとって〈闘い〉である。学者の甘ったれた虚言を許さない。

返還前年の71年は返還協定調印ー批准阻止闘争に総力で闘った私たちは、「研究対象」(岸)として、〈沖縄問題は闘い〉だという認識を持たず、もっともらしいことをのたまう徒輩を断罪する。

2月2日の朝日新聞は岸政彦へのインタビューを一面を割いて掲載している。突っ込みどころが散見されるが、ここではこれに留める。

朝日新聞2022年2月2日朝刊
 
リンチ直後の被害者大学院生M君

ここで、かの大学院生リンチ事件が甦ってくる。2014年師走、大阪・北新地で、「反差別」運動の旗手と持て囃される李信恵ら5人による大学院生(当時)M君に対する凄絶なリンチ事件が起きたことは、この通信でもさんざん申し述べてきた。

裁判もいくつも争われたが、李信恵が鹿砦社に反訴した訴訟の控訴審判決において、裁判所はようやくリンチへの李信恵の連座を認定した。その後、なぜか李信恵らが、リンチ事件や関連訴訟について発言することは、ほぼなくなった。

リンチ事件以前から李信恵はネトウヨによるヘイトスピーチ、ヘイトクライムに対して訴訟を起こしており、その「李信恵さんの裁判を支援する会」の事務局長という要職を務め、李信恵ら加害者の聞き取りの席にも同席していたのが岸政彦だった。岸は事件の詳細を知っている。

だからこそ、特別取材班は岸を直撃し、真相を問い質したが、なぜか逃げ回るばかりだった。

人の心を持つ者(特に、普段から「人権」という言葉を口にする「知識人」)は、身近に起きた深刻な問題に真摯に立ち向かうべきだ。それも被害者M君はリンチによって相当の重傷を負っていることはリンチ直後の写真を見れば一目瞭然だ。本来ならば、被害者に寄り添い、問題解決にあたるべきではないのか!? 私の言っていることは間違っていますか?

岸よ、歯の浮くようなことを言ってないで、今からでもリンチ事件の根源的解決に努めよ! リンチ事件はまだ終わっていない。

取材班の直撃取材に逃げ回る岸政彦

対李信恵訴訟の尋問が終わった、その夜、傍聴に来、またリンチの現場に連座した伊藤大介は、ふたたび暴行、傷害事件を起している(現在横浜地裁で刑事事件として係争中)。

ちなみに、去る2月5日に開催された「連帯ユニオン議員ネット第17回大会」で、岸につながるバリバリの親しばき隊の池田幸代(元・社民党福島みずほ秘書、現・駒ヶ根市議)と戸田ひさよし起案の特別決議「うち続くヘイトクライムを弾劾し、社会の意識変革に向けて実践する特別決議」の文中「2020年には反差別活動をしてきた伊藤大介氏を日本第一党元大阪本部長の荒巻靖彦が『このチョンコが』と怒号しながら、白昼の大阪北区の繁華街でナイフで刺す事件が起こった。」と記載されているが、これは正確ではない。深夜を「白昼」というのは笑えるとしても、実際は、くだんの尋問後深夜泥酔して荒巻を呼び出し複数人で暴行に及び、荒巻に小指骨折や顔面打撲などの重傷を負わせ、一方荒巻も自衛のために所持していたナイフを出し応戦し伊藤に全治1週間の軽傷を負わせたというのが事実で、よって荒巻は罰金の略式起訴、伊藤は傷害罪で現在横浜地裁で係争中(伊藤の弁護人は、例によって神原元弁護士ら)。右であれ左であれ事実関係には正確であらねばならない。事件後すぐに発行した『暴力・暴言型社会運動の終焉~検証 カウンター大学院生リンチ事件』の冒頭レポートを参照されたい。

『反差別と暴力の正体』本文
『反差別と暴力の正体』本文
『反差別と暴力の正体』本文
『反差別と暴力の正体』本文

ひょんなことで、この大学院生M君リンチ事件に関わることになり、M君救済と真相究明に奔走し、私たちは6冊の本を世に問うた。私たちは、岸政彦や伊藤大介はじめ、この事件を隠蔽したり蔑ろにしたり、セカンドリンチや村八分を行った徒輩を決して許すことはない。(松岡利康)

*1971年から72年5・15返還にかけての沖縄闘争については昨年に発行した『抵抗と絶望の狭間――一九七一年から連合赤軍へ』をご一読ください。

**「カウンター大学院生リンチ事件」(しばき隊リンチ事件)については、早晩、総括本を出版する予定です。これに蠢いた人たち、特に知識人やジャーナリストらの姿は、「知識人とは何か?」「ジャーナリズムとは何か?」と問う場合の〝生きた負の見本”です。

本日発売! タブーなきラディカルスキャンダルマガジン『紙の爆弾』2022年3月号!
『暴力・暴言型社会運動の終焉』

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LGBT活動家としばき隊の蜜月はどこまで続くぬかるみぞ〈1〉 森 奈津子

旧レイシストをしばき隊(現C.R.A.C.)、カウンター、ANTIFA等と呼ばれる反差別運動に関わる者たちを、私は「反差別チンピラ」と名づけた。単に自分たちを批判しただけの無辜の市民をも彼らはツイッター上でネットリンチの標的にし、暴言、恫喝を繰り返してきたからだ。

 
旧しばき隊代表の有名なヘイト発言

彼らの「オラつき」はとどまるところを知らず、マイノリティ当事者が標的になることも少なくない。たとえば、カウンターを批判した在日コリアンの方々にまで反差別チンピラ諸氏は暴言を吐き、さらにはそれを正当化するために、彼らをなりすまし認定、つまり偽コリアン扱いし、民族の誇りを深く傷つけ、いかんなく集団ネットリンチの標的にしたのである。

もしや、彼らしばき隊/カウンター界隈の「反レイシズム」のスローガンは、なにかの冗談なのだろうか? いつぞやは、「No Hate, No Life(ヘイトがないと生きていけない)」だの「Fight for Racism(レイシズムのために闘う)」だのというスローガンを掲げたメンバーが、ウォッチャー各位に「かっこつけて無理に英語表現にするからボロが出る」と失笑されていたが、あれこそが彼らの隠された本音だったのだろうか?

