今年は、新藤兼人、若松孝二が亡くなり、命を描ける監督が少なくなってしまった、と感じていた。
そんな思いを払拭したのが、現在公開されている、周防正行監督の『終の信託』だ。

周防の作品はずっと見続けてきた。ボルノ映画時代の『変態家族 兄貴の嫁さん』から見ている。これはもちろん、周防監督の存在はまだ知らず、偶然に見たのだ。
それから、『ファンシイダンス』『シコふんじゃった。』『Shall we ダンス?』『それでもボクはやってない』『ダンシング・チャップリン』と、ずっと追ってきた。

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「ここにきてまた追加融資せよと国に言う。福島に福島復興本社を作るらしいが、やることがいちいち遅すぎる。大飯原発の下を走っている活断層の検証もまだだ」と福島県民は憤る。

東京電力は11月6日、福島第1原発事故対応への追加支援を政府に要請する方針を固めた。放射性物質の除染や廃炉にかかる費用が今後、10兆円規模に達する可能性があり、単独で負担するのは不可能と判断した。

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警察庁は、パソコンの遠隔操作事件で4人を誤認逮捕したことなどを受けて、コンピューターウイルスの情報を一元管理して、データベース化することを決めた。
データベースは、警察庁が新設する不正プログラム解析センターが運用し、全国の各警察に新たなウイルスなどの情報を提供する方針だという。

「遅きに失した感がありますね。サイバー犯罪は国民のだれもが被害者となりえるのがわかっていながら、しかもなりすましメールの被害がサイバー犯罪対策課に膨大にあがっていたのに、ようやく腰をあげるのですから」(警察庁詰め記者)

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10月1日、福岡市を拠点に活動している市民映像メディア「Oneness TV」に、福井県警が家宅捜索を行い、パソコン、HDD、SDメモリーカードを押収した。
何のための家宅捜索なのか。聞けば、極めて不可解だ。

9月20日、福井県警公安課、小浜、敦賀両署の合同捜査本部は、静岡市在住の60歳の男性を逮捕した。
7月1日に起動する大飯原発再稼働に反対して、前日の6月30日には約650名の市民が集まってデモンストレーションを行っていた。
報道によれば、その日の午後3時半ごろ、その男性は、大飯原発ゲート付近で、警備会社の車両内に火のついた発炎筒を置いて車両を損壊させ、福井市の男性警備員の背中に発炎筒を押し当て左肩に約2週間のやけどを負わせ、立ちふさがった福井市の男性警備員に発火した発炎筒を振り回し、警備員室に発炎筒を投げ込み、おおい町の男性警備員のズボンを燃やした、疑い、があるのだという。

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2009年に死刑判決が確定した今も無実を訴え、再審請求をしている和歌山カレー事件の林眞須美さんのことを、あの「話題の事件」の影響で思い出す人が世の中にけっこういるようだ。「話題の事件」とは、マスコミで連日、派手に報じられている尼崎の連続不審死事件のことである。

筆者が2つの事件の関係に気づいたのは、先月末のことだった。筆者は6年ほど前から和歌山カレー事件に冤罪の疑いを抱いて取材を続けており、その縁で一昨年から「林眞須美さんを支援する会」(鈴木邦男代表)のホームページ(http://masumi-shien.com/)の運営も手がけているのだが、通常は一日平均50~70件程度のホームページのアクセス数が10月後半以降、連日コンスタントに100件を超えるようになっていたのだ。

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「オスプレイにはいくつかの種類があります。事故を起こしているのは『海兵隊型』『特殊作戦型』であり、岩国、沖縄と日本に配備されている機体は、『輸送機型』です。沖縄の活動家は、基地そのものに反対しているので、オスプレイの配備はかっこうの基地反対理由となったのです」(軍事評論家・青山智樹)

オスプレイの配備反対を左翼活動の象徴と見ている人は多い。沖縄の基地容認派が「オスプレイそのものに問題はない」と話をする。冗談ではない。
オスプレイは、生命の危機を脅かす存在だ。事故が多すぎる。

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第181回臨時国会が召集された。
「野田首相は、問責が可決しての影響で参議院での所信演説をやっていない。こんなことは史上初めてだ。一日でも長く内閣にいたいから、もうなりふりかまわず逃げた答弁を繰り返している」(自民党議員秘書)

政府は、内政も外交ももはや機能していない。
「政府が閣議決定した緊急経済対策では、4000億円にとどまった。経済対策になっていない。今、民主党内は前原発言を見てもわかるが、結束どころではない。離党を食い止めるのに躍起で、経済対策どころではないね」(民主党関係者)

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「セクシャルバイオレットNo.1」などのヒット曲で知られるロック歌手・桑名正博さんが10月26日午前11時44分、全脳死による心停止のため大阪市内の病院で死去した。59歳だった。7月15日未明に大阪市内の自宅で、脳幹出血により倒れてから104日目。

「1日しかもたないと言われたが、104日も生きたことは奇跡です」と 長男でミュージシャンの美勇士は語る。稀代のロック・スターは、意識不明のまま壮絶な闘病を続けたが、奇跡は起こらなかった。30日の葬儀後は、大阪のメインストリート・御堂筋をリンカーン霊柩車で走る「御堂筋桑名パレード」を実施。派手に明るく、沿道のファンに別れを告げた。

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直木賞受賞作家でテレビ番組の司会やコメンテーターとしても活躍した藤本義一が10月30日午後10時18分、兵庫県西宮市内の病院で死去した。79歳だった。藤本さんの訃報を受け、落語家の桂文枝が10月31日、「低い声で話す先生にもう一度会いたかったです」とコメントを発表した。

この間お伝えしているように、『タブーなき原発事故調書 超A級戦犯完全リスト』(鹿砦社)を取り上げた高校生向けの進路情報番組『ラジオキャンパス』が、そのことによって番組ごと打ち切りになる、という事態がFM熊本で起きた。FM秋田とFM新潟では、その部分のみが音楽に差し替えられた。

藤本義一は、原子力マフィアにも屈しない、真の自由人であったことを思いおこす。
『タブーなき原発事故調書』でインタビューに応じてくださった広瀬隆は、『原発の闇を暴く』(集英社新書)で、次のようなエピソードを紹介している。

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昨日お伝えしたように、『タブーなき原発事故調書 超A級戦犯完全リスト』(鹿砦社)を取り上げた「ラジオキャンパス」という高校生向けの進路情報番組が、そのことによって番組ごと打ち切りになる、という事態がFM熊本で起きた。FM秋田とFM新潟では、その部分のみが音楽に差し替えられた。

京都大学原子炉実験所助教の小出裕章氏を中心に、大手メディアでは語られない原発の真実を伝えていた、毎日放送のラジオ番組『たね蒔きジャーナル』は9月29日で打ち切られた。

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