「優先座席付近では携帯電話の電源をお切り下さい」
よく耳にする電車内でのアナウンスに、見直しの動きが出ている。
電波の出力が強く、ペースメーカーの誤作動を引き起こす恐れのある第2世代(2G)と呼ばれる携帯電話のサービスが終了したことで、総務省が携帯電話からペースメーカーまでの距離を22センチ以上とした指針を15センチ以上に緩和したのだ。

だがそもそも、「優先席」の意味は、登場してから40年も経つのに定まっていない。
1970年代に「シルバーシート」として登場したが、席を必要とするのはお年寄りだけではない、との声から「優先席」となった。

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