[左]「ヘイトがないと生きていけない」、[右]「レイシズムのために闘う」

そんなしぱき隊/カウンター界隈がLGBTの運動に「寄生」したら、同じようなことをするにちがいない――と数年前、バイセクシュアルである私は危惧したが、それはまったくもって「案の定」であった。

私が「しばき隊のような暴力的な勢力はLGBTの運動には必要ない」という主旨のツイートをすれば、反差別チンピラ諸氏は「暴力的な勢力などない!」「しばき隊などという団体は存在しない! デマを流すな!」と、自己紹介よろしく暴力的なリプを集団でかましてくるのである。

捨て身のギャグなのだろうか?

性的マイノリティの味方を気取りながらも、自分らに従わない当事者は全力でバッシングし、つるしあげるのだから、笑わせる。なんという醜悪な全体主義であろう。多様性もなにも、あったものではない。

やがて、いい歳してネットで集団いじめをしている彼らを、私は新たに「中年紅衛兵」と名づけるに至った。

彼らに言わせれば、「被差別者当事者であっても差別主義者の可能性はある」「運動の邪魔だから潰す」だそうである。そんな本末転倒なことを匿名でうそぶいてる間に、身バレして消えたり、あるいは、ツイッター運営に悪質アカウント認定されて永久凍結され、私を潰す前に自主的に消えてゆくのである。

捨て身のギャグなのだろうか?(二回目)

[左]発言者は身バレ済みの僧侶の異性愛者男性 [右]匿名掲示板5ちゃんねるでは、森に対する集団いやがらせが呼びかけられた
 
ANTIFAのTシャツを着用する共産党・池内さおり氏と吉良よし子氏

ここで特筆すべきは、私や他のLGBT当事者がしばき隊界隈の異性愛者たちに不条理にも「レイシスト」「差別主義者」のレッテルを貼られ、卑劣に叩かれていても、LGBT活動家たちは完全に見て見ぬふりをしていることであろう。

これは、一体、どうしたことか? いくらなんでも、アクティビストを名乗る者が腰抜けすぎやしないか? LGBT同胞が異性愛者に集団でいやがらせされているのに、LGBT活動家が完全スルーとは何事ぞ!

ただ、まあ、すでにLGBT活動家がしばき隊界隈と共闘しているのは、私も把握してはいた。

LGBT活動家は、大抵、立憲民主党、日本共産党、社会民主党とつながっているうえ、中には正式な党員もいる。ゆえに、なんでもかんでも自民党批判につなげて無理筋の自民批判ツイートを繰り返すLGBT活動家も珍しくない。

また、しばき隊界隈が野党三党と強固につながっていることは、ウォッチャーの間では周知の事実だ(マスコミはひたすら隠しているが)。ネットで画像検測すれば、しばきイベント(笑)に実にいい笑顔で参加している野党の先生方の写真がザクザクヒットする。

[左]反差別デモ・東京大行進(2013年)で、しばき隊関連団体・男組組長の故高橋直樹氏と並ぶ共産党の小池晃氏 [右]小池晃氏が手にする横断幕には「TOKYO NO HATE」の文字
[左]池内氏、吉良氏が参加した「ブルドーザーデモ」では、安倍首相(当時)のマスクを生首のように扱った [右]ブルドーザーで安倍首相のマスクを轢く猟奇的パフォーマンスには、後に批判殺到

ところで、日本最大のLGBTイベント「東京レインボープライド」の名は、報道等で耳にした方も多いと思う。これは、簡単にご説明すれば、「世界各国、日本各地で開催されている性的少数派の人権を訴えるLGBTパレードの東京版」といったあたりか。

パレードでは、LGBT団体やLGBT関連ショップ・企業の華やかなフロート(山車)が徒歩の参加者と共に公道上のコースをたどり、歩道には多くの見物人が集まる。その中には、しばき隊界隈LGBT団体「TOKYO NO HATE」のフロートも出て、共産党の元衆議院議員・池内さおり氏の姿も見られた。

立憲民主党、共産党、社民党の「手先」という点では、LGBT活動家もしばき隊/カウンター系活動家も、同じ穴のむじななのである。

[左]東京レインボープライドでは、しばき隊界隈文化人・香山リカ氏と共産党・池内さおり氏がツーショット! [右]東京レインボープライドにTOKYO NO HATEのフロートで参加する池内さおり氏

そんな彼らのLGBT差別反対運動の頂点が、雑誌「新潮45」に掲載された杉田水脈氏の論考の中のLGBTに対する「生産性がない」という表現に端を発したデモであろう。

2018年7月27日19時から実行された「杉田水脈の議員辞職を求める自民党本部前抗議」。それは、巨大な尺玉の花火ごとく、夏の宵に花開いた「しばきの華」であった。

ただし、人生同様、社会運動も、山があれば谷もある。

大いに盛りあがって絶頂に達し、自民党本部前で爆発したLGBTの反差別デモは、それがしばき隊界隈主導であり、暴力的であったと判明したがゆえに、すぐさまヒュルルンと一気にしぼみ、多くの一般LGBTは賢者タイムに入り、「しばき」にはピクリとも反応しなくなったのである。いまだ、しばき行為を前にギンギンに屹立しているものは、しばき隊界隈と共闘を続けるLGBT活動家のジメジメと湿った闘志だけであろう。(つづく)

