「ホンダはアイルトン・セナの事故死の後遺症があるせいか、F1への取り組みはなかなか腰が引けていた。だが、エンジン開発を行っている可能性があるのはファンにとってはうれしいニュースだと言えます」(モーター・ジャーナリスト)
F1では、2014年からターボエンジンが復活する。2015年から、エンジン供給という形で、ホンダがF1に復帰を検討している、というニュースが世界を駆け巡っている。

続きを読む

巷間で指摘されているようにNHKの朝の連続ドラマ「純と愛」は、これまでの朝ドラと極めて異質だ。ジェットコースターのごとく展開が速く、1話ごとに不幸から幸福へ。幸福からどん底へと展開する。夏菜が演じるのは「ホテルが舞台のふたりの奮闘記!数々の苦難を乗り越え夢を叶えます!」というキャッチフレーズを掲げていきまく女、純(夏菜)。彼女は自分が正しいと思ったら、猪のごとく突き進む性格で、周囲と軋轢を繰り返す。

純には次々と困難が押し寄せる。最初に勤めたホテルは外資の買収によりクビ。それでも「いつか自分の理想の民宿を作り上げたい」と心に決めた純は、大正区の小さなホテル「グランド大阪」に再就職。修行を重ねながら、寂れたグランド大阪を再生させようと奮起する。しかし、すっかりやる気を失っているオーナー・上原信代(52)や、屁理屈ばかりの先輩社員たちのおかげで純は悪戦苦闘の日々となる。
純の夫である愛(いとし)はそんな純を全身全霊で支える。愛は、「人の本性が見える」という病気にかかっている。これだけでもオカルトチックなのだが、純が勤めるホテルはことごとく倒産したり、火事に遭ったりしてつぶれていくのだ。

続きを読む

「原発については、最後のタブー以外はかなり報道されるようになってきましたね。原発の作業が、下請けのさらに下請けが入り、下手をすると5次6次7次下請けなんてことがあるのは、30年以上前からのことです」(元原発作業員)

東電が昨年9~10月に福島第一原発の作業員4千人を対象にしたアンケートで、「作業指示している会社と給料を支給している会社は同じか」との質問に47%が「違う」と回答。下請けが連なる多重請負構造の中で偽装請負が横行している実態が判明している。いわゆるダンピングがそこかしこで行われているのだ。

続きを読む

企業再生支援会社スピードパートナーズが、全日本プロレスを完全買収した。
実質オーナーとなる同社の白石伸生社長(40)が、昨年11月1日に全日本の株式を100%取得。同氏は業界トップの新日本プロレスに「1年で追いつく」と宣戦布告。3年後に4大ドームツアーの実施をぶち上げた。
「プロレスに思い入れがある社長が就任してくれてホッとしています。これからどんどん全日本プロレスを盛り上げていってほしいです」(ファン)

続きを読む

Mというミャンマー人のビジネスマンがいる。彼は、妻のRとともに、ヤンゴンで旅行会社を営んでいる。日本人の中小企業の人々をミャンマーで案内したり、ミャンマー人が来日する際の手伝いをしている。ミャンマー人ビジネスマンの中では、まあまあ羽振りの良いほうで、一家は上流階級と中流階級の間に位置している。
Mは10年ほど前まで日本に来て、居酒屋などで出稼ぎをしていた。ただし、その経験だけで、現在の日本とミャンマーをつなぐ仕事ができるわけではない。
彼ら夫婦と日本とのつながりは、太平洋戦争時にさかのぼる。Rの父は、ミャンマー(ビルマ)に進駐してきた日本軍部隊の通訳をしていた。その縁から、戦後、ミャンマーで戦死した戦没者を悼む式典などで、旧日本軍兵士だった日本人やその家族がミャンマーにやってくる際、Rの父が、彼らの世話をするようになる。
やがてMとRは、ミャンマー西部の日本人が戦没した地で、旧日本軍兵士の墓の永代供養を任されるようになった。いまやRの父とともに戦った元・兵士の生存者は多くないが、年齢は90歳を越えている。その年齢だと、体力的に、毎年、ミャンマーを訪れることができない。そこでMとRが毎年、日本の盆の時期に、日本人に代わって墓の掃除をしたりする。

