私たちは休刊の危機にある『季節』の発行を継続する決意です! 私たちは唯一の脱(反)原発情報誌『季節』の旗を守りたい! 『季節』を脱(反)原発言論の強固な拠点にしたい! 発行困難の壁を総力で突破し、『季節』の発行継続、鹿砦社の言論・出版活動継続に圧倒的なご支援を!

『季節』編集長 小島卓
鹿砦社代表  松岡利康

『季節』を愛し、また鹿砦社の言論・出版活動を支持・支援される皆様!

『季節』2026年春号をお届けいたします。実際に寄稿や取材にご協力賜った皆様方、熱心な読者の皆様方、本誌『季節』は創刊11年(いわば“親誌”の『紙の爆弾』はもうすぐ21年)を経過し、新型コロナがこの国を襲って以来ずっと発行継続困難な情況に直面してきました。今号も発行が危ぶまれましたが、何とか発行に漕ぎ着けました。コロナ禍以降は、毎号発行が困難な中で、『紙の爆弾』もそうですが、心ある方々のご支援を仰ぎ資金を工面しつつ一号一号発行してきました。

年末は、どこの中小企業や零細出版社もそうですが、年を越すために塗炭の苦しみに喘ぎます。特に昨年末は厳しかったですが、多くの皆様方のご支援により乗り越え、『季節』2025年冬号をお届けし、次いで本誌でもたびたび登場され好評の野田正彰先生の『過ぎし日の映え』を刊行することができ、不安を抱えながらも年を越し新年を迎えることができました。

そうして2026年――年度末の危機的情況に直面しつつも春号をお届けすることができました。今号は、東日本大震災、とりわけ福島原発事故から15年を迎え、増ページ記念号として発行いたします。

私たちの出版社・鹿砦社は、時代の転換点・1969年の創業です。以来半世紀以上にわたり、多くの書籍・雑誌を世に送ってまいりました。数千点に及びます(正確な出版点数不詳)。創業時のメンバーはほとんど亡くなり、わずかに前田和男さん一人、『続・全共闘白書』『冤罪を晴らす! 食肉界の異端児の激闘20年』『昭和待場のはやり歌』などを著し今でも気を吐いています。

松岡が経営を引き継いでからもうすぐ40年が経とうとしています。1985年に松岡・小島が出会ってからも40年余り経ち、一時小島がインドに渡った時期を除き一緒にやっています。晴れた日も土砂降りの日もありました。そして松岡はやがて後期高齢者を迎えようとしています。松岡としては、まだまだやるべき課題が残っており、このままでは死ねません。

『季節』という誌名は、遙か1970年代後半、この国の大きな転換点だった1960年、70年という〈二つの安保闘争〉の歴史的意味を問い直すという目的で思想史・論争史の雑誌として創刊され、本号に寄稿された方にも当時その読者だった方もおられるそうですが(時々こういう方に出会います)、創刊準備号、特別増刊号含めわずか14号ながら、いわば伝説の雑誌として語られてきました。

脱(反)原発雑誌としては2014年8月に松岡が編集長・発行人として『NO NUKES voice』の誌名で創刊、2022年3月発行の号(通巻31号目)から『季節』に誌名変更(先祖返り?)しています。初心に戻るという意味もありましたが、『季節』という誌名への愛着もありました。

いささか話が逸れてきましたが、ウクライナ、ガザ、そしてイランと戦火は、収まるどころか拡がってきています。私たちは〈二つの安保闘争〉、これ以降も続きアメリカ軍を追い出し75年和平を勝ち取ったベトナム反戦運動、たびたびの戦争への蠢動に対し市民や戦闘的学生らが抵抗し、対決しつつ、なにはともあれ戦後80年、平和を守ってきました。こまかい問題はあるでしょうが、日本の歴史で80年戦争がなかったことはすごいことです。

今後はどうなるか不安をぬぐえませんが、私たちは『季節』を拠点に皆様方と共に連携し、反戦、そして脱(反)原発の闘いを持続していきましょう! 

