度重なる「鹿砦社はクソ」といったツイッターへの書き込みを行っていた李信恵被告(以下、李被告と記す)に対して、代理人の神原元弁護士から“回答にならない回答”が届いた。李信恵被告に「警告書」が届いたのが8月26日(配達証明郵便のため確認できる)、「警告書」では7日以内の回答を求めていたが、7日後にあたる9月2日になっても李被告側からは何の連絡もなく、2日遅れた4日になり下記の「FAX通信」が神原元弁護士から鹿砦社代理人の元に届いた。
あっさりとしたものだ。「警告書」では、到着後7日以内の回答を求め、また「誠意ある回答」を求めたが、これが「誠意ある回答」と言えるであろうか? 李被告が代理人に対応を依頼したのは間違いだったようだね。われわれも血の通った人間、李被告みずからが鹿砦社に飛んできて必死に謝罪すれば、法的措置は免れたと思うが、これでは鹿砦社代表の松岡のメンツ丸潰れで、われわれが苛立つほどアクションが遅いさすがの松岡も、腰を上げようとしている。
ところで、神原元弁護士から「FAX通信」が鹿砦社側に届いたのは何回目になるだろうか。最初は2015年12月2日に李被告らにも繋がる「反原連」がホームページに鹿砦社を侮辱する内容の絶縁声明を出し長い間会計報告もしなかったことに対し、当然の会計報告を求めた時だった(今でもその絶縁声明は削除されずに残っている)。鹿砦社から1年間に300万円余りの「広告代」名目の経済的支援を受けていた「反原連」が一方的かつ無茶苦茶な〝理由なき理由〟で鹿砦社絶縁を行ったので、それに抗議し会計報告を求めたところ、神原元弁護士から「FAX通信」が届いた。
次いで『反差別と暴力の正体』に取材内容が掲載されている、秋山理央。同様に五野井郁夫の代理人に就任したと、同様の「FAX通信」が鹿砦社に届いた。最近ではツイッターに「どこに書籍を送ったのかちょっと書いてみたら」と、送付先の明示を求めてきた香山リカのリクエストに応じて送付先を返答したら、またしても神原元弁護士から即「FAX通信」が届き書き込みの削除を求められた(この顛末は今でも理解に苦しむ)。
そして9月4日付けの恒例「FAX通信」である。神原元弁護士は鹿砦社に対して、少なくとも5名(個人・団体)の代理人に就任しているということである。李被告の代理人就任にあたっては、
「書簡は8月17日から24日までのTwitterにおける発言について『名誉毀損にあたる』等主張していますが、李信恵氏の発言は貴社の出版物に対する意見ないしは反論を行ったに過ぎず、『名誉毀損』に該当しないことは明らかです」
と自信満々に「『名誉毀損』に該当しない」と断言している。そうか。間違いはないだろうな。
「鹿砦社はクソですね。まとめサイトと同じなので普通に文句は言います」をはじめとして、あまたの「クソ」という表現は「『名誉毀損』に該当しない」と神原元弁護士は主張する。そうであれば、8月26日以降鹿砦社代理人からの配達証明郵便が届いて以降、どうして李被告は「鹿砦社はクソ」という表現を使わなくなったのだろうか?「『名誉毀損』に該当しない」と本気で信じ、やましさがなければこれまで同様に堂々と「鹿砦社はクソ」となぜ書き続けないのだ。指摘したいことはほかにもある。こちら側が正式に代理人を通して配達証明郵便で要請した内容に、期限以内には回答寄こさなかった不誠実さもそうだ。期限を超えたのだから、何らかの対応を思案しているのかと思いきや、「やより賞」を受賞した李被告による「クソ」発言にまったく謝罪や訂正の意思はなく、「『名誉毀損』に該当しない」と主張する。
であれば仕方ない。何度か本コラムで取材班並びに松岡が警告してきたが、相次いだ「鹿砦社クソ」発言や、あたかも鹿砦社と青林堂を同一視した趣旨の書き込み等に対して、われわれは、不本意ながら法に則った手段を講じる以外に被害回復の手段はあるまい。これ以上詳細は述べない。本来望むものではないが、われわれも最終手段に打って出ざるをえない。もう猶予の余地は微塵もない。
いやしくも「反差別」や「人権」を錦の御旗に掲げ「レイシスト」や「ヘイトスピーチ」と闘うと公言する者が、その崇高な志を忘れ、「ヘイトスピーチ」と見紛うような汚い言葉を連発することはあってはならない。
※取材班スタッフに取材や出張が重なりご報告が遅れましたことをお詫びいたします。
◎[参考記事]2017年8月30日付デジタル鹿砦社通信
大学院生リンチ事件加害者・李信恵被告による、鹿砦社に対する悪質な誹謗中傷、名誉毀損発言について「警告書」を送付しました。 差別に反対し人権を守るという者が、「クソ鹿砦社」とか人の人格を辱める汚い言葉を遣ってはいけません。(株式会社鹿砦社代表取締役 松岡利康)