国会や地方議会で、度々問題になる海外視察。そのほとんどが何カ所かの視察対象を見て回るものの、他は観光やゴルフである場合が多く、それが公費で行われている。
広島県議会が10月4日の本会議で決めた、県議3人の海外視察はさらに驚きだ。
メキシコで建設中のマツダの工場や、マツダの販売統括会社を訪ねるというのだが、視察する県議のうち2人は、マツダ労働組合の組織内議員なのだ。
11月8~15日の8日間、メキシコと米国に視察に出かけるのは、芝清(東広島市)、西村克典(安芸区)、東保幸(広島市安佐北区)の3名。任期中に1人1回、90万円を限度に県費負担を認める海外視察制度が使われる。