こうした意味においても、私たちの雑誌『季節』は反戦、脱(反)原発の強固な砦でなければなりません。

私たちの出版社・鹿砦社、なかんずく『季節』『紙の爆弾』は、幾多の苦難を乗り越え『季節』は一昨年10周年、『紙の爆弾』は昨年4月で20周年に至り、多くの皆様方に祝っていただき、また厳しい叱咤激励も受けました。多くの雑誌が権力のポチと化し、『季節』や『紙爆』のようにタブーを恐れない雑誌がなくなったからでしょう。皆様、最寄りの大きな書店やネットを見渡してみてください。性根を入れて脱(反)原発の旗を掲げ続けているのは『季節』しかありません! 断固『季節』の旗を守らなければなりません。

以後私たちは、次の10年に向けて歩み始めていますが、遺憾ながらなかなか苦境を打開できずにいます。昨年末のノルかソルかの勝負所も、皆様方のお力をお借りして突破できました! そして今、本誌前号の挨拶文でもお約束したように、3・11東日本大震災―福島原発事故から15年に際し本誌『季節』春号を発行し皆様にお届けすることができました! 

しかし、これはあくまで通過点にすぎません。『季節』次号の準備、また創刊10周年事業として刊行が始まったセレクション集『3・11の彼方から』のvol.2の編纂にも取り掛からねばなりません。

資金不足問題はまだまだ続くと思いますが、昨年刊行した本の中に堅調なものも現われ明るい日差しも見えてきました。今しばらく皆様方のお力をお貸しください! 私たちはまだまだくたばりません! やるべき課題もまだ残っています。これまで何度も地に叩きつけられ、浮き沈みを繰り返して今がありますが、目敏く勝機を掴み、必ず復活します! 変わらぬ、いや、より一層のご支援をお願いいたします!

圧倒的なご支援で、唯一の脱(反)原発情報誌『季節』の発行継続を死守しましょう!

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季節2026春号
『NO NUKES voice』改題 通巻45号
紙の爆弾2026年4月号増刊
2026年3月11日発行
A5判 総148ページ(本文144ページ+カラーグラビア4ページ)
定価880円(税込み)


《グラビア》わたしはこれから毒を吐く
(文◎菅野みずえ/写真◎飛田晋秀)

《報告》小出裕章(元京都大学原子炉実験所助教)
 浪費による危機と嘘をつく国
《報告》樋口英明(元福井地裁裁判長)
 最後に鍵を握るのは国民
《インタビュー》井戸謙一(弁護士)
 原発訴訟の流れは変わる
 司法の現状と展望

《特集1》東電・福島原発事故十五年

終わりなき核災害

《報告》川島秀一(民俗学者)
 福島の海は今
《報告》北村敏泰(ジャーナリスト)
 原発に抗い続ける宗教者たち
 あらゆる「生きとし生けるもの」のために
《報告》コリン・コバヤシ(ジャーナリスト)
 福島エートス 受忍のプロパガンダ
《報告》渡邊とみ子(飯館村「までい工房美彩恋人」代表)
 3・11から十五年① 種をつなぎ、後継者をつくる
《報告》大河原さき(ひだんれん事務局長、三春町在住)
 3・11から十五年② 未来の世代が住み続けられる地球のために
《報告》森松明希子(原発賠償関西訴訟原告団代表)
 3・11から十五年③ 原発被害者の「絶望」を終わらせてほしい
《報告》鈴木博喜(民の声新聞)
 原発追い出し訴訟 否定され続けた区域外避難者の十五年

《特集2》東電・柏崎刈羽原発再稼働

「第二の福島」は起きないか

《報告》まさのあつこ(ジャーナリスト)
 セキュリティとセーフティの欠陥と再稼働の実態
《報告》後藤政志(元東芝・原子力プラント設計技術者)
 自滅する原子力産業と技術のあり方
 柏崎崎刈羽6号機の制御棒問題と東京電力の劣化
《報告》山崎久隆(たんぽぽ舎共同代表)
 再稼働で起きている深刻な危険
《報告》武本和幸(刈羽村議会議員)
 なぜ不正が繰り返されるのか
 地震想定を過少評価する原発利権の構造
《討論》柏崎刈羽原発再稼働の是非を考える新潟県民ネットワーク
 再稼働 許していいのか 1・11集会
 経過報告とリレートーク
 ○吉田裕史(県民ネットワーク事務局)
 「再稼働容認」判断と今後の課題
 ○石崎誠也(新潟大学名誉教授)
 県内学者・研究者有志による原発再稼働中止を求める声明の概要
 ○浅利親男(柏崎刈羽PAZ住民の会)
 荒浜住民投票は七六%が原発反対だった
 ○笹口孝明(元巻町長)
 東北電力巻原発撤回住民投票の意義 県民こそが真の決定権者であるべき
 ○片岡輝美(会津放射能情報センター代表)
 福島原発事故の経験から 「安心して生きる権利」を諦めない
 ○佐々木かんな(アンダー30の会代表) 
 自分たちの場を立ち上げる


