7月26日、午後7時すぎの上野広小路交差点、松阪屋前で街宣する、アイドルフェイスの都知事候補、七海ひろこ(幸福実現党)がいた。道行く人の一部が元気いっぱいの美女の声に足を止める。

だが多くは演説にいまひとつ集中せずに「早く終わらないかな」という渋い表情で七海を見つめていた。七海候補は「東京を,ニューヨークを超える超高層都市にして、若い世代でも『安くて、広い家』に住めるようにします」と笑顔いっぱい叫んでいるのに見ている聴衆たちは渋い顔。

OL風の女子が言う。

「この街宣車がとまっているポイントに、『ポケモンGO』のモンスターが数匹いるのですが、近づけないんですよ」

ようやく納得した。22日に配信スタート、モンスターにボールを投げつけることでキャラクターを集めて『ポケモン図鑑』を作り、やがてモンスターどうしバトルさせる目的のゲーム『ポケモンGO』は町を歩いてモンスターをゲットするのがもはや国民的行事。スマホ片手に自転車と歩行者が、あるいは車と歩行者がぶつかる事故などが激増中。七海の街宣車が止まっているポイントは、ちょうど数匹のモンスターが登場したポイントで、『ポケモンGO』ファン目線では邪魔でしょうがなかったというわけか。

 

夜7時30分ごろ、パラつく雨に限界を感じたのか「まったく今日にかぎっては別の場所で演説してほしかったぜ」と40代風サラリーマンがしびれを切らし、スマホをポケットに入れて去っていった。

それでも、「AKB48」にいてもおかしくないルックスのキュート系、七海ひろこは最後まで声を枯らして「24時間、ときめくことができる都市・東京の実現にがんばります」と訴え、その演説そものもを聞きに来た聴衆も満足の拍手を送った。

「なんだか今の時代を象徴する出来事だったねえ。都知事選のPRより、モンスターをゲットするほうがよほどみんな大事なんだろう」(上野のアパレルショップ店員)

都知事選挙も、「ポケモンGO」とコラボして候補をイラスト化したモンスターを街宣スポットでゲットできるなどしたら、もっと都知事選挙も盛り上がるような気も。

「都知事選挙なんて一部の老人しか感心がない。7月31日なんで夏休みの入り口で行楽まっさかり。投票率は40%(舛添都知事が当選した前回は46.14%)なんて事態も心配しています」(都知事選選挙管理関係者)

政策というボールを投げても、聴衆には届かない。

まさに倒れないモンスターこそが、今どきの都知事選の聴衆なのかもしれない。

(伊東北斗)

芸能界の闇を暴く震撼の書『芸能界薬物汚染』(鹿砦社薬物問題研究会編)

「高江の住民の気持ちを込めて「okinawa noproblem」capを昭恵さんに預けました。とてもチャーミングな方でした。かつ、こちらの率直な言い分を、胆で受け止める人でした。だから最後は、泣いてました。ココカラ…♪ 」

これは先に参議院選挙東京地方区に出馬し、落選した三宅洋平のツイッターだ。なるほどね、と驚きはしない。3年前の参議院選挙で三宅洋平は緑の党から全国比例で出馬し、落選したが落選者の中では最高の176,970票を得ていた。緑の党ではなく、他の党だったら当選していた可能性はある。

◆三宅洋平と山本太郎の大きな違い

そして、3年前の選挙で三宅洋平と選挙事務所を同じ場所に構えていたのが現参議院議員山本太郎だ。選挙事務所では「太郎さん・洋平君」と二人纏めての広報活動に余念がなかったが、私は当時から山本太郎と三宅洋平は全く異なる政治的方向性の人間だと感じていた。それを証明してくれたのが冒頭ご紹介した三宅洋平と安倍昭恵のやりとりだ。

三宅洋平はアイヌの話し合い文化である「チャランケ」をしばしば口にし、演説では「もう、人と人が殺し合う時代は終わりました!」などとしばしば語っていた。そこが山本太郎と全く正反対だった。山本太郎は、奨学金問題、TPP、改憲の危険性などを正面から追求し「今回あなたが自民党に入れた1票は、赤紙になって帰ってくる」と、夢物語ではなく、実際の危機に正面から斬り込んでいた。三宅洋平は「狙われるのであればターゲットは2つあった方がいい」と山本太郎に自身の出馬の意思を持ちかけたらしい。

山本太郎は共同代表を勤める「生活と……」(党名が長いので略)から出馬した高所者の応援より、圧倒的に三宅洋平の選挙に関わりっきりだった。しかし山本太郎には申し訳ないが、三宅洋平はそれほど価値のある「タマ」ではなかったのだ。三宅洋平程度の認識では、当選しても早晩自民党に丸め込まれていただろう。私はこの仮説にかなりの確信を持つ。

◆私が三反園訓=鹿児島県知事を信用できない理由

さて、もう一人目が離せない人物がいる。鹿児島県知事に当選した三反園訓だ。三反園は元テレビ朝日の解説委員だが、80年代は久米宏がキャスターを務めていた「ニュースステーション」の国会担当だった。当時の「ニュースステーション」は久米宏を中心に比較的骨太で、権力監視の役割を相当程度果たしていた。今のテレビニュースとは大違いであった。

が、「国会記者クラブの三反園さーん」と久米宏が呼ぶと、他の局の記者と変わらぬ、これと言った特徴のない凡庸な報告を毎回語るのが三反園であった。そしてなによりも三反園は政治部上がりであるので、自民党の政治家たちと極めて近しい関係で、その人脈から染みついた「与党に甘い」コメントと、緊張感のない表情が「ニュースステーション」の価値を下げていた。要するに三宅洋平同様、私にとっては昔から信用ならない人物だったわけだ。

三反園が鹿児島知事選に出馬するとニュースを聞いた時に、私はてっきり与党候補から出るものだとばかり思っていた。三反園も当初はその腹積もりであったのではないかと推測する。しかし現職の伊藤祐一郎が自公の支持を得て出馬することが明らかになり、野党統一候補として三反園は担がれる。

