すき家を運営するゼンショーが追い込まれている。営業利益は前期比44%減、アルバイト不足のため営業できない店舗は、一時休業や改装中も含めると200店舗近くになる。そこにゼンショーHDの小川会長兼社長が「日本人は3Kの仕事やりたがらない」と述べたことを朝日新聞が報じたところ、猛反発を受ける事態になっている。
尤もゼンショー側はこの記事の発言を否定しているが、そうでなくても今すき家で働きたいという人はそうそう居ないだろう。かつては従業員の残業代を払わないことで悪名を上げ、訴えを起した労働組合には「アルバイトは組合員とは認めず、かつ業務委託扱いなので残業代も出さない」と述べた会社だ。それ以前には、残業代の支払いを求めた従業員を窃盗容疑で逆告訴したこともある。この窃盗容疑とは、従業員が廃棄予定のご飯をまかないとして無断で食べたというもので、後に不起訴処分となっている。