◎[過去記事リンク]LGBT活動家としばき隊の蜜月はどこまで続くぬかるみぞ
〈1〉http://www.rokusaisha.com/wp/?p=40264
〈2〉http://www.rokusaisha.com/wp/?p=40475
〈3〉http://www.rokusaisha.com/wp/?p=40621
〈4〉http://www.rokusaisha.com/wp/?p=40755
〈5〉http://www.rokusaisha.com/wp/?p=40896
〈6〉http://www.rokusaisha.com/wp/?p=44619
〈7〉http://www.rokusaisha.com/wp/?p=45895
〈8〉http://www.rokusaisha.com/wp/?p=45957
〈9〉 http://www.rokusaisha.com/wp/?p=46210
〈10〉http://www.rokusaisha.com/wp/?p=46259
〈11=最終回〉http://www.rokusaisha.com/wp/?p=46274

 

▼森奈津子(もり・なつこ)

作家。立教大学法学部卒。90年代半ばよりバイセクシュアルであることを公言し、同性愛をテーマにSFや官能小説、ファンタジー、ホラーを執筆。『西城秀樹のおかげです』『からくりアンモラル』で日本SF大賞にノミネート。他に『姫百合たちの放課後』『耽美なわしら』『先輩と私』『スーパー乙女大戦』『夢見るレンタル・ドール』等の著書がある。
◎ツイッターID: @MORI_Natsuko https://twitter.com/MORI_Natsuko

◎LGBTの運動にも深く関わり、今では「日本のANTIFA」とも呼ばれるしばき隊/カウンター界隈について、LGBT当事者の私が語った記事(全6回)です。
今まさに!「しばき隊」から集中攻撃を受けている作家、森奈津子さんインタビュー

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『暴力・暴言型社会運動の終焉』

《速報!》鹿砦社に入り込んだ“隠れしばき隊”藤井正美に対する民事訴訟の本人尋問、藤井・神原弁護士の醜い詭弁と三百代言を粉砕! 鹿砦社特別取材班

一昨日9月9日午後1時30分から大阪地裁第16民事部809号法廷において、鹿砦社が、元社員であり「カウンター/しばき隊」の中心メンバーだった藤井正美を相手取って損害賠償を求めた民事訴訟における証人調べ(本人尋問)が行われた。

またもや闘いの舞台・大阪地裁

本来なら翌日の昨10日に報告予定のところ、藤井の詭弁、同代理人の神原元弁護士の三百代言を長時間傍聴し気分が悪くなり遅れてしまい本日になったことをお詫びする。

これまでは争点準備手続き(非公開で傍聴者なし、当事者だけの参加)による審理であったので、この裁判において原告、被告双方が傍聴席の前に姿を現したのは、この日が初めてである。とはいえ、原告・鹿砦社代表松岡にとって法廷は数えきれないほどの経験がある。被告・藤井正美にとって、法廷内がどのように感じられたのかは想像するしかない。

傍聴席には鹿砦社の応援に合計9名の方々が駆けつけてくださった。平日にもかかわらず、ありがたいことだ。一方藤井側の応援はゼロ。しばき隊の仲間は冷たい。

◆意外と冷静だった松岡の尋問への対応

証言は原告松岡への森野俊彦弁護士の主尋問で幕を開けた。森野弁護士は松岡に藤井を雇用した経緯、入社後藤井の業務態度などをよく通る聞き取りやすい声で質問していった。松岡も落ち着いて回答する。

森野弁護士の主尋問のあとには、被告・藤井の代理人、神原元弁護士の反対尋問に移る。神原弁護士はやや高い声で傍聴席から聞いていると、少し早いテンポで松岡に質問を投げかける。松岡は時に「質問の意味がよく理解できませんので、もう一度お願いします」と聞き返すなど、松岡には珍しく終始冷静に質問に回答した。

直情型の松岡はかつて、ある裁判での尋問で書類を投げつけたほどで心配された。松岡は開廷前、「天気晴朗、明鏡止水の心境だ」と嘯いていたが、内心は怒りと闘志が燃えたぎっていたに違いない。

◆元社員・藤井正美の詭弁と開き直り、いまだに反省と謝罪の言葉はなかった

休憩を挟み、藤井への尋問は神原弁護士の主尋問から始まった。このやり取りの総体を一言で表せば「笑止千万」だ。神原弁護士による主尋問のあと、森野弁護士が藤井に対して反対尋問を行なった。

森野弁護士の質問内容は事前に裁判所に通知していた内容とほぼ同じであったが、時にゆっくり時間を取り、また別の質問では「あなたは」と始めながらも明らかに声の厚みが増し、藤井は回答に窮する場面もあった。

《自分を取り巻く今の環境は、3・11以降に反原発~反レイシズム~反安倍の流れを当たり前のように進んできた「縦糸」と、音楽やサッカーなどが「横糸」になったゆるやかな繋がりで編まれているんだけど、いずれ誰かが本にでもしてくれるだろう(笑)》

上記のように藤井が「いずれ誰かが本にでもしてくれるだろう(笑)」と希望していたことが、藤井発信のツイッターから判明した(もちろんそれだけが理由ではない)こともあり書籍に取り上げたのに、この日の藤井の弁解はその希望とまったく矛盾していた。

藤井正美2015年月別ツイート数一覧(『カウンターと暴力の病理』より)
藤井正美2015年9月のツイート数一覧(『カウンターと暴力の病理』より)
神原弁護士のツイート(2021年9月8日)

この期日前にも例によって、神原弁護士は「圧勝」(弁護士として品のない表現と感じるのは、われわれだけか?)とのお得意ツイートを投稿していたが、果たして実態は……? 傍聴された方々は、どう感じたであろうか?

