日本シリーズでは、マー君こと田中将大投手(楽天)が1勝1S(1負)と大活躍。それにしても第6戦の160球は投げすぎである。
「メジャーリーグではひとりの投手が120球が限度、それ以上投げるとどこか悪くするというのが常識だ。実際、今回は田中投手がメジャーリーグ入りを希望した場合、身体検査のデータを要求する球団も出てきそうなほど心配の声があがっています」(スポーツ紙記者)
少なくもヤンキース、メッツ、レッドソックスのスカウトが日本シリーズを視察に来て田中投手を値踏みしているのだ。スカウトたちは声をそろえて「投げすぎが心配だ。肩の披露、消耗はどれくらいあるのか」と杞憂の声があがる。

「まあ、ある意味では、田中マー君がメジャーに採点されるための日本シリーズだったのではないでしょうか。伝えられるところでは、田中の移籍金は、80億円?100億円の間で推移しています」(メジャーリーグ記者)
マー君は、元楽天の投手、岩隈にアメリカでの生活についてこと細かく相談し始めた。
「ズバリ、マー君がメジャー入団を表明するのは時間の問題でしょう。もちろん楽天にとっては痛い。24勝無敗の投手を手放すわけですから。マー君が抜けた場合、単純計算すると、楽天は3位の計算になる。マー君に代わるエースの補強は、かなり難しいでしょう」(前出・スポーツ紙記者)
しかし、楽天ではかつて、エースの岩隈が抜けてマー君がエースとなり、その責任から大勝するエースに化けたという見方もできる。
「そうなると、新人の則本がマー君の抜けた穴を埋めることになるのだが、果たしてひとりで20近く貯金を作れるのだろうか」(前出・スポーツ紙記者)
マー君の将来も心配だが、マー君が抜けた楽天も心配なパリーグの覇者である。

(鹿砦丸)