原子力規制委員会は、九州電力の川内(せんだい)原子力発電所の安全審査を優先的に進めることを決めている。3月16日、鹿児島市内で約6000人がデモを行い「原発はいらない」と声を上げた。だが、5月にも審査に合格し、夏には再稼働する公算が大きいとも言われる。

原子力規制委員会は、この原発は安全だとお墨付きを与えるのではなく、規制基準をクリアしているかどうかだけを見る、とのこと。事故が起きたときに、安全だとは言ってない、と言える逃げ道を用意しているわけだ。
こんな原子力規制委員会に、地域と日本の命運を託すのでは、福島第1原発の事故から何も学ばなかったことになる。

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