この方は過去の裁判で勝訴でもないのに実質「勝利宣言」をするなど、不思議な言語感覚の持ち主であることは承知していたが、今回もそれは同様。

◆次回期日は11月4日午前11時30分から
 これで結審

双方の尋問(証言)終了後、裁判長は今後の扱いについて原告・被告双方に意向を聞いた。原告代理人森野弁護士は「最終準備書面を出したいのでもう1期日入れてほしい」旨主張、対する神原弁護士は「本日結審で」と意向を示したため、裁判長はじめ右・左陪席は「合議します」と短時間法廷から裏に去った。

神原弁護士のツイート(2021年9月9日)

合議の結果は11月4日に期日が入ることになった。あれ? 神原弁護士、大阪から帰る新幹線の中(?)からも「圧勝」宣言をしていたけど、これは法廷内での「圧勝」なのか。

今回の「通信」では、原告・被告双方の証言内容に特別取材班は一切触れない。理由は藤井の証言の中に判決へ影響を及ぼすであろう、重大な内容が複数個所あったからである。読者諸氏には消化不良で申し訳ないが、法廷闘争を勝ち抜くために、わざわざ藤井が提供してくれた「リーサルウェポン」は11月4日まで非公開だ。

◆敗訴が続く神原弁護士の風体に驚いた

この日の神原弁護士は、上着の裾も、ズボンもしわだらけ。ズボンの中に押し込んだつもりのシャツは、無残にも上着を押し上げてはみ出していた(これまで多数神原弁護士の姿を傍聴席から見た人物によれば、「こんな姿は初めてだった」という)。反対尋問で松岡に近づいた際に「神原弁護士は息が上がっていて驚いた」と松岡は振り返る。

神原弁護士のツイート(2021年9月9日)

そして神原弁護士は松岡への反対尋問中、鹿砦社支援者であふれる傍聴席へ過度に神経質になってしまった。ただでさえ甲高い声をさらにヒートアップし、あろうことか裁判長に「今、傍聴席で発言した人がいました。退廷させてください!」と泣きつく始末。おいおい「圧勝」の名が泣くぞ。

閉廷後、鹿砦社支援者は法廷から廊下へ出たところへ、神原弁護士と藤井が出てきた。支援者の中から「神原先生、『リンチ事件はなかった』というウソのHPは消してください」、「弁護士は法律を守ってください」、「弁護士はウソをつかないで」とあちこちから声が上がった。これが「圧勝」の実態である。神原弁護士は「さらば大阪」と、ほうほうの体で川崎に戻っていった――。

このところ神原弁護士は敗訴が続いている。『週刊金曜日』植村隆社長の訴訟、対森奈津子訴訟控訴審、そして李信恵のリンチ事件への連座と「道義的責任」を認定した対李信恵訴訟控訴審(賠償金は減額されつつ付いたが実質的に李信恵敗訴である)……自称「左翼」神原弁護士の「正義は勝つ」という看板が汚されていく……。

前述の通り、次回期日は11月4日(木)11:30から今回同様大阪地裁本館809号法廷で開かれる。最終準備書面の提出が主とした内容になろうが、われわれは最後まで気を緩めず闘い続ける。皆様のご支援をよろしくお願いする次第だ。

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9・9対藤井正美訴訟証人調べ(本人尋問)に注目を! 鹿砦社に入り込み「獅子身中の虫」として蝕んだ“隠れしばき隊”藤井正美と神原元弁護士の蠢動を打ち砕こう! 鹿砦社特別取材班

来る9月9日(木)午後1時30分から大阪地裁第16民事部809号法廷において、鹿砦社が、元社員であり「カウンター/しばき隊」の中心メンバーだった藤井正美を相手取って損害賠償を求めた裁判における証人調べ(本人尋問)が行われる。

この裁判は藤井正美が鹿砦社の社員時代、就業時間中に膨大なツイッター発信を行っていた事実が偶然判明したことに起因する。この時まだ「M君リンチ事件」の情報は鹿砦社にはもたらされてはいなかった。また、「カウンター/しばき隊」の源流「反原連(首都圏反原発連合)」との関係に齟齬が発生しつつあった頃だった(絶縁宣言が出されたのはこの直後)。

偶然発見された藤井のツイッター発信は膨大な量であり、「棺桶に片足突っ込んだ爺さん」をはじめとする松岡への誹謗中傷も少なくなかった。就業時間中の明らかな〈怠業〉(サボリ)に衝撃を受けた松岡は藤井入社以来のツイッター発信の一部(この時点では、あまりに膨大だったので全部は見れなかった)の記録、内容を点検した上で元警察官の飛松五男氏と弁護士立会いのもと藤井と話し合った。

ツイッター書き込みの一部を示し穏やかに話し合った結果、藤井本人が希望した「通常解雇」とした(普通こういうケースでは修羅場になることもあるが、それを抑止するために弁護士と飛松氏に立ち会いいただき終始録音もし、この音声データも保有してある)。

