2010年の総選挙以後、「民主化」したミャンマーで国民の生活を変えた要素の1つは、インターネットの普及だ。それまで民主化勢力が中心に主義主張を訴えるインターネットメディアをミャンマー国内で見ることはできなかったが、「民主化」後は一部が解禁された。また、富裕層を中心に、自宅でインターネットを見る環境が整いつつある。
この流れに乗ったミャンマー人の義妹は、数カ月前にiPadを入手した。いままで海外への連絡に、電話と郵送の手紙でしかできなかったのに、2~3カ月間でインターネット電話の使い方をマスターし、Facebookを始めた。義妹の環境の変化は、鎖国から開国した国を見るかのようだ。