ここ数年、大学を卒業しても就職ができないことが騒がれているが、なにがそんなに問題なのだろうか? 大学は学問をやるところで、就職斡旋所ではないのだ。問題なのは、「勉強していい大学に入って、大きなお役所か企業に入れば、楽して暮らせるんだ」などと言って、子供を勉強に駆り立てている、親や世間だろう。
学校を出ても就職できない時代など、過去にいくらでもあった。そんな時こそ、若者は自らの手で道を切り開いたのだ。
それをはっきり示してくれるのが、『この人に聞きたい青春時代』(鹿砦社)だ。
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『原爆と原発 ~放射能は生命と相容れない~』【ブックレビュー】
『この人に聞きたい青春時代2』【ブックレビュー】
『東電・原発副読本ーー3・11以後の日本を読み解くーー』【ブックレビュー】
「みなさんが何を言っても、委任状ですでに過半数をとっているんです。何をやっても無駄です」
昨年6月28日、東京電力の第87回定時株主総会で、勝俣恒久会長が放った言葉だ。
原子力発電からの撤退を決議する議案が、402名の株主によって提出された。会場では、明らかに賛成の挙手が多かった。
勝俣会長は、委任状の存在によって、反対多数だとして、これを否決した。
あらかじめ、出席しない大株主たちから、委任状を取っていたのだ。
『まだ、まにあう!』佐藤雅彦著【ブックレビュー】
昨年12月16日、野田佳彦首相は東京電力福島第1原発の1~3号機が「冷温停止状態になった」として、事故そのものが収束に至ったと宣言した。
事故直後から、原発はメルトダウンしていない、などとウソをついていた政府。それは事故による混乱のためなどではなかった。
これからもウソをつき続けていくということを、野田総理が高らかに宣言したのだから。