AKB48の平嶋夏海(19)と米沢瑠美(20)が脱退を表明した。
「二人とも、合コンの写真がネットに流出し、恋愛禁止のルールを破ったということで脱退を表明しました。脱退してまでも、AKBの純なイメージを守りたいのでしょう。変なアイドルユニットですね」(芸能記者)
今後もこうしたことが予想できるが、この潔いビジネスライクな姿勢が、プロデューサー・秋元康の成功理由だとも言える。

平嶋は05年の結成当時からいる1期生で、チーム「B」に所属。リーダーを務める派生ユニット「渡り廊下走り隊7」のメンバーからも外れるようだ。米沢は3期生で、チーム「K」のメンバーだった。平嶋は「平嶋夏海としていつかまた皆さんにお会いして応援していただけるよう頑張ります」とコメント。米沢は個人で芸能活動を続けていくという。

「なんだか別のことを隠したいがために、慌てて脱退させたような気もします」(スポーツ紙デスク)
「AKB 48」は恋愛が禁止。だからこそ、マスコミや周囲にもばれないように男と会うのがスリリングだ、というメンバーもいる。
「ですが、大島優子とウエンツ瑛士が噂になっただけで、大島は下馬評では、ぶっちぎりで1位が予想できたのに、総選挙でふたをあけてみれば、2位。マーケティングでは、『AKB48のファンはスキャンダルを嫌う』とはっきりとした答えが出ています」(興行関係者)

本線から外れていったメンバーたちの末路はどうだろうか。たとえばAKBの元センターだったという「やまぐちりこ」はAVデビューして、それなりのインパクトを世間に与えた。デビュー作は発売1ヶ月で8万本を超える販売数。「1万本売れればヒット」とされる業界で記録的な本数を売り上げた。さらにデビューから順次発売された3つのDVDが、大手通販サイトでアダルト売り上げ上位3位を独占した。
「今のAKBメンバーの勢いから考えれば、仮に辞めたとしても元AKBという肩書でけっこう飯が食えるかもしれない。たとえて言えば、一度、全日本メンバー入りしたら、引退してもテレビ解説に、スポーツ紙に、雑誌にと引っ張りだこになるサッカー選手に似ている」(スポーツ紙記者)
高橋みなみは、AKBではボス的な立ち位置だが、ブログで「離れても仲間です」と思いやり、「新しい道を踏み出す2人を応援したいと思います」 とコメントを寄せている。おとぎの国にいるような歯の浮いたコメントだ。だがこれもAKBらしさだ。

「16歳から22歳ほどの女性が、恋愛していないほうがよっぽど不潔だよな。でもAKBに関しては、ファンから見て『あってはならぬ』ということなのでしょう。昨年の8月ごろ、グラビアに掲載する前の、メンバーたちが水着姿でヘアがはみ出た写真がネットで流出したのですが、スクープしたのは東京スポーツのみ。どうやらAKBがアンタッチャブルになる日が近いかもしれない」(音楽業界関係者)
平清盛の時代の天皇家のごとく、崇められ始めたAKBのメンバーたち。果たして天上人まで上り詰めるのか、AKB48よ!

(渋谷三七十)