公安調査庁の今年発行の「内外情勢の回顧と展望」に、鹿砦社の『終わらないオウム』が表紙の写真入りで紹介されていた。
『終わらないオウム』では、鈴木邦男の司会で、上祐史浩と徐裕行が語り合っている。
このような本の出版は、「生き残るための挑戦」として、「脱麻原」を喧伝するためのメディアの活用と、公安調査庁は見ているようだ。
オウム真理教は「Aleph」に改名して活動していたが、 2007年に上祐史浩が率いる「ひかりの輪」が分かれて活動を始め、現在に至っている。
これを公安調査庁は路線対立による分裂と見て、「ひかりの輪」の脱麻原の姿勢は信者獲得ためのポーズだとしている。
一般の人々の見方も、それに近いのではないだろうか。