教師たちが、性欲を我慢できずに突っ走る事件が立て続けに報道されている。香川では、中学校の教師が授業中にAVを上映。誤ってアダルトDVDの映像を教室で流したのは、香川県まんのう町立満濃中の男性教諭(56)。停職1か月の懲戒処分となり、7月22日付で依願退職した。香川県教委などによると、教諭は5月29日、休み時間中の教室で、英語教材として映画『サウンド・オブ・ミュージック』のDVDを再生するため私物のプレーヤーをテレビに接続。入れっ放しだったアダルトDVDが1、2秒間流れ、生徒8人が見た。
これなどはまだ、故意ではなく過ちだったと解釈もできるが、香川県には悪質な性犯罪教師もいる。 県教委は他に、女子生徒を車で山中に連れ出し、胸を触るなどした県立高校の男性教諭(37)や、カラオケボックスで女子生徒にキスなどをした県立高校の男性教諭(26)も、それぞれ懲戒免職にした。
さらに7月22日、大阪では、痴漢容疑で、大阪府河内長野市立小学校校長の杉田憲治容疑者(56)が大阪市内の近鉄南大阪線矢田―大阪阿部野橋間を走行中の準急電車内で、20代女性の尻を服の上から触った疑いで現行犯逮捕された。
さらに埼玉では女子生徒に二股交際している教師が処分された。女子生徒とみだらな行為をしたとして、埼玉県教育委員会が7月25日、同日付で県南部地区の県立高校の男性教諭(31)を懲戒免職処分にした。県教委によると、教諭は平成23年12月下旬から24年2月ごろまでの間、顧問をしていた部活に所属していた当時3年生の女子生徒と交際し、キスをしたり胸に触ったりした。また、24年3月からは同じ部活の別の当時2年生の女子生徒とも交際し、自宅でみだらな行為に及んだ。
卒業後の今年5月に二股に気づいた両生徒が校長に相談して発覚。交際はいずれも教諭から持ち掛けていた。教諭は「生徒を同時に傷つけてしまい許されがたい行為をした。申し訳ない」と話している。
「統計的には、教師が性犯罪に走る確率は、一般人の25倍も高いことになる」(教育ジャーナリスト)
昔は教師に威厳があり、ある種、「絶対的なもの」を感じた。だが今は体罰は禁止、生徒は「さん」で呼び、何かというとPTAやモンスターペアレンツに脅えて暮らさないとならない。さらに、統計によると、「教師」は小学生が「なりたくない職業」のナンバー1だという。教師は犯罪者の異名と成り果てたのか。少なくとも昭和の頃にあった「先生を尊敬している」というイメージは、現代にはみあたらない。
(鹿砦丸)