9月2日14時頃、埼玉県さいたま市、越谷市、北葛飾郡松伏町、千葉県野田市、および茨城県坂東市において突風が発生し、大きな被害が発生。竜巻の映像が繰り返し恐怖とともに放映されたが、その「竜巻映像」の撮影を狙う、フリーのウェザーレポーターが増えている。
「竜巻が置きやすいのは、地面が暖かい平地です。海が近い場所も竜巻が起きやすい。越谷市や野田市で起きたのは、大気の状態が不安定になると発生する暖気竜巻だとされています。この種の竜巻は『ダウンバースト』と呼ばれ、積乱雲の中を上空の冷たい空気が途中で弱まることなく地表付近まで降下し、爆発的に発散して強い吹き出し風を起こす現象を言います。積乱雲の発達情報をこまめにチェックして、竜巻が起きそうな場所をチェックして、その場所に駆けつけるウェザーレポーターが増えています。インパクトがある竜巻の映像はテレビ局が高く買いますからね」(気象予報会社スタッフ)