セクシー女優の小向美奈子が覚醒剤取締法違反(所持)の疑いで3度目の逮捕となった。厚生省麻薬取締部によると、小向容疑者は6日朝、自宅マンションで覚醒剤約0.1グラムを所持していた疑い。取締部の家宅捜索で見つかった。

小向容疑者は同法違反(使用)の罪に問われ、09年に東京地裁で懲役1年6カ月執行猶予3年の有罪判決を受けている。

◆警察は小向を泳がせ麻薬流通ルート解明を狙っていた?

「この逮捕は警察が小向に対して『協力者になってルートを解明してほしい』という協力者要請をしたが、蹴った意趣返しというウワサもあった」と大手新聞記者。

「11年に2度目の逮捕のとき、証拠不十分で釈放されています。このとき警察側が持っていた証拠を引っ込め、情報提供と引き換えにしたとも言われてました。そうしたウラ交渉をしたのが警察に顔の利くウラ社会の人物で、小向の後ろ盾ともいわれてます。狙いは小向を泳がせ、麻薬流通ルートを解明をしようとしたわけですが、小向は警察との約束をいくつか破ってしまっていたらしいんです。さらに小向は警察との連絡をとだえさせてしまった。警察は1度、不起訴にした案件だけにこれを麻取に持って行って再逮捕につなげたという説があります」(同)

◆「後ろ盾」の人物が小向を見放した?

一説には小向の逮捕は、後ろ盾となってきた人物が“見放した”ことも遠因ともいわれている。AVライターによると、これは業界内でよくあることだという。

「作品数を重ねるとマンネリ打破のため、内容が次第にハードになるのがAVですが、それに嫌気がさして引退ししたがる女優も少なくないです。小向もAV引退でタレント業に戻りたいと漏らしていて、後ろ盾と方向性で揉めていたというウワサがあったんです」(同)

◆戦々恐々のAVメーカーと「共犯疑惑」のタレントたち

一方、通販サイトのAMAZONでは小向のAV作品がバカ売れ中だ。2月13日発売の作品「夫の目の前で犯されて―哀しみを背負った夫婦」(ムーディーズ)も発売中止にせずリリースされ、こちらも大ヒット。気をよくしたメーカーは過去作品のベスト版を作るかもしれないと話している。

ただ、喜ぶのはちょっと早い。実は捜査官の中には「小向が薬物をやっているのを知っていて作品が収録された可能性」を見ている者がいるからだ。ある捜査官は収録時のノーカットのマスターテープを見たがっており、そこに薬物使用が分かる場面が映っていた場合、スタッフが罪に問われるばかりかメーカー自体が摘発対象になる。

それを察知したか、一部のAV関係者はマスコミの取材に「そういえば酒を飲んでいるように見えるときがあった」などと予防線を張るコメントをしていた。

小向と共犯が疑われるのは夜遊びが目撃されていたタレントも同じ。戦々恐々としている遊び仲間がいる。2回目の逮捕に動いた警視庁の関係者にそのあたりを聞くと「言えるわけがない」と電話を切られてしまったが、一部ではすでにその名前が浮上している。

逮捕されるたびにストリッパー、AV女優と肩書きを変えてきた小向だが、今回はタレント業に戻るのは非常に難しそうだ。

「AVメーカーもさすがに犯罪者の復帰作を作ることは難しい。それどころか小向との関係を清算すべく、書類や仕事のロンダリングを始めた者もいる。AV業界からも追放されそう」(業界関係者)

こういうとき切り札になる暴露本もすでに1冊を出しており、内容もセールスも評判は悪かった。前著のタイトルは「いっぱい、ごめんネ。」。だが、今度こそは「ごめんネ」で済まされそうにない。[ハイセーヤスダ]

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