ファッション雑誌「小悪魔ageha」を刊行していたインフォレストが、4月15日に事業停止、一部の雑誌はほかの出版社にコードを移籍して続けるものの、ほかの編集者たちや外注の編集プロダクションやライターたちは「取りはぐれる」結果となった。
キャバ嬢をターゲットに、ファッションのみならず、悩みごとや恋バナまで展開してきた「小悪魔ageha」は最盛期の08年には40万部も売上げ、春を謳歌した。だがインフォレストそのものは、英知出版から分かれたものの、投資会社に“買った買われた”で来た悲しい経緯があり、ついに投資家たちの投機先としかみなされず親会社の膨大な借金のために沈んでいった。悲しむべきは、まじめに制作をしてきた社員やスタッフだ。