藤井は、何の魂胆があったのか推して知るべしだが、うまく鹿砦社に入り込み、在職期間の3年間、まさに「獅子身中の虫」として蠢動したのである。

「ここまで深入りしていたのか」と松岡に衝撃を与えた画像。先頭に立って街宣活動を行う藤井正美

◆姑息にも証拠隠滅を図った藤井正美

ところが、藤井は会社所有のパソコンで「謝罪文」を書く素振りを見せながら、実はツイッター発信同様に〈怠業〉をしていた私的メールなどの証拠の隠滅を図っていたことが、後日発覚する。この詳細については『カウンターと暴力の病理』のなかで詳細に記述があるので是非ご覧いただきたい。

《自分を取り巻く今の環境は、3・11以降に反原発~反レイシズム~反安倍の流れを当たり前のように進んできた「縦糸」と、音楽やサッカーなどが「横糸」になったゆるやかな繋がりで編まれているんだけど、いずれ誰かが本にでもしてくれるだろう(笑)》

2015年9月5日(土)、18時43分の藤井によるツイッターの書き込みだ。ある意味、本人が「本にでもしてくれるだろう」と“希望”するから、激烈な怠業ぶりと、鹿砦社を騙った企業恫喝などの詳細を「本」の一部に掲載したのだ。しかし、後日詳細に藤井の行動を再確認したところ、就業時間中ほとんど仕事をしていなかった実態が明らかになったため、鹿砦社は代理人を通じて「給与返還」を求める内容証明郵便を藤井に送付した。藤井からは何の返答もなかったので、仕方なく損害賠償請求訴訟を大阪地裁に起こした。これがあらましである。

社員が偶然発見した藤井のツイッターの一部

◆藤井はなぜ神原元弁護士を選任したか──吉と出るか凶と出るか注目を!

藤井は、鹿砦社に対して並々ならぬ敵意を持っている(とわれわれは認識している)神原元弁護士を訴訟代理人に選任した。これまで鹿砦社ならびに特別取材班が取材を試みた人物の少なくとも5人以上(李信恵はむろん香山リカ、秋山理央ら)の代理人に神原弁護士は就任している。その時点、つまり藤井が神原弁護士を代理人に選任した時点で藤井が「反省などまったくしていない」構図が明らかになった。大阪に山ほど弁護士がいるにもかかわらず、わざわざ神奈川の神原弁護士を選任しなくてもよいものを……。当初われわれはため息まじりに苦笑したものだった。

鹿砦社はこの裁判に、元裁判官で在任中から「日本裁判官ネットワーク」で活動し裁判所の内部から司法の変革を訴え続け、今は自由法曹団に所属する森野俊彦弁護士を選任、森野弁護士は先の対李信恵控訴審でも李信恵のリンチ関与と「道義的責任」を判示する判決を引き出した弁護士である。

神原弁護士も自由法曹団に所属し常任幹事を務めていることから、これまでの一連の訴訟とは代理人の立場が異なる展開で裁判が始まった。裁判長は審理の中で「和解」を進める場面もあり、条件次第では鹿砦社も和解に応じる腹づもりはあったが、藤井サイドはこれに応じないどころか、あろうことか「プライバシーの侵害」だと鹿砦社を反訴。あれだけの〈怠業〉の限りを尽くし、自ら《いずれ誰かが本にでもしてくれるだろう(笑)》と“希望”しておきながら、願いが叶うと「プライバシー侵害」だと駄々をこねる姿は滑稽そのものであるが、滑稽な主張が裁判所で堂々と主張されているのだから、笑ってもいられない。

一躍有名になった「声かけリスト」

◆自称「常勝」に曇りが出ている中での、9月9日(木)証人調べ(本人尋問)の意味

そのようなやりとりを経て、非公開の争点整理を重ね、9月9日(木)午後1時30分から証人調べ(本人尋問)が行われるのだ。原告の証人は松岡。被告の証人は藤井である。神原弁護士は審理の過程で、証人に特別取材班キャップの田所敏夫を求める旨の発言を一時していたが、最終局面ではその要請は行わず、逆に鹿砦社側が田所敏夫と鹿砦社社員Fの証人申請を行った。「来るなら来い!」ということである。裁判長は前回期日で「田所、Fの証人については保留」と述べたが9月初旬の現時点で裁判所から連絡はないので、松岡、藤井2名が証人として証言するのは間違いないだろう。

この裁判は直接的には、就業時間中の怠業を理由に元社員に給与の返還を求めるものであるが、前述のように神原弁護士の登場で、異なった意味合いも帯びざるを得なくなった。われわれは決して望まなかったが、鹿砦社vs「しばき隊」の代理戦争ともいえる構図が、藤井の主体的選択により法廷に持ち込まれたのだ。

藤井の怠業の中には、この5年余に渡り鹿砦社が追及してきた「M君リンチ事件」隠蔽に加担するメールも多々残されており(われわれが発掘し一躍有名になった「説明テンプレ」「声かけリスト」なども藤井が発信源である)、藤井自身も「しばき隊」内ではかなりの存在感を示していたようである。だからといって、鹿砦社は無理やり「M君リンチ事件」と藤井の怠業を結び付けるつもりはなかった。にもかかわらず、日本中に4万人以上弁護士登録者がいるといわれている中から、藤井はよりによって、ピンポイントで、おそらく日本の弁護士の中で最も鹿砦社を嫌悪しているであろう神原弁護士を選任したのだ(あーあ、疲れるなぁ)。

