かつて、AV人権ネットワークという活動があった。
バクシーシ山下監督の撮った『女犯2』というAVで、本当にレイプが行われているのではないかと、糾弾したのだ。
出ている女優が、AVに出ることを納得していないというか、AVというものがどういうものか分かっていない、という態度なのだが、そこを男優がレイプしてしまうという内容だ。
ビデオの最後には「この作品はフィクションであり、モデル本人の願望を率直に映像化したものです。決して真実ではございません」という文字が出るが、真実のレイプだとして、AV人権ネットワークは追求した。
バクシーシ山下は呼ばれて、公開討論に応じるなどして、ちょっとした話題になった。

マインドコントロール下の女性に死刑回避
昨年12月12日、北九州で7人が殺害された事件で、最高裁で下された判決に注目が集まっている。松永太(50)に死刑、内縁の妻である緒方純子(49)に無期懲役が確定したのだ。
松永に死刑は、判決としては不思議はない。
注目に値するのは、緒方純子のほうだ。犠牲者が7人にも及ぶ事件で、実行犯と認められた被告の死刑が回避されるのは極めて異例だ。
事件が起きたのは、1996年から2002年にかけて。
松永と緒方は高校の同窓生で、1982年頃からつきあい始めた。松永には妻子があったが、「婚約確認書」なるものを作って緒方の両親を信用させて、交際を続ける。
会長・勝俣さんちにお手紙を届けようツァー
通常運転中でも下層労働者が被曝しながら作業しなければ、動かない原発。そもそもが人の道に反した代物だ。
利益を優先して安全対策を怠り放射能をまき散らすことになった、福島原発の事故はまさに人災である。
事故責任者=永久戦犯を全体に許さない、という志で作られたのが『東電・原発おっかけマップ』(鹿砦社)だ。
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『まだ、まにあう!』佐藤雅彦著【ブックレビュー】
昨年12月16日、野田佳彦首相は東京電力福島第1原発の1~3号機が「冷温停止状態になった」として、事故そのものが収束に至ったと宣言した。
事故直後から、原発はメルトダウンしていない、などとウソをついていた政府。それは事故による混乱のためなどではなかった。
これからもウソをつき続けていくということを、野田総理が高らかに宣言したのだから。
謹賀新春
あけましておめでとうございます。
本日より、デジタル鹿砦社通信を再開いたします。
昨年は、東日本大震災と福島原発事故という、未曾有のできごとが日本を襲いました。
被災者たちの苦しみを尻目に、政争に明け暮れる政治家たち。安全の手だてを怠った全くの人災である原発事故に関しても、東京電力、原発を推し進めてきた政治家たちが、何の責任もとらずに居直っています。「原発は安全だ」と言い続けてきた学者たちも同様です。
昨年明らかになったのは、そんな負の面だけではありません。
数多くの人々が、自分に何かできることはないか、と被災地にボランティアに駆けつけ 続きを読む 謹賀新春
デジタル鹿砦社通信再開のご挨拶 1月1日正式オープン!
デジタル鹿砦社通信、再開と相成り、読者の皆さんにご挨拶を申し述べます。
鹿砦社にとって2011年は、社長・松岡利康、『紙の爆弾』編集長・中川志大に対する、刑事告訴の不起訴処分が確定、壊滅的打撃を被った6年前の「名誉毀損」逮捕事件での松岡の執行猶予も終結、昨年にも増して増収増益を果たし、不死鳥のように蘇った年でありました。
出版不況が深まるばかりの昨今でありますが、小手先のことで、乗り越えられるものではありません。時には体も張る気構えで、<スキャンダリズム>の立場から<タブーなき言論>を発信するという姿勢を堅持してきたからこそ、鹿砦社の今はあるのです。
3.11東日本大震災、原発事故という、天変地異と人災が起こり、多くの人々が己の行く道を探しながら、呻吟しています。この試練に、言論のあり方は容赦なく問われてくるでしょう。
そのような根本に立ちながら、デジタル鹿砦社通信は、大きなネタから小さなネタまで、堅い話題から柔らかい話題まで、毎日お届けします。
2012年1月1日に正式オープンいたします。
ご愛顧のほど、よろしくお願いいたします。