5月31日、午後6時30分から元アイドル・レスラーの風香さんの自伝『風香自伝 負けて、負けて、輝く~私がプロレスで学んだ輝くための方法』(発行/株式会社エム・ジェー・アール 発売/鹿砦社)の発売を記念してのサイン会が、神保町『書泉グランデ』で行われ、約百名ほどのファンが集まった。
駆けつけたファンのひとりは言う。
「楽しみにしていました。気取らなくて芯が強いところが風香さんの魅力ですね」
風香さんの人生は波乱万丈だ。バスケットに夢中になった少女時代は、バスケ部の顧問の先生との仲がこじれてバスケットができなかった挫折や、芸能プロダクションに詐欺に遭ったり、女子プロ時代は痴漢に遭ったけれども、執念で痴漢を逮捕したりと実に慌しい。女子プロ時代には、キュートな笑顔で売った風香さんだが団体「JDスター」の解散も経験している。風香さんの引退した理由は、一般にはなかなか伝わってこなかった。個人的には、女子プロそのものの人気が、風花さんの引退で揺らぐのではないかと心配した記憶がある。