5年前、映画「クローズド・ノート」の舞台挨拶で「別に」とやらかしてから、さしたる作品に出ていない「平成の天才女優」こと沢尻エリカ様が5年ぶりに映画に主演するというのに、突如の休養宣言。映画公開を控えた今、「休養したのは大麻のせい」と過去から現在まで大麻にどっぷりとつかっている、と『週刊文春』に出ていた。
誌面を見てみると、2009年9月、当時の所属事務所スターダストプロモーションが、沢尻側へ渡したとされる解雇通告書を“決定的証拠”として掲載している。
「高城剛が、沢尻に『全部を包み隠さずに話せ』と言っていたのは、このことだったのですね」(芸能関係者)
スターダストは、契約解除の理由を「平成21年9月10日に薬物検査を実施したところ、大麻について陽性反応が示され、本人は大麻使用の事実も認めた」などと書面に残している。沢尻を解雇したときには「重大な契約違反行為があった」と説明したが、多くの人が「事務所に内緒で高城と結婚したから」と理解していたが、まさか大麻が原因だったとは。
5年ぶりの新作『へルタースケルター』では、全身美容整形でトップモデルに上り詰めた主人公・りりこを演じる沢尻。原作には過激な性描写があり、映画でも大森南朋や綾野剛との濃厚な濡れ場シーンが登場する予定。セックス場面は4回あるという。記者会見で、記者が監督に向け「過激な描写をどう表現するか」と質問すると、沢尻は「作品がそもそも過激。それをやる時点で私も(監督の)実花さんも腹をくくってることなんで、その質問自体おかしいですよ!」とやり、楽屋で桃井かおりが「いいかげんにしなよ」と激怒した。
「どう表現するか」と聞いているので、覚悟がどうとか尋ねていない。質問にキレること自体、沢尻が精神的に安定しない証拠だ。
この大麻疑惑は、一説には、高城サイドから流れたという情報もある。
「ありうる話だと思う。相当、高城は沢尻に牽制球を投げているが、よほど勝手に復帰プランを知らないところで、知らない連中と裏で錬られて、エイベックスと契約をされたのが気に入らないのだろうな。知っている限りでは、窪塚洋介が沢尻の大麻仲間で、沢尻が窪塚とは大麻仲間でしょっ中つるんでいるようです。ですから、スタッフのだれもつてがないのに、『洋ちゃんを呼ぶ』と沢尻の鶴のひと言で窪塚が友情出演したのです」(芸能記者)
7月14日に公開が予定されている『へルタースケルター』は、第8回手塚治虫文化賞マンガ大賞をとった岡崎京子の作品が原作である。
「もう、この漫画を見て、漫画家になるのをやめようと思った人も多いのではないでしょうか。それほど衝撃的な作品でしたね」(中堅の漫画家)
初監督作『さくらん』がベルリン国際映画祭に正式出品、大ヒットへ導いた蜷川実花氏は、映画サイトで以下のごとくコメントした。
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「りりこの役がなかなか抜けない」と言っていた彼女に静養が必要なのは、必然のような気がします。
魂をかけて今持てるすべてをお互い出し切った、その結果がすべて映画に詰まっています。
「これで私は胸を張ってみんなの前に立てる。実花さん本当にありがとう」と、映画完成の初号試写が終わった時、手をとり泣きながら言った彼女がもどって来る日を心から待っています。
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映画の配給元は、「沢尻の大麻疑惑」について「事実無根だと聞いています」と相手にしていない。
沢尻エリカは、たしかにいい女優だった。『パッチギ!』の煌めきと、『シュガー&スパイス』のピュアな感性。
それがどうだ、もはや語るに落ちるような騒動ではないか。沢尻の作品を撮ってきた監督やスタッフが泣いている。
大麻騒動について言いたいことはひとつだけ。
あまりにも斬新すぎて、マンガ文化そのものを変えた革命的昨品『へルタースケルター』の原作を貶めるような真似だけはしていただきたくない。『へルタースケルター』は、岡崎京子が掲載中に交通事故で絶筆したが、超一級のエンターテイメントなのだから。
(渋谷三七十)