『告発の行方2』(鹿砦社)に携わって、今の日本において、組合というのはなんだろう? と考えてしまった。
日教組の仕事をしたことがある。本部は、神保町にある日本教育会館の中のワンフロア。抗議行動も多いためドアは施錠されていて、インターフォーンで応答して開けてもらう。中は、29万人もの組合員を抱える本部としては、簡素だ。
雰囲気は、生命保険のセールスの本部といったところ。考えてみれば、それもそうだ。一人でも組合員を増やして、組合費の徴収を多くするのが目標。万が一解雇や職場での不当な扱いを受けた時に役に立ちますよ、というのがセールストーク。保険とそっくりなのだ。

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