《報告》今中哲二(京都大学複合原子力科学研究所研究員)
 家庭用ソーラー発電 九年間の運用実績
《報告》なすび(被ばく労働を考えるネットワーク)
 国・電力会社の「一〇〇mSv安全論」の非科学性
 「あらかぶ裁判」から広範労災認定を求める運動へ
《報告》中道雅史(核燃料廃棄物搬入阻止実行委員会事務局長)
 《徹底解説》核と軍の拠点・青森県《前編》
《報告》山崎隆敏(元越前市議)
 福井県に溜まり続ける「核のゴミ」
 関電は約束を守れない
《報告》大今歩(高校講師・農業)
 原発は止めたけど風力発電がやってきて
《報告》再稼働阻止全国ネットワーク
 高市軍拡政権という台風が吹き荒れても
 原発再稼働阻止の運動は止まらない
《衆院選》青山晴江(たんぽぽ舎会員)
 絶望させるのも人だが、希望を与えてくれるのも人……
《民主主義》青柳純一(翻訳家)
 “中道改革連合”の大義・理念を問う 
 憲法九条を戦後民主主義の墓標にしてはならない
 《柏崎刈羽》漆原牧久(再稼働阻止全国ネットワーク)
 「柏崎刈羽原発動かすな」官邸前行動の取組み
《規制委》木村雅英(再稼働阻止全国ネットワーク)
 東電柏崎刈羽6号機再稼働、衆議院選挙高市自民勝利に怒り
 敵を知ろう、メディアと若者に働きかけよう
《東海第二》志田文広(とめよう!東海第二原発首都圏連絡会・世話人)
 東海第二原発の地層はどの原発と比べても脆い!
《浜岡原発》けしば誠一(反原発自治体議員・市民連盟事務局長)
 「浜岡原発での耐震設計データの捏造・改ざん」生み出した
 電力事業者任せの審査体制の抜本的改善を求めます
《岐阜》中川敦詞(「さよなら原発・ぎふ」、たんぽぽ舎運営委員)
 過去十五年にわたり「集会&パレード」を三カ月毎に開催
 持続可能で安心して暮らせる社会のあり方を共に考え行動する
《アピール》山谷労働者福祉会館活動委員会 山谷争議団・反失実
 貧者を排除する山谷の再開発に反対!
 これ以上山谷にマンションを建てるな!
《反原発川柳》乱鬼龍選

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闘病の中、魂の書家・龍一郎が揮毫した書

3・11東日本大震災-福島原発事故から15年の日に『季節』を発行するにあたって──

鹿砦社代表 松岡利康

日本で唯一の脱(反)原発雑誌『季節』2026春号が出来上がってまいりました。今号も多くの皆様方のご寄稿、ご協力を賜りました。心より感謝申し上げます。

すでに取次会社に搬入し、東日本大震災―福島原発事故から15年の日3月11日に書店の店頭に並びます。定期購読の方々には3月6日に発送も済みました。チェルノブイリ以外に世界にも類例のない原発事故、そして被災された皆様方がいろいろな想いを持って過ごされた15年、お一人おひとりに、それぞれ感慨深いものがおありのことと察します。被災してはいない私たちにも、福島への想いがあり、バカはバカなりに15年間、福島の復興や原発問題を見つめて来たつもりです。

2011年3・11からしばらくの間、国会や官邸前を取り囲んだ脱(反)原発の叫びは、どこに行ったのでしょうか? おそらくこの3月11日にはメディアもこぞって、この特集を放映、報道するでしょう。アリバイ的に──。