続きを読む

14日に行われた中国国家主席選挙で、習近平氏が国家主席の座に着いた。党・軍・国家の最高権力を習近平氏が握ることになる。習氏は、日本の尖閣諸島国有化を非難して反日行動を主導し、日本の領海・領空侵犯を常態化させた張本人だ。
14日の全国人民代表大会では、国家海洋局の権限強化を目的とする法案も可決された。尖閣の問題で日本と対峙するために習国家主席周辺が主導した案件といわれる。
すでに3月8日、中国国家測量地理情報局の李朋徳副局長は、「釣魚島(尖閣諸島の中国名)は正確に測量されていない。今後、適当な時期に測量局員を派遣して実際に測量する」と語っている。中国が公務員を尖閣に上陸させることを示唆する発言だ。

続きを読む

今回は私だけじゃなく、社員皆呆れ顔だったのだが、それに気付いているのか、気付かないのか。社長は全く意に介さない。その辺りの無神経さはもはや尊敬に値する。それぐらい図々しく生きたいものだ。

午前中外出していた土方さんが戻ってくると、両社社員を集めて会議になる。全員合わせても十人ちょっとだ。会議室のテーブルの端に、土産のゾウの置物が鼻を振り上げている。コーヒーメーカーぐらいの大きさがあって、仕事机に置くには邪魔だと会議室に置いた。会議室でも邪魔だけど。

続きを読む

1998年7月、和歌山市園部であった夏祭りのカレーに亜砒酸を混入し、4人を殺害するなどしたとして殺人罪などに問われ、一貫して無実を訴えながら2009年に死刑確定した林眞須美さん(51)の再審請求審で新たに大きな動きがあった。裁判で有罪認定の拠り所になった亜砒酸の鑑定結果について、X線分析の専門家が再分析したところ、「林さん宅で見つかったとされる亜砒酸」と「犯人が犯行に使ったとされる紙コップに付着していた亜砒酸」が異なる物だったと判明した――というのだ。

この件はすでに新聞各社が一斉に報じていたが、当欄では事件や裁判の経緯も踏まえ、もう少し詳しく伝えておきたい。

続きを読む

民主党議員の「追及」を、笑顔でかわす安倍首相。国会での与野党の攻防よりも、TPPを巡る自民党内の内紛のほうが、よほどエキサイトしている。
存在感をなくした民主党は、いったいどうなるのか。
「党大会の雰囲気は、ひとことで言うと紛糾というより哀愁が漂う会だったね。こんなに野次が飛ぶ党大会で果たして民主党は再生できるのかね」(全国紙政治部記者)

民主党が野党転落後初めての党大会を都内で開いた折、与党時代に党を追われた「元同僚」が、野党幹部となって来賓で出席、党を激励する皮肉なシーンがあった。海江田万里代表(63)は、今夏の参院選へ「靴底減らし運動」で反転攻勢を目指す決意を示した。「靴の底を減らして地域を歩くことが必要」という意味らしいが、何も明確な方針がないので、とにかく動け、と言っているに等しい。党再生の兆しは見えない。
続きを読む

今年に入ってから、中国は尖閣諸島の周辺海域に「海上ブイ」を設置した。設置場所は排他的経済水域(EEZ)の境界線である「日中中間線」の日本側で、中国による構造物設置は国連海洋法条約と国内法に違反するという。
「尖閣諸島沖では、今も海保や自衛隊が警戒を続けていますが、それをあざ笑うかのような行為です。ブイには多数のアンテナが備えられており、音や海中データを収集・分析することで海上自衛隊の潜水艦の動向を把握でき、なおかつ攻撃に転じる布石でもあるわけです」(軍事ジャーナリスト)

続きを読む

« 次の記事を読む前の記事を読む »