折に触れて地方に思いを馳せていきたいが、今回は淡路島のことを書きたい。
自然豊かで温泉もある淡路島は、神戸から車で1時間弱と、日帰り旅行には最適の距離。
だが、神戸から淡路島の中心地の洲本まで、神戸淡路鳴門自動車道で行くと、ETC割引を使っても、往復で5000円前後かかってしまう。
世界最長の吊り橋である、明石海峡大橋の建設費を回収するということで、割高になっているのだ。地元の人々は「橋代が高い」と嘆く。
これでは、自然と温泉を味わうなら他のところへ行こう、となってしまうだろう。

「東電と癒着」マスゴミを斬る! インチキゲンチャーたちに明日はない(7)
どうやら、大手新聞社の幹部が東電関連の会社に「天下り」するのは、いまでは常識となっているようだ。現実として、財団法人電力中央研究所の名誉研究顧問は中村政雄氏(元読売新聞論説委員)で、研究顧問として志村喜一郎氏(元朝日新聞経済部記者)、小邦宏治氏(元毎日新聞論説委員)となっている。さらに財団法人日本原子力文化振興財団の監事は岸田純之助氏(元朝日新聞論説主幹)、同財団が発行する『原子力文化』編集部には鶴岡光廣氏(元毎日新聞経済部記者)がいる。このほかに「原発に寄り添って東電関連会社に天下りをした」大手新聞社の幹部はわんさかといるのだ。
分裂ではない? 今年も2つのアニメフェア
昨年、アニメフェアの分裂騒動があった。「条例に反対するならどうぞおやりください。吠え面かくのは向こうだ」と石原慎太郎知事が吠えたが、東日本大震災の発生によってどちらも中止になった。今年はどうなったのかと思っていたが、やはりアニメフェアは2つ開かれる。
東京都主催で、石原知事が実行委員長のアニメフェアが、3月22日~25日、東京ビックサイトで開催。コミック10社会(秋田書店、角川書店、講談社、集英社、小学館、少年画報社、新潮社、白泉社、双葉社、リイド社)主催のアニメコンテンツエキスポが3月31日~4月1日、幕張メッセで開催される。
携帯サイトに賭場開業し、白夜書房のパチスロ雑誌が休刊に
白夜書房は、パチスロ関連の3つの雑誌の休刊を決めた。
これは、携帯電話のゲームサイト上で換金できる賭博をしていたとして、常習賭博などの疑いで、サイト運営会社「白夜プラネット」代表取締役の森下幹人容疑者(40)=東京都世田谷区=ら3人が、2月3日に逮捕されたことによる。
プラネット社は、パチンコなどギャンブルに関する専門情報誌などを出版する、「白夜書房」の完全子会社。約3年間で延べ約5万7000人に総額約8000万円を賭けさせ、サイト上の広告収入でも約3億2000万円を得ていた、と警視庁保安課はみているという。
「東電と癒着」マスゴミを斬る! インチキゲンチャーたちに明日はない(緊急報告編)
新聞広告で、恐ろしいものを見た。なんと福島原発事故独立検証委員会が、政府や東電の対応を検証した、『福島原発事故独立検証委員会 調査・検証報告書』がディスカヴァー・トゥエンティワンから緊急出版されるのだという。税込で1575円。しかも「大反響につき、現在増刷中です。書店店舗で品切れの場合も、近日中に入荷いたします」とあった。
「馬鹿ばかしいにも、ほどがある。福島の原発被害者に、政府ないしは行政が本来はタダで配るべきものだろう」(全国紙記者)
この調査報告書は、新聞社やテレビ局、政治家などに200部しか当初、配布されなかったという。
『仮面の消費者金融』【ブックレビュー】
このブログでは、東電マネーに籠絡されてきたマスコミの惨状を追及し続けている。
つぶさに周りを見回してみれば、他にも様々な情報が、歪められて伝えられていることに気付く。
たとえば消費者金融と呼ばれるようになった、サラ金。
国内でも指折りの人気を誇るタレントがにこやかにCMで微笑み、借り入れは銀行やコンビニ、ショッピングセンターのATMでもできる。
過去にはサラ金による借金苦の悲惨さはマスコミでも伝えられたが、出資法改正などで、今は問題は去ったかのよう思われている。
震災から1年、耳に残る言葉
東日本大震災、それに伴う福島第一原発事故から、1年が経った。
「新幹線は、通常通り動いているんですか?」
昨年の夏、福島原発から30キロ圏内にある南相馬市立原町第一中学校を訪ねた時、校長から聞かれた言葉が耳に残っている。その時、東北新幹線は、通常ダイヤで動いていた。
当初、日本全体を襲ったかに思われた災害も、東北新幹線の復旧をシンボルに日本社会は落ち着きを取り戻し、日本の一部を襲った災害と見なされていった。
その孤立感を、校長の言葉は如実に語っていた。
「東電と癒着」マスゴミを斬る! インチキゲンチャーたちに明日はない(番外編)
『創』4月号を見た。篠田博之編集長の「編集後記」に、このブログで『創』に東電の広告が入っていたことを暴露したことについて、その反論があった。全文を掲載する。
《▲今月の広告 『紙の爆弾』がメーリスか何かで「『創』にも東電マネーが!」などと書いていたと読者が知らせてくれたので何かと思ったら、以前本誌に東電の広告が載っていたのをバックナンバーで見つけたとのこと。広告を載せていたことは昨年来公開トークの場でも話しているし、それによって誌面方針が左右されたことがないことも名言しています。原発事故前は殆どの媒体が東電広告を載せていたわけですが、メディアと広告の問題については折をみてきちんと論じたいと思います。》
「東電と癒着」マスゴミを斬る! インチキゲンチャーたちに明日はない(6)
震災から1年が経った。改めて、犠牲になられた方々のご冥福を祈りたい。そしていまだに収束しない原発事故の大惨事を目の当たりにして、地方に痛みを押しつけて都市の生活が成り立っているというあり方を、真摯に問い直していかなければならないだろう。その意味でも我々は、東電マネー漬けになっていたマスコミの責任を、執拗に追及していきたい。
ある大新聞社の記者が言うには「なんとか東電の責任を逸らすようにしろと上は言うが、かつてよほどおいしい思いをしたのだろうな」と。そう、東電のみならず、関連会社から「接待漬け」になっているのが大新聞社の役員たちである。とりわけ、読売新聞社の罪は重い。
なぜそうまでして本を読まないのか
人々が本を読まなくなったということは、出版業界にいる身として我田引水になるからあまり言わないようにしている。が時々、そうまでして読まないのか、と驚くことがある。
高校の同級生4~5人で飲んでいた時のこと。娘が大学を卒業し就職するという、主婦が言った。
「娘が幼い時、遊ばせていた公園で、同じようなお子さんを連れてきていた主婦の人と話していて、彼女がこの公園の仲間で文学サークルを作ろうって誘ってきたことがあったの。その人その後、芥川賞取ったのよ」
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