もとより、神原弁護士は本人が高言するほど「常勝」ではない。週刊金曜日現社長植村隆氏の裁判でも負けているし対森奈津子訴訟控訴審でも敗訴、さらに鹿砦社の対李信恵訴訟控訴審でも、このかんこの「通信」でも再三報じているように大阪高裁は、M君訴訟でも一貫として免責された李信恵のリンチへの連座と「道義的責任」を判示した(この判決を取材班は実質勝訴と評価し、松岡は減額されたとはいえ賠償金を課されたことで「敗北における勝利」と評価している)。

鹿砦社が求めたのは、さぼっていた元社員に「給料その他を返しなさい」という極めてシンプルな要求だ。ややこしい話ではない。「謝罪文」まで書き退職した藤井が開き直り、鹿砦社本社の間取り図を作為的に偽造し証拠として、ぬけぬけと裁判所に提出するなど、本筋が歪められたのだ(神原弁護士の法廷戦術だったのかもしれない)。

しかし、神原弁護士の態度には最近大きな変化が見られる。M君訴訟では「でっち上げ」として判決文をみずからの事務所のHPにアップしたにもかかわらず、鹿砦社の対李信恵控訴審判決内容には触れることはないし、自信を喪失しお疲れのように感じられる。

同時に感触ではあるが裁判長の姿勢にも提訴当初に比べると、藤井側のトンデモない主張や偽造された事務所の間取り図などで、われわれへの理解が深まっているのではないかと感じられる(裁判〔非公開の争点整理〕に出た社員の感想)。

同じく「説明テンプレ」

◆油断を排し、「鹿砦社憎し」に凝り固まった神原元弁護士らの野望を打ち砕け!

油断は禁物であるし、法廷では何が起こるかわからない。前述したように、つい最近われわれは、対李信恵裁判の高裁判決でそれを経験したばかりだ。

鹿砦社は原告であれ被告であれ、裁判の当事者となることを望まない(が、この四半世紀、鹿砦社の規模で1億円超の訴訟費用を使い、こちらから喧嘩を売ったことはさほどないが売られた喧嘩には真っ向から対決してきた。今後もこのスタンスは変わらない)。言論には言論で対抗するのが、出版を生業とする者の原則であり、われわれは法廷が戦場だとは考えていない。やむにやまれぬ法廷戦ではあったが、主たる戦場は、あくまでも言論戦である。われわれは言論戦からは一歩も退かない。

李信恵にしろ神原弁護士にしろ出版をできる環境にあるにもかかわらず、われわれが取材・調査を重ね6冊もの出版物に編纂して真相究明に当たったにもかかわらず、「デマだ」「クソだ」「でっち上げ」だと鸚鵡返しに繰り返すのみで、彼らは反論本の1冊も出すことはなかった。李信恵・上瀧浩子共著で『黙らない女たち』という本を出したので、興味深く拝見したが、リンチについての言及やわれわれの出版物に対する反論は1行もなかった。

李信恵は、大阪高裁の判決に記されたようにリンチに連座しその「道義的責任」から終生逃れられない。リンチ隠蔽に加担した藤井も同罪である。李信恵らに血の通った人間の心があるのならば、李信恵を背後から支えた「コリアNGOセンター」と共に公的に謝罪すべきだ。人間だれしも間違いを犯すことはある。ここできちんとした対応を取れるかどうかで、その人の人間性が現われ、人の評価も変わろうというものだ。そうでなければ、いつまでも狡(ずる)い人間だと思われ続け、それがたとえ今は小さなものであっても、徐々に拡がっていくであろう。これは藤井にも当てはまる。開き直るのではなく謙虚にみずからの非を認め反省し謝罪するのが先決だ。われわれの言っていることが間違っているのなら指弾していただきたい。

9月9日残暑下、コロナ禍の中ではあるが、圧倒的な注目と、時間の都合がつく皆さんにはぜひ傍聴をお願いしたい。藤井がやらかした悪行を代理人の神原弁護士が「正義」と言うのかどうかわからないが、藤井や代理人・神原弁護士の詭弁や三百代言、蠢動を打ち砕こう!

《関連過去記事カテゴリー》
 M君リンチ事件 http://www.rokusaisha.com/wp/?cat=62

【カウンター大学院生リンチ事件報道訴訟を検証する〈4〉】李信恵さん、反差別運動を後退させないために、リンチに連座し関与したことを認定した大阪高裁判決に従い、心から反省し被害者M君に謝罪してください! 鹿砦社代表 松岡利康

くだんのリンチ事件に関する大阪高裁判決は、各方面に静かに根深く、重大で深刻な反響を与えているようです。特に李信恵のリンチへの連座と関与を裁判所が認定したことにより、李信恵とその周囲には大変なショックを与えたであろうことは想像に難くありません。事実、7月27日の判決直後に李信恵代理人の神原元弁護士は、相変わらず「正義は勝つ!」とツイートし「勝訴」を宣言しましたが、以降、神原弁護士も李信恵も、本件判決には全く触れていません。“不都合な真実”が判決で認定されたからです。

“不都合な真実”といえば、李信恵らと共にM君リンチに連座した伊藤大介による暴行傷害事件(本件一審本人尋問のあと2020年11月25日深夜)の全容や公判の進捗情況も、一切明らかにされていません。このままなし崩し的に幕引きしようとでも考えているのでしょうか? 伊藤の起こした事件は偶発的、一般的な犯罪ではありません。今回の大阪高裁判決で、リンチ事件への連座と関与が認められた李信恵同様、伊藤はリンチの現場に居合わせた過去を持つ人物です。反差別運動、社会運動と密接に関わる点において、今後反差別運動の方向性を正す意味でも、情報公開し社会的に判断を仰ぐべきです。

