来る6月30日(木)午後1時30分から大阪高等裁判所第3民事部(別館8階、84号法廷)にて対藤井正美控訴審が開始されます。一審大阪地裁は、またしても私たちの常識的な主張を認めず棄却、それどころか反訴した部分で藤井の主張を認め、少額とはいえ10万円の賠償を鹿砦社に下したのでした。

勤務時間の大半をこっそりと業務とは無関係のネットパトロール、政治的主張のツイッター、仲間とのメール、企業や団体への恫喝メール等に費やし、それは前代未聞の異常としかいえない膨大な量が確認されています。それでも何の責任も問われないのは世間の常識から反します。

当然鹿砦社は控訴、当初本人訴訟としたことで(のちになって顧問弁護士の大川伸郎弁護士が代理人就任)、私が長大な「控訴理由書」を書きました。これは早晩公開しますが、日本の中小企業の経営者を代表する想いで書き上げました。藤井のような腐った社員が会社に入り込めば中小企業はやっていけません。勤務時間中にスマホで株取引をやって退職に追い込まれた大阪国税局の職員がいるように、今後こうしたケースは続出するでしょう。本件一審判決が確定すれば大変なことになります。

街宣する藤井。これを見て私は驚き、「ここまでやっているのか」と思いました

鹿砦社の控訴に対して、藤井側も神原元弁護士を代理人として附帯控訴してきました。私は裁判は公に報告すべきだという考えからこのように適宜報告していますが、これをも「一審原告(鹿砦社)の誹謗中傷は極めて執拗であり、一審判決後も同様の名誉毀損行為が続いていることから、一審判決によってその被害は回復されておらず、さらに慰謝料の増額が認められるべきである」と主張しています。

私たちがM君リンチ事件を知り、地を這うような調査・取材に基づき出版活動を開始、持続して以来、藤井の周囲の者らから、あらん限りの誹謗中傷がなされました。「鹿砦社、潰れたらいいな」「反社出版社」「企業ゴロ」「クズ」「ゴミ」「アホデマ野郎」等々、神原弁護士も「私怨と妄想にとりつかれた極左の悪事」とか「魑魅魍魎だね、こいつら」、大川弁護士らM君弁護団に対しても「300万円の弁護士報酬をカンパで集める『弁護士の新しいビジネスモデル』。この『不道徳極まりない』ビジネスモデル」と非難しています。

当初は激しい集団リンチを浴びながらも孤立無援状態にあったリンチ被害者M君への同情から始まり、すっかり深入りしてしまいましたが、対カウンター/しばき隊関係の訴訟も本件を残すのみとなりました。対李信恵訴訟では、控訴審で李信恵のリンチへの連座が認められ押し返すことができました。本件でも不本意な一審判決を必ずや打ち破ることができるものと信じています。

関西近郊にお住まいの方で時間があれば、ぜひ傍聴お願いいたします。

タブーなきラディカルスキャンダルマガジン『紙の爆弾』2022年7月号

〈原発なき社会〉を求めて集う 不屈の〈脱原発〉季刊誌 『季節』2022年夏号(NO NUKES voice改題 通巻32号)