◆公約=川内原発停止を守ってくれれば何の問題もないのだが……

鹿児島には国内唯一稼働している川内原発がある。知事選は、ご存知の通り熊本地震の壊滅的被害の後、参議院選挙と同日に実施され、三反園は当選する。

彼の公約の中には、

「熊本地震の影響を考慮し、川内原発を停止して、施設の点検と避難計画の見直しを行うとともに、情報発信に取り組み、県民不安解消に努めて参ります」

「原子力問題検討委員会を県庁内に恒久的に設置し、答申された諸問題についての見解をもとに県としての対応を確立する場を設けます」

があるけれども、HPに掲載された6つの公約の中では最後に書かれている。そして知事選挙当選翌日のインタビューでは、この日は報道陣が原発の質問を始めると、「もうちょっと待って下さい。答えられない」と話すにとどまり、各政党への支援要請や支援者へのあいさつ回りに向かうと説明して足早に事務所を出発した。

三反園が政策協定で確約した公約を守ってくれれば何の問題もない。でも私には三反園が「裏切る」のではないかとの疑念を消しきることが出来ない。それは「ニュースステーション」時代に三反園が国会記者会館からのレポートで見せた、あの政権よりのコメントと、敢えて言えば三反園の「顔」からの印象に由来する。

鹿児島をはじめ、全国の人々は三反園知事が「寝返る」ことの内容に厳しく、監視の目を光らせる必要があろう。

▼田所敏夫(たどころ としお)
兵庫県生まれ、会社員、大学職員を経て現在は著述業。大手メディアの追求しないテーマを追い、アジアをはじめとする国際問題、教育問題などに関心を持つ。※本コラムへのご意見ご感想はメールアドレスtadokoro_toshio@yahoo.co.jpまでお寄せください。

衝撃緊急出版!『ヘイトと暴力の連鎖』(『紙の爆弾』増刊)

人気AV女優の香西咲が同僚とともに「タレントとして勧誘されたのにAVに出演させられた」としてかつての所属事務所「マークス(後にマークスインベストメントと社名変更)」の青木亮社長(40)を相手取って刑事・民事の両面で訴訟を起こす報道がAV業界を震撼。「一歩まちがえば業界が縮小する原因となる」とAV関係者が胃が痛い思いで注目している。

◆1本2、3万円なんてザラ

AVライターは語る。
「本人の意志に反してAV出演を強要されたことが立証されれば、事務所は労働基準法違反に問われる。これがもし判例となれば、AVに女を出演させるには、『本人の意志である確認』『金額条件がある確認」 など二重、三重に事務所サイドは女優志望者に確認せねばならなくなる。となれば、ほかのアダルト業界に人材をとられることになり質が低下する」(AVメーカー)

ことは「女優たちの下克上」ではなく、業界の未来絵図を変えようとしているのだ。つまり虐げられてきた女優たちの「地位改善」の千載一遇の機会だ。

「今のAV女優たちは一本あたりの単価が低くて、1本2、3万円なんてザラ。企画系女優などは、普段はOLや派遣会社をしているが、地方から上京してきて土日に事務所が契約しているマンションに泊まり、デリヘル嬢として客をとるのが通例」(同)

◆事務所社長は元関東連合

さらに、愛人クラブのサイトに登録して「ネットパパ」からお小遣いをもらうという強者女優もいる。

「要するに、稼ごうと思えばいくらでもできるが、女優をやめるのは至難の業。事務所によっては稼ぎの2割しか払わない会社もありますし」(同)

香西咲らが訴訟に踏み切ったのは、事務所社長の青木が元関東連合であり、金をふんだんにもっているから「大枚を使って和解に応じるはず」という計算があるという見方も。

「もともと青木は、最大手のAVプロダクションのバンビ出身で、バンビこそヤクザ系事務所。そうした裏人脈も強い。青木を守るためなら億単位のカンパがあっというまに集まるでしょう」(ヤクザ雑誌デスク)

かくして、さっそく各AVメーカーたちが「女優に法人を作らせて、メーカーと契約する」というウルトラCを悪徳弁護士と考え始めた。

法人どうしで「A社はB社のタレントにAV出演を依頼する。解除する場合は…」などとガチガチの契約をするなら、労働基準法違反を逃れることができる。

◆AV関係業者が生きる道はアジア市場?

「そうしてメーカーたちが女優たちの叛乱に対応に苦慮しているうちに、中国系のAVメーカーが台頭してきました。ピエロやギョクモンエンターテイメントなどがそうですが、中国や台湾、韓国の女優をスカウトたちが捜し始めました。大きくAV界の女優勢力図は変わるでしょう」

たとえばメーカーのDEEPSは、中国まで足をのばしてAV女優志望者を捜している。(タイトルは「楊麗玲デビュー! 本物中国人 大手電子メーカーの箱入り令嬢が好奇心で最初で最後のAV出演!日本上陸3秒で言葉より先にSEX! 婚約者より先に初中出し!」など)。

「女衒」ともいわれたAV関係業者が生きる道を見つける術はこの先あるのか。
たとえば台湾にはかなり日本のAVのニーズがあり、ここを経由して東南アジアに出て行くのだが、台湾政府は著作物とは認めていない立場だ。前とちがいこのルートはあてにならない。街のレンタルショップのAVは激減か? エロ好きの 諸兄には転換期がきている。

(鈴木雅久)

芸能界の闇を暴く震撼の書『芸能界薬物汚染』!

芸能界の歪んだ「仕組み」を解き明かす!『芸能人はなぜ干されるのか?』

関西大学「人間の尊厳のために」最終回特別授業は
「受刑者のアイドル」Paix2(ぺぺ)のサプライズミニライブ&トークで締めくくりました!