私たちは、そうありたくないということから、小さな雑誌ですが、定期的に発行することで、「福島を忘れるな!」の声を外に向かって叫び、また内に向かっても自分に言い聞かせるつもりで、この雑誌を創刊し持続してきました。最初は威勢よく(創刊号は2万部!)、今は青色吐息(4千部)で続けています。被災された方に接したりお声を聴くと、到底やめるわけにはいかないのです。

昨年、当社から著書を2冊上梓された精神科医・野田正彰先生は直接福島に足を運ばれ、本誌に時々そのレポートを掲載させていただきましたが(その多くが『流行精神病の時代』に収録されています)、あらためてそのレポートを読むと胸が痛みます。このところ本誌休刊の危機に直面していますが、被災された皆様方、無念の死を選ばれた皆様方のお気持ち、想いを顧みると、本誌は何としても継続して発行していかねば、と願っています。

かつての名優・志村喬の代表作に『生きる』という作品があります。監督は巨匠・黒澤明です。30年間勤め上げつつも、さほどの実績がない事なかれ主義の役人が、末期がんを告知され亡くなる直前に子どもたちのために公園にブランコを作ったという作品です。後期高齢者直前の私は、長年かなりの数の本を作ってきましたが、早晩憤死するでしょう。ベストセラーがあるわけでもなく、こうした編集者はざらにいます。『季節』は、この国唯一の脱(反)雑誌です。いささか情況や解釈が違うかもしれませんが、私の『季節』は、“志村喬のブランコ”のようなものです。一つぐらいはのちのちに残したいと願っています。

ちなみに、志村喬は、戦争で多くの仲間が亡くなり、それでも生き延びた贖罪からみずからの映画のギャラをほとんど戦争の被災者、その家族らにこっそりと送り続け、みずからや家族は清貧な暮らしをして来た話は、今や有名で、『生きる』という作品は志村の人生を象徴する秀逸な黒澤作品といえるでしょう。

本誌は今、苦境に喘いでいます。創刊以来黒字になったことがなく、万年赤字です。コロナ前は、他のジャンルの書籍が好調で、これで赤字をカバーしていましたが、コロナ以降は、こちらも売行き急減で、そうもいかなくなりました。

皆様にも、たとえ1冊でも拡販いただければ助かります。さらには定期購読もお願いいたします。定期購読こそが発行継続のベースとなります。

ともかく、多くの方々のご協力で本誌は継続の方向でおりますので、これを大前提として、もっと拡販に努めて行きたいと考えています。何卒ご協力をお願い申し上げます。

本格的な春の訪れが近づいていますが、この15年、復興は道半ばどころか、棄民政策といえる愚策、原発事故に対する無反省、なし崩し的忘却にあり、さらには原発回帰……。

『季節』は小さな雑誌ですが、まだまだ使命があると確信しています。今後共、『季節』存続のために皆様のお力をお貸しください。大きなバックがなく、ギャンブル関係財団からの資金援助(これに喜々として飛びつく「人権団体」の感覚を疑います)もない私たちにとっては読者の皆様方が最大のスポンサーです。わが国唯一の脱(反)原発雑誌『季節』の存在意義をご理解いただき、ご購読のほど、よろしくお願い申し上げます。

3・11の彼方から―『季節』セレクション集 Vol.1

《3月のことば》絆 異体同心

鹿砦社代表 松岡利康

《3月のことば》絆 異体同心(鹿砦社カレンダー2026より。龍一郎揮毫)

早春3月になりました。年度末で、出会いと別れ、卒業と入学、就職と転勤などで慌ただしい季節です。

思い出しますね、50数年前の1970年の今頃、まだ紅顔18歳、東京の大学の入試が済んで京都駅に降り立ち、そのまま、のちに入学することになる大学の合格発表を見るために市電に乗ったことを。当時京都にはまだ市電が走っていました。
それが人生を決定づけた第一歩でした。──

結局は東京の大学には落ちて京都の大学に入学することになりましたが、なんだかんだ言っても、それ以降に多くの人たちと出会い、そして築いた絆が今でも残っています。幸いに良い出会いばかりで、影響を受けた人も少なくありません。また、多くの人たちに助けてもらい今が在ります。

この書を揮毫してくれた龍一郎も、そうした流れの中にあります。

彼が大学を離れたあとに「ゲルニカ事件」という、この国の教育史に残る事件に巻き込まれ、全国の先生方や父兄のみなさんと闘ったことを知ったのはのちのちのことでした。裁判闘争は最高裁で最終的に負けましたが、けっして彼は負けてはおらず、有意義な人生を過ごしてきたと思います。私がいつも言う〈敗北における勝利〉です。

