辺野古埋め立てを承認したことで、仲井真弘多知事は辞職すべきであるという声が上がっている。
沖縄の人々が怒りの声を上げるのは、知事が公約違反したのだから当然だ。だが、沖縄以外から同じ声が上がっているの見ると、かなりな違和感を感じる。
米軍専用施設の75パーセントを沖縄に押しつけ続けてきたのは、日本政府であり、あえて言えば、沖縄以外の日本人だ。

移設先がどこにもない状態で、辺野古への移設を拒否し続ければ、普天間が固定され周辺住民への危険が続く。辺野古は以前から米軍が基地として欲しがっていた地域であり、移設は口実であるという説が有力だが、普天間が危険であり続けることは同じだ。
沖縄以外のどこにも引き受け手がないところで、知事としてはどこかで落としどころを見つけなければならなかった。

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