7月15日、関西大学チャレンジ科目に開設された「人間の尊厳のために」の最終講義が行われました。昨年開講され2年間限定の本講義には浅野健一(ジャーナリスト)さん、小出裕章(元京都大学原子炉実験所)さんの両氏、そして私松岡の3人が講師として登壇し、各々専門の立場から学生に問題を訴えかけてきました。

特別授業が始まった

最終講義は、これまで講義が行われていた教室ではなく、階段状のマルチメディアAV大教室に変更されることだけが履修している学生たちには知らされていました。階段状の教室が用意されたのには理由がありました。私が講義で採り上げたPaix2に頼み込んで、特別にミニライブ&トークを行ってもらう“隠し玉”が用意されていたからです。まさに本講義のテーマの「人間の尊厳のために」を体現してきたPaix2の生の歌声と語りを聴いて欲しかったからに他なりません。サプライズのミニライブ&トーク──私も憎いことを考えるでしょう(笑)。

学生たちは何も知らずに教室に集まると担当のS先生から経緯の説明があり、その後私がPaix2を紹介し、引き続きPaix2のミニライブが始まりました。

講義終了後、手伝ってくれた学生らと

学生たちは驚き、あっけに取られていました。しかし日ごろ刑務所でのライブをこなしているPaix2の2人にとって、学生の心を掴むのはたやすいことだったでしょう。最初おとなしく、むしろ圧倒されていた学生の反応も自然に豊かになっていきました。途中、受刑者の娘さんからの手紙を読むところでは涙ぐむ学生も少なからずいました。そして約1時間のPaix2のミニライブ&トークはいったん終了しました。

しかし、なぜか曲目の中に代表曲『元気だせよ』が入っていなかったので、私が「『元気だせよ』はないの?」と言うと、Paix2はここぞとばかり『元気だせよ』を歌い出し、教室は一気に盛り上がりました。

講義終了後に提出されたアンケートでは、Paix2を絶賛する声が圧倒的でした。“生Paix2”の歌声と話を聴くと、これで感動しないほうがおかしいでしょう。Paix2の15年の活動こそ、まさに「人間の尊厳」を体現するものだといえるでしょう。Paix2が全国の刑務所や少年院などを回る「プリズン・コンサート」は現在393回、あと7回で未踏の400回。本年じゅうに達成の予定ということです。

フィギュアスケート世界チャンピオンの宮原知子(みやはら・さとこ)さんも受講してくれました

報道・原発・出版それぞれの視点から観た今日の社会の問題点を衝く「人間の尊厳のために」は華やかに、一応の幕を閉じることになりました。この2年間、本講義をコーディネートされた関西大学文学部のS先生は、
「この科目は何よりも浅野健一さん、小出裕章さん、松岡利康さんという3人の講師の方々のお力があってはじめて成り立ったものであり、また金山晴香さん、谷水麻凜さん、大田恵佳さん、塩山ちはるさん、重山航哉さんという5人のラーニング・アシスタントの学生さんたちが支えてくれたからこそ運営できました。またグループ討論などを交えたアクティブラーニングの手法は学内の教育推進部の新旧のスタッフ(岩崎千晶さん、須長一幸さん、三浦真琴さんら)が一から手ほどきしてくれました。登壇してくださった弁護士の橋本太地さん、『受刑者のアイドル』Paix2さんとマネージャーの片山始さん、いつも励ましてくださった鹿野健一さん、たくさんの来聴者の皆さん、そしてこの講義に参加してくれた300人近い受講生に心から感謝しています。この科目の設置を認めてくれた関西大学と労を厭わず世話をしてくれた事務スタッフにもお礼を申し上げます。この授業の効果はまだ何とも言えません。ただ、即効性はなくとも、受講生たちが社会の問題に直面した時に自ら考え行動する手がかりにしてもらえるよう願っています」
と謙虚に感想を述べておられます。謙虚な先生です。

しかし私から見れば、私はともかく、小出さんや浅野さんらを動かして本講義を実現させたのは、ひとえにS先生の情熱あってのことと思えて仕方がありません。理想家であるS先生の理想とされる講義になったのかどうか、私には分かりませんが、私も、小出さん、浅野さんも、S先生の理想と想いを汲んで一所懸命に取り組みました。S先生が仰る通り、学生たちに即効性があったかどうかも、まだ未知数でしょうが、必ず将来この講義を思い出し、あるいは悩んだ際解決の糸口となるに違いないと確信しています。

私は講義の中で、「人間の尊厳」とか「人権」とか抽象的で耳触りのいい言葉を語る時、<死んだ教条>を排し、<生きた現実>の中で語るように学生諸君に訴えました。また、この講義はきっと、今後の学生生活、あるいは卒業してからも記憶に残る講義になると信じています。そうであれば、私も逮捕・勾留された屈辱的経験を、まさに生き恥を晒して話した意味もあるというものです。 

▼松岡利康(鹿砦社代表)

Paix2『特別限定記念版 逢えたらいいな―プリズン・コンサート300回達成への道のり(DVD付き)』

関西大学「人間の尊厳のために」最終回特別授業は
「受刑者のアイドル」Paix2(ぺぺ)のサプライズミニライブ&トークで締めくくりました!

7月15日、関西大学チャレンジ科目に開設された「人間の尊厳のために」の最終講義が行われました。昨年開講され2年間限定の本講義には浅野健一(ジャーナリスト)さん、小出裕章(元京都大学原子炉実験所)さんの両氏、そして私松岡の3人が講師として登壇し、各々専門の立場から学生に問題を訴えかけてきました。

特別授業が始まった

最終講義は、これまで講義が行われていた教室ではなく、階段状のマルチメディアAV大教室に変更されることだけが履修している学生たちには知らされていました。階段状の教室が用意されたのには理由がありました。私が講義で採り上げたPaix2に頼み込んで、特別にミニライブ&トークを行ってもらう“隠し玉”が用意されていたからです。まさに本講義のテーマの「人間の尊厳のために」を体現してきたPaix2の生の歌声と語りを聴いて欲しかったからに他なりません。サプライズのミニライブ&トーク──私も憎いことを考えるでしょう(笑)。

学生たちは何も知らずに教室に集まると担当のS先生から経緯の説明があり、その後私がPaix2を紹介し、引き続きPaix2のミニライブが始まりました。

講義終了後、手伝ってくれた学生らと

学生たちは驚き、あっけに取られていました。しかし日ごろ刑務所でのライブをこなしているPaix2の2人にとって、学生の心を掴むのはたやすいことだったでしょう。最初おとなしく、むしろ圧倒されていた学生の反応も自然に豊かになっていきました。途中、受刑者の娘さんからの手紙を読むところでは涙ぐむ学生も少なからずいました。そして約1時間のPaix2のミニライブ&トークはいったん終了しました。

