この間お伝えしている通り、取次各社がほぼ新刊委託配本拒否を通告してきた、『タブーなき原発事故調書~超A級戦犯完全リスト』(鹿砦社)は、直接注文していただいた書店以外には並ばない、という事態が続いている。
憲法21条表現の自由、言論・出版の自由に関わる問題でもあり、各マスコミにもこの事態を訴えた。しかし、取次を批判するのが怖いのか、いまだに東京電力にメディアコントロールされているのか、言論に関わるこれだけ重大な問題を取り上げるマスコミはほとんどない。
唯一、『週刊金曜日』9月21号が、この問題を報じた。
「憲法21条には検閲の禁止も謳ってあり、私たちなりに覚悟をもって作った本を検閲され焚書処分されるのは許せません」との鹿砦社、松岡代表のコメントも載っている。
さすがに広告に頼らないがモットーの、『週刊金曜日』である。
『週刊金曜日』発行人の北村肇氏は、『タブーなき原発事故調書~超A級戦犯完全リスト』でも、インタビューに応じていただいている。毎日新聞の記者時代に見聞きした、東京電力が記者に仕掛けるハニー・トラップについてまで語られている。東電がいかにメディアをコントロールをしているかを知る上で、ぜひとも読んでいただきたい内容だ。
筆者が『週刊金曜日』を購入したのは、いつも利用している、芳林堂書店高田馬場店である。
なんとはなしに書籍コーナーに足を運び、どうせ『タブーなき原発事故調書~超A級戦犯完全リスト』はないのだろうなと、原発関連の本が集まっている所に近づいた。
すると、あったのだ!
様々な原発の本の真ん中に、かなり目立つ形で平積みされている。
書店さんが独自に同書の価値を見出して、注文してくれたのだ。
ほとんどの書店は、取次が「この書店ならこの本が売れるだろう」と選んで見はからい送品してくる本を、並べている。書店が自分で売るべき商品を自分で選ばないのだから、このシステムそのものが疑問だ。この、見はからい送品から『タブーなき原発事故調書~超A級戦犯完全リスト』は除外されているのだ。
しかし、同書を売るべき商品として、選んで注文してくれている書店もある。
本への愛のある書店といっても、過言ではないだろう。
今回、書店に配本されるのは、事前に心ある書店からご注文いただいた冊数を指定配本するなど発行部数の一部(10数%程度)にしかなりません。できるだけ鹿砦社販売部(sales@rokusaisha.com)に直接ご注文をお願いいたします。直接お申し込みの方には早速発送します。送料サービス/代金後払いです(冒頭の表紙写真をクリックすることで、販売ページに飛ぶこともできます)。
(FY)