自称作家の売文屋・曽野綾子が『週刊現代』8月31日号に寄稿した「何でも会社のせいにする甘ったれた女子社員たちへ」の内容が、大きな話題となっている。産休制度は会社に迷惑千万な制度であるとし、働きながら子育てする女性を切り捨てており、これにネット上で反論が続々と寄せられた。
もともと曽野綾子は、図々しいほど自分には甘く、冷酷なほど他人には厳しいことで知られる。あの悪名高い雑誌『WILL』では、被災者は瓦礫で飯を炊けと放言したが、チェルノブイリ原発事故のときも、事故の死者より妊娠中絶のほうが多いから原発は止めないで中絶を禁止しろ、とカトリック教会も大迷惑する発言をしていた。こんなことを出演させて言わせていたのはNHKである。
自称カトリックの曽野綾子は中絶反対を産経新聞の『正論』にも書いたが、これでよく問題になっているのが強姦の被害者の場合であり、よく欧米では議論となり、信者は悩む。ところが曽野綾子の旦那の売れない小説家・三浦朱門は、文化庁長官として民間から入閣した当時、「強姦できる体力がない男は駄目だ」と雑誌に書いて問題になったものだ。