すでにご報告しているように、今彼はがんと闘っています。私たちの絆は揺るぎません。福島原発事故から15年、いつまでも福島の人たちに寄り添っていこうと、龍一郎の提案で始めたカレンダー制作で、私たちの絆は強まりました。私(たち)は最後まで彼を応援していく決意です。

※病と闘う龍一郎へのご支援(闘病資金)をお願いいたします。
 振込先=郵便振替 01760-0-130407 口座名=井上龍一郎
 振替用紙の余白に激励の言葉をお書き添えください。

《表紙》『原子力明るい未来のエネルギー』 紆余曲折を経て 今は文字盤だけが倉庫に眠る(絵=鈴木邦弘)

鹿砦社 https://www.rokusaisha.com/

《ご報告とご支援のお願い》がんで闘病中の書家・龍一郎を支援しよう!

鹿砦社代表 松岡利康

すでに報告していますが、私の大学の後輩で書家の龍一郎が肺がんで闘病中です。昨年夏には、うだるような猛暑の中、左肺の半分を取る手術をし、現在、抗がん治療で入退院を繰り返しています。

龍一郎は、東日本大震災以降、毎年魂を込めた鹿砦社カレンダーを揮毫し、被災者・被災地と共に生きる決意を込めた言葉を贈り続けてきました。また鹿砦社言論・出版弾圧10周年、20周年の集いなど、ことあるごとに参加者を鼓舞するような垂れ幕を揮毫してくれました。

本年のカレンダーをご覧になった方からは、肺がんで手術、闘病中であることを知り、ご支援のカンパを寄せられています。龍一郎は、数年前に大動脈解離で生死を彷徨う大病を潜り抜け、そして今度は肺がん……。

ご存知の方もおありかと察しますが、龍一郎は、かつて空手界の巨人・大山倍達師範存命中、無差別級で2回連続して世界チャンピンになった、空手界のレジェンド・中村誠総帥が主宰される極真会館中村道場のシンボルロゴ(誠)を揮毫しています。大会ごとに下げられ、会員証にも使われています。

昨年末に、その中村誠総帥から自らの手形と激励の言葉を書いた色紙を贈られ激励されました。ちなみに、まったく偶然ですが、龍一郎も中村総帥も1952年生まれです。

私たちも龍一郎を応援し、また再び力強い書を揮毫いただきましょう! 

ご支援カンパは、下記にお願いいたします。その際、振替用紙の空いたスペースに一行でも二行でも激励の言葉を書き添えてください。よろしくお願いいたします。

振込先:01760-0-130407  口座名:井上龍一郎

《1月のことば》夢に生きろ 愛に燃えろ

鹿砦社代表 松岡利康

《1月のことば》夢に生きろ 愛に燃えろ(鹿砦社カレンダー2026より。龍一郎揮毫)

新しい年2026年になりました。

まだ苦境に在り心の底から「あけましておめでとう」とは言えませんが、皆様方のご支持・ご支援により何とか年を越し2026年につなげることができたことを共に喜びたいと思います。

昨年は苦境のさなか、『紙の爆弾』創刊20周年、前年に創刊10周年を達成した『季節』と併せ、単に長く発行してきたことを祝うのではなく、低迷を脱しV字回復を目指して「反転攻勢の集い」を東京と関西にて開催することができ、多くの皆様方にご参集いただき、あたたかい叱咤激励も賜りました。また、ご参加できない方々からは支援金やご祝儀をお寄せいただきました。

しかしながら、意図に反し、なかなか業績が回復せず、歴史的ともいえる猛暑に耐え、年末危機も青色吐息で乗り越え年を越し今に至っています。

これまで私たちは幾多の困難を皆様方のご支援にて乗り越えてまいりました。『紙の爆弾』創刊直後には「名誉毀損」に名を借りて松岡逮捕→長期勾留→有罪判決で会社は壊滅的打撃を被ったこともありました。それでも復活することができました。これに比すれば、まだイケると信じています。