7月27日の判決から上告期限の8月10日までの10日間、上告すべきかどうか悩み慌ただしく過ぎた中で、結局は「名誉ある撤退」し、上告せずの結論に至り賠償金(プラス利息=約130万円)も全額振り込み、本通信の削除命令箇所(2017年6月12日同19日8月2日2018年3月22日)も削除いたしましたが、このお盆休み期間に、あらためて判決文を読み直してみました。

判決直後は、原判決(一審大阪地裁判決)に事実誤認や瑕疵があったことで賠償金が減額されたぐらいにしか思っていませんでしたが、判決文をよくよく読んでみると、裁判官もかなり苦慮した形跡が感じられました。

また、少なからずの方々に判決文を読んでいただき意見を寄せてくださいました。この通信〈2〉でお二人のご意見を掲載しましたが、その後も心あるご意見が寄せられています。最も簡潔かつ的確に述べられているのは次の方(弁護士)のコメントです。──

「高裁判決の評価は概ねそれ(注・この通信の〈1〉~〈3〉)でよいと思います。大幅に変更された丁寧な事実認定がされていますし、共謀による不法行為責任は否定しつつ、全体としての集団暴行の事実と李本人の暴行の放置・黙認による道義的責任は認めていますから、政治的には一定押し戻した勝利と評価でき、上告なしの判断は妥当かと思います(そもそも、上告審は憲法違反・判例違反の有無が主要な争点となる法律審ですしね)。」

神原弁護士のツイート。リンチ事件は「虚偽の風説」だって!?

◆李信恵の「粗暴で凶悪な」性格を明確に判決文で認定した大阪高裁判決

 
主な実行犯・金良平のツイート。事件から1年近く経ってもこのザマ。反省の色はない

ところで李信恵は、鹿砦社の出版物等が「原告(注・李信恵)が粗暴で凶悪な犯罪者であるとの印象を与えるものであるから、原告の社会的評価を著しく低下させる」(訴状)としていました。私たちに言わせれば、笑止千万、抱腹絶倒です。

大阪高裁は今回の控訴審判決は、李信恵が「暴行を容認」し「警察への通報や医者への連絡等をしないまま、最後は負傷しているMを放置して立ち去った」と明記しています。感情を含まない表現ですが、この行為は李信恵が「粗暴で凶悪な犯罪者であるとの印象を与え」る可能性がありはしませんか? 高裁判決認定内容と同様の調査取材・出版活動を行った、私企業である鹿砦社を訴えたのですから、李信恵は判決に対して異議があるはずです。そうであれば国賠(国家賠償)請求を起こすのでしょうか?

再度高裁判決の一部を引用します。──

「被控訴人(注・李信恵)は、(中略)M(注・判決文は実名)が金(注・良平)からの暴行を受けて相当程度負傷していることを認識した後も、『殺されるなら入ったらいいんちゃう。』と述べただけで、警察への通報や医者への連絡等をしないまま、最後は負傷しているMを放置して立ち去ったことが認められる。この間、(中略)被控訴人が暴力を否定する発言をしたことは一度もなく、(中略)金の暴行を制止し、又は他人に依頼して制止させようとすることもなく、本件店舗内で飲酒を続けていた。このような被控訴人の言動は、当時、被控訴人が金による暴行を容認していたことを推認させるものであるということができる。」(高裁判決文。下線・松岡)

「本件傷害事件当日における被控訴人の言動自体は、社会通念上、被控訴人が日頃から人権尊重を標榜していながら、金によるMに対する暴行については、これを容認していたという道義的批判を免れない性質のものである。」(同。下線・松岡)

「被控訴人の本件傷害事件当日における言動は、暴行を受けているMをまのあたりにしながら、これを容認していたと評価されてもやむを得ないものであったから、法的な責任の有無にかかわらず、道義的見地から謝罪と補償を申し出ることがあっても不自然ではない。」(同。下線・松岡)

当然の判断です。傍らで激しい暴行が行われているのに、それを認識していながら、止めもせず、悠然とワインをたしなみ、師走の寒空の下に放置して立ち去るなど、李信恵の「粗暴で凶悪な」性格を表わしている、と考えてもまったく不思議ではありません。一般的な感性の持ち主であれば、到底できないことです。無慈悲な行為です。

こうした行為が大阪高裁で認定されたことを、私たちは強調します。今後彼女を講演会などに招く計画のある主催者の方々には、知っていただく必要があるでしょう。李信恵は、差別被害者として脚光を浴びてきましたが、他方このような「粗暴で凶悪な」行為を行う人物である点を重々考慮せねばならなくなりました。李信恵が心から反省しなければ、「反差別」運動の旗手でなくなる日もそう遠くはないでしょう。

 
同じくリンチに連座した伊藤大介のツイート。この気持ちはずっと変わらず、リンチに連座した後も昨年暴行傷害事件を起こした。こちらも反省の色ナシ!

