斉藤和義が歌った通り「ずっとウソだった」ことが、福島第一原発の事故でバレた。それでもまだ、安全ですから原発を稼働させましょう、とウソを重ねて国民を騙そうとしている政治家がいるのだから、恐れ入る。
原発は安全だというウソをつき続けるために原発推進派は、世界中の詐欺師が束になってもかなわないほど、山のようなウソをついてきた。
そんなウソにもう騙されないために、放射能について基礎から学べるテキストとして最適なのが、落合栄一郎著『原爆と原発 ~放射能は生命と相容れない~』(鹿砦社)だ。

「書店がなくなる日」は2037年5月
このところ、出版業界の人が3人集まれば必ず、「書店はいつゼロになるのか」という話になる。
さまざまな統計を見ているが、ここ10年間で6000店前後の書店が減少している。和歌山県では、ここ数年で書店が半減した。
取次会社の営業マンが言う。
「この推移で行くと、向こう10年間で1万店を切るだろうと予想されている。出版社そのものの数は、おそらく2千もしくは1500くらいは残るかもしれないが、丸善にしても紀伊国屋書店にしても老舗の大型店からして赤字ですから、小売り店は、もう身を切っているでしょうね」
総崩れした横綱・大関の「耐えられない」軽さ
波乱に波乱を重ねた大相撲の夏場所が終わった。大関稀勢の里(25=鳴戸)が、初優勝のチャンスを逃した。大関把瑠都(27=尾上)の上手投げに屈して4敗目を喫し「横綱を狙うには千載一遇の場所」を取り逃がした。いっぽうでトップの勝ち星で並んでいた平幕旭天鵬が豪栄道を下し、12勝。優勝決定戦でも栃煌山をはたきこんで初優勝を手繰り寄せた。
「横綱と6大関がそろう場所で、平幕どうしの優勝決定戦なんて場所はここ四十年なかった。本当に三役以上は稽古をしているのかね」(相撲ファン)
夏場所の当初の見どころは「鶴竜が新大関になり、6人そろった大関のだれが横綱の白大鵬に挑戦するのか」となっていた。
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友人ロバートが呆れた、英語の授業
橋下徹が府知事時代に始めた「TOEFL上位校に破格の助成金を与える施策」が行き詰まっている。助成金をゲットしたのは、帰国子女が多く他の授業も英語でやっているような高校。もともと英語が喋れる生徒たちで、どうやって日本の習慣に慣れるかが、むしろ課題になる生徒たち。英語ができることで助成金をもらっても、「世界に通用する人材育成」には繋がらない。
昔と違って、英語ネイティブの外国人たちが日本にゴロゴロいる。学校での英語の授業も変わっているのではないか、と思っていた。
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国民的にはもはや、総選挙と言えば「AKB48選抜」のことだ
AKB48のシングル曲を歌うメンバーを、ファンの投票によって決めるイベント「AKB48選抜総選挙」が、今年も6月6日に行われる。
「もはや国民的行事です。連動してのCMや商品売上を含めて、800億円もの市場が動くのです」(芸能プロダクション社員)
今年の選挙は、27枚目のシングル曲のメンバーを選定する。ちなみに、2009年は前田敦子をセンターに『言い訳Maybe』、2010年は大島優子をセンターに『ヘビーローテーション』、2011年は再び前田敦子をセンターに『フライングゲット』がリリースされた。
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メドが立たない福島の漁業、誰のせい?
去年3月の東日本大震災と原発事故で漁ができない状態が続き、福島県の地元の漁業者たちは、ことしの漁の再開に大きな期待をかけて、津波で失った船を発注するなど準備を進めてきた。
「アワビやウニやヒカリメなどが豊富に獲れたのはもう昔の話だ。今は福島県沖で漁業ができない。しかたないから、小笠原諸島のほうまで遠征してマグロなんかを追いかけているよ」といわき市小名浜の漁業組合の男性は語る。
「船を遊ばせるわけにはいかない。船を停泊させていないと補償金が出ないし、やはり用がなくても港には来てしまうな。それにしても津波はひどかったが、今年の方が2倍も3倍も苦しい。放射能問題さえ無ければなあ」(漁師)
赤字経営、スター不在で、プロ野球がなくなる日は近い
「巨人のカード以外は客が入らなくて赤字続きですよ。観客席を見ればわかるでしょう」と球団関係者は吐き捨てた。大相撲も客が入らないので心配していたが、プロ野球の球団経営はマジで深刻だ。どこも楽ではなく、黒字が続いているのは巨人、阪神、広島だけで他の9球団は赤字。息切れしそうだという。DeNAなど、最初の勢いはどこへやら。
ロケット弾三派の今と東京電力
30年前、1980年代はゲリラの時代だった、と言われても、ポカーンとする者のほうが多いだろう。
ある人々にとっては、マハラジャに象徴されるバブリーな時代だったし、ある人々にとっては、オタク文化全盛の時代だったのだから。
それでも実際に、皇居やアメリカ大使館、迎賓館、成田空港、米軍・自衛隊基地にロケット弾が、しょっちゅう打ち込まれていたのは事実だ。ロケット弾といっても、火炎瓶を黒色火薬で飛ばしたり、金属片を飛ばしたり、様々。どれも、手作りだった。
福島原発事故で放射能汚染され商売にならなくなった、二本松のゴルフ場などが、東京電力に除染を求める仮処分を東京地裁に申し立てた。ところが東電は、原発から飛び散った放射性物質は「無主物」、つまり東電の所有物ではないので除染の責任はない、という主張をした。
『ロックはこうして殺された』【ブックレビュー】
今では懐かしい「コーチ屋」詐欺
あれほど、世間で騒がれているのに、いまだになくならない振り込め詐欺。オレオレ詐欺とも呼ばれるが、最近は手口が巧妙化していて「オレオレ」とは言わないらしい。個人情報を調べておいて、「斉藤純一郎さんですね。お父さんの雅也さんが事故を起こしました」などと警察を装ってかけてきたりする。被害者もお年寄りばかりではない。
歌は世につれ世は歌につれ、と言うが、詐欺も世につれる。世相を反映する。振り込め詐欺の横行は、今が不安と孤独の時代であることを現している。
今よりもずっと景気のいい頃、詐欺に遭ったことがある。詐欺に遭う人々の例に漏れず、自分が詐欺などに騙されるはずがない、と思いこんでいた。