11月の東京と大阪、福岡での、ポール・マッカートニーのライブのチケットが高騰している。
「B席1万2500円が10万円もする異常事態です。もう《最後の公演》と言われているので、これだけの異常な事態を招いているのでしょう。ビートルズ時代の曲をふんだんに取り入れていますし、70歳を超えてなお歌う姿を目に焼き付けておきたいファンも多いでしょう」(興行関係者)
チケットを占有しているのは、一部は暴力団関係者だという指摘もある。
「チケットが10倍近くの値段になるのなら、買い占めろということで、都内のX組が数百枚単位で買い占めたようです。バレないように大学生や専門学校生のアルバイトを使って占有しています。彼らは、横流しが目的なので、数千枚の単位で買い占めるかもしれません」(チケットショップ)
11年前のコンサートに行った。
声がひび割れて、声量があまりなかった。
それでも、一時代を築いたアーチストの佇まいは、十分に1万円以上を払う価値があった。
「ロンドン五輪で『ヘイ・ジュード』を歌ったときも体調が悪く、口パクだったという説もある。おそらく一部は口パクかもしれない。それでも、伝説のアーティストだけに、金を払う価値はあるし、チケット高騰も理解できる」(ファン)
それにしても、ヤクザのしのぎも巧妙になってきた。足跡を残さないように、今日もチケット買占めがひたひたと行われている。
(黒井幻角)