大流行しているスマホむけ人気ゲーム「ポケモンGO(ゴー)」で遊びながら歩行、もしくは自転車走行中の事故が激増している。

「夢中になってキャラクターをゲットするために歩いている女子のスカート中を盗撮する輩が増えていると報道されているが、この連中をあえて〝おびき寄せて慰謝料をとる〟という新手のしのぎを暴力団関係者が思いついたようです」(実話雑誌ライター)

日中でも深夜でも、キャラクターをゲットするために交通事情や周囲にかまわずふらふらと歩いている若い女性は確かに無防備だ。

「とくに後ろはまったく無防備で、性犯罪者たちがミニスカートの中などを下からスマホで撮影し放題なのは確かです。夏ですし、盗撮する連中が、画面を向ける角度によってはキャラクターを探しているのか、女性の股間を盗撮しているのか見分けにくいのでやっかいです」(警視庁関係者)

さて、この状況を利用して、ヤクザがどう金もうけにつなげるのか。仕込みの美女がミニスカで囮となって町中でスマホを片手に「ポケモンGO」のキャラ探しでうろつく。そこを盗撮する輩を見つけて「この野郎、今、俺の女を盗撮しただろう。スマホ見せてみろ」と〝美人局〟のごとくごつい男が仲間とともに登場。

「そのあと、カラオケボックスなどの〝密室〟にその盗撮野郎を連れ込んで、『もう、会社に訴えてやる』などと泣いている演技をしている囮美女を尻目に、数十万円の賠償金をとるというものです。この一連の流れを30分かからずにスピーディにやるのがポイントです」(同)

新宿の歌舞伎町や町田などでは「70万円まきあげた強者もいる」(都心の組関係者)という話が伝わっている。

「ただし、ヤクザは今、組の名前を出しただけで恐喝になる。そこを逆手にとって、明確に組員がやっているのがわかったら、そうしたしのぎをしている連中に対して、脅しをかけるかも。警察のマークがまだついていないギャングや暴走族集団たちが、ヤクザ相手に『あんたら、せこいことやってんじゃねえよ。警察にチクってやろうか』と逆ネジで口止め料を恐喝する可能性もある」(実話雑誌ライター)

「ポケモンGO」では、夢中になって歩いている人へ自転車でぶつかる「当たり屋」も急増している。開発した連中たちが想像もしないような展開がなされている。

別な意味でモンスターを育てたのは、開発した任天堂ではないだろうか。

(伊東北斗)

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