「ちなみに『♯鶴橋安寧』、昨日手に入ったので読みました。……。これを出してしまった、編集者の罪深さについて考えてしまいました……。褒めそやしている皆さんも、本当に残酷だなあと思います。でも私も性格悪いので、本人に会ったらおそらく褒めそやすと思います。とはいえもう、彼女に会う機会もそうそうない気がします」(フリーライター朴順梨から、元鹿砦社社員藤井正美へのメール2015年1月21日のメールより抜粋)。
「男前のネットストーカーなら歓迎しますが、粘着ブス女なら見つけ次第、しばき倒します。で、昨日やっと『♯鶴橋安寧』を購入しました。レジに行くまでに数ページめくって立ち読みしましたが、『これで出すか』と。数ページだけでも目に付くのはtwitterと同じようなイラつく文体、全体の構成の散漫さと、雑誌のコラムならまだしも、書籍としてはチラ見しただけで厳しいものがありました」(元鹿砦社社員藤井正美からフリーライター朴順梨への2015年1月22日のメールより抜粋)
オイオイ君たちは仲間じゃなかったのかい、と両氏に再度確認したくなるようなひどい表現だ。取材班はこれまで何度も述べてきたように、「M君リンチ事件」を追っている。重ね重ね強調するが李信恵の「M君リンチ事件」への態度には大いなる不信感を抱いているが、それと『♯鶴橋安寧』は別である(もっとも薄給で超多忙な取材班には『♯鶴橋安寧』を読んでいる暇はなく、また李信恵著作の揚げ足をとるような姑息なことをするつもりは毛頭ない)。
しかし、先日来、鹿砦社代表松岡がお伝えしてきているように(ここ数日は止まっているが)李信恵のTwitterでの書き込みには看過できない虚偽と名誉毀損が山積していた。そして朴順梨と藤井正美から罵倒された「影書房」も李信恵の書き込みに、リツイート並びに「いいね」をしている。
鹿砦社は「ややこしい出版社」と思われるかもしれないが、出版物ほか、ネット上の発信も自らが原則とする域を出ることがないように、最大限の努力をしている。しかし下記をご覧いただこう。
下段の右端にははっきりと丸い枠で「影」の文字が確認できる。さらに
李信恵が書き込んだ「鹿砦社はクソ」とまで罵倒された書き込みにも丸い「影」のマークが確認できる。小なりとはいえ出版業を営む同業者として、同業者への誹謗中傷に加担する場合、それなりの覚悟があってのことだろうと思慮し、その本意を確かめたく、7月28日影書房に電話で見解を聞いた。
影 影書房です。
佐野 おじゃまいたします。私鹿砦社取材班の佐野と申します。お世話になります。そちらのツイッターを担当していらっしゃる方はいらっしゃいますでしょうか。
影 ツイッターを担当……どういうことですか。
佐野 影書房様のツイッターのアカウントがあろうかと思うのですが、それをご担当なさっている方はいらっしゃいますでしょうか。
影 こちら2人しか会社におりませんので、そのたんびに適当にやってるだけなんですけれど。
佐野 なるほど。恐れ入ります、ちょっと教えていただきたいのですけれども。昨夜に李信恵さんが書き込みをされまして、私共鹿砦社の誹謗中傷、事実無根のことを書かれたものにリツイートをされているのですが。
影 誰がですか?
佐野 影書房様がです。
影 何のツイートですか?
佐野 李信恵さんが昨夜いくつか書き込みをなさってるのをご覧いただいたらわかると思うのですが(取材班注:上記を中心とする李信恵が書き込んだものを指す)。
影 そんな、うちしてます?
佐野 例えば、「鹿砦社と名乗らずに自宅に電話を掛けてきた田所敏夫は、辛淑玉オンニの友人だと最初に云った。そして、知り合いの名前を出してきたけどなんかこいつおかしいよなあと思って聞いたら、信用させようとしたのか共通の知人の」云云かんぬんというものにリツイートされてますね。
影 してないでしょう、もう一度見てください、うちのを(取材班注:再度ここに示す通り明確に影書房のアイコンが確認できる)。
佐野 いや今、私見ています。
影 そんなものはしてないです。
佐野 出てますよ。画面上に。
影 してないです。映ってないです、そんなもの。
佐野 映ってない。「いいね」もされてませんか?
