全国の同人誌の中でもハイレベルな雑誌として有名な文学雑誌『北方文学』。編集発行元は新潟県柏崎市の玄文社だ。
『アントニオ猪木・最後の真実』(1985年)、『三島由紀夫と全共闘の時代』(2013年)など鹿砦社から多数の書籍を上梓している板坂剛さんは、平成初頭から20本を超える小説作品を同誌に寄稿している。そこには商業誌に背を向けて純文学に専念する姿勢が表れている。
今回の作品『偏帰行』は、70年代の新左翼の内ゲバを文学の世界で表現したことで、注目を集めている。
鹿砦社の松岡代表も絶賛する内容で、今後も各界に波紋を呼びそうだ。
(編集部)