酒井法子(41)の弟で、職業不詳の吉原健(33)=福岡市東区=が、3月27日までに、酒井さんの元夫の父親が経営するスキーショップの従業員を脅したとして脅迫容疑で逮捕されていた。
「吉原は義理の弟で、元・暴力団員。酒井は2009年8月に覚せい剤取締法違反容疑で逮捕され有罪が確定したが、吉原容疑者は『姉が逮捕されたのは、元夫の責任』などと因縁をつけたのです。もともと振込詐欺や不動産ブローカーなどをしていたようですが、ようやく刑務所から出てきたら、姉の酒井法子が元夫にクスリ漬けにされたことに気がついた。暴力団排除条例の影響もあり、うまくシノギができない。そうした欝憤も事件の引き金になりました」(全国紙社会部記者)
酒井は小学校高学年まで、福岡で吉原容疑者と暮らしていた。
3年前に日本中の耳目を集めた酒井さんの覚せい剤事件が、思わぬ形で新たな事件を“誘発”したのだ。
「酒井法子は、11月に芸能界復帰の予定でした。中国で麻薬撲滅大使として活動してきたので、中国から復帰すれば、海外で受け入れられたというハンコつきで復帰できた。そうした戦略が見事に流れてしまいました」(芸能ジャーナリスト)
不思議なのは、酒井法子の復帰が「11月でOK」と誰が決めたかである。覚せい剤取締法違反で受けた判決は、懲役1年6月・執行猶予3年。執行猶予が明けて11月で復帰というのだが。
「しかしどうでしょう。ここに来て、11月に島田紳助が復帰するだの、淫行で話題をさらった極楽とんぼの山本圭一の復帰が秋の番組で用意されている、またはオセロの中島を『24時間テレビ 愛は地球を救う』でマラソンさせるなど、きなくさい復帰話がいくつもなされている」(週刊誌記者)
今テレビはもう、ほとんど20歳~35歳までの層は男女問わず見ない。スポンサーが離れていき、なにをするにもBPO(放送倫理・番組向上機構)が出ばってモラルを問うから、現場は委縮して思い切った番組作りができない。
「これでお騒がせタレントたちを、ほとぼりがさめずに出演させたら、ますますテレビ離れに拍車がかかる。まずは復帰は、ニコニコ動画あたりから始めていただきたいというのが本音です」(テレビ局関係者)
原子力ムラという言葉があるが「テレビ村」というものもあるそうな。
結論を出そう。タレントも芸能界復帰時期について、真面目に論じることができる「第三者機関」が必要なのではないだろうか。一般サラリーマンが極楽とんぼの山本や、酒井法子のようなことをやったら、まず社会復帰は無理なのだから。
(渋谷三七十)