宮崎駿監督について語る本を書いたことがあるので、私は、ある月刊誌から協力を求められた。
映画それ自体の話ではなかった。同監督らスタジオジブリの発行する冊子が、平和憲法を変えてはいけない、という特集を組んだことや、その前から原発に反対を表明していることについて、批判する記事を書くためだという。
この某月刊誌は、商売で右よりの記事を書いて、その筋の政治家らに定期購読をしてもらっているという。
それで、原発に批判的な論調の朝日新聞や岩波書店にも、激しい攻撃をしている。従事している人たちは、商売と割り切っているそうだ。
そのような商売には、協力できなかった。なんという雑誌かは、今は伏せるが、じき発売されるので、内容からわかるはずだ。
このようなスタンスの雑誌は、他にも何誌か、電車や駅で広告をよく見かける。やはり商売なのだろう。