中高生の間でlineを使ってのいじめが増えている、と最近よく耳にする。メディアによっては「ネットいじめ」「サイバーいじめ」なんて、流行り言葉を生み出そうと頑張っているかのように書きたてる。いじめはあってはならない、いじめは社会悪だ、こういった言葉も必ず聞く。確かにその通りだが、いくら繰り返し言ったところで無くならない。少なくとも、筆者が小学生の頃、20数年前から当たり前に存在していたし、幾度も学校で先生が問題として取り上げたが、何も変わらなかった。
筆者が小学生の頃はインターネットもなければlineもなかった。しかしクラスで会話に入ろうとすると、あからさまに攻撃的な態度を取られ、追い出される生徒はいた。いじめの標的にされた生徒に対し、上履きを隠すだの教科書を捨てるだのをして嫌がらせを楽しむ生徒は、学年が変わろうが学校が変わろうが、どのクラスにも一定数居たものだ。今は単にそれがline上で行われているだけの事で、子供に変化があるわけではない。子供が使えるツール内で、同じ事をしているだけだ。