このかん多くの読者の皆様方に物心両面にわたり多大なご支援を賜り、なんとか生き長らえていますが、これもここらで打ち止めにし、まさに反転攻勢に打って出て恩返しをしなければなりません。このままでは終われない。

個人的には、私は今年齢75となり、いわゆる後期高齢者となります。本来なら後継者に道を禅譲すべき歳ですが、何としても現況を脱しない限り、これはできません。私を信じて手を差し伸べてくださった方々の想いを裏切るからです。

私のすぐ上の世代、あるいは私と同世代の方々の訃報が続いています。鹿砦社の裁判闘争を支えてくださった中道武美(くだんの「名誉毀損」事件の刑事案件担当)、内藤隆(同民事案件担当)両弁護士、つい最近では出版界の先輩、社会評論社・松田健二さんらです。みなさん方、名実共にそれ相当の業績を成し亡くなられましたが、私には後世に遺す業績といったものはありません。何としても、ここ数年で将来に遺す本を一冊でも二冊でも出したいと願っています。

ともあれ、新しい年2026年になりました。40年余り前に抱いた「夢に生き」、社是でもある、〈日々決戦、一日一生〉の精神で奮闘することを誓います!

《表紙》『原子力明るい未来のエネルギー』 紆余曲折を経て 今は文字盤だけが倉庫に眠る(絵=鈴木邦弘)

https://www.rokusaisha.com

《12月のことば》我が道を行く

鹿砦社代表 松岡利康

《12月のことば》我が道を行く(鹿砦社カレンダー2025より。龍一郎揮毫)
《12月のことば》我が道を行く(鹿砦社カレンダー2025より。龍一郎揮毫)

本年のカレンダーも最後の一枚になりました。一年経つのは本当に速いものです。

本年も厳しかった一年でしたが、月々のカレンダーの言葉に叱咤激励され過ごしました。この一年が厳しかったとは言っても、大きな自然災害、人的災害に遭った方々が受けた被害に比すれば大したことはありません。どんなに苦しい時でも、確固たる信念を持って「わが道」を進んでいけば、「身を捨ててこそ浮かぶ瀬もある」と信じています

私たちの出版社・鹿砦社は、激動の年・1969年に創業して以来、多岐にわたる領域の出版を行いつつも常に「わが道」を進んできました。そうでなければ、鹿砦社という出版社のレゾンデートル(存在理由)はありません。どこにでも在る中小出版社にすぎません。小さくても毒を持つ出版社を目指してきました。

創業50周年を、創業メンバーでただ一人、生き残り老骨に鞭打って頑張っている前田和男(『続全共闘白書』編纂人)さんを招き、当時の想い出を語っていただき、皆様方に祝っていただいてから、新型コロナという予想もしなかった感染症が世の中を一変させ、いかんせん、これに巻き込まれ、いまだにのたうち回っています。もうそれも、そろそろ打ち止めにしなくてはなりません。

これからも、いかなる苦境にあろうとも、「わが道」を進み続けることに変わりはありません。生来鈍愚なので、今更生き方を変えることはできませんから……。

来年のカレンダーは、『紙の爆弾』2月号と共に明日発送いたします。制作途上で龍一郎は肺がんで片方の肺の半分を取る手術をし、加えて歴史的な猛暑で体力的に厳しい中、気力を振り絞り書き上げてくれました。70代に入り満身創痍の龍一郎をしても、大動脈解離に続き大病で体力的に持たず、東日本大震災-原発爆発から来年3・11で15年を迎え、震災発生から龍一郎と二人三脚で続けて来たカレンダーですが、これを節目として最後にさせていただくことになりました。まことに残念ですが、ご了承ください。闘病中の龍一郎については、その費用をまかなうため次の口座にカンパをお願いいたします。

振込先:郵便振替 01760-0-130407
口座名:井上龍一郎

龍一郎にしても私にしても、大学を離れてから、いろんなことを経験しました。龍一郎は、何と言っても「ゲルニカ事件」、私は「名誉毀損」に名を借りた言論・出版弾圧──けっして安穏な人生ではなかったけれど、それなりにいろいろあった人生でした。人生はまだまだ続きます。私は一時の栄華から転落、このままでは悔いが残りますので、反転攻勢をかけ必ずや再び失地回復を成し遂げます。ご支援をお願いいたします!

