パソコン遠隔操作事件の被疑者逮捕をめぐり、マスコミが報道合戦を展開する中、中国新聞2月11日付け朝刊の一面に次のような「お断り」が載っていた。
<◇お断り パソコン遠隔操作事件で逮捕された片山祐輔容疑者は、過去に同様のネットを使った襲撃予告事件で実刑判決を受けました。犯罪歴は慎重に取り扱う必要がありますが、今回の逮捕容疑と密接な関係があるとみられ、事件の背景を伝えるため記事で触れました。>
要するに、同種の犯罪歴があるという情報が読者に予断を抱かせる可能性を中国新聞は心配しているのだろう。同様の「お断り」は日本経済新聞のホームページで配信された記事にも載っていた。こういう例を見ると、なんだかんだ言われても、新聞をつくっている人たちはやはり真面目なのだろうと感心させられる。

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