しかし、なぜか曲目の中に代表曲『元気だせよ』が入っていなかったので、私が「『元気だせよ』はないの?」と言うと、Paix2はここぞとばかり『元気だせよ』を歌い出し、教室は一気に盛り上がりました。

講義終了後に提出されたアンケートでは、Paix2を絶賛する声が圧倒的でした。“生Paix2”の歌声と話を聴くと、これで感動しないほうがおかしいでしょう。Paix2の15年の活動こそ、まさに「人間の尊厳」を体現するものだといえるでしょう。Paix2が全国の刑務所や少年院などを回る「プリズン・コンサート」は現在393回、あと7回で未踏の400回。本年じゅうに達成の予定ということです。

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報道・原発・出版それぞれの視点から観た今日の社会の問題点を衝く「人間の尊厳のために」は華やかに、一応の幕を閉じることになりました。この2年間、本講義をコーディネートされた関西大学文学部のS先生は、
「この科目は何よりも浅野健一さん、小出裕章さん、松岡利康さんという3人の講師の方々のお力があってはじめて成り立ったものであり、また金山晴香さん、谷水麻凜さん、大田恵佳さん、塩山ちはるさん、重山航哉さんという5人のラーニング・アシスタントの学生さんたちが支えてくれたからこそ運営できました。またグループ討論などを交えたアクティブラーニングの手法は学内の教育推進部の新旧のスタッフ(岩崎千晶さん、須長一幸さん、三浦真琴さんら)が一から手ほどきしてくれました。登壇してくださった弁護士の橋本太地さん、『受刑者のアイドル』Paix2さんとマネージャーの片山始さん、いつも励ましてくださった鹿野健一さん、たくさんの来聴者の皆さん、そしてこの講義に参加してくれた300人近い受講生に心から感謝しています。この科目の設置を認めてくれた関西大学と労を厭わず世話をしてくれた事務スタッフにもお礼を申し上げます。この授業の効果はまだ何とも言えません。ただ、即効性はなくとも、受講生たちが社会の問題に直面した時に自ら考え行動する手がかりにしてもらえるよう願っています」
と謙虚に感想を述べておられます。謙虚な先生です。

しかし私から見れば、私はともかく、小出さんや浅野さんらを動かして本講義を実現させたのは、ひとえにS先生の情熱あってのことと思えて仕方がありません。理想家であるS先生の理想とされる講義になったのかどうか、私には分かりませんが、私も、小出さん、浅野さんも、S先生の理想と想いを汲んで一所懸命に取り組みました。S先生が仰る通り、学生たちに即効性があったかどうかも、まだ未知数でしょうが、必ず将来この講義を思い出し、あるいは悩んだ際解決の糸口となるに違いないと確信しています。

私は講義の中で、「人間の尊厳」とか「人権」とか抽象的で耳触りのいい言葉を語る時、<死んだ教条>を排し、<生きた現実>の中で語るように学生諸君に訴えました。また、この講義はきっと、今後の学生生活、あるいは卒業してからも記憶に残る講義になると信じています。そうであれば、私も逮捕・勾留された屈辱的経験を、まさに生き恥を晒して話した意味もあるというものです。 

▼松岡利康(鹿砦社代表)

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「なんだ、金をむしりとれねーじゃねーか」と石田純一が11日に都知事選挙を断念したとたん肩を落とした『悪いやつら』がいる。

「肩を落としていたのはかつていしだ壱成を2001年8月にドラッグ漬けにして逮捕されるまでに追い込んだヤクザですよ。複数の野党がリサーチをかけたところ、息子の壱成がまだ裏社会とつながっているのか、そうでないのか身体検査で結論が出なかったのです」(全国紙政治記者)

◆いしだ壱成をドラッグ漬けにしたヤクザたちがその後も石田家を狙う

いしだ壱成は逮捕された当時、95年に野島伸司が脚本を手がけたドラマ『未成年』が大受けしてブレイクした後、「天狗になり、演技では少なくとも努力しなくなった。ドラマ収録日に二日酔いで脚本をまったく読んで来ないこともあった」(TBS関係者)

かくしてじりじりと人気が下がっていき、事実上「干されてふてくされつつあった」矢先の逮捕は父親の石田純一の仕事も激減していく事態となった傷が再浮上しかねないのだ。

当時、いしだ壱成をドラッグ漬けにしたヤクザたちは、何かと石田家にとりついて、娘のすみれのイベントの出演催促をしたり、しつこく食い下がっていたとされる。

◆黒い人脈は清算した上でようやく立ち上がった石田純一

「ですが、そうした『過去の負の遺産』は、石田純一が刑務所を慰問する矯正支援官に就任するなどして法務関係者と親しくなったり、バーニングの裏人脈を駆使して、ようやくヤクザ人脈を断ち切れたはずです。そうしてクリーンになった状態だからこそ出馬を臭わせる会見をした。ですがこれは勇み足で家族のみならず事務所も驚いたでしょう」(芸能ジャーナリスト)

いしだ壱成が身体検査に万が一、引っかかれば女優を夢みていたすみれがSumire Matsubaraとして2016年11月全米公開予定の同作で念願のハリウッド進出を果たした努力も水の泡となってしまう。万が一、すみれも裏社会人脈に「壱成の過去」について脅されたらやぶ蛇だ。だが、そんな心配は杞憂だとの指摘も。

「壱成の逮捕や黒い人脈はもう過去の話。いまはもうすっかり黒い人脈は清算して二番目の奥さんと穏やかに暮らしていますよ」(スポーツ紙記者)という声も多数あるのだ。

石田純一は「退路を断って引き下がるのも矛盾するところもありましたが、自分の事情もありまして」と記者会見で語った。その『事情』は、けして人には言えない部分もあったのかもしれない。「メディアのルール的にタイムリミットがありまして、きょうの昼、12時ぐらいに決断させていただきました」としたが実は、家族が「身体検査のリミットに引っかかった」可能性はおおいにあるのだ。