「鹿砦社カレンダー2026」完成! これが最後となります。『紙の爆弾』『季節』の定期購読の方、会員、支援者の皆様には12月初め発行の両誌次号と共にお届けいたします!

鹿砦社代表 松岡利康

鹿砦社カレンダー2026の一枚

「鹿砦社カレンダー2026」が出来上がりました!

2012年版(東日本大震災の年2011年制作)から始まった「鹿砦社カレンダー」も恒例となり、毎年首を長くしてお待ちいただいている方もおられます。

これは、松岡の大学の後輩で書家の龍一郎が、魂を込めて揮毫したものです。

本年もまた多くの自然災害、事件などがあり、目を海外に向ければ、ウクライナ、パレスチナの戦火はまだ続いています。本当の平和はいつ訪れるのでしょうか。

こういう時勢だからこそ、私たちは強い想いを持って、このカレンダーの制作にあたり、ここにお届けすることができました。ぜひ、お部屋の片隅にでもお飾りいただければ幸いです。

この制作の過程で、龍一郎に肺ガンが発見され左肺の半分を取る手術をし、現在抗がん剤治療を行っています。彼は重度の糖尿病、大動脈解離などを経験し、不屈の精神で病を乗り越えてまいりました。今回もおそらく乗り越えることでしょう。心ある皆様方のご支援(闘病資金)をお願いする次第です。

振込先:郵便振替 01760-0-130407    
口座名:井上龍一郎
空欄に激励のメッセージなどお書きください。

来年3月11日で東日本大震災-原発爆発から15年となります。このカレンダーも、龍一郎の体力を鑑み、ひとつの区切りとして今回でいったん最後にさせていただくことになりました。龍一郎も私たちも頑張りました。今は清々しい気分です。機会あれば、なんらかの形で再び登場いたしたく思っています。

【お断り】このカレンダーは基本的に『紙の爆弾』『季節』の定期購読者、会員、いつもカンパをいただいたり継続的にご支援をくださる方、執筆者などに限り送らせていただいております。龍一郎や私たちの想いの籠もったこのカレンダーは毎年好評で、数を限って制作しており、毎年ほとんどなくなります。カレンダーだけを送れという方はお断りさせていただいております。

https://www.rokusaisha.com

《11月のことば》人生に夢や希望を持つ者は誇り高く生きてゆける

鹿砦社代表 松岡利康

《11月のことば》人生に夢や希望を持つ者は誇り高く生きてゆける(鹿砦社カレンダー2025より。龍一郎揮毫)

あれだけ記録的な猛暑が嘘のように秋深き季節になってまいりました。今年のカレンダーもあと2枚となりました。

魂の書家・龍一郎の書には、苦難の「人生に夢や希望」を持てという、シンプルながらも熱い想いが力強い筆致の中に込められています。多くの方々が感動する所以です。

ようやく来年のカレンダーを書き終え、印刷所に回っていますが、この制作の過程で、龍一郎に肺ガンが発見され左肺の半分を取る手術をし、現在抗がん剤治療に入ろうとしています。彼は若き教師の頃「ゲルニカ事件」に巻き込まれ全国の教師、父兄の支持を得て闘いましたが、このストレスで重度の糖尿病、大動脈解離などを経験し、不屈の精神で病を乗り越えてまいりました。今回もおそらく乗り越えることでしょう。このカレンダーに心打たれた心ある皆様方のご支援(闘病資金)をお願いする次第です。

振込先:郵便振替 01760-0-130407 口座名:井上龍一郎
空欄に激励のメッセージなどお書きください。

来年3月11日で東日本大震災-原発爆発から15年になります。被災地フクシマに寄り添って行こうという決意で始めた、このカレンダーも、満身創痍の龍一郎の体力を鑑み、ひとつの区切りとして今回(2026年版)でいったん終了することになりました。龍一郎も私たちも頑張りました。今は清々しい気分です。機会あれば、再び龍一郎とタッグを組み、なんらかの形で登場できれば、と願っています。

《10月のことば》慌てず騒がずじっと手を見る

鹿砦社代表 松岡利康

《10月のことば》慌てず騒がずじっと手を見る(鹿砦社カレンダー2025より。龍一郎揮毫)

