春。さまざまなものが蠢き出す季節だ。それが、生命の息吹だけだったらいいのだが。
4月11日に政府が閣議決定したエネルギー基本計画で、原発が「重要なベース電源」と位置づけられたことで、原発推進派が蠢きだしている。

麻生太郎副総理・財務・金融相は18日、川内原子力発電所について、「再稼働は決して悪いことではない」と言った。
川内原発の周辺では「歴史の中で津波が起きたことはないのではないか」と言うのだが、何が起こるか分からない、というのが福島原発事故の教訓だったのではないか。

川内原発で心配されるものには、津波だけでなく火山活動もある。
桜島は、1万2800年前に大噴火している。桜島から90キロの熊本県五木村には厚さ35メートルの火砕流の跡があるが、川内原発はその範囲内にある。

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