2008年11月に埼玉と東京であった元厚生事務次官宅連続襲撃事件で、2人を殺害、1人に重傷を負わせた小泉毅(52)の裁判がいよいよ終結する。小泉は、さいたま地裁の第一審で無罪を主張しながら2010年3月に死刑判決を受けた。現在は最高裁に上告中だが、今月13日にある判決公判では、控訴審で是認された死刑判決がこのまま追認される見通しだ。
ただ、マスコミでは何の波乱も伝えられていない裁判は、実は上告審段階になって、かなりスッタモンダしている。というのも、小泉には現在、弁護人が「2組」存在する異例の事態となっているのである。