本日発売『カウンターと暴力の病理』 なぜ「M君リンチ事件」にこだわるのか

 
12月8日発売『カウンターと暴力の病理 反差別、人権、そして大学院生リンチ事件』定価=本体1250円+税

『カウンターと暴力の病理』が本日書店に並ぶ(地域によっては既に昨日販売になった)。取材班としては詰め込むものはすべて詰め込んだ。あとは読者諸氏のご感想を待つばかりだ。

『カウンターと暴力の病理』第1項で松岡が書いているが、われわれがなぜここまで「M君リンチ事件」にこだわるのかを再度明らかにしておこう。いやむしろそうせねばならないことを最近より強く意識しだしている。その実例をあげよう。

◆マスメディアは「M君リンチ事件」を報道しない

そもそも鹿砦社を除いて「M君リンチ事件」を正面から報道するマスメディア(ミニメディアも含め)がない。このことがゆがんだ現実の中心にある。それはたとえばM君が大阪司法記者クラブに記者会見を申し込んでも4回も断られ、その一方で同日に李信恵の記者会見が大々的に開かれ報道されるという現象により確認することができる。そして、李信恵記者会見会場に取材で訪れた取材班メンバーは社名を名乗ると入室を拒否される一方、その横では身分確認もせずに李信恵の支援者たちは堂々と入室しているという事実。さらには記者室内での取材が許されないのであれば、せめて廊下でコメントを取ろうと待っていると、あらかじめ待機していた3人の男たちが李信恵と記者の間に立ちはだかり、物理的に取材を妨害する。「残念でしたね」と下卑た笑いを浮かべる男たちの存在。

大学院生リンチ加害者と隠蔽に加担する懲りない面々(『カウンターと暴力の病理』グラビアより)

◆李信恵が「被害者」のヘイト裁判と李信恵が「加害者」のM君リンチ事件は分けて考える

また、鹿砦社を何度も「クソ」呼ばわりした李信恵を民事提訴したので記者会見を開きたいと社長松岡自ら大阪司法記者クラブに足を運び丁重に申し入れを行うも、わずか2時間弱で「全社一致で記者会見はお断り」が決定されるいかがわしさ。ちなみにその日の幹事社であった朝日新聞の記者は李信恵の記者会見で「おめでとうございます」と声をかけていた。

取材班は李信恵が言葉で散々差別、誹謗中傷されたのだから、その相手を訴えることに異議を持つものではない。詳細には知らぬが詳しい人に聞くと、あまりにも度を超えた誹謗中傷が李信恵には行われたそうだから、その被害に対して賠償を要求するのは筋違いではない。このことはこれまでも繰り返し述べてきた。取材班内でも「李信恵の差別者への裁判とM君への不当行為は絶対に分けて考えろ」とミーティングのたびに確認されている。

だから、われわれは言葉により傷ついた者が200万円の賠償金を得るのであれば、言葉と暴力により重傷を負った、それも通り魔的犯行ではなく、旧知の間柄で行われたこの暴力事件の被害者は正当に救済されるべきだと考える。取材班は事件後の「事件隠蔽工作」をどうしても理解できないし、許すことができない。ましてや言葉による被害者が加害者であるならば、暴力事件被害者M君の心情へ思いを巡らせることはしないものなのか。

取材班の疑問は疑問のままである。よって事実を掘り起こし、周辺の人物から情報を集め、関係者の言動を分析する中から「事件」のエキスの諸要素を見つけ出し、それを持って読者に判断を委ねようとの思いが取材班の共通した動機である。理解を進めて頂く情報として『特別付録』CDを付録としたのが『カウンターと暴力の病理』である。

鹿砦社への暴言の一部(『カウンターと暴力の病理』グラビアより)

◆「リベラル」たちの「一斉沈黙劇」が照射する〈社会の闇〉

被害者はM君だ。加害者は直接加害の三者とその場に居合わせながら暴行を容認した二者だ。しかしそれだけだろうか。二次加害に加担した野間易通をいまだに「反差別」のお偉方のように使いつづける朝日新聞、産経新聞をはじめとした大手メディア。事件を知っていて何も発言しない「知識人」、「大学教員」たち。この人たちにも罪はないのか?

鹿砦社を除いた「一斉沈黙劇」は既に社会現象であり社会問題である。「M君リンチ事件」はM君に言い知れぬ肉体的、精神的傷を負わせたが、同時にそれを可能ならしめた“社会の闇”を図らずも照射することになったのではないか。

いまだに「リンチはなかった」などと平然と語る連中がいる──。(『カウンターと暴力の病理』グラビアより)

(鹿砦社特別取材班)

12月8日発売『カウンターと暴力の病理 反差別、人権、そして大学院生リンチ事件』[特別付録]リンチ音声記録CD(55分)定価=本体1250円+税

カウンターと暴力の病理
反差別、人権、そして大学院生リンチ事件
鹿砦社特別取材班=編著
A5判 総196ページ(本文192ページ+巻頭グラビア4ページ) 
[特別付録]リンチ(55分)の音声記録CD
定価:本体1250円+税 12月8日発売! 限定3000部!

渾身の取材で世に問う!
「反差別」を謳い「人権」を守るとうそぶく「カウンター」による大学院生リンチ事件の<真実>と<裏側>を抉(えぐ)る!
1時間に及ぶ、おぞましいリンチの音声データが遂に明らかにされる! 
これでも「リンチはない」と強弁するのか!? 
リンチ事件、およびこの隠蔽に関わった者たちよ! 
潔く自らの非を認め真摯に反省せよ! 
この事件は、人間としてのありようを問う重大事なのだから――。

【内容】

私はなぜ「反差別」を謳う「カウンター」による「大学院生リンチ事件」の真相
究明に関わり、被害者M君を支援するのか

しばき隊リンチ事件の告発者! M君裁判の傍聴人にしてその仕掛け人!!
在特会&しばき隊ウォッチャーの手記

カウンター運動内で発生した「M君リンチ事件」の経過
続々と明らかになる衝撃の証拠! リンチの事実は歴然!

「M君リンチ事件」を引き起こした社会背景
精神科医・野田正彰さんに聞く

前田朗論文が提起した根源的な問題
「のりこえねっと」共同代表からの真っ当な指摘

リンチ事件に日和見主義的態度をとる鈴木邦男氏と義絶

われわれを裏切った〝浪花の歌うユダ〟趙博に気をつけろ!

「M君リンチ事件」加害者・李信恵被告による「鹿砦社はクソ」発言を糾すが、
誠意ある回答なく、やむなく提訴いたしました!

「M君リンチ事件」裁判の経過報告
10
鹿砦社元社員の蠢動と犯罪性
11
大阪司法記者クラブ(と加盟社)、およびマスコミ人に問う!
報道人である前に人間であれ!
M君と鹿砦社の記者会見が五度も<排除>された!

全国書店で12月8日発売開始『カウンターと暴力の病理 反差別、人権、そして大学院生リンチ事件』[特別付録]リンチ音声記録CD(55分)定価=本体1250円+税