影 してないでしょう。
佐野 影書房様のアイコンは丸くて影という字で、プロフィールは東京豊島区の出版社・(株)影書房(かげしょぼう)の公式アカウントです。新刊・重版案内、既刊書情報(たまにbot)など、云云かんぬん、でフォロワーが2,085名いらっしゃるのがアカウントですよね。
影 してないと思いますよ、どう考えても(取材班注:ここで「していない」から「していないと思いますよ」とトーンダウンする)。
佐野 おふたりしかいらっしゃらないのに、ではどうしてここに出てるんですか?
影 ええ、どこに? 見た限りはないですよ、そういうものは。
佐野 ではなぜ私に見えるのですか?
影 いや、わかんないですけど、真面目にないです。ほんとに。
佐野 ではですね、もう一つ別のことをお尋ねしますね。
影 すみません、なんでそういうことをおっしゃるんですか? 何のためにそういうことをお電話されてきてるのか。
佐野 事実無根のこと李信恵さんが書かれてるからです。
影 それは李信恵さんに追及されればいいだけで、我々のことではないでしょう。そして我々はリツイートしてません(取材班注:明確な虚偽だ。「鹿砦社はクソ」と李信恵が書き込んだものにも、リツイートもしくは「いいね」をしていることが画面上から確認できる)。
佐野 リツイートしてないけど名前が出てるんですね。
影 名前が出てるってどういう意味ですか?
佐野 リツイートしたところに何人いて、そこをクリックするとリツイートした人のアカウントが出てくるわけですよね。
影 ああ。とにかく映ってないですよ。今見てますけれども。すみませんもう一度お名前をおっしゃっていただけます?
佐野 鹿砦社の佐野と申します。
影 佐野さんですね。
佐野 それからごめんなさい、ちょっと前の話になるのですが(取材班注:佐野の話を遮って)。
影 すみません、その前にリツイートしてません。リツイートしてなくって、なおかつ何だか言われてる意味がよく分からないんですけれども。
佐野 これ、他の人からも指摘があって、皆さんが見れるところでそうなってるんですけれども。
影 私たちがそれをリツイートしてないですし。
佐野 他の方に乗っ取られたというか、アカウント利用された、勝手にやられたということでしょうか。
影 今自分のアカウントで何をリツイートしたり何をツイートしたかというのを見てますけれども、リツイートしてないです。「オイラも寄稿しました。みんな読んでね。」というのが最近の李信恵さんのツイートのリツイートであって、その鹿砦社について李信恵さんがツイートしたことをリツイートもしてませんし、その内容について承知もしてないです。
佐野 影書房さんのマークは丸ですか、四角ですか?
影 丸ですけれども
佐野 四角の時もあります?
影 昔は四角でしたけどツイッター社が丸にしちゃったんじゃないですか? 今現在私も見てますけど、してないです。そして何か事実無根のこと、自分に対して何か事実じゃないことをどなたかがされているのであれば、いろいろ言われてるのであれば、言ってる相手にきちんと追及したりとかしていただきたいんですけど。
佐野 もちろんします。ただし影書房さんは本年5月28日に野間易通氏が敗訴をした時に書き込んだツイート、これ被害者の本名が晒されてますけれども、そのツイートにリツイートかけてますよね。
影 それもちょっとわかんないです。そんなこと言われても。してないと思います(取材班注:多数の書き込みの中から誠実に過去のリツイートや「いいね」を探すのであれば、相応の時間と手間がかかろうに、この女性は一切検証をせずに「していないと思います」と断言している)。
佐野 思うじゃなくて、こちらスクリーンショット取ってありますよ。動かぬ証拠ありますよ。
影 ですから、何ですか? 覚えはないです。申し訳ないですが覚えはないですし、それをしたかどうかわかんないですけど、一つ一つについて事実じゃないっていうことについて何か問題があるのであれば、それはやった人に対して言うべきでしょ。
佐野 もちろん言いますよ。言いますけれども、あなた方こういう前科があるからお尋ねしている。
影 前科って何ですか。今すぐ5月何日の自分たちが何をリツイートしたかなんてすぐちょっとわかんないですけれども(取材班注:分からなければ調べて再度連絡をさせればよいだけのことだ)、申し訳ないですけど、しかもリツイートしてるっていうことが全部それに対して、学術研究書じゃないんですから、それについて「その通りだー」っていうふうに我々がコメントしてるんですか? 我々がそれを支持するようなコメントしてるんですか?
