ブラジルでワールドカップが盛り上がっているが、現地ではきなさくさい話が流れている。日本の選手が、ブラジル現地の犯罪組織に誘拐される危険があるというのだ。
日本代表を追跡レポートしているスポーツジャーナリスト。M氏が語る。
「現地では、W杯に金を使いすぎ、インフレで住む場所もなくなったのに政府が助けてくれないと、W杯開催に反対している住民たちがいますが、彼らの怒りは、サンパウロを拠点に立ち上げたブラジル最大の犯罪組織「PSS」(ぺー・セー・セー・PREIMEIRO COMANDO DA CAPITAL)のメンバーとも同じです。彼らは、武闘派で、警察署を爆破することもあります。犯罪集団に拳銃を貸し出したり、全国に散らばるメンバーが緻密に計画を立てた強盗なども行っていますが、正義感が強い。貧困層の相談を受けているうちに『誰か世界的スターを誘拐して政府を困らせてやろう』という話になったようです」

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