最近、東京オリンピック/パラリンピックの開会式の音楽を担当していた、ミュージシャンの小山田圭吾が、かつて障碍者の友人に対して行ったいじめが掘り返され解任されました。この解任は、開会式の音楽担当から外されただけではなく、小山田にとって、再起不能といえるほど深刻なものです。李信恵の将来を暗示させるかのうようなスキャンダルでした。

李信恵にとっては、確かに「勝訴」かもしれませんが、M君リンチに連座し関与したことを大阪高裁が認定したことで、M君に早急に公的に謝罪しないと、今後講演に招かれなくばかりか、小山田のように再起不能なまでに陥るのではないかと警鐘を鳴らしておきます。相変わらず隠蔽に務めるのか、心から反省しM君に謝罪するのか、李信恵の人間性が問われています。これは李信恵のみならず他のリンチ加害者4人、リンチの事実を認識しながら李信恵をバックアップしてきた「コリアNGOセンター」、そして岸政彦ら隠蔽に加担した者らも同様です。

思い返せば、M君の訴訟でも、本件一審判決でも、最初に李信恵がM君の胸倉を掴み、その後に一発殴ったことが「平手(パー)」か「手拳(グー)」かが殊更焦点化されました。M君が、1時間もの凄絶なリンチで精神が錯乱し記憶曖昧な発言をしたことでM君の供述全部が「信用できない」とされ、肝心の半殺しの目に遭ったことが軽視されたのです。

つまるところ、「木(平手か手拳か)を見て森(リンチで半殺しにされた事実)を見ない」判断になったものと思います。すっかり神原弁護士の術中に裁判官も嵌ってしまったようです。M君の訴訟で最高裁で確定した判断は、本件訴訟でも覆すことはできませんでした。高裁の裁判官も、上級審の最高裁で確定していることで苦慮したであろうことが想像できます。

また、共謀についても、市民感覚から見れば、誰が見ても李信恵を中心に共謀したことは歴然でしょうが、これもM君の訴訟において最高裁で確定したことによって覆せませんでした。リンチの場にいた加害者5人の関係や立場はフラットなものではなく、李信恵を中心に上下関係があったでしょうし、その場の空気を支配したのは李信恵だったと推認されます。

 
M君への酷いネットリンチ。この者の人間性を疑う

ところで、前回の通信で「名誉ある撤退」することを公言しましたが、これは上告することからの「名誉ある撤退」のことを言っているのであって、私たちが本件リンチ事件から完全撤退するということではありません。まだ検証─総括作業が残っていますし、これまで取材できなかった人たちへの追加取材も考えています。まだ関西カウンターの中心的活動家で鹿砦社に入り込み終業時間の大半をツイッターや私的メール等で本来の業務以外の政治活動を行っていた藤井正美との裁判が残っていますが(次回は9月9日に本人尋問で大詰めに来ています)、対李信恵との訴訟が終結したことで、むしろ桎梏がなくなり気軽に新たな取材もできるようになりました。

◆今、言っておきたいこと

あと少し言っておかねばならないことがあります。

その一つは、大阪高裁の判決で李信恵のリンチ(判決では「本件傷害事件」)が実際にあり、これに李信恵が連座し関与したことが認定されたことで、李信恵ら加害者、そしてバックで李信恵を支えた「コリアNGOセンター」、神原元、上瀧浩子、師岡康子、岸政彦、安田浩一、辛淑玉、野間易通、中沢けい、中川敬、有田芳生、香山リカ、北原みのり、西岡研介、金明秀ら、李信恵を擁護し隠蔽に関わった人たちも、「でっち上げ」とか「リンチはなかった」というような恣意的な風聞を振り撒いたことを謙虚に反省していただかねばなりません。そうでなければ、知識人やジャーナリストとしての存在意義を問われ、かつて「名誉毀損」に名を借りた鹿砦社への出版弾圧に加担した者らが続々再起不能なまでに失脚し「鹿砦社の祟りか、松岡の呪いか」と揶揄されたように、同様の憂き目に直面し失墜していくでしょう。

当初はリンチを認めていた辛淑玉文書。のちに否定
 
ある在日の青年の苦痛のツイート

二つ目は、この5年半ほど、私たちは取材の過程で、多くの在日コリアンの方々に接してきました。みなさんいい方ばかりでした。快く協力してくれました。しかし、ほとんどの方が報復を怖れて名を出すことを躊躇されました。ある方など、陳述書を書き法廷で証言するとまで息巻いてくれましたが、一夜明けると、「報復が怖いので辞退します」ということがありました。訴訟や出版物等でも、ほとんどの方の名は出していません。だからといって、在日の方々に取材していないということではありませんし、第4弾書籍『カウンターと暴力の病理』に付けたリンチの最中の音声を収めたCDなど、内容が内容だけに国内の業者にプレスを発注できなく困っていたところ、ある在日の方が「私に任せてください」と外国でプレスしてくれました。このように蔭ながら多くの方々の協力を得ることができました。

三つ目は、これまでのリンチ事件への対応ですが、李信恵ら加害者、「コリアNGOセンター」、岸政彦ら加害者擁護の立場の人たちの対応は、はっきり言って狡いし醜悪の極みです。

しかし、この事件対応における“狡さ”により、在日コリアン全体が狡いと認識されるのは間違いですし、そうなりかねないことを懸念しています。“狡い”のは、あくまでも李信恵ら一部の人たちです。この意味でも、李信恵をバックアップした「コリアNGOセンター」が中心となって、今からでも遅くはありません、本件リンチ事件に真っ正面から取り組み、血の通った人間として誠実に対応し、まずは被害者M君への謝罪をすべきだと思います。私の言っていることは間違っているでしょうか?

最後になりますが、私たちは、この5年半もの取材で、まだ公にせず“握っている情報”も少なからずあります。あえて表現すれば“ダイナマイト・スキャンダル”です。「弾はまだ残っとるぞ」ということです。

今後、検証-総括作業の過程で取捨選択しなんらかの形で記録として残していきたいと考えています。 (本文中敬称略)

《関連過去記事カテゴリー》
 M君リンチ事件 http://www.rokusaisha.com/wp/?cat=62

『暴力・暴言型社会運動の終焉』