(伊東北斗)

芸能界の闇を暴く震撼の書『芸能界薬物汚染』(鹿砦社薬物問題研究会編)

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7月13日発売!芸能界の闇を暴く震撼の書『芸能界薬物汚染』(鹿砦社薬物問題研究会編)

6月24日に関東信越麻薬取締役部に逮捕された元俳優の高知東生と愛人の五十川敦子が覚せい剤取締法違反で逮捕された続報がつぎつぎと出ている。

「元レースクィーンだった遊び人、五十川の恋人まわりもつぎつぎと現れているが、実は高知が昨年の10月ごろに五十川と横浜近郊で〝愛の住処〟となるマンションを探していたのはあまり知られていません」(芸能ジャーナリスト)

この部屋は当然、「ドラッグを楽しむための隠れ家」であるが「高知にオートロックで、踏み込まれる前に、奥に隠し部屋があり、時間が稼げるタイプの部屋を借りるだけの余裕はなかった」(同)という。

さらに、五十川と高知の「シャブ漬けSEX」ルーム探しをしているのを本能的に高島が察知したのか、この時期に、高知に渡す金額をぐっと下げている。

「一日、連絡がないなど理由をつけて、高知へのペナルティとして一説には、小遣いが半額になったとか。やはり誰か高知周辺の人物が、高島に耳打ちしたのでしょう。『高知が愛人と部屋を探しているようだ』と」(芸能プロダクション関係者)

もうひとつ、業界をまことしやかに流れている話が、「高島が探偵を使って高知の動きを逐一、掴んでいた」というもの。

「高島が高知の動きをマークしていたらとっくに離婚していたはずだが、『外で子供を作っていい』とまで高知に言っていたのは確か。だから自分が目の届く範囲で適当に高知を『泳がせていた』という見方もできる」(同)

高知と五十川が探していたタイプのマンションは「踏み込まれたときに隠れることができる構造の部屋」という、ドラッグ漬けの御仁がまず望むタイプで、売人業界用語で『籠抜け』という。だが、売人たちがこうしたマンションを斡旋することもある。

「ただし、売人に部屋まで用意させると数十万円にもなる。笑っちゃうのが、その時期、高島の親の介護という名目で芸能界を引退したのを逆手にとって、『介護の講演の仕事がないか』と経営していたエステ店の人脈を通じて講演コーディネータに紹介をねだっていたことです」(同)

そして覚せい剤の入手ルートが明らかになるにつれて売人たちが手配した魔窟のような籠抜け……。「ドラッグ漬けにした顧客を入れるマンション」もあぶり出されるのだろうか。

(伊東北斗)

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芸能界の歪んだ「仕組み」を解き明かす!『芸能人はなぜ干されるのか?』

差別問題への考察と取り組みには長い歴史がある。容易に明快な回答の出ない難問なのだ。江戸時代以前から続く被差別部落の人々への差別、15年戦争によって日本に併合された朝鮮半島から強制徴用され、また自分の意志で日本や当時の満州へ渡った朝鮮人への差別。大東亜共栄圏を掲げ白人支配に対するアジアの独立を掲げた大戦時、日本のプロパガンダは、植民地の人びとに希望を与える一定の効果があったが、全く通用しない地域もあった。

第二世界大戦の歴史を紐解くと、その原因が満州国を立ち上げた関東軍の歴史を無視することは出来ない。傀儡国ではあっても一応「国家」の体をとった満州国内と内地では第二次大戦開戦後にも生活ぶりに大きな差があったことはあまり知られていない。

内地で憲兵隊が強化され、治安維持法による検挙が吹き荒れている東条内閣時代に、「贅沢は敵だ」のスローガンの元、あらゆる物資が軍事優先にまわされ、日々の食料も大方が配給制となっていた時代に、満州の首都新京では「鰻屋」や「カフェ」が依然繁盛していて、内地から出張に出かけた人々は、その余裕のある暮らしぶりに内地での生活を儚んだという記録が多数残っている。

まどろっこしい第二次大戦時代の話などを枕に持ってきたのには事情がある。実は『ヘイトと暴力の連鎖』には1つ重大な誤植がある。3章【対談】高島章さん(弁護士)×田中宏和さん(ブログ「世に倦む日日」主宰)「しばき隊・SEALDs現象の病巣を斬る!」の中で司会者の発言が一か所誤植されている。

同書38頁、
「拉致問題を考える時に、少なくとも一九七〇年ぐらいまでは遡る視点を欠くことは出来ないのではないかと思いますが如何でしょうか」とある(これは取りも直さず本書をご購入いただかなければ訳の分からない問題である。よってこの不可思議を解明するためにも早期にご購入いただく事を再度お願いするものだ)。

しかし原稿段階では、「拉致問題を考える時に、少なくとも一九一〇年ぐらいまでは遡る視点を欠くことは出来ないのではないかと思いますが如何でしょうか」であった。ここは重要な点であるので明確にしておきたい。

1910年は日本が当時の大韓帝国との間で日韓併合条約を締結した年だ。その背景には大韓帝国政権内の分派闘争や日本が要人を暗殺したりと、複雑な背景があった。しかし結果的にこの年を境に朝鮮半島は日本の支配下になった。その中で所謂「従軍慰安婦問題」や「創氏改名」(朝鮮半島に住む人々の氏名を日本式の名前に変えさえる)や、強制連行などが発生した。前述の通り、当時の朝鮮半島からは日本や、満州に意識的に渡った人もいたし、徴用された人もいた。

当時、朝鮮半島は一つの国で現在の様に分断国家ではなかった。今38度線で休戦協定が成立し、一応の停戦状態になっているが、どうして38度線が分断国家の分かれ目にされたのか。それはかつての関東軍が38度線の北を管轄し、大本営が38度線の南を管轄していたことに由来する。