「慌てず騒がず」どころか、今回は慌て騒がざるをえません。

先にお知らせしましたように、龍一郎がガンで倒れ左肺の半分を取る手術をするとのことでした。先にお知らせした文面の末尾に「追記」を記しましたが、末尾ということもあってほとんどの方が読まれていませんでしたので、手術後送られてきた龍一郎からのメールを再掲載いたします。

「心配かけて申し訳ない。24日に手術は無事終わりました。手術後の諸々も順調に進んでいます。頑張ります」(9・26,PM17:37)

ひとまずホッと一安心ですが、思い返せば、14年半前の東日本大震災後、フクシマ(の方々)に寄り添り龍一郎の力強い言葉と筆致で激励していこうという主旨で、大学の後輩で書家・の龍一郎と共に、私たちなりの想いを込めたカレンダーを、その年の暮れから毎年お届けしてまいりました。最初は1000部で、主に『紙の爆弾』の定期購読者、営業で回る書店の方々、主な取引先や熱心な読者の方々に、一部の方には、これも龍一郎揮毫のエコバッグに入れて手渡してきました。

大変好評で現在は、『紙の爆弾』の定期購読者が増え『季節』も創刊したことで、1700部を製作・配布しています。

無料ですが、これにかこつけてカレンダーだけをくれという方はお断りしています。昨年もありました。一方で身銭をきって(中には貴重な年金の中から)雑誌を定期購読されている方がいらっしゃるわけですから。私たちがなんで無料にこだわって、このカレンダー を作り届けて来たのかの意味がまるで理解されていない人たちには送りたくありません。カネにあかしてタダで配っているんじゃないぞ!このかんは苦しくてもタダで配っていることの意味を知れ! 

途中から『季節』(当時『NO NUKES voice』)も創刊し、年末に『紙の爆弾』『季節』を発送する際に同封して来ました。これが毎年年末の“恒例”の作業でした。

来年は東日本大震災、そしてこれによって惹き起こされた福島第一原発爆発から15年になります。このこともあり、来年のカレンダーまでは何としてもお届けしたいです。万が一、龍一郎が書けなくなり、鹿砦社が潰れても、15年間ずっと、カレンダーという形で、私たちの想いを伝えて来たという足跡は残り、私たちが知る少数の方であってもこのカレンダーで私たちの想いが伝わっているのは事実なわけで、私たちはそれで清々しい気持ちで一杯です。世の中には、商売ではない人の営みもあるのです。

ガンと闘う魂の書家・龍一郎を応援しよう!

鹿砦社代表 松岡利康

10年以上毎年、福島への応援の想いを込めて鹿砦社カレンダーを揮毫してくれる、大学の後輩で書家の龍一郎から9月18日、下記のようなメールが届きました。手術前に騒ぎたくないと、しばらく伏せておきました。まだ術後の経過は連絡ありませんが、心の中で龍一郎を応援しましょう! 応援してください! 

龍一郎は5年ほど前には大動脈解離で倒れ、次いで連れ合いをガンで亡くしています。彼は、若い頃、一昨日触れた同志社大学学友会で活動し、その後、郷里に帰り教職に就き、全国的に有名になった「ゲルニカ事件」に巻き込まれ、一貫として生徒を信じ生徒の側に立って、全国の心ある先生たちや父兄らと共に最高裁まで裁判闘争を闘いました。頑張れ、龍一郎! (ゲルニカ事件にについて、以前に講演会をやった際の資料が残っていましたので参考にしてください)

「昨日 肺がんの手術が決まりました。
来週 24日です。左肺の半分を切り取ります。
8月のレントゲン撮影で左肺に小さなガげが見つかりました。
それから検査を重ね肺がんと断定されました。
そして昨日手術の予定が決定しました。
さて。カレンダーです。
今年が最後になるかもしれません。
松岡さんの言葉を気合を入れて書きたいと思っています。
半分ほどはもう書いております。
手術後の状態がどのようなものになるか分かりません。
体調がいい時をカレンダー作りに集中するつもりです。
よろしくお願いします。
龍一郎」

【追記】
龍一郎より先ほど(9・26,PM17:37)次のようにメールありました。
「心配かけて申し訳ない。24日に手術は無事終わりました。手術後の諸々も順調に進んでいます。頑張ります」
ひとまずホッと一安心です。闘争勝利!