なんとHKT48の指原莉乃が1位となった、AKB48の総選挙。
この時間、居酒屋にいたいい大人たちが午後6時30分からの中継に現を抜かしていた。
大島優子がスピーチで「ちがう人に乗り越えていってほしかった」と語ったように、実は渡辺麻友の1位が、セールス的には理想だったし既定路線だった。ところがふたをあけてみれば指原が1位で、2位の大島優子が呼ばれて1位が指原に決まった瞬間、居酒屋からもテレビのコメンターからも驚きの声が広がった。
国民的イベントとなったAKB総選挙だが、はたして指原の1位は民意なのだろうか。
恋人騒動で福岡のHKT48に移籍した指原は、これでもかとバラエティ番組に出演して「いい味」のいじられキャラでボケを連発、お茶の間にバラエティアイドルとして浸透した。
「でもどちらかというと篠田麻里子の卒業しか記憶に残らない選挙でしたね。会場でも大島ファンが、2位だとわかった瞬間にこぞって帰るなど失礼千万な態度が目立った。AKBのファン層も入れ替わっているのかもしれない」(会場にいたファン)
さっしーは、「あややみたいなかわいい曲を」と曲についての理想を語っている。
「アイドルにあこがれるアイドル、さっしーがセンターを務めるということは、本格的なぶりっ子路線に突き進む可能性がある。いずにせよ、AKB48のセールス戦略は大きく変わっていくだろう」(イベント関係者)
指原には、15万ほどの票が入っており、実にびっくりした。福岡の地元のファンたちがこぞって票を投じた可能性がある。だとしたら、本当に国民が望むAKBになっているのだろうか。
「総選挙そのものの意味が変わる選挙だった。地方のアイドルのほうが人気が集まるとすれば、HKTやSKEに移籍を希望するメンバーも増えるだろう」(ファン)
果たして指原のセンターは何をもたらすのか。「民意」なき総選挙の答えをじっくりと見つめてみよう。
(鹿砦丸)