朝鮮民主主義人民共和国と大韓民国の間では1950年に激烈な朝鮮戦争が起こり、第二次大戦で敗戦した日本は「朝鮮特需」に沸いた。朝鮮半島の戦争、かつての植民地の戦争でまたしても経済復興を遂げるきっかけを掴んだのだ。同一民族による内戦、不幸極まりない惨劇の上に日本の戦後復興があったことは忘れてはならない。

その様な視点から私たちは差別の問題を考える。勿論街頭で「朝鮮人死ね」などと叫ぶ人間は恥ずかしい限りだ。そのような人たちの行動を私たちは決して認めない。しかし悲しいことに「朝鮮人死ね」とがなり立てていた在特会に在日韓国朝鮮人の人びとが少なからず属していたのは、悲劇というしかない。

私たちはそこに表層で現れる言葉による差別だけではなく、もっともっと深刻な差別構造と在日韓国朝鮮人の方々の苦悩を想像しなければならないと考える。と同時に在日韓国朝鮮人の方々だって個性や嗜好は様々で、「敢えてそんなカテゴリーでくくってから自分を見てほしくない」と言う人もいる。なるほどと思う。

しばき隊と言われる彼らが本気で差別問題に取り組んでいたのであれば「ヘイト」や「シットイン」という敢えてカタカナを用いる必要もない言葉を使う必要があったか。「差別」や「座り込み」ではどうして具合が悪いのか。「ANTI-FA」とアンチファシズムを標榜しているつもりかもしれないけれども、そんな連中が機動隊と懇ろな関係を誇示し、少しでも意見の異なる人達の逮捕を警察に懇願したりするだろうか。彼らの使う言葉、行動、獲得目標が極めて薄い表層的にしか感じられて仕方がない。街頭から「ヘイトスピーチ」が無くなるのは結構だが、そうなれば本質的な「差別解消」に繋がるだろうか。私は訝る。

差別の問題はそれほど簡単に答えを出せるものではない。だから多くの先人が何十年もその課題に向き合い悩んできたし、議論も重ねてきた。冒頭満州国の例を出したが、満州国は言わずもがな日本の傀儡国家だった。その中で認められる言論や政治的自由は、日本国監視の元許される範囲のものに限られていた。植民地や傀儡国家とはそういうものだ。

しばき隊の主張に接するたびに、あたかも私たちは「傀儡国家内」の言論に封じ込められているのではないかとの思いを強くする。

私たちは今日流のファッショナブルでありながら、真の攻撃目法を外した運動や行動ではなく、根深い差別の根絶や戦争に反対する。彼らは「軽すぎないか」、という思いをついぞ解消することは出来なかった。『ヘイトと暴力の連鎖』はそのような思想で世に出された書物であることを付け加えておきたい。

▼田所敏夫(たどころ としお)
兵庫県生まれ、会社員、大学職員を経て現在は著述業。大手メディアの追求しないテーマを追い、アジアをはじめとする国際問題、教育問題などに関心を持つ。※本コラムへのご意見ご感想はメールアドレスtadokoro_toshio@yahoo.co.jpまでお寄せください。

ヘイトと暴力の連鎖 反原連‐SEALDs‐しばき隊‐カウンター

鹿砦社特別取材班=編著
A5判/104ページ ブックレット 紙の爆弾2016年7月号増刊
定価540円(税込) 7月14日発売!

国会議員、著名作家、ジャーナリスト、学者らを巻き込んで
隠蔽された集団リンチ事件の知られざる真相を追及!
リベラル左翼勢力がもてはやす反原連‐SEALDs‐しばき隊‐カウンターの
恐るべき実態を明らかにする!

【主な内容】
1 SEALDs奥田愛基君への手紙
[インタビュー]ろくでなし子(美術家・漫画家)
  「逮捕」も「ぱよちん騒動」も笑いで吹き飛ばせ!
[対談]高島章(弁護士)×田中宏和(ツイッター&ブログ「世に倦む日日」主宰)
しばき隊・SEALDs現象の病巣を斬る!
4 社会運動の中の獅子身中の虫 反原連‐SEALDs‐しばき隊‐カウンター
5 反差別運動内で発生した深刻なリンチ事件の真相はこれだ!
6 急展開した「しばき隊リンチ事件」の真相究明
7 有田芳生参院議員の宣伝カーに乗ったしばき隊員に襲撃された市民
[特別寄稿]合田夏樹(愛媛県四国中央市在住 自称しばき隊研究家)
8 有田芳生参院議員の「集団リンチ事件」隠蔽関与の疑惑

7月14日衝撃緊急出版!『ヘイトと暴力の連鎖』(『紙の爆弾』増刊)

いよいよ本日14日、『ヘイトと暴力の連鎖』が書店に並ぶ。発売を前にアマゾンには予約が殺到し、13日現在、在庫なしの状態だ。アマゾンには昨日追加搬入したのにまたしてもの完売。お蔭さまで大変な注目を頂いている『ヘイトと暴力の連鎖』について、今日はさらに詳しくご紹介しよう。

◆しばき隊によるリンチ事件──彼らの犯した民事上の責任はこれから白日の下に晒されてゆく

「十三ベース事件」とネット上で呼ばれた、しばき隊によるリンチ事件の詳細が余すところなく収められていることは12日に田所氏が紹介した通りだ。そして、偶然ながら被害者のM君がツイッター上で李信恵氏をはじめ、5人を相手取り大阪地裁に損害賠償請求の提訴を行ったことを12日明らかにした。本書内でも詳述しているが、加害者たちは事件後一旦「謝罪の意」を明らかにするが、直ぐにそれを反故にしてしまった。

そしてあろうことか、加害者は「事件は無かった」、「デマに惑わされるな」などとまで発言するようになる。人間として失格だ。

誰にでも過ちはある。私だって大小の過ちを犯してきたし、中には未だに悔やんでも消すことの出来ない大きな間違いもある。それは死ぬまで自分が背負いながら、日々生きて行かねばならない業として受け入れている。私の心を離れないのは、ある事件に対峙した時の判断間違いである。ところがM君リンチ犯どもの心の中にはそのような「負い目」は全くないようだ。私は加害者について、ここでこれ以上の言及を避ける。しかしながら、大阪地裁で彼らの犯した民事上の責任はこれから白日の下に晒されてゆくことになるだろう。