佐野 野間易通氏が書いている内容の中に書かれてはならない(取材班注:影は佐野に全てを言わさずに遮り)
影 それを全面的に支持していつも賛同してるからリツイートしてるとも限らないんですよ、申し訳ないですけどツイッターの場合は。なんか論文を書いたりとか何か意見書を書いてるっていうのであればそういうことはあるかもしれないですけど、しかも自分の言葉で書いてるわけじゃないんですから。
佐野 「いいね」をしてますよ、しかもこれを。「いいね」ってことは。
影 読んだってことでしょう。そういうことを読んだっていうこととリツイートしてそれに賛同してそれを承認しているっていうこととは意味が違いますし(取材班注:確かに批判的にリツイートで書き込みを取り上げることはあろう。しかし、影書房は李信恵の『♯鶴橋安寧』を出版し、そのツイッターを見ても、李信恵やそれに連なる人びとを批判的には「リツイート」あるはい「いいね」していないので、この「読んだってことでしょう」は全く説得力を持たない)。
佐野 「いいね」というのは賛同じゃないんですか。
影 ツイートについてはそこまでは、ごめんなさい悪いんですけれども、こちらもその……。
佐野 書き込み自体が名誉毀損のものに、あなた方は「いいね」としいてるからお尋ねしてるんですよ。書き込みの中に本来書かれてはならない被害者の氏名が書かれてるにも関わらず、それに「いいね」をなさっているんです。四角い影の時に。
影 誤解されていて、それを読んだということについて読んだこと自体も何か犯罪だってことなんですか?(取材班注:そんな質問は全くしていない)
佐野 違います。さっきおっしゃたようにリツイートにはいろいろ解釈があるかもしれませんね。だけどこれはリツイートじゃない。「いいね」をしてるんです。
影 「いいね」という時には、私なんかもそうですけども、誰がそれをリツイートしたのか「いいね」を押したのか覚えがないんで申し訳ないんですけれども、「いいね」という時にはそれに賛同をという意味ではなくて、「読んだ」とか「そういうこともあるんだね」というぐらいのことで、軽い形で押してることは多々あります(取材班注:そんな話を聞いたことがあるだろうか)。
佐野 出版社としてはそんな(取材班注:またも佐野をさえぎって)
影 ですから何かしらの我々の見解を求めるのであれば、これについてどう思うのかってことを言っていたのと、リツイートしただろう、「いいね」押しただろうということだけで我々がその内容について犯罪に加担してるみたいなことを言われるのもちょっと腑に落ちないんですけど。しかも電話でいきなり。
佐野 具体的に申し上げてますよね、リンチ被害者が野間易通氏を訴えて(取材班注:またも佐野をさえぎって)
影 電話でそういうことを言ってくるのはちょっとおかしいと思います、はっきり言って。
佐野 なぜおかしいんですか。
影 何がおかしいんですかではなくて。
佐野 あなたさっき明確におっしゃいましたね、リツイートしてないと。
影 なんで我々に電話してくるんですか? なぜ我々に対してそういうことを求めてくるんですか?
佐野 あなた方は我々と同じ社会的使命を持った出版社だからです。個人じゃないからですよ。
影 電話で、しかもあなたが今電話されてきたのは、まず最初に昨夜李信恵さんが書いたツイートをリツイートしたかどうかということを確認されてきましたよね。してません。今確認する限りはしてないです。
佐野 してないけど出てくると。
影 してないっていうことと、もうしたとかしてないとかいうことと、それと何かいろいろと関連付けていろんなことを言われても困ります。話が。何ですかその、最終的に何が言いたくて言われてるのか。小出しにいろんなことを言われても困ります、ほんとに(取材班注:論理が破綻すると相当に興奮してこちらの話をほとんど聞かなくなった)。
佐野 小出しに言ってるんじゃなくて、あなた方が「いいね」とかリツイートとかしている内容には多く名誉毀損とか事実無根のことが含まれるものをリツイートしたり「いいね」されているので。
影 そういうことについては、じゃあそれはあるかもしれないですねということで認めておきます。
佐野 1回2回だったら、別にわざわざお電話差し上げませんが
影 それは名誉毀損であるかどうかってことについてももっと確認しなきゃいけないですよね。
佐野 明らかに名誉毀損ですよ、「クソ」って言われてるんですから。
影 なぜ電話でそんなことを言われなくちゃいけないんですか?
佐野 我々西宮ですから。わざわざ出かけて行かれない。東京でしょ、影書房さんって。
影 何ですか、あなたが今電話してきた目的っていうのは、何かあなたに対して名誉毀損を起こされていることがあって……。
佐野 鹿砦社に対してです。
影 それについて我々が何か名誉毀損について加担したりとか承認してるんじゃないかってことを問いただしたいってことで電話してきてるんですか?
佐野 そういうことです。
影 そしたら最初からそういうふうにおっしゃればいいじゃないですか。全然全体像が見えなくてわかんないですよ。こんな電話でそんなこと言われて。
佐野 それは一つ一つ具体的に確認をしていかなければわからないじゃないですか。
影 なんで急にそんな取り調べみたいなことされなきゃいけないんですか、電話で。
佐野 あなた方がリツイートなさってるからですよ。
影 リツイートしただけではそういう内容にならないでしょってことを申し上げてます。そんな大きなことを言うんであれば、きちんともっとちゃんと全体像について論理的に一つ一つちゃんとやってくださいよ。電話でそういうことを言ってくるのはおかしいんじゃないですか、いきなり。
佐野 おかしくないです。全くおかしくないです。取材ですから、これは。
影 取材! 取材なら取材としてきちんとしてくださいよ、申し込みを。
佐野 申し込みをするしないじゃない、あなた(取材班注:またしても遮り)
影 これ取材なんですね、取材ならちゃんと申し込みをしてくださって、ちゃんとこういうことがあってこういう前提でそれについて聞きたいってことをちゃんと説明されるのが筋ってもんじゃないですか? 電話の仕方がおかしいんじゃないですか? 取材の申し込みの仕方がおかしいんじゃないですか?
佐野 あなた方の勝手な理屈です、それは。
影 いやいや、おかしいです。そんななんかそういうふうな言い方するなんて。
佐野 被害者側が被害を問いただして(取材班注:またしても遮り)
影 被害者! その事件の全体像についてもきちんとおっしゃってくださらないのに誰が被害者なのか。今鹿砦社がっていうふうにおっしゃいましたよね。
佐野 そうですよ。
影 鹿砦社が被害者の話なんでしょ。
佐野 そうですよ。
影 それについて全然分かんないですよ。
佐野 分からないじゃないじゃない。
影 いったい誰が何をしたのかっていうことが全然分からないんですから。
佐野 少なくも影書房さんの(取材班注:とにかく佐野に話す間隙を与えない)
影 そういう説明を何にもしてないじゃないですか、電話の中で。
佐野 あなた黙って聞きなさい、人の言うことを、いい加減に。
影 すみませんけど一方的に取材だとか言いつつ、きちんと全体の説明もして下さらないのにお答えしようがないでしょう。
佐野 あなた聞かないからじゃない。
影 聞かないからじゃなくて、あなたの説明の仕方がおかしいって言ってるんですよ。
佐野 違います、あなたが聞かないからです。私の言葉を遮るばかりで。
影 違いますよ。なんか騙し討ちみたいな感じでいろいろ引っ掛けようとしてるように聞こえたので、あなたの言い分には乗らない方がいいなと途中で判断したんですよ。
佐野 言い分に乗らない方がいいんじゃ、じゃあこの今出ている(取材班注:重ねて遮られ)
影 悪いんですけど、取材なら取材だっていうことできちんと申し込みをしてください。こんなふうに電話で最初にリツイートしただろうしてないだろうみたいな言い方とか、「いいね」をしただろうしてないだろうという言い方されるような形で話を引っ張ろうとするのは非常に不愉快ですし、正確に答えられません! 失礼します!
威勢よく電話を切った女性社員であった。上記に掲載した通り取材時点では確かに紹介した李信恵の最初の書き込みの末尾に「影」の文字が確認できる。ところが(事前に複数の証拠は確保していたが)取材後にさらにその様子を保存しようとツイッタ―を覗きこんだら、「影」の印が消えているではないか!
電話取材終了後、半時間もたたずに、影書房はリツイートを削除したのだ。そうでなければ電話対応した女性が述べた通り、「リツイート」もしていないのだから、これもアカウント乗っ取りで「削除」されたのだろうか。
影書房の電話での回答が全く的外れであり、かつ猛烈な興奮状態でいい加減なことを発言しているのは、多くの読者にもご理解いただけるであろう。われわれは「クソ」と言われようが、それが市井の方であればいちいちこのように見解を糾しはしない。影書房はわれわれ同様、社会的存在の出版社ではないのか。あまりにも理不尽な回答にわれわれは、決して納得していない。何よりも李信恵の「鹿砦社はクソ」発言へのリツイートを8月11日現在まで残す出版社。それなりの覚悟ありと受け取める。
◎[参考記事]私はなぜ「カウンター」-「しばき隊」による大学院生リンチ事件の真相究明に関わり、被害者M君を支援するのか[松岡利康=鹿砦社代表]