前田国交相の“サイン”事件は「こども内閣」を端的に表している

「閣僚が選挙活動に抵触する書類にサインするとは、あいた口がふさがらない。一度、全員の閣僚を集めて心構えでもレクチャーしたらいいのでは」とベテランの政治ジャーナリストが言う。
前田武志国土交通相は4月17日午前、衆院国土交通委員会に出席し、岐阜県下呂市長選で特定候補の支援を依頼するサイン入りの文書を郵送した問題について「誠に軽率であり、深く反省している。今後この反省の上に立って職務の遂行には慎重を期していく」と述べ、陳謝した。その上で重ねて辞任を否定した。

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『週刊金曜日』の座談会に鹿砦社代表・松岡が出席しています!

今発売中の『週刊金曜日』(4月13日号)で、鹿砦社代表・松岡、第三書館社長・北川明さん、そして『金曜日』発行人の北村肇さんの座談会が掲載されています。
タイトルは、「新刊委託配本拒否に見る取次問題 出版業界は新自由主義社会の縮図」で、3社が受けた、取次会社による「新刊委託配本」拒否について語り合ったものです。ぜひともご一読お願いいたします。

なかでも、鹿砦社が発行した『東電・原発おっかけマップ』は、業界のシェア8割を占めるトーハン・日販という二大取次会社に新刊委託配本を拒否され、実に発行部数の1割弱しか書店に配本されず、それも店頭に出たと思ったら書店の上層部から引き上げ・返本の指示が出たところもあるということです。アマゾンなど、読者からの予約を取り消すという挙に出ました。
こうした中でも、心ある書店員による注文で書店に並べていただいたり、読者のみなさん方のご厚意により鹿砦社への直接注文などで、ほとんどを売ることができました。

この『東電・原発おっかけマップ』ですが、現物も見ずにキワモノ扱いしている一部の人たちがいますが、八面六臂の活躍をされている小出裕章先生はじめ、今中哲二、山口一臣、高野孟氏ら第一線で発言されている方々へのインタビューも掲載され、さらには自らの職を賭けて発言を続けている俳優の山本太郎さんも、「これは良い本だ!」と絶賛された、客観的に見てもレベルの高い本だと自己評価しています。
手前味噌で恐縮ですが、『東電・原発おっかけマップ』に今一度ご留意いただきたいと思います。

「東電と癒着」マスゴミを斬る!インチキゲンチャーたちに明日はない(11)

シレッとして東電や原発を批判しているテレビ局。3.11の時点で、東電がスポンサーになっている番組は報道番組だけでも『NEWS23クロス』『報道特集&NEWS』『報道特集&ニュース』『みのもんたの朝ズバッ!』(TBS系)、『めざましテレビ』(フジテレビ系)、『情報ライブ ミヤネ屋』『NEWS EVERY.』『真相報道バンキシャ!』(日本テレビ系)、『報道ステーション』(テレビ朝日系)などなど。これらの番組に、ことごとく東電のスポットCMが流れていた。

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「ヤンキースのスタッフが見ていると勝つ」沢村がもっているもの

「沢村がDeNAに初勝利したゲームでヤンキースの関係者が視察にきていたという情報が、沢村にも届いていました。それであの熱投になったのでしょう」(プロ野球担当・スポーツ記者)

巨人の沢村拓一投手は、「気持ちで投げる投手」だといわれる。スライダーも直球もカーブも、まだ伸びしろがあると見られている。
「当然、沢村が望むのは、メジャーリーグでのデビューです。もはや巨人の18番などというせこい目標ではありません」(プロ野球関係者)

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いいじゃないか、猫ひろし

カンボジアに住む気もなく、クメール語を覚えるつもりもなく、カンボジア国籍を取得。ロンドン五輪にマラソン選手として出場する、猫ひろし。出場権は金で買ったとも噂されている。国際陸上競技連盟が疑問視し、カンボジア陸連などに説明を求めているとかで、五輪出場が認められない可能性も出てきたようだ。そうだとしたら、とても残念だ。

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鳩山元首相をイランに誘ったのは誰?

日本政府の引き止めにもかかわらずイランを訪問した、鳩山由紀夫元首相は結局、非難の渦を巻き起こすことになった。

イラン大統領室は4月8日(現地時間)、アフマディネジャド・イラン大統領と鳩山元首相の会談直後、「鳩山元首相が『国際原子力機関(IAEA)はイランを含む一部の国に二重基準を適用していて、これは不公平だ』と批判した」と発表した。これは、イランを激しく非難しながらも、イスラエルの核兵器保有は黙認するIAEAは不公平だという意味として解釈された。この報道について鳩山元首相は記者会見を行い、「ねつ造された発表だ。私はそういう話をしたことはない」と強く否定した。

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北の「ミサイル」騒動で喜ぶ防衛省

12日から発射予告されていた北朝鮮の「ミサイル」。13日午前7時39分に発射されたが、海に墜ち失敗だったとの見方を、米政府当局者は示した。
弾頭が装備されていないのだから、「ミサイル」ではなく北朝鮮の言う通り「人工衛星」と言うべきだ、という意見もある。
だが、アメリカから貢ぎ物を引き出したい北朝鮮としては、軍事的脅威も感じてもらわなければ困る。やはり、「ミサイル」的なものと言っていいだろう。

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東大卒トラック運転手もいる就職難

「東大を卒業して、うちの会社でトラックの運転手やってるのもいるよ」
大手の運送会社に勤めている友人が言った。
警備会社に勤める、別の友人は言う。
「早稲田を卒業してうちに入って、母校の警備をしているのがいるよ」

就職難が、極めて厳しいレベルまできている、ということなのだろう。
東大を出ているなら、以前なら最低でも学習塾の講師になれたが、少子化でマーケットが狭くなっている。教える技術や子供への好感度など、東大というブランド以外のものが必要だ。

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利権にあやかれなくてヘソを曲げた亀井静香離党騒ぎ

亀井静香が、国民新党の代表を「解任」され離党した。
「党の代表が解任されるなんてちょっと記憶にありませんね。政治史に残る汚点でしょう。そもそも『国民新党』と投票で書いてくれた有権者への説明もきちんとなされていない」(政治ジャーナリスト)

まあ、当然の意見だが、私の見方はちがう。
亀井は、消費税増税に反対=与党とは連立できない、というロジックを振りかざす。
だが亀井はズバリ、震災復興利権の甘い汁を吸えなくて、へそを曲げたのだ。
亀井静香は、本来であれば瓦礫処理にせよ、仮設住宅の建設にせよ、西松建設をはじめとして動かせるゼネコンを複数持っている。

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天然ガスは代替エネルギーたりうるか

福島原発事故以降、電力各社は原発の再稼働がままならないまま、ほかのエネルギー源へのシフトを迫られている。なかでも天然ガスへの依存が増えている。脱原発論者の中にも、天然ガスがあるから全部の原発を止めても大丈夫だと主張する人もいる。世界的には2005年から原油生産が天井に突き当たった感じで生産が伸びず、原油価格の高騰がつづいてきた。それを受け、玉突き状に天然ガスの需要が増えている。

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