◆合田夏樹さんへの威圧行為と有田芳生議員の選挙カー

「十三ベース事件」のような物理的暴力は回避できたものの、一市民の職場と自宅にまで押しかけて威圧を行うという行為が、やはりしばき隊により行われていた。被害者は合田夏樹さん。合田さんはかねてより、しばき隊によるリンチ事件被害者のM君を支持することをツイッターで明らかにしており、意見の異なる人びとともツイッター上での議論を交わしていた。またどんな人であれ「約束をしてから来てくれたら会う」とも明言していたそうだ。

合田さんはご自身も述べている通り保守的な考えの持ち主だ。しかし、「民主主義」と「言論の自由」は断固守らなければならないとのお考えの持ち主でもある。まかり間違っても差別をまき散らす連中や、ましてや在特会の構成員ではない。

ところが、先日の参議院選挙で再選を果たした、民進党の有田芳生議員が選挙公示前に行っていた宣伝活動中の選挙カーによる「襲撃事件」に見舞われているのだ。前代未聞の現役国会議員の選挙カーによる個人の職場、自宅への襲撃については、じっくりと解析がなされているので同書をご覧頂きたい。

え? あの人が? あの良心的な○○さんがこの様なことに加担し、あるいは隠蔽に奔走していたのかと読者には落胆の覚悟もして頂いた方がよい。それほどに「しばき隊」を巡る人間模様は広範であり、侮りがたい力を保持している。

◆さっそくネットで湧き出てきたしばき隊構成メンバーによる「罵声」

7月11日に本ブログで『ヘイトと暴力の連鎖』の紹介記事が掲載され始めてから、同書取材班のトップ記者である田所敏夫氏やM君へのネット上での「罵声」が散見されるようになった。いずれもしばき隊の構成メンバーによるもので、彼らの意図は当該人物たちをツイッター上に「引きずり出す」ことを目的にしている。残念ながら田所氏はツイッターのアカウントを持たないようだし、M君もそんな陽動作戦に動じる気配はない。

ここで加害者に加担する悪質な攻撃を行っている人物たちを明らかにすることは、簡単だ。だが、M君はこれから法廷で加害者の責任を問うのであるから、私が軽率な言及をすることは控える。

紙の爆弾増刊号『ヘイトと暴力の連鎖』はここ数日で完売してしまうかもしれない。読み物的要素があると同時に事件資料としても貴重な記録となるはずだ。真実を知りたい人たちは急いでご購入を!

(佐野 宇)

ヘイトと暴力の連鎖 反原連‐SEALDs‐しばき隊‐カウンター

鹿砦社特別取材班=編著
A5判/104ページ ブックレット 紙の爆弾2016年7月号増刊
定価540円(税込) 7月14日発売!

国会議員、著名作家、ジャーナリスト、学者らを巻き込んで
隠蔽された集団リンチ事件の知られざる真相を追及!
リベラル左翼勢力がもてはやす反原連‐SEALDs‐しばき隊‐カウンターの
恐るべき実態を明らかにする!

【主な内容】
1 SEALDs奥田愛基君への手紙
[インタビュー]ろくでなし子(美術家・漫画家)
  「逮捕」も「ぱよちん騒動」も笑いで吹き飛ばせ!
[対談]高島章(弁護士)×田中宏和(ツイッター&ブログ「世に倦む日日」主宰)
しばき隊・SEALDs現象の病巣を斬る!
4 社会運動の中の獅子身中の虫 反原連‐SEALDs‐しばき隊‐カウンター
5 反差別運動内で発生した深刻なリンチ事件の真相はこれだ!
6 急展開した「しばき隊リンチ事件」の真相究明
7 有田芳生参院議員の宣伝カーに乗ったしばき隊員に襲撃された市民
[特別寄稿]合田夏樹(愛媛県四国中央市在住 自称しばき隊研究家)
8 有田芳生参院議員の「集団リンチ事件」隠蔽関与の疑惑

衝撃緊急出版!『ヘイトと暴力の連鎖』(『紙の爆弾』増刊)


「臥薪嘗胆、捲土重来」。もし帯があればそんな言葉を散りばめたくなる『ヘイトと暴力の連鎖』がいよいよ明日14日発売になる。これまで詳細な内容は明かさなかったがもう出版差し止め懸念はないので、今日は本サイトをご覧頂いている方々に限り、特別に内容を公開しよう。くれぐれもご友人やご家族、ましてやしばき隊と思しき人々には口外しないで頂きたい(嘘です! 拡散してください!)。

その理由は『ヘイトと暴力の連鎖』が日本においてここ数年発刊された書物の中で最も「過激」な内容だからである。何が「過激」なのか。それは起こった事件に遠慮容赦なく迫り、事件に関わった、あるいは加担や隠蔽した人物の実名を挙げて渾身の糾弾を行っているからである。

覚悟せよ! リンチ事件の加害者ども。そして一市民の職場や自宅をあろうことか「選挙カー」で襲撃した不逞の輩。更には綺麗ごとを並べ「差別」を生業にして来た薄汚れた知識人やジャーナリスト、国会議員連中よ。

◆「こじらせ左翼」と揶揄された鹿砦社松岡代表による「SEALDs奥田愛基君への手紙」

鹿砦社は偽善と欺瞞を何よりも嫌悪する。似非は許さない。よって言論戦においての流血を排除しない。もっとも『ヘイトと暴力の連鎖』発売に先立つこと5月頃にしばき隊の大学生部門ことSEALDsの奥田愛基からは『SEALDsの真実』(田中宏和著)の発売を前に自身のツイッターで「出版社みても、こじらせ左翼の内ゲバって感じがする」、「安倍政権よりも、SEALDsが気になって仕方がないのは一種の『病』なんだと思う」とご丁寧な挨拶を頂いている。

さすが「国民的アイドル」奥田君だ。自信満々。向かう所敵なし!と思っているのだろう。しかし奥田君のこの不用意な書き込みが、鹿砦社の覚醒不充分な闘志に着火する役割を果たしてしまった。もう遅いぞ。取り消そうとしても無駄だ。帝国ホテルで食事を奢ってもらった(そんなことに本気でこだわっている訳ではないけど)相手を「こじらせ左翼の内ゲバ」だと? お前達改憲派学生集団から頂く言葉としては上等だから有難く受け取っておこう。しかし「内ゲバ」? 誰とゲバルトを交わすのだ? まさかSEALDsと? オイオイ鹿砦社は大人だよ。選挙権があっても頭の中身は、「ん」?なSEALDs諸君などは、御免だけど相手じゃないんだよ。わかる? 奥田君?

この行きがかり上、『ヘイトと暴力の連鎖』はかつて奥田君にインタビューしたことがある鹿砦社社長松岡利康による「奥田愛基君への手紙」から幕を開ける。「こじらせ左翼」と罵倒されても、若い者には優しい(それが時として裏切られる原因となる)松岡は奥田君に丁寧に呼びかける。この品の好さは一体何に由来するのだろう。若人とはいえ自分にうしろ足で砂をかけた人間への「手紙」はお人好しのなせる技か。

◆笑いのラディカル──揺るぎなき「ろくでなし子イズム」

ろくでなし子さん

「手紙」に続くのは不当逮捕を2度も食らった芸術家「ろくでなし子」さんへのインタビューだ。ツイッター上では不動の地位を確立している「ろくでなし子イズム」とも言うべき、揺らぎ無き価値観。警察に弾圧されようと、しばき隊にネットリンチされよと、炎上しようと、この人にかかれば全てとして「笑い」に回収されてしまう。本気で怒っている人間にとって笑われるほど腹の立つことはない。それが最大の武器だと知っている彼女のインタビューは、品性と独自の価値観のせめぎ合いで読者がヒヤヒヤすることは必至だ。

◆爆弾対談! 高島章弁護士×「世に倦む日日」田中さんが解き明かす「しばき隊の病理」

高島章弁護士

そして、ネット上で「反しばき隊」のフロント部隊として闘ってきた高島章弁護士と田中宏和さん(ブログ「世に倦む日日」主宰)の夢の対談が実現した。勿論初の顔合わせのお二人。一切遠慮妥協なし。しばき隊どもを斬りまくる。中性脂肪が溜まりすぎたようなマスコミ報道にうんざりしている読者諸氏は、この対談を目にして溜飲を下げ過ぎ、血圧が下がり過ぎないようにご注意を。

「世に倦む日日」田中宏和さん

このかん反原連による一方的絶縁通告から、相次ぐ非礼を投げかけられた鹿砦社が与り知らぬところで発生していた、所謂「十三ベース事件」と呼ばれたしばき隊による「集団リンチ」事件の情報に接し、鹿砦社の疑念は確信へと変わる。その本質を松岡が綴る。題して「社会運動の中の獅子の中の虫 反原連―SEALDs-しばき隊-カウンター」これらの団体や運動が一体のものであることを解き明かし、彼らが決して「リベラル」でも「左翼」でもなく、純然たる反革命=「黒百人組」であると論破する。

◆紙媒体では初! しばき隊による「集団リンチ事件」の全容を報告!

そして噂の「十三ベース事件」ことしばき隊による「集団リンチ事件」の全容が遂に明らかになる。ネット上で様々な情報が散逸しているが、紙媒体で事件の全容が明かされるのはこれが初めてだ。壮絶極まるリンチの様子と被害者の事件直後の写真を含め膨大な資料と取材報告。被害者の協力により実現した、悪質極まりない「リンチ事件」及びその後も続く、にわかには信じがたい、更なる加害者達の被害者への攻撃などは、目を背けたくなるほど凄惨な内容だ。しかし問題は、このような重大事件が何故報道されなかったのかである。それについての考察も本書には散りばめられている。

しかし、これで全てではない。まだまだ衝撃的な内容が詰め込まれている『ヘイトと暴力の連鎖』は明日発売だ。明日は、本書に詰め込まれた更なる衝撃の内容をご紹介する。

キーワードは「合田夏樹さん」だ。

▼田所敏夫(たどころ としお)
兵庫県生まれ、会社員、大学職員を経て現在は著述業。大手メディアの追求しないテーマを追い、アジアをはじめとする国際問題、教育問題などに関心を持つ。※本コラムへのご意見ご感想はメールアドレスtadokoro_toshio@yahoo.co.jpまでお寄せください。

ヘイトと暴力の連鎖 反原連‐SEALDs‐しばき隊‐カウンター

鹿砦社特別取材班=編著
A5判/104ページ ブックレット 紙の爆弾2016年7月号増刊
定価540円(税込) 7月14日発売!

国会議員、著名作家、ジャーナリスト、学者らを巻き込んで
隠蔽された集団リンチ事件の知られざる真相を追及!
リベラル左翼勢力がもてはやす反原連‐SEALDs‐しばき隊‐カウンターの
恐るべき実態を明らかにする!

【主な内容】
1 SEALDs奥田愛基君への手紙
[インタビュー]ろくでなし子(美術家・漫画家)
  「逮捕」も「ぱよちん騒動」も笑いで吹き飛ばせ!
[対談]高島章(弁護士)×田中宏和(ツイッター&ブログ「世に倦む日日」主宰)
しばき隊・SEALDs現象の病巣を斬る!
4 社会運動の中の獅子身中の虫 反原連‐SEALDs‐しばき隊‐カウンター
5 反差別運動内で発生した深刻なリンチ事件の真相はこれだ!
6 急展開した「しばき隊リンチ事件」の真相究明
7 有田芳生参院議員の宣伝カーに乗ったしばき隊員に襲撃された市民
[特別寄稿]合田夏樹(愛媛県四国中央市在住 自称しばき隊研究家)
  いわゆる「十三ベース事件」との関わり
8 有田芳生参院議員の「集団リンチ事件」隠蔽関与の疑惑

7月14日衝撃緊急出版!『ヘイトと暴力の連鎖